せんだい環境学習館 たまきさんサロン

サロン講座の開催

地球温暖化をはじめとする環境問題の解決には、私たち人間が地球環境へ様々な負荷をかけていることに気づき、一人一人が環境を考えた暮らしを実践する必要があります。誰もが自由に集い、学び合うことで、交流の環(わ)を広げることを目的に、サロン講座を開講します。私たちの暮らしを取り巻いている「環境」と「暮しとの関わり」を、様々な角度から学んでみましょう。

サロン講座の開催予定

サロン講座の詳細情報はこちら > 7月28日(土)13時30分~15時30分
南極で暮らしてみたら!どうなるの?
東北大学大学院環境科学研究科 土屋範芳 教授
「南極」はマイナス40度にもなる極寒の地です。南極での食事やごみはどうしているのでしょうか。南極の暮らしを教わりながら環境問題について考えてみましょう。




■開催日時
7月28日(土)13時30分~15時30分 ■講座タイトル
南極で暮らしてみたら!どうなるの? ■講師
東北大学大学院環境科学研究科 土屋範芳 教授 ■講座概要
「南極」はマイナス40度にもなる極寒の地です。南極での食事やごみはどうしているのでしょうか。実際に南極に滞在した経験を持つ土屋先生に南極の暮らしを教わりながら環境問題について考えてみましょう。 ■募集人数/対象
小学生以上の親子50組 ※抽選(当選者にのみご連絡) ■申込締切
7月18日(水) ■会場
東北大学青葉山新キャンパス環境科学研究科本館 大講義室 ■お申し込み方法
メールまたはハガキ、FAXでお申し込みください
必要事項:講座名、参加者氏名、年齢、住所、電話番号 ■問い合わせ・申し込み先
せんだい環境学習館たまきさんサロン
〒980-0845 仙台市青葉区荒巻字青葉468-1
メール:tamaki3salon@city.sendai.jp
電話 022-214-1233 FAX 022-393-5038

サロン講座の詳細情報はこちら > 6月26日(火)10時00分~12時00分
事業者向け 省エネルギーきほんのき!(せんだいE-Action実行委員会)
「省エネに取り組みたいけど、何から始めればいいかわからない…」「忙しくてついつい後回しになってしまう…」
この春から省エネ担当になったあなたもぜひ!省エネの基本を学べるセミナーを開催します。




■開催日時
6月26日(火)10時00分~12時00分(受付開始9:45) ■講座タイトル
事業者向け 省エネルギーきほんのき!(せんだいE-Action実行委員会) ■講座概要
「省エネに取り組みたいけど、何から始めればいいかわからない…」「忙しくてついつい後回しになってしまう…」
そんな悩み、ありませんか?省エネはもうかるってホント?!お金をかけなくてもできることがある?!
この春から省エネ担当になったあなたもぜひ!省エネの基本を学べるセミナーを開催します。 ■対象
仙台市内の企業(中小企業を含む)の省エネ担当者の方、総務担当者の方等 ■会場
エル・パーク仙台 セミナーホール1
(仙台市青葉区一番町4-11-1 141ビル(仙台三越定禅寺通り館)5階) ■お申し込み方法
下記リンクよりチラシをダウンロードし、裏面に必要事項を記載してFAXにてお申し込みください。
省エネセミナーチラシ(PDFファイル/1.1MB) ■問い合わせ・申し込み先
仙台市環境局環境企画課
所在地:仙台市青葉区二日町6-12 MSビル5階
TEL:022-214-8232  FAX:022-214-0580
Email:kan007110@city.sendai.jp

サロン講座の詳細情報はこちら > 6月30日(土)10時00分~12時00分
ヨシ原をめぐる生きもの達の夏物語
宮城県森林インストラクター 太田 吉厚さん
生きものの宝庫であるヨシ原を舞台に、そこにすむ様々な生きもの達について学びます。BGMは小鳥たちのにぎやかなラブソングです。




