せんだい環境学習館 たまきさんサロン

サロン講座の開催

地球温暖化をはじめとする環境問題の解決には、私たち人間が地球環境へ様々な負荷をかけていることに気づき、一人一人が環境を考えた暮らしを実践する必要があります。誰もが自由に集い、学び合うことで、交流の環(わ)を広げることを目的に、サロン講座を開講します。私たちの暮らしを取り巻いている「環境」と「暮しとの関わり」を、様々な角度から学んでみましょう。

サロン講座の開催予定

サロン講座の詳細情報はこちら > 9月8日(土)13時30分~15時30分
地名から仙台を知ろう!
宮城県地名研究会 会長 太宰幸子氏
私たちにとって身近な存在である地名。でも「ここは、なぜこの地名なんだろう?」と思ったことはありませんか。地名が名づけられた時代の環境を想像しながら、地名の深いお話を伺います。




■開催日時
9月8日(土)13時30分~15時30分 ■講座タイトル
地名から仙台を知ろう! ■講師
宮城県地名研究会 会長 太宰幸子氏 ■講座概要
私たちにとって身近な存在である地名。でも「ここは、なぜこの地名なんだろう?」と思ったことはありませんか。地名が名づけられた時代の環境を想像しながら、地名の深いお話を伺います。 ■募集人数/対象
一般42名 ※抽選(当選者にのみご連絡) ■申込締切
8月28日(火) ■会場
たまきさんサロン(東北大学青葉山新キャンパス環境科学研究科本館) ■お申し込み方法
メールまたはハガキ、FAXでお申し込みください
必要事項:講座名、参加者氏名、年齢、住所、電話番号 ■問い合わせ・申し込み先
せんだい環境学習館たまきさんサロン
〒980-0845 仙台市青葉区荒巻字青葉468-1
メール:tamaki3salon@city.sendai.jp
電話 022-214-1233 FAX 022-393-5038

サロン講座の詳細情報はこちら > 8月24日(金)18時~20時 ※雨天決行
虫の声を楽しむ会 生物多様性保全推進事業~せんだい生きもの交響曲~
すずむしの里づくり実行委員会、株式会社エコリス
平安時代のお姫さまも虫たちの鳴き声を楽しんでいました。市の虫スズムシなど、虫の声を楽しむ歴史や文化などについて学びながら、野外へ美しい虫の声を探しに出かけます。




■開催日時
8月24日(金)18時~20時 ※雨天決行 ■講座タイトル
虫の声を楽しむ会 生物多様性保全推進事業~せんだい生きもの交響曲~ ■講師
すずむしの里づくり実行委員会、株式会社エコリス ■講座概要
平安時代のお姫さまも虫たちの鳴き声を楽しんでいました。市の虫スズムシなど、虫の声を楽しむ歴史や文化などについて学びながら、野外へ美しい虫の声を探しに出かけます。 ■募集人数/対象
親子30名 ※抽選(当選者にのみご連絡) ■持ち物
汚れてもいい服装、運動靴(サンダル不可)、虫よけスプレー、懐中電灯、飲み物 ■申込締切
8月22日(水)※申込締切を延長しました。 ■会場
たまきさんサロン(東北大学青葉山新キャンパス環境科学研究科本館) ■お申し込み方法
メールまたはハガキ、FAXでお申し込みください
必要事項:講座名、参加者氏名、年齢、住所、電話番号 ■問い合わせ・申し込み先
せんだい環境学習館たまきさんサロン
〒980-0845 仙台市青葉区荒巻字青葉468-1
メール:tamaki3salon@city.sendai.jp
電話 022-214-1233 FAX 022-393-5038 <チラシ>虫の音を楽しむ会

