生物多様性保全推進事業

いきものこぼればなし

スズムシの音色に耳を澄ませてみませんか?

市役所に入ると、美しい音色が響いてきます。何の音でしょうか? 美しい音色の正体は、スズムシです。9月末頃まで、市内各所でスズムシを展示しています。 仙台市は昭和46年に、スズムシを仙台市の虫に制定しました。今年度で50周年となります。 中でも宮城野のスズムシは、「七振り鳴く」とも言われ、環境省の「残したい日本の音風景100選」にも選ばれています。江戸時代には伊達藩から将軍家に献上されていたという記録も残っています。 残念ながら、現在は仙台市内で野生のスズムシの姿を見ることは難しいと言われており、岩切市民センターを拠点に活動する「すずむしの里づくり実行委員会」のみなさんは、25年以上もスズムシの飼育や展示、配布会、放虫、学校での出前授業などの普及活動をされています。 まん延防止等重点措置期間中ではありますが、もし市役所等の展示場所を訪れる機会があった場合は、美しい音色に耳を澄ませてみてはいかがでしょうか?

主な展示場所
・仙台市役所(正面入り口すぐ)
・宮城野区役所(1階ロビー)
・宮城野区文化センター(2階すぐ)
・JR仙石線陸前原ノ町駅(改札内すぐ)
・市民センター(岩切、鶴ケ谷、東部、福室、田子、榴ケ岡、柏木)
・うみの杜水族館(順路最後のコーナー)
・岩切郵便局
・JA仙台岩切支店
概ね9月末まで展示されています。 【こちらの動画もどうぞ】
仙台の虫ってなーんだ?虫の声を楽しもう 仙台市の虫「スズムシ」をはじめ、秋の虫の声に耳を傾けながら、生物多様性について考えてみませんか。伊達武将隊が青葉山で秋の鳴く虫を紹介します。

生物多様性保全推進事業~感じる、つながる、杜の都の生き物語~『荒浜の夏の音・四方山話』開催レポート

令和3年8月8日(日)13:30~15:30、生物多様性保全推進事業「荒浜の夏の音・四方山話」を実施しました。 「荒浜の夏の音・四方山話」は荒浜で生活していた方の話を聞きながら、音を切り口に地域の宝を発見する講座です。9名の方が参加してくださいました。
中には、午前中に実施した「プレツアー スナガニが砂を鳴らす音を聞きに行こう!」に参加された方も来てくださいました。 進行は、仙台市沿岸部で聞書きを行う「暮らしの採集室」事務局の田澤 紘子さん、講師は、福島大学教授 永幡 幸司さん、ゲストに、早川 紘之さん(仙台湾鳴り砂探究会)、佐藤 豊さん(海辺の図書館専属カメラマン)、花淵 みどりさん(元荒浜地区住民、元せんだい3.11メモリアル交流館スタッフ)をお迎えしました。 初めに、永幡先生から「骨董品はなぜ価値があるんでしょうか」と質問が投げかけられました。それは、みんなが価値があるものだと認識しているからです。 でも、みんながそのような宝物を知らなかったら、宝物はなくなってしまうかもしれません。 身の回りにある環境資源も、同じです。震災や、そこからの復興が進み大きく変貌を遂げる荒浜で、このままでは多くの宝が消えてなくなってしまうかもしれない。今日の座談会を通して音を切り口に荒浜の宝を見つけ、多くの人に知ってもらいたいと話しました。 座談会では荒浜の印象に残っている音として、次のような話題が挙がりました。
・鳴り砂
・鳴り砂は海岸堤防の建設によってあまり鳴らなくなってきた
・昔は砂浜を歩いても音を気にしたことはなかった
⇒鳴り砂の保全活動が始まる前はあまり意識されておらず、鳴り砂は当たり前だったのでは(永幡先生)。
・松林から聞こえる鳥の声(ウグイス、カッコウ、ヤマバト)
⇒カッコウは学校の裏でも聞こえていた。
・船乗りは鳥の声を聞いて天気を読んでいた。ヤマバトの声がうるさく聞こえる時は天気が悪い。
・波の音(お嫁に来たばかりのときは眠れなかったそう)
・アマガエルの鳴き声
・暴走族の音
・松林が揺れる音
・花火が上がる音
・運動会の応援歌
・満月の日(お祭りの日)の太鼓の音
・(出身地の)尾花沢の雪解けの川の音
・もちつきの音 座談会では1つの音から様々な方面に話題が広がり、とても盛り上がりました。
今日見つけたたくさんの宝物を、将来に残していきたいですね。 最後に、アンケートから皆さんの感想を少しだけ紹介します。
・日々感じている自然の音(季節を感じる、その季節にしかない音)を意識し大事にしたいと思った
・荒浜の知らなかった事などが聞けてとても良かった
・聞こえにくくなった音、暮らしの音、復活してほしい
・生活の音を楽しむ良いチャンスになった
・とても楽しかった 10/30(土)には、今日の講座の秋編「荒浜の秋の音・四方山話」を実施予定です。詳細は市政だより10月号や環境WEBサイトたまきさんでお知らせ予定です。興味のある方は、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか?