■開催日時
6月30日(土)10時00分~12時00分 ※雨天時は、7月1日(日)に延期。 ■講座タイトル
ヨシ原をめぐる生きもの達の夏物語 ■講師
宮城県森林インストラクター 太田 吉厚さん ■内容
専門家によるお話&野外観察 ■講座概要
生きものの宝庫であるヨシ原を舞台に、そこにすむ様々な生きもの達について学びます。BGMは小鳥たちのにぎやかなラブソングです。せんだい農業園芸センターのヨシ原では、どんな生きもの達が、どのように暮らしているのでしょうか?また、生きもの達の間でどのようなドラマがくり広げられているのでしょうか?
生きもの達の魅力いっぱいのお話をききながら、野外で生きもの達の暮らしをこっそりのぞいてみましょう。 ■募集人数/対象
30名 
※ 小学3年生以下は要保護者同伴です。
※ 応募者多数の場合、抽選の上、抽選結果をご連絡します ■申込締切
6月20日(水) ■会場
せんだい農業園芸センター(若林区荒井字新田13-1) 研修室1 ■参加費
無料 ■持ち物
・動きやすい服装
・帽子
・飲み物 ■お申し込み方法
メールまたは電話でお申し込みください
必要事項:①講座名、②参加者全員の氏名(小学生以下は年齢もあわせてお知らせください)、③連絡先(電話番号・メールアドレス) ■問い合わせ・申し込み先
仙台市環境局環境共生課
メール:kan007130@city.senda.jp
電話 022-214-0013

サロン講座の詳細情報はこちら > 7月7日(土)14時00分~15時30分
わたしたちの“七夕さん”~誰かに教えたくなる仙台七夕の物語~
風の時編集部 代表 佐藤正実氏
仙台七夕まつりに込められた思いや400年受け継がれてきた歴史を当時のポスターや写真、映像とともに振り返ります。




■開催日時
7月7日(土)14時00分~15時30分 ■講座タイトル
わたしたちの“七夕さん”~誰かに教えたくなる仙台七夕の物語~ ■講師
風の時編集部 代表 佐藤正実氏 ■講座概要
仙台七夕まつりに込められた思いや400年受け継がれてきた歴史を当時のポスターや写真、映像とともに振り返ります。
新たに仙台にいらっしゃった方もずっとお住まいの方も、仙台七夕について改めて学んでみませんか。 ■募集人数/対象
42人(小学生は保護者同伴) ※抽選(当選者にのみご連絡) ■申込締切
6月26日(火) ■会場
たまきさんサロン(東北大学青葉山新キャンパス環境科学研究科本館) ■お申し込み方法
メールまたはハガキ、FAXでお申し込みください
必要事項:講座名、参加者氏名、年齢、住所、電話番号 ■問い合わせ・申し込み先
せんだい環境学習館たまきさんサロン
〒980-0845 仙台市青葉区荒巻字青葉468-1
メール:tamaki3salon@city.sendai.jp
電話 022-214-1233 FAX 022-393-5038

サロン講座の詳細情報はこちら > 6月17日(日)13時30分~15時30分
落語から環境問題を考える!たまきさんサロンかんきょう寄席
東方落語プロジェクト 今野家がめら氏
思わず笑ってしまう東北弁の落語をとおして、現代の私たちの生活を見直すきっかけにしてみませんか。




■開催日時
6月17日(日)13時30分~15時30分 ■講座タイトル
落語から環境問題を考える!たまきさんサロンかんきょう寄席 ■講師
東方落語プロジェクト 今野家がめら氏 ■講座概要
電気がない江戸時代、人々は梅雨の時期や暑い夏をどのようにして過ごしていたのでしょうか。思わず笑ってしまう東北弁の落語をとおして、現代の私たちの生活を見直すきっかけにしてみませんか。 ■募集人数/対象
140人(小学生は保護者同伴) ※抽選(当選者にのみご連絡) ■申込締切
6月5日(火) ■会場
東北大学青葉山新キャンパス環境科学研究科本館 大講義室 ■お申し込み方法
メールまたはハガキ、FAXでお申し込みください
必要事項:講座名、参加者氏名、年齢、住所、電話番号 ■問い合わせ・申し込み先
せんだい環境学習館たまきさんサロン
〒980-0845 仙台市青葉区荒巻字青葉468-1
メール:tamaki3salon@city.sendai.jp
電話 022-214-1233 FAX 022-393-5038