サロン講座の受講申し込み

eメール(tamaki3salon@city.sendai.jp)、FAX、はがきでの申込ができます。応募多数の場合は抽選となります。

◯FAX・はがきでの申し込み先

必要事項(講座タイトル、日時、氏名、住所、連絡先)を記入の上、下記までお送りください。親子講座の場合は、参加されるお子さんの学年・氏名も記入してください。

FAX番号/
022-393-5038
郵送先/
〒980-0845 仙台市青葉区荒巻字青葉468-1
仙台環境学習館たまきさんサロン

サロン講座には仙台市が企画する講座と、市民の方が企画する講座とがあります。
市民が企画する講座の開催方法は、こちらのリンクからご確認下さい。

仙台市企画講座

自然科学や工学技術、歴史、民俗学、食文化などと環境の関わりを、各分野の専門家が講師となり分かりやすく解説します。

オープンサロン講座

環境に関する知識や技術をたくさんの人に伝えたい方を講師として募集し、講座を実施していただきます。

※実施する講座はあくまで講師の知識及び技術に基づくものであり、内容につき市が保証するものではありません。

終了したサロン講座

わたしたちの“七夕さん”~誰かに教えたくなる仙台七夕の物語~【サロン講座】

たまきさんサロンスタッフです。 7月7日(土)は、風の時編集部代表の佐藤正実さんを講師にお迎えして、サロン講座『わたしたちの“七夕さん”~誰かに教えたくなる仙台七夕の物語~』を開催しました。           たまきさんサロンでは、毎年七夕の時期に七夕に携わっている講師の方を毎年お招きし、七夕の歴史を振り返ったり、七夕飾りを実際に作ってみるといった「仙台七夕」に関する講座を開催しています。 今回は、史料として現存する仙台七夕に関する写真や絵葉書、ポスターを通して、仙台七夕の歴史や変遷を教わりました。           <黎明期> 七夕まつりは、古代中国の乞巧奠(きっこうでん)という儀礼と星祭り伝説に由来し、中国から七世紀頃、日本に伝来したと言われています。我が国最古の記述があるのは万葉集です。 宮廷行事として始まった七夕は、武家、そして民間の年中行事として広く浸透していきます。           <江戸期 藩政時代> 仙台の七夕は、伊達政宗公が子女の技芸上達のために奨励し、年中行事として藩内に広まっていったと言われています。 <明治期> 明治時代になると、五節句(江戸時代の幕府の公式行事:人日の節句、上巳の節句、端午の節句、七夕の節句、重陽の節句)が廃止されます。このことによって七夕は国の祝日行事ではなくなり、年中行事としては衰退してしまうのですが、その慣習だけは現在に至るまで民間行事として残っています。(七草粥、ひな祭り等) さらに、明治6年から暦が「旧暦(太陰暦)」から「新暦(太陽暦)」に変わりました。 この改暦はひと月遅れで開催されている仙台七夕にも関係しています。           【旧暦・新暦・中暦】 仙台七夕は農業における五穀豊穣を祈る行事として根付いていたことや、学校や家庭における「習い事上達」という教育上の意味付けがされていたということもあり、その伝統が守られてきました。 もともと仙台七夕は、旧暦の七月七日に開催されていましたが、これは稲の開花時期とお盆の間にあたります。しかし、新暦では七月七日は仙台の梅雨時期と重なり、五穀豊穣を祈る行事として時期が合わなかったため、仙台七夕においては旧暦時期のまま開催を継続されたのだと考えられています。 その後、仙台七夕は新暦のひと月遅れである中暦の八月七日の開催となり、現在に至ります。           【明治43年からひと月遅れで開催】 現在、仙台七夕の飾り物と言えば、七つ飾り(吹流し・折鶴・短冊・紙衣・投網・くずかご・巾着)が主流ですが、明治時代から戦前までは「行燈」や「七夕線香」といったものも飾られていたことが、絵葉書などから分かります。                   【七つ飾り】 <大正期> 1923年(大正12年)9月1日、関東大震災が起こります。 この震災を機に不景気に突入し、全国的に物が売れなくなってしまいます。 