生物多様性保全推進事業~感じる、つながる、杜の都の生き物語~『スナガニが砂を鳴らす音を聞きに行こう!』開催レポート

令和3年8月8日(日)、生物多様性保全推進事業「プレツアー スナガニが砂を鳴らす音を聞きに行こう!」と「荒浜の夏の音・四方山話」を実施しました。「荒浜の夏の音・四方山話」については、別の記事でご紹介します。 「プレツアー スナガニが砂を鳴らす音を聞きに行こう!」には8名のみなさんが参加してくださいました。 講師は、福島大学教授 永幡 幸司さん、仙台湾鳴り砂探究会 早川 紘之さん、海辺の図書館専属カメラマン 佐藤 豊さんです。 朝は雨が降っていましたが、10:30の開始時間には見事に晴れました。
震災遺構仙台市立荒浜小学校に集合し、砂浜へと向かいます。 空には虹がかかっていました。 まずは鳴り砂が聞けるスポットにやってきました。鳴り砂を聞くには、晴天の日の波打ち際近くの乾いた砂が良いそうです。 おちょこに砂を入れ、乾電池で突くと、キュッキュッと音が鳴ります。
日焼け止めの油分は鳴り砂の天敵。震災後砂浜が遊泳禁止になってから、良く鳴るようになってきたそうです。 鳴り砂の音を楽しんだら、次はスナガニです。
佐藤豊先生が砂を掘ってスナガニを探します。 スナガニが見つかりました。
スナガニには利き手があり、左右のはさみの大きさが違います。大きい方のはさみを下にして穴を掘り進めていきます。
スナガニを探すには、朝早い時間帯の方が良いそうです。気温が上がってくるとスナガニも暑さを嫌がり、奥深くまでもぐってしまうとのこと。
時間になったので、荒浜小まで戻ります。 最後に、アンケートからみなさんの感想を少しだけ紹介したいと思います。
・スナガニが見られてうれしかった。
・鳴り砂はキュッキュッとなると思っていなかったので実際に聞けて良かった。
・とても勉強になった。 鳴り砂やスナガニが暮らす環境を、今後も守っていきたいですね。皆さんも、ぜひ荒浜を訪れてみてはいかがでしょうか?

生物多様性保全推進事業~感じる、つながる、杜の都の生き物語~『海辺の音ハンティング!』開催レポート

令和3年7月31日(土)海岸公園センターハウスで、生物多様性保全推進事業「海辺の音ハンティング!」を実施しました。 「海辺の音ハンティング!」は、荒浜にあるたくさんのすてきな音を探して、荒浜の宝物を見つけようという親子向けの講座です。18名のみなさんが参加してくださいました。 講師は、福島大学教授 永幡 幸司さん、荒浜の土地のめぐみを探し伝える活動をしている「めぐみキッチン」運営スタッフの三浦 忠士さん、海辺の図書館専属カメラマン 佐藤 豊さんです。 オリエンテーションを終えたら、外に音を探しに行きましょう!見つけた音は、ワークシートに記入し、その様子や風景を動画で撮影します。 永幡先生チームと、三浦先生チームに分かれて行動します。 貞山運河にやってきました。ここでは参加者のみなさんは、鳥の声、風の音、笹の音、草の音などの音を見つけてくれました。

こちらは、ヨシ原です。
ヨシを初めて知った人も多いのではないでしょうか。 ヨシはススキやオギにもよく似ていて、ヨシ→オギ→ススキの順に、湿った場所→乾いた場所を好みます。 ヨシ原では、虫の鳴く音や、ヨシが揺れる音を聞き取ってくれた人が多かったです。
ヨシが揺れる音について、「サワサワ」と聞こえた人、「サササササー」と聞こえた人、それぞれ聞こえ方が違っていて面白いですね。 こちらは、砂浜近くの松林です。震災から時間がたち松も少しずつ大きくなってきました。
ここではみなさんは、鳥の鳴き声、バッタが飛ぶ音、石を踏む音など、様々な音を聞きとってくれました。
最後は、砂浜です。
参加者からは波の音、泡の音、(動かしたときの)貝の音などが挙げられました。 ここから、海辺の図書館専属カメラマンの佐藤 豊さんの登場です。
佐藤 豊さんはスナガニとりの名人。スナガニは見つかるでしょうか? 奥深くまで掘り進めて行きます。 見つかりました! 最後は、センターハウスに戻って、お気に入りの音を1人1つ子供たちに発表してもらいました。 子どもたちからは、貝が鳴る音、ヨシ原の音、波の音などが挙げられました。それぞれの感性が光りますね。 最後に、永幡先生からみなさんに伝えたいことを話しました。
永幡先生は「みなさんが見つけた素敵な音は、荒浜の宝物です。
この宝物を未来に残していくには、荒浜にこんな宝物があるということを、1人でも多くの人に伝えていくことが必要です。そうでないと、宝物であることに気づかれないまま,なくなってしまう音が出てくるかもしれません。
みなさんには、大人になっても素敵な音を見つけた今日のことを覚えていてもらいたいです。」と話しました。 アンケートから皆さんの感想を少しだけ紹介します。
・いつもと違う音が聞けて楽しかった
・いつもいるところにも多くの音があることに気が付いた
・いろいろな音を聞いて涼しくなったように感じた。
・夏休みの思い出になった。
・子供の感性に多くを学び驚いた。 みなさんも、身の回りの音に耳を澄ましてみませんか?

~日本一の美声~ カジカガエルって知ってる? 動画を掲載しました!

ふぃふぃふぃ・・・♪初夏の川でこんなきれいな鳴き声を聴いたことはありませんか? それは日本にしかいない美しい声のカエル、カジカカエルの鳴き声! カジカカエルの美しい鳴き声に耳を傾けながら、生物多様性について考えてみませんか。https://www.tamaki3.jp/ecochannel.html 仙台市環境Webサイトたまきさんではカジカガエル生息地マップも公開中!
https://www.tamaki3.jp/wildlife/movie_map.html ■問い合わせ
事務局(仙台市環境共生課)
電話 022-214-0007