サロン講座の受講申し込み

eメール(tamaki3salon@city.sendai.jp)、FAX、はがきでの申込ができます。応募多数の場合は抽選となります。

◯FAX・はがきでの申し込み先

必要事項(講座タイトル、日時、氏名、住所、連絡先)を記入の上、下記までお送りください。親子講座の場合は、参加されるお子さんの学年・氏名も記入してください。

FAX番号/
022-393-5038
郵送先/
〒980-0845 仙台市青葉区荒巻字青葉468-1
仙台環境学習館たまきさんサロン

サロン講座には仙台市が企画する講座と、市民の方が企画する講座とがあります。
市民が企画する講座の開催方法は、こちらのリンクからご確認下さい。

仙台市企画講座

自然科学や工学技術、歴史、民俗学、食文化などと環境の関わりを、各分野の専門家が講師となり分かりやすく解説します。

オープンサロン講座

環境に関する知識や技術をたくさんの人に伝えたい方を講師として募集し、講座を実施していただきます。

※実施する講座はあくまで講師の知識及び技術に基づくものであり、内容につき市が保証するものではありません。

終了したサロン講座

乗り物を通してエネルギー問題を考える【サロン講座】

たまきさんサロンスタッフです。 4月21日(土)東北工業大学の齋藤輝文教授をお迎えして、「乗り物を通してエネルギー問題を考える」と題したサロン講座を開催し、パーソナル・トランスポータの試乗体験を通し、エネルギー問題について学びました。   再生可能エネルギーとは、絶えず資源が補充されて枯渇することのないエネルギーのことを言います。       地球上で化石燃料(石炭・石油等)を燃焼し作り出されるエネルギーは、全エネルギーのわずか0.007%にすぎないのに対し、太陽から地球に向けて放射されている光エネルギーは99.97%(約174PW)にも及びます。 つまり、太陽から放射される光エネルギーを利用しないことはとてももったいないことなのです。   ソーラーパネルは太陽から地球に放射される光エネルギーを電気エネルギーに変換します。     日本では、2012年7月の固定価格買取制度開始後、再生可能エネルギーの中でも太陽光発電が急速に伸びて、主力となっていますが、夜や曇り・雨のときは発電しない問題、部分影による大きな影響(現物を用いた実験も体験できました)などの課題もあります。したがって、他国のように風力や地熱などの割合を今後高めていくことが求められています。 国外の開発途上国などでは、太陽光を集めて高温にし、食物を加熱・調理するソーラー・クッカーというものも使われており、これは燃料の入手が困難な場所でも使用可能なたき火目的の森林伐採を防止することに役立っています。   講座後半に体験したパーソナル・トランスポータは、太陽光発電などの独立電源システムで充電することも出来、災害などが発生した際も使用が可能で、排気ガスを出さないというメリットもあります。   実際に試乗してみると、重心の移動で進む方向が決まり、コンピューター制御システムが自動的に倒れないようにしてくれます。       ほどよい速さの安定感のある乗り心地で、お子さんからご年配の方まで、スムーズに走らせることが出来ました。       今回の講座では、太陽光をエネルギーに変換して使用することは、環境にとてもやさしく、有限である資源を守ることに繋がるということを学びました。     齋藤先生、学生スタッフの皆さま、参加者の皆さま、ありがとうございました。   *‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥* せんだい環境学習館 たまきさんサロン 平 日 10:00~20:30 土日祝 10:00~17:00 休館日 月曜(月曜が休日の場合は、その翌日)祝日の翌日・年末年始 ※8月26日(日)は設備点検のため臨時休館いたします。 *‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*