仙台では、一番町商店街が「連合大売出し」を行い、商店街の活性化を図りました。 これに一役買ったのが、仙台七夕でした。 各商店が独自の工夫を競う「七夕飾り付けコンクール」も企画され、仙台七夕は年々盛大になり、街中は多くの人で賑わうようになりました。 関東大震災は大きな災害でしたが、七夕が庶民の静かな年中行事から大規模な観光行事として変貌を遂げたひとつの契機になりました。           【絢爛豪華ではないが、涼しさを感じさせる肴町の七夕飾り】 <昭和期 戦前> 観光資源となった仙台七夕は、飾りのアイデアが一層進み、より人目を惹く「三連提灯」 「仕掛物」なども登場してきます。大きな商店で作った歴史物やお化け屋敷など二十台ほどの仕掛物が七夕を飾ったそうです。1932年(昭和7年)には、当時の仙台の人口20万人に対して、七夕祭りに15万人の人出があったという記録が残っています。                     【伊達政宗没後三百年にあたる1935年(昭和10年)の三越デパートと大町の飾り物】 ここで、本日の特別ゲストが紹介されました。 「七夕の仕掛けモノを作ろうプロジェクト」代表の三原良夫さんです。昨年度の仙台七夕飾り仕掛物賞で、三原さんの作った仕掛物が金賞を受賞されました。 三原さんは、仙台七夕のもう一つの伝統である「仕掛物」の復活に尽力されている方です。今年は、原町本通りに「花咲か爺さん」の仕掛け物を出展されるそうです。                     【七夕の仕掛物】 <昭和期 戦後> 戦争が激しくなると仙台七夕も中止となりましたが、終戦翌年の1946年(昭和21年)に十年ぶりに再開されました。 仙台の町も戦災から復興し、時代や世相によって様々なデザインで彩られた仙台七夕は、全国に「仙台七夕まつり」の名前を広めながら昭和の時代を駆け抜けました。 1956年(昭和31年)には、画家の山下清さんが仙台を訪れ仙台七夕を写生しています。 1962年(昭和37年)には、島倉千代子さんの「七夕おどり」が発売されました。 1964年(昭和39年)には、中央通りのアーケードが完成したことで、これまで雨に泣 かされてきた仙台七夕でしたが、雨の日でも楽しめるようになりました。ちなみに昭和 26年に「森天祐堂」の七夕博士と呼ばれた森権五郎さんによって考案された、急な雨に もすぐ対応できる滑車式の七夕飾りが、現在でも使われています。 1987年(昭和62年)には、NHK大河ドラマ「独眼竜政宗」の放送もあり、仙台七夕 まつりは265万人という史上最高の人出を記録します。 <平成期> 藩政期から数えて四百年余り、仙台七夕は笹竹と和紙を使った「七つ飾り」を基本とする、明治期にその型が確立した伝統文化です。震災や戦災からの復興、不況回復、五穀豊穣祈願、平和祈願など人々の祈りを七夕飾りという形によって表し、継承されてきた仙台独自の文化と言えるのではないでしょうか。 誰かに教えたくなるようなエピソードと共に、これからも私たちの仙台七夕をさらに発展させ守っていきたいと思いました。 講師の佐藤正実さん、ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。 *参考文献:「仙台七夕まつり 七夕七彩」近江惠美子 (2007年7月27日発行)有限会社イーピー 風の時編集部                     【現在の仙台七夕まつり】                       【仙台七夕まつり歴代ポスター展】 たまきさんサロンでは、本講座に関連して「仙台七夕まつり歴代ポスター展」を7/7~7/22まで開催しました。   *‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥* せんだい環境学習館 たまきさんサロン 平 日 10:00~20:30 土日祝 10:00~17:00 休館日 月曜(月曜が休日の場合は、その翌日)祝日の翌日・年末年始 ※8月26日(日)は設備点検のため臨時休館いたします。 *‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*              