「狩猟と食~なぜ?鹿の駆除が必要になったのか~【サロン講座】」

たまきさんサロンスタッフです。 1月21日(日)のサロン講座は、「狩猟と食~なぜ?鹿の駆除が必要になったのか~」と題し牡鹿半島で「食」につなげる狩猟をしている、食猟師の小野寺望さんをお迎えし開催しました。 牡鹿半島では昭和40年代は猟師でさえ鹿の姿を見ることはほとんどありませんでしたが、平成10年代は餌となる草を求め住宅地まで姿を現し始め、民家の植木やお墓の花などを食べた跡もありました。 小野寺さんが狩猟を始めた平成10年は1グループで約65頭を駆除しました。当時では驚くほどの多い頭数でしたが、翌年は100頭を超え、その後も増える一方でした。 当時、メスジカ保護施策のためメスジカの捕獲は猟師一人1頭までと規制されていましたが、出生数が増加し駆除しても鹿の頭数が増加し続けたため、平成19年に規制が解除されました。 山に木を植えすぎたことにより、野生動物を雨、風、雪から守る森の環境も出生数の増加の理由になっていると考えられます。 また、鹿は森林を移動して他の地域の鹿と血縁関係をつくり、生息地の範囲を広げているようです。「猟で鹿を追い立てることも移動している理由の一つかもしれません」と、小野寺さんは言います。 参加者の中には狩猟免許を取得された方もおり、県南のイノシシによる農作物の被害の状況を教えていただきました。 「作物を荒らされないように張っている防御ネットは今まで破られたことはなかったが、今年は破って入ってくるようになった。どのように対処していったらいいか経験だけではわからなくなってきている。」 イノシシは鹿よりどう猛で、被害も大きくなってきています。小野寺さんもたまきさんサロンへ来る途中でイノシシの痕跡を見つけ、行動範囲が広がってきていることを実感したそうです。 小野寺さんが所属する 狩猟メンバーの中では、50歳はまだまだ若手だそうです。 狩猟期間は法律で定められており、宮城県は11月15日から2月15日までの3カ月間(平成29年度は、一部地域のニホンジカは3月15日まで、イノシシは3月31日まで)、狩猟期間内でも日没から日の出までの時間帯は銃を使った猟は禁止です。 小野寺さんが狩猟している地域では有害駆除は週3回行っているので会社勤めしていては務まりません。 20代から40代の狩猟家が増えてきていますが、今後はボランティアではなく猟を仕事として暮らしていけるようにならないと若い担い手が続けられず増えていかないのではないかと懸念されます。 小野寺さんは、駆除するだけではなく自然の恵みとして敬意を払って鹿肉を食材として扱うことも視野に入れ平成29年7月に鹿肉処理場をオープンさせました。 鹿肉をはじめて食べた人が「おいしくない」という印象を持つと市場が広がらないので今は料理人の方々に鹿肉の扱い方を教え、鹿肉をおいしく食べる環境を整えているところだそうです。 食猟師の小野寺さんならではの鹿肉のおいしい食べ方を教わりました。 「加熱しないほうが柔らかいが生で食べると寄生虫がいるためおなかをこわすので、火を通した、“たたき”や“しゃぶしゃぶ”、“フライ”にするのが良い。   鹿肉には甘酸っぱいソースが合うので、今の時期ならあんぽ柿とバターのソースを合わせるといいですよ。」 現在、鹿の天敵の野犬はいません。 鹿は逃げる途中で威嚇してくることはありますが、基本的には人を見て逃げていきます。 人の暮らしと鹿の共存には猟師の世代交代や森の環境を整えるなど、まだまだ課題が多くこれからも取り組みが必要なことを知ることができました。 本講座では、貴重な鹿の生き角(いきつの)を使ったキーホルダー作りの体験もしました。 生き角は生え変わる角とは違い、血液が通ったままの角なので、下茹でし髄液を取り除いています。   昔から魔よけや「落ちない」ということから水難防止のお守りとして海の上で作業する猟師さんへ贈られる習慣があるそうです。 紙やすりで磨き、金具をつける位置を決めて電動ドリルで穴を開けます。 出来上がった後は、ハンドクリームを練り込みツヤを出しました。 毎日、手で触り油分をしみ込ませることでツヤを保てるそうです。 鹿角のいろいろな形を生かしながら、思い思いに磨き、個性あふれるキーホルダーが出来上がりました。 最後に罠の実演をしていただきました。     小野寺望さん、ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。         *‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥* せんだい環境学習館 たまきさんサロン 平 日 10:00~20:30 土日祝 10:00~17:00 休館日 月曜(月曜が休日の場合は、その翌日)祝日の翌日・年末年始 *‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*      

連続講座トレンチャー・グレゴリー先生の「環境科学がよく解かる、ディスカッション!」第一回

こんにちは!たまきさんサロンでは各方面から達人の先生に来てもらって、環境にまつわる講座を開いているのですが。。。なんと今回は先生の方から来てくださいました。
オーストラリアはメルボルン出身で、今は東北大学大学院環境科学研究科 准教授でいらっしゃるトレンチャー・グレゴリー先生がサロンを訪れた際、素敵なサロンがあるなら、是非とも環境のことを学び合う「参加者同士の対話形式による勉強会を開きませんか?」と提案してくださり、とうとう実現の運びとなりました。
はい。トレンチャー先生は、まさにいま書いたようにスラスラと日本語で会話をしてしまう、びっくり超〜天才な先生でして。では!レポート始めます。
さて。開催当日。
月曜日から降り続けた雪が、夕闇とともにキンキンと冷え込んでまして。。。なんか今年、天候が変ですよね。
はい。この寒さも、本日の講座の中で謎が完全に解明されます。でも頭にくる寒さだ!

参加者を待つ、会場です。
このぐるっと回る席の配置だけでも、一方通行の講座ではないとわかりますね。
登場です!トレンチャー・グレゴリー先生。
「寒く、お足元の悪い中をお越しいただきまして、ありがとうございます。
本日の内容は、少し重い内容になりますが、情熱を込めてみなさんにお伝えします。」
「居酒屋さんでの会話と違って専門性もあるので、とても難しいです」とおっしゃってますが、なんのなんの。素晴らしくわかりやすい日本語です。
先生は上智大学大学院と東京大学の大学院で文部科学省の奨学金をもらいながら勉強し、博士となりました。
だけどその後は米国クラーク大学へ。。。。日本の奨学金で博士となったのに。。。ということを気にかけていてくださり、とうとう東北大学大学院の准教授として着任となりました。
ご専門はスマートシティや日本のエネルギー事情など。
研究者の世界では、論文を科学専門誌ネイチャーなどに発表するのが業績となります。また、右のIPCCの報告書などは、トレンチャー先生のような研究者にとっては揺るぎのない、聖書のようなものだそうです。ちなみに見たことのある人?っと聞かれまして。。。見たことないなぁと。でも公開されていました。 IPCC第5次評価報告書 第1作業部会報告書 政策決定者向け要約
先生の理想の人は、池上彰さん。池上さんは専門ではない分野を、解りやすく人に伝える橋渡しをすることができます。
トレンチャー先生は、科学と環境の世界の池上彰さんになりたいとのことでした。
では、これからの4回の講座の予告をまずお話ししましょう。
今日が「気候変動の長期的な予測と不可逆性」果たして地球の気象は今後どうなってゆくのか?
「肉食生活と気候変動と人間の健康の関係」この会場にベジタリアンの方は?環境講座ではベジタリアンの方がいくらか見受けられますが、食肉は気象と大きな関係があります。
「日本のエネルギー問題と原発:どう向き合えば良いのだろうか」原発は震災以降は危険であると閉鎖されています。ですが二酸化炭素を排出しないという一面もあります。そこを深く考えます。
「海洋プラスチック廃棄物の問題」プラスチックは環境中に放出されると、ながく分解されず残ってしまいます。そのことを考えます。
これらのタイトルで、みなさんでディスカッションをしていただきます。
もちろん話の最中でも、どんどん質問をしてください。
では、長い講座ですので、お互いの自己紹介から始めましょう。
こちらの人は気候変動が解決しないと皆死んでしまうのではないかと。そのことを人に説明できないのだろうかと。
環境へ良いことをと考え、車をハイブリットに変え、太陽光発電施設も設置しました。ただ、一般人のできることは微々たるものではないかと思いまして。
山が好きで。地球のために何ができるのだろうか?を、お酒を飲むと仲間と話している。
今日はどうやら、トレンチャー先生の山登りのお友達も参加しているようです。
なかなか多様な方が集まっています。環境というキーワードで素敵な人が集ってますね。
では、少し重い内容ですが、気候変動と長期的な予測を見てみましょう。
これから発表する内容は、個人の発信したものなどではなく、研究者の論文から抜粋した内容です。
こちらのグラフは1880年からの地球の平均気温の変化を表しています。
この平均値とは、海水の温度や極地の温度など、すべての温度の平均値です。そして1880年からは、1度温度が上がっていることが解っています。
ただ、グラフにはいくらか下がっているところもあります。これらの原因は、火山の噴火です。
巨大な噴火が起きると大気の高層に硫黄などの成分が放出されて、一時的に気温が下がります。
〜右端の噴火は、ピナツボ火山の噴火じゃないかなぁ。。。ぼくあの時、シドニーの空港で飛行機が飛ばなくなって何が起きたのやら?って2時間ばかり待ったなぁ。
1980年より前は比較的変化が少ない時期があったのですが、先生が生まれたあたりからは上がる一方。
小さな変動はあっても、なべてみると、右に上がっている。。。地球温暖化はないといっている人は、この小さな下がったところだけを抜き出して来て議論しようとしますが、長期的には上がっています。
そして1950年からの気温上昇の分布です。
主に3つのキーワードで上昇しているところが分かれています。
・北半球
・海ではなく陸地
・内陸
海水は循環することで、気温を平均化しますので影響は出にくいのです。
ただし、暖まった海水は多量の水蒸気を発生させるので気象に影響を及ぼします。その目印となるのがエルニーニョとラニーニャ。ペルー沖の海水温が上昇するのがエルニーニョで、下がるとラニーニャ。今年はラニーニャが発生しているので、日本は気温が低いのです。。。
では、気温の変化についてみなさんの暮らしの中で気がついたことを話しあってみましょう。
今日、雪が降ったって大騒ぎしているけど、せいぜい20センチでしょ。仙台はちょっと昔は膝ぐらいの雪が降ったねぇ。
栗原の方では、眠っていると息が凍って、口の周りに霜がいっぱいついてましたよ。
ぼくが驚いたのは国際センターの、向かいの池のところに「日本フィギアスケート発祥の地」って碑が立っているでしょう。池の水が凍るには十分に寒い気温が短時間じゃなく、しばらく続かないとダメなんですよ。ということは、昔の仙台はそれぐらい寒かったってことなんです。
こうやって事実を語り合っていても、地球温暖化に懐疑的な人たちは「いま暑いのは自然の変動幅のうちでは?」って意見をあげたりします。
特に日本は科学者の発表は耳を傾けてくれますが、欧米だと最初から嘘と信じ込んでいて、個人のブログとかで発信されている何の根拠もないことを信じたりします。
そこでこちらの資料をご覧ください。
過去80万年の大気中の二酸化炭素の濃度を調べたものです。
そんな過去の記録なんか?って思われるかもしれませんが、南極の氷の泡とか、科学者は証拠をいろいろな方法で調べています。
現在の濃度の400ppmというのは、含まれている量はごくごくわずかなのですが、過去80万年にこれだけの数値を記録したことはないのです。