落語から環境問題を考える! たまきさんサロンかんきょう寄席 【サロン講座】

たまきさんサロンスタッフです。 6月17日(日)に、東北弁で落語を語る東方落語プロジェクトの今野家がめらさんを講師にお迎えして、【サロン講座】 「落語から環境問題を考える!たまきさんサロンかんきょう寄席」を、東北大学大学院環境科学研究棟の大講義室にて開催しました。 「落語で環境を考える講座」は、今回で三回目となります。毎回、幅広い年代の方々からの参加申込みがあり、当サロンでは恒例の人気講座となっています。           今回の演目は ・「金明竹(上)」(きんめいちく) ・「真田小僧」(さなだこぞう) ・「老婆の休日」(ろうばのきゅうじつ) ・「ろくろ首」 ・「かすがい」 となっております。では、早速開演です。 まくらは、落語で夏の噺が少ないのは暑いからという話題から。「梅雨」という言葉の由来を教えてもらいました。元々は、カビと雨で「黴雨(ばいう)」と書いたそうです。     ・「金明竹(上段)」           最初の噺は、店番をすることになった骨董屋の小僧の滑稽噺。店主は小僧の与太郎に貸し借りの断り方をあれこれ教え込むのですが・・・お客とのやりとりをする与太郎のズレた言いぐさが爆笑を巻き起こします。今回は、この落語の前半部を聞かせてもらいました。ちなみに後半は上方からやって来た使いの男に、難解な物の名前を業界用語と早口の関西弁でまくしたてられ、小僧とおかみさんはまったく理解できず混乱していくという噺です。題目の「金明竹」は、京都産の孟宗竹の一種で、難解な物の名が語られる時に出てきます。   ・「真田小僧」           頭のいい息子が母親と見知らぬ男との不倫を臭わせ、気をもたせながら巧妙に父親から小遣いをせびり取る仕方噺(しかたばなし)ですが、父親の戸惑いと混乱の可笑しさが、「あんまさん」のオチまで聴衆を飽きさせません。題目の「真田小僧」というのは、この噺のつづきで「それにひきかえ、真田幸村の子どもの頃は・・・」というところから付けられています。   ・「老婆の休日」 作:桂文珍 暇を持て余した元気なおばあちゃんたちの病院でのとぼけたやりとりを、名作映画「ローマの休日」にかけて創作された落語です。     指で頭を押さえても痛い、腰を押さえても痛い、体中どこもかしこも痛い。先生に診てもらったら、「痛いのは指の骨が折れているから」。元気だからこそ病院まで出かけて来られると平気で言うおばあちゃん。若い先生が「舌、出して」と言うと、先生をからかって下半身(?)を出してしまうおばあちゃん。愛すべき元気なお年寄りたちの病院でのひとこまが、笑いの内に語られます。   ここで、中入りです。                     後半は、おなじみの怪談噺から始まります。   ・「ろくろ首」           夏と言えば、怪談。今年25歳になる銀ちゃんは、働きもせず母親と二人暮らし。兄貴は嫁をもらって毎日楽しそう。「俺もお嫁さんが欲しい」とおじさんに泣きつく銀ちゃん。そこでおじさんは婿養子の話しを持ちかけます。器量よしで気立てもよく、その上お屋敷住まいのお嬢さんがいるんだが・・・そんなうまい話は怪しいと銀ちゃんが言うと、おじさんは「このお嬢さん、ちょっと首が長い」という。「夜中になると、首が伸びる」という。しぶる銀ちゃんに、おかみさんは「首が伸びるくらい何でもない。あんたの方こそよっぽど問題だらけだ」と言って説得してしまう。早速、銀ちゃんはお屋敷に出向いて行くのだったが・・・この落語のサゲは「お前の母親も、うまくまとまってくれればと、首を長くして待っているんだから」「えっ! おふくろまで首を長くしている?! それじゃあ、家にも帰れない」             ・「かすがい(下段)」           夏の名物と言われる「鰻」ですが、もともとの旬は冬なのだそうです。有名な平賀源内という人が、夏に売れない鰻のために「土用の丑の日には、滋養強壮のために鰻を食べましょう!」と宣伝したのがはじまりとか。離縁した家族が鰻屋で再会するシーンが出てくる人情噺で最後は締めくくりました。 腕はいいが、酒好き、遊び好きで三年前に妻子と離縁した大工。そんな男が、今ではすっかり心を入れ替えてまじめに働いています。偶然、息子と再会した男が子を不憫に思い、小遣いを与え、鰻をごちそうすると約束するところから始まります。息子は、内緒でもらった小遣いを母親に見とがめられてしまう。母親はお金の出所を何とか白状させようと、「玄翁(げんのう)」まで振り上げて見せる。たまらず、息子は父親からもらったと白状してしまうのでした。翌日、鰻屋で三人は顔を合わせ、夫婦親子のよりを戻すことになるのですが、「つくづく子どもは夫婦の鎹(かすがい)だと思う」と言うと、息子は「どうりで、きのう母ちゃんは玄翁で頭を打とうとした」と一言。こういうサゲで噺は終わります。 ちなみに「玄翁(げんのう)」とは、大工さんが使う金槌のこと。「鎹(かすがい)」とは、家の柱など二本の材木をつなぎとめるための、両端がコの字形に曲がった大きな釘のこと。・・・なのですが、最近ではこれらの名称について説明しないと何だかわからないという人が増えて来たらしく、落語もうまくオチがつかず困っているということでした。   落語好きの方にはおなじみの演目でしたが、これらの噺をがめらさんの東北弁の台詞を通して聴いてみると、またひと味違った趣きで楽しめるものだと感じました。     四季の違いによる衣食住や風物の変化など、我々をとりまく「環境」というのは今も昔も暮らしと密接に結びついています。主に庶民の暮らしのあれこれが語られる落語という日本の伝統話芸を通して、楽しみながら「環境」について考えてみるサロン講座は、いかがだったでしょうか?   今野家がめらさん、参加者の皆さん、ありがとうございました。 *‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥* せんだい環境学習館 たまきさんサロン 平 日 10:00~20:30 土日祝 10:00~17:00 休館日 月曜(月曜が休日の場合は、その翌日)祝日の翌日・年末年始 ※8月26日(日)は設備点検のため臨時休館いたします。 *‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*                        