こちらの証拠は、ネイチャーに発表された論文より。
私たちが暮らしを変えて、二酸化炭素の排出を減らして、最終的に排出をなくすまでのパターンをいくつか用意して計算した結果です。
いくつかの削減量のモデルがありましたが、どれでも、最初の2〜30年で二酸化炭素の量は減るのですが、その後はあまり減ることがありません。
これは人間の活動によって地下から化石燃料を掘り出して使用してしまったから、植物や環境が頑張るだけでは無理なんですね。
その後、5000年たっても1万年たっても、なかなか大気中の二酸化炭素は減りません。
これを気候変動の不可逆性といいます。
そして、気温が上がると海面も上昇します。
今後5000年とか1万年のあいだ、海水面がどのように変化をしていくかをグラフにしたものです。
現状で、世界で海水面は20センチほど高くなっています。
これが計算の通りに海水面が高くなってしまうと。一番困っているのはツバルのような地面の平均高が2メートルぐらいの島国です。すでに移住の計画が決まっています。
ですが、世界の大都市はおおむね海沿いに発達していますので、いずれ困ったことになるのは次のような都市です。
日本も例外ではありません。仙台も。
そして、かなり深刻なのはバングラデッシュです。
この国は、国土の大半が低地にあるので、国の大半が水面下になってしまいます。
パリ協定では、今後の気温の上昇を2度に抑えると決議しましたが、科学者は「それでいいの?」って気持ちでいます。
特に次の点。
気温の上昇をどうやって、国民や政治家に伝えるか?
そして化石燃料依存社会の恩恵を受けてきた我々の暮らしが、遠い世界や遠い将来の世代に与える影響を知ろうということです。
続いて、宇宙から見た地球の北極地域の合成写真です。
黄色い線で囲まれているのは1790年ごろの氷海の面積です。
いまは写真の通り。さらに、海氷はとても薄くてザクザクの状態です。
ニュース記事は2018年1月の米国の記録的寒波です。アメリカ中西部のミネソタ州では、氷点下43度を記録したとか。
何でこんなことになってしまうのでしょう?
そこで、アメリカでも寒い場所といえばアラスカ州のアンカレッジ。それと、私のいたボストンのそばのウスターの気温を見比べてみると。
アンカレッジははるかに高緯度にあるのに気温が8度。
たぶん皆、Tシャツで過ごしているでしょうね。
このような現象には偏西風(ジェット気流)が大きく影響していると発表したのがジェニファーフランシス先生です。
ジェット気流は、地表から7000〜12000メートル付近で吹いている、時には風速400km/hを超える風のことです。
飛行機は東に向かう際はこのジェット気流を使うと燃料の節約になるので、飛行機乗りの大好きな風です。
また、この風は南北にうねっており、周期的に移動するのが特徴です。(まるでシャンプーハットをぐるぐる回しているようですね。)
この周期があるから、温度が上がったり下がったりの変化が起きます。
この北半球のジェット気流の南北のうねりですが、これがだんだん大きくなってきているそうです。
これは、赤道付近と北極圏の温度の差が、2000年以降になって以前(産業革命以前)より小さくなってきていることに原因があるそうです。
南北で気温の差が大きいと、ジェット気流は風速が速くなり、蛇行の波長も小さくなるそうです。
それが気温差が減ってしまうと蛇行が大きくなってしまい、暖かい空気が北に上昇したり(干魃)、北極園の寒気が南下してしまったり(例外)するそうです。
ここで先生はNHKのドキュメンタリー映像を紹介。日本のドキュメンタリーはとても出来が良くて、海外で講座を持っていた頃にも、日本語を翻訳して学生さんに伝えていたそうです。
ただ、さすがにテレビの内容を勝手には紹介できないので、便利なサイトを紹介。

オススメのサイトは、Windy.comといいまして。ヨーロッパの大気局やアメリカのNOAからの情報で風の強さを視覚化してくれるサイトでして、何がすごいって、標高別でも表示ができる。すると。。。。この大雪の日本の周りの高度9000mの風は、蛇行している。北から北極圏の寒気が入っていますね! https://www.windy.com/
ちなみにスマホアプリもあります。しかも無料。
こういうの使うと、山登りに行くとき便利なんですよね。 つまり、今年の仙台の異常な寒波は、ジェット気流の蛇行で、周期的な移動が固定化されて、巾着みたいに凹んだところに北極の冷たい空気が入ってきたのが原因だったのですね。

では、本日の講座の感想です。
現状では、経済を推進させる側の勢力と、環境を考える勢力では意見が拮抗しているので、どうしても今より一気に減らすことが出来ないでいます。
たとえば、レジ袋を断るとか、暖房の温度設定を少し下げるとか、小さな努力を続けているのですが、事態の解決につながっているのかな?って思うときがありますね。
最後に僕の感想。。。今日の講座は考えさせられることがたくさんありました。
市民ができる環境活動って何なんだろう?確かに暮らしの上での整頓という意味では省エネはすごく大切なんだけど、とあるアウトドアメーカーは「環境のことを考える政党に投票すべきだ」って言ってましたね。石油石炭への依存というシステムを変えるには、国から動かなきゃいけないんですよね。そのためには、環境に一票投票しましょう。
もちろん小さなことの積み重ねも大切だよ。


ちなみの余談。先生はエルニーニョを「アルニーニャ」って言ってて「あれ?」って思ったけど、オーストラリア英語はeやyは「ア」に近く発音するからだって、今気がついた。じゃぁね。

ネイチャーテクノロジー&木育ワークショップ 第3回 【オープンサロン講座】

たまきさんサロンスタッフです。 12月26日(火)に東北大学大学院環境科学研究科の古川柳蔵准教授をお迎えして、「ネイチャーテクノロジー&木育ワークショップ」と題したオープンサロン講座を開催しました。「作る」「修繕する」「作り替える」という過程を通して、実際に木と触れ合いながら、最後まで長く使い続けることの大切さを学んでいます。 7月に作ったまな板を10月に修繕しました。第3回目である今回は違う形に作り替えます。 第1回目の様子はこちら 第2回目の様子はこちら 今回は昔からの知恵を使って物を作り替えていきます。   先生からは、「まな板を材料として全て使い切るように」とのお話しがありました。       どんな形に作り替えるか、紙に下絵を描きだしながら、考えます。    
形が決まったらまな板に鉛筆で下絵を描き、のこぎりで切っていきます。    
手を切らないように慎重に…         上手に切れました!      
切り口を紙やすりで削って整えます。      
こちらの女の子は、接着剤でくっつけて小物入れを作りました。      
他には、 上:ミニまな板 下:物掛け  
ハンガー         他にもコースターや鍋敷きなどに生まれ変わりました。 3回連続の講座で、まな板を作り、使って傷がついたまな板を修繕し、新しい物に作り替えるという作業をしました。 この講座を通して物を繰り返し長く使うことの大切さを学びました。
       