この音、知ってる?生きものの音をつかまえよう【サロン講座】

たまきさんサロンスタッフです。 6月9日(土)のたまきさんサロン講座は、「この音、知ってる?生きものの音をつかまえよう」と題し、福島大学 共生システム理工学類 永幡幸司准教授、わぉ!わぉ!生物多様性プロジェクトの勝田淳二さん(ソニーグローバルマニュファクチャリング&オペレーションズ(株))、大野正人さん((公財)日本自然保護協会)を講師にお迎えし開催しました。 本講座は、毎日の暮らしの中に彩りを与えてくれる、多様な生きものを身近に感じながら暮らしていく楽しみを伝える仙台市環境局の取り組み「生物多様性保全推進事業~せんだい生きもの交響曲~」と、生物多様性を守るには多くの人が自然を好きになることが大切、その思いからソニー株式会社と日本自然保護協会が共同で立ち上げた「わぉ!わぉ!生物多様性プロジェクト」との共催です。 まずは、ソニーの勝田さんより生きものの音をつかまえるICレコーダーの使い方を教わりました。 音はどうやって伝わるか知っていますか? 空気の振動で音の波ができ耳の鼓膜が揺れることで音を聞いています。 ICレコーダーは、音の波によってふれた空気を振動板が受けることで発生した電気が音の信号になり録音できるのです。 ICレコーダーのマイクの角度を変えると録音できる音の範囲が変わることや、録音レベルの調節の仕方や後でお気に入りの音を探しやすくするためのトラックマークの付け方を教わりました。 さぁ!いよいよ!たまきさんサロンを飛び出して生きものの音を聞く練習をします! 日本自然保護協会の大野さんから耳を澄まして自然の音を感じるコツを教わりました。   ペットボトルと壊れたビニール傘のビニールで手作りした集音器を耳に当てると遠くの音も聞こえました。 何の音が聞こえる?と聞くと「風の声」と答える参加者もいました!     徐々にいろんな音が聞こえるようになってきたので、画用紙の真ん中に自分が立っているとしたらどの方向からどんな音が聞こえたかを図形や文字で描くネイチャーゲームをしました。       キジやウグイスの鳥の声のほかにもヘリコプターやバイクが通り過ぎる音も聞こえました。 今日だけの音風景です。       それぞれが聞こえた音のイラストを参加者同士で見せ合いっこしました!         だんだん耳も慣れてきたので、それぞれ音を探しに出発です! 80個以上の音をつかまえた方もいらっしゃいました!       マイクの位置を変えたり、生きものに近づけてみたりICレコーダーを上手に使っていましたよ。         つかまえた音を聞きなおして、他の参加者のみなさんに聞いてほしい音を一つ選びます。 どんな音をつかまえたのかな?       4つの班に分かれて、それぞれの音を聞きながら班の中で、わぉ!と驚くような生きものの音を一つ選びました。     班の代表の音をみんなで共有しましたよ!   「クマバチの羽音」や「マメ科ソラマメ属のカラスノエンドウのさやがはじける音」、「帽子に止まったチョウのようなトンボのような虫の羽音」「ミツバチの羽音」が紹介されました。 同じ蜂でも聞き比べてみるとクマバチは低音、ミツバチは高音でした。   カラスノエンドウのさやがはじける音は、車の往来の道路では気が付かない音だったかもしれません。 植物も生きものなんだということを再認識できました。     後半は、永幡先生に「いきものと 人が織りなす 初夏の音」と題し、仙台市の鳥“カッコウ”に着目した、生きものと音に関するレクチャーを受けました。       47年前(1971年)、健康都市宣言10周年の記念に市民投票で仙台市の花は「ハギ」、木は「ケヤキ」、虫は「スズムシ」、鳥は「カッコウ」が選ばれました。 渡り鳥である“カッコウ”は、夏の間しか仙台にいないにもかかわらず、当時、仙台駅前の待ち合わせ場所として使われていた時計にカッコウを用いたり、初夏を告げる鳴き声がよく聞こえていたことから身近な鳥だったことが分かります。 では最近、日常の生活の中でカッコウの鳴き声を聞いたことはありますか? 1990年から2014年までの青葉山のカッコウに関する文献6冊を読み解くと、2001年の調査までは鳴き声が聞こえていましたが、2005年以降からは記録されていませんでした。   世界的にもカッコウの数が減ってきているので原因は解明されていませんが、都市開発によりカッコウが好む環境の減少や、托卵するオオヨシキリが巣を作る葦原が減少したことにより、カッコウの減少につながっているのではないかという見解もあります。 カッコウが青葉山に戻ってくるような環境になってほしいと、永幡先生は願っています。 仙台市内では、泉ヶ岳、名取川周辺、井土地区でカッコウの鳴き声が録音されています。 カッコウのいる音風景を聞き比べてみると住む環境によって鳴き声が変わることが分かります。 泉ヶ岳のカッコウは、低い声(周波数)、車の往来が多い名取川周辺や工事やトラックの往来の多い井戸地区で録音されたカッコウは、高い声(周波数)で鳴いています。 高い声で鳴くのは、雑音にかき消されないようにするためと考えられています。   実際に井土地区で録音された音風景には海の波音も聞こえますが、工事の重機の音も入っていました。 「目開ければ海 目つむれば 閑古鳥(カッコウ)」 飯田龍太 波音を背景にカッコウの鳴き声を聞いているという情景が目に浮かぶ俳句です。 先生は東日本大震災の津波で防風林がほとんど流された仙台市荒浜にお住まいだった方々から、震災前は田植えの頃になるとオオヨシキリやカッコウの鳴き声が聞こえてきたと教えていただいたそうです。 俳句に詠まれているということは、その時代のその時期にその生きものが生息していた証拠となります。 仙台市内で生きものの声を伝える素敵な句が生まれる場所をどれだけ増やせるのだろうか、と永幡先生は問います。 音を録音し、残すということは写真では残せない、姿を現さない生きものやたくさんの種類の生きものが同じ場所にいることを記録できるのです。 レクチャーのタイトルの「いきものと 人が織りなす 初夏の音」には、カッコウに彩られた初夏の音風景一つをとっても、カッコウさえいれば成り立つのではなく、カッコウとほかの生きものたちと人々との関係があって初めて持続可能なものになる。という意味が込められていました。 講座終了間際に、参加者が外で捕まえてきた謎のチョウのようなトンボのような虫の正体がわかりました。 草原性の昆虫キバネツノトンボです。     耳を澄ませることで感じる生きものの音を再確認し、お子さんも大人も発見と感動がたくさんの講座となりました。 永幡先生、勝田さん、大野さん、参加者のみなさま、ありがとうございました。   *‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥* せんだい環境学習館 たまきさんサロン 平 日 10:00~20:30 土日祝 10:00~17:00 休館日 月曜(月曜が休日の場合は、その翌日)祝日の翌日・年末年始 ※8月26日(日)は設備点検のため臨時休館いたします。 *‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*                    