          古川先生、講師補助の三橋さん、参加者の皆さんありがとうございました。     *‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥* せんだい環境学習館 たまきさんサロン 平 日 10:00~20:30 土日祝 10:00~17:00 休館日 月曜(月曜が休日の場合は、その翌日)祝日の翌日・年末年始 *‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*

たまきさんサロンかんきょう寄席~昔の暮らしから環境問題を考えてみよう~【サロン講座】

たまきさんサロンスタッフです。 12月16日(土)に、東北弁で落語を語る東方落語プロジェクトの今野家がめらさんを講師に迎え、【サロン講座】「たまきさんサロンかんきょう寄席~昔の暮らしから環境問題を考えてみよう~」を東北大学大学院環境科学研究科棟の大講義室で開催しました。 2回目となる「落語×環境」の講座は、たまきさんサロンを飛び出し、ど!どーん!と大きな会場で行いました。 前回の様子はこちら 会場は、小学生から喜寿を迎えた方まで幅広い年代の方の大きな笑い声に包まれましたよ。 今回の演目は… ・「ちりとてちん」 ・「風呂敷」 ・「さる」 ・「芝浜」 落語がお好きな方は演目を見ただけで、「なぜ?環境につながるの?」と、思うかも知れません。なぞかけのような繋がりがあるのです! 落語が始まる前のまくら(前置き)で、食べ物を残さず無駄なく食べようね…とお話があった後に最初の演目「ちりとてちん」が始まりました。 「ちりとてちん」は、知ったかぶりをする気取り屋の男に、珍しい食べ物「ちりとてちん」があると言って、腐った豆腐にトウガラシなどを入れたものを食べさせようとし、気取り屋の男は知らないとは言えず、食べてしまう話です。 次は、風呂敷を持ち歩くと一升瓶や丸いものなど様々な形の物が包め、レジ袋を使い捨てしないことからごみの減量にも役立ちます!とお話しがあった後…落語「風呂敷」が始まりました。 奥さんを訪ねてきた男を酔って帰ってきた旦那さんに見つからないように押し入れに隠してまったから、さあ大変! 男を隠した押し入れの前に旦那さんがドカンと座ってお酒を飲んでしまい、奥さんのお兄さんが風呂敷で旦那さんの目を覆った隙に押し入れに隠した男を逃がそうとするお話しです。 演目が終わって、「風呂敷は便利でいろんな使い方があるのですね。」と、がめらさん。 続いての「さる」は、八木山動物公園のサル山の子ザルが、「人間になりたい!」と駄々をこねるところから始まりました。 その子ザルに対し、大人のサルが「昔話の桃太郎では、サルが桃太郎のお供をしたことになっているけど、本当は臆病者の桃太郎に『きび団子をあげるから、僕も連れて行って』とサルたちが言われて一緒に鬼退治に連れて行ったのが真相で、桃太郎が鬼退治をしたわけではないんだよ。だから人間よりサルの方が偉いんだよ。」と諭すお話でした。 視点を変えると昔話の内容も変わります。 人間と動物が共生していくためには、それぞれの視点で同じ物事を考えることも大切かも知れませんね。 落語には昔の暮らしの風習や年中行事など四季を感じる作品がたくさんありますが、締めは年末にしか披露されない人情話の「芝浜」を披露していただきました。 がめらさんの落語に引き込まれ、目を潤ませる方も多くいらっしゃいました。   一見関係がなさそうな落語と環境ですが、環境は暮らしの中に密接にあるものです。 暮らしを題材にした落語を楽しみながら、環境を考えるきっかけとなった講座となりました。 今野家がめらさん、参加者の皆さん、ありがとうございました。   *‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥* せんだい環境学習館 たまきさんサロン 平 日 10:00~20:30 土日祝 10:00~17:00 休館日 月曜(月曜が休日の場合は、その翌日)祝日の翌日・年末年始 *‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*