秋保の風土とワイン~地域を活かすものづくりの方法~【サロン講座】

たまきさんサロンスタッフです。 5月16日(水)のサロン講座は、株式会社仙台秋保醸造所 代表取締役の毛利親房さんをお迎えして、「秋保の風土とワイン~地域を活かすものづくりの方法~」を開催しました。 お酒が弱く、 「グラス2杯で具合が悪くなる」とおっしゃる毛利さんがワイナリーを始めるきっかけとは何だったのでしょうか。     2011年の東日本大震災当時、毛利さんは仙台市内の設計事務所に勤めていました。 震災前に 自らが設計を手掛けた温泉施設の被害状況を確認するために女川町を訪れた際、地元の生産者の方々や自治体職員と接し、風評被害の大きさを実感したそうです。そこで「宮城の食」を通じて復興支援をできないかと考えるようになり、そのひとつが宮城県内で一からワインを造ることでした。 県内産のワインを造ることで地元の担い手を増やし、宮城の食材を使用した料理とワインの組み合わせを提供することで、多くの人に県外から足を運んでもらう取り組みを自治体に提案しましたが、当時はどこの自治体も新産業を興すまでの余裕がありませんでした。そこで、自治体には頼らずに事業を実現化するため、毛利さんは2014年に設計事務所を退職し、ワイナリーを建設する道を選びました。 良質なブドウを栽培するには、土・水はけ・風通し・日当たりが必要です。この条件を満たした土地が、雑木林だった「秋保」でした。 のべ200名にも上るボランティアの協力のもと、開墾作業を行い、2015年12月に秋保ワイナリーがオープンしました。 ブドウは、一般的な農作物とは違い、栄養が多い土では枝ばかりが伸びてしまうため、適度にストレスをかけることが必要だそうです。 収穫の時期の9月は、秋雨前線が東北地方を南下するため雨が多く、イタリアのヴェローナ地区のブドウを陰干しする技術を取り入れて、メルローやマルヴァジーアなど16品種を栽培しているそうです。 また、環境に負担をかけない取組みとして、ワインを作る過程に出る“搾りかす”を食材への風味付けのほか、たい肥やバイオマス発電に使用したり、ブドウを育てる過程で出る“剪定した木の枝”を薪やたい肥としてリサイクルしています。 近年、日本で栽培されたブドウを用いて製造する国内ワインのブームにより、苗木が手に入りづらくなってきていることから、秋保ワイナリーでは苗を研究しながら生育などに関する情報を提供し、高品質のブドウ栽培とワインの生産、担い手育成を目指しています。 昨年は、秋保ワイナリーで醸造したリンゴのお酒“シードル”が世界5か国から50点以上が出品される品評会「第一回フジ・シードル・チャレンジ2017」の甘口部門で銀賞、辛口部門で銅賞を受賞しました。     宮城県のリンゴ生産量は全国9位でほとんど流通に出回りませんが、宮城のリンゴは木の上で熟してから収穫するため、シードルにとても適しているそうです。 震災直後の「食」を通した復興支援を提案した毛利さんは、ワインを通じて人と人、人と地域、地域と地域をつないできましたが、今後は秋保にとどまらず、宮城県内の生産者や工芸・芸術などの文化、商業・観光などの産業との新たな試みを始められようとしています。 震災を経験した東北だからこそ連携の意識が生まれてできたのが「テロワージュ東北」です。これは国内外から東北に訪れる人の趣味趣向に合わせた食、場所、方法などをAIシステムが提案するもので、東北6県から世界に発信するプロジェクトです。 フランス語で気候風土と人の営みの意味を持つ「テロワール」と、食とお酒のペアリングの意味を持つ「マリアージュ」を組み合わせて名付けられました。 毛利さんの取り組みはまだまだ続きます。 宮城県のワイン造り技術の底上げや担い手育成のための仕組みづくり、宮城県ワイン協会の設立、宮城県の自然を感じながらその土地の食材を味わうツアーやサイクルステーションの構想もあるそうです。   土地にあった製法、手法を取り入れながら、魅力を発掘し組み合わせていく多くの実践例を教えていただきました。 参加者からは「醸造だけではなく他産業とのつながりなど興味深い話が聞けて良かった」「柔軟な発想で新しい価値を見出し取り組んでいる姿が素晴らしい」といった感想をいただきました。 毛利さん、ご参加いただいた皆さまありがとうございました。   *‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥* せんだい環境学習館 たまきさんサロン 平 日 10:00~20:30 土日祝 10:00~17:00 休館日 月曜(月曜が休日の場合は、その翌日)祝日の翌日・年末年始 ※8月26日(日)は設備点検のため臨時休館いたします。 *‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*

乗り物を通してエネルギー問題を考える【サロン講座】

たまきさんサロンスタッフです。 4月21日(土)東北工業大学の齋藤輝文教授をお迎えして、「乗り物を通してエネルギー問題を考える」と題したサロン講座を開催し、パーソナル・トランスポータの試乗体験を通し、エネルギー問題について学びました。   再生可能エネルギーとは、絶えず資源が補充されて枯渇することのないエネルギーのことを言います。       地球上で化石燃料(石炭・石油等)を燃焼し作り出されるエネルギーは、全エネルギーのわずか0.007%にすぎないのに対し、太陽から地球に向けて放射されている光エネルギーは99.97%(約174PW)にも及びます。 つまり、太陽から放射される光エネルギーを利用しないことはとてももったいないことなのです。   ソーラーパネルは太陽から地球に放射される光エネルギーを電気エネルギーに変換します。     日本では、2012年7月の固定価格買取制度開始後、再生可能エネルギーの中でも太陽光発電が急速に伸びて、主力となっていますが、夜や曇り・雨のときは発電しない問題、部分影による大きな影響(現物を用いた実験も体験できました)などの課題もあります。したがって、他国のように風力や地熱などの割合を今後高めていくことが求められています。 国外の開発途上国などでは、太陽光を集めて高温にし、食物を加熱・調理するソーラー・クッカーというものも使われており、これは燃料の入手が困難な場所でも使用可能なたき火目的の森林伐採を防止することに役立っています。   講座後半に体験したパーソナル・トランスポータは、太陽光発電などの独立電源システムで充電することも出来、災害などが発生した際も使用が可能で、排気ガスを出さないというメリットもあります。   実際に試乗してみると、重心の移動で進む方向が決まり、コンピューター制御システムが自動的に倒れないようにしてくれます。       ほどよい速さの安定感のある乗り心地で、お子さんからご年配の方まで、スムーズに走らせることが出来ました。       今回の講座では、太陽光をエネルギーに変換して使用することは、環境にとてもやさしく、有限である資源を守ることに繋がるということを学びました。     齋藤先生、学生スタッフの皆さま、参加者の皆さま、ありがとうございました。   *‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥* せんだい環境学習館 たまきさんサロン 平 日 10:00~20:30 土日祝 10:00~17:00 休館日 月曜(月曜が休日の場合は、その翌日)祝日の翌日・年末年始 ※8月26日(日)は設備点検のため臨時休館いたします。 *‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*