暮らしに活かそう 製本の手わざ【サロン講座】

たまきさんサロンスタッフです。
10月13日(土)に、『暮らしに活かそう 製本の手わざ』と題した講座を開催しました。10月から11月にかけての全3回の講座になりますが、第1回の「和綴じで造るノート」をサロン講座として開催しました。
講師には、和綴じ製本作家の永澤裕子(ながさわ ゆうこ)さんをお迎えしました。
永澤先生は、仙台市内をはじめとした近隣の文化施設において、本の修理や、和綴じの技術を多くの方に知ってもらうための講座・講習会を数多く開いて活動されています。
今回のサロン講座では、参加者が実際に製作実習をしながら和綴じ製本の技術を教えていただきました。

洋の東西を問わず紙を綴じて冊子を造るのは、かつては家庭における手仕事でもあったそうです。正式な製本師は「経師(きょうじ)」と呼ばれ、この「経」は、製本が「お経」から始まったことを意味しています。
和綴じの技術は、特別な製本機械が必要ではなく、家庭においても材料や簡単な道具さえあれば製本ができます。さらに、本が傷んだ場合にも修理が可能であるという大きな特徴を持っています。

では早速、和綴じノートを造ってみましょう。
今回は「四つ目綴じ(よつめとじ)」という仕立てによって造ります。文字通り、重ねた紙の束に四つの穴をあけて、綴じ糸で綴じていくという方法です。
表紙の材料には、紙の漉き手さんから「鶉紙(うずらがみ)」というコウゾの皮を丸ごと使った味わい深い手漉き和紙を調達しました。贅沢な材料ですが、紙漉きさんのご厚意で実現しました。まず紙の裏表から教えてもらいます。少しつるつるしている方が表・・・でも、かなり微妙な手触りです。
手造りの良さは、材料の材質や色を自分好みで自由に選べるということです。今回の参加者の皆さんも、見返し紙の模様や糸の色などの組み合わせを考えながら、材料を選んでいました。


ここで先生から、和本の上下左右裏表にはそれぞれ名前が付けられていると教わりました。例えば「背(せ)」、これは袋折りした反対側のばらばらになっている方です。こちら側を綴じ糸で綴じていきます。袋折りした方は「前小口(まえこぐち)」と呼びます。上の面は「天小口(てんこぐち)」、下の面は「地小口(ちこぐち)」と呼ばれます。「題箋(だいせん)」を貼った「平(ひら)」と呼ばれる表紙の裏面には「見返し紙(みかえしがみ)」が貼られ、「紙縒(こより)」で下綴じされた「本紙(ほんし)」の束が「中身(なかみ)」になります。「中身」 の「背」の上下端には、「角裂(かどぎれ)」という補強用の薄布(または和紙)が貼られます。

最初の工程は、A4サイズの和紙に木製の折ヘラを使ってしっかりと折り目を付け、二つ折りにしていきます。折ヘラを使うのは、折り山の高さを潰すため(指や爪では紙の繊維が伸びてしまう)ためです。20枚を二つ折りにするので、40ページのノートが出来ることになります。これが「中身」です。
最初の工程だと言うのに、折ヘラの使い方など意外に難しい!

中身に、背と平行に帯(おび)をかけます。四辺を机に立てて「突き揃え」をして紙を揃えます。見返し紙を断ち、背の方に揃えて中身の表と裏に重ねます。背の側に、「目打ち(めうち)」と「柏棒(かしわぼう)」を使って、まず下綴じのための四つの穴をあけます。1mm単位で穴の位置を決めていかねばならないので、ちょっと緊張する作業です。目打ちを使う時には、必ず雑誌の上で打たないと、目打ちが曲がったり、折れてしまうだけでなく、机やボードに穴が開いてしまうので、気をつけましょう!

皆さんも恐る恐るの手つきで、なかなか穴をあけられない様子でした。この柏の木の棒はとても、硬くて、目打ちを打つには最適なのだそうです。

紙縒りを表から通し、裏で長い方に短い方を「絡げ(からげ)」ます。余分な紙縒りを切って、柏棒で叩いて結び目を潰します。

次に、長さが25mm、束の厚さに折りこみ幅15mmを加えた横幅に角裂を断ちます。目打ち穴の位置決めに続き、ミリ単位の作業になります。角裂れは、角を補強する意味もありますが、色味を使ったアクセントとしてのお洒落の意味合いが強いというお話しでした。
なるほど、粋でちょっとカッコいい!

断った角裂れを、背の天と地の角に折りこみながら貼ります。
今回使う糊は、表装用の化学糊で「片岡糊」というものを使います(でんぷん糊でも大丈夫)。糊は、塗るのではなく「引く(ひく)」のだそうです。糊引き紙の上に切った角裂れを置いて、指で糊を一方向に引いてつけていきます。

これで、下綴じの工程が終わり、「中身」が完成です!
皆さん、初めての作業ということもあって、ここまでで2時間近くかかっています。
少し休憩して、先生が造られた作品を手に取って拝見しました。

世界で唯一の、手作りの柔らかさと優しさにあふれた作品になっています。このような作品を自分の手で造れるということは、オリジナル作品に対する愛着は言うに及ばず、造り上げた達成感と共に物造りの喜びも感じられるのではないでしょうか。

いよいよ表紙をかけます。表紙にする紙(今回は「鶉紙」を使います)を、中身の裏表に乗せます。この時ずれないように、先に作った見返し紙にテープで仮どめします。折ヘラで、気持ち大きめに折り目をつけて内側に折っていきます。この気持ち大きめという加減が「何ミリ」というものではなく、定規と折ヘラがあたるほんの狭い隙間くらいの間隔だそうで・・・微妙で繊細な職人技の世界を感じさせられます。こうすることによって、中身よりもほんのわずかに表紙が前小口の方に迫り出し、美しく使い易くなるのです。

小口の天地を揃え、本綴じのための四つの穴の位置を決めます。まず背側から前小口に向って10mm、天地の小口からそれぞれ15mmの位置に目打ちで穴をあけます。つまり、先に貼った角裂れの位置に合わせて穴があくことになります。この二つの穴の間を三等分して、残りの二つの穴もあけます。これで「四ツ目綴じ」の四つの穴が一列にあいたことになります。

最終工程の糸綴じの作業まで来ました。意外なことに、端に糸の結び目をつくり、糸を通していくのではなく、まず二番目の穴に結び目をつくり、そこから一筆描きのように糸を通していくのです。そして、最初に結び目をつくった場所まで戻り、結び留めます。
先生から図で示され、実演を見せてもらっていても、実際に自分でやってみると、糸の運びが・・・??? きっと間違いながらも何度も繰り返さないと手が覚えない作業なのでしょう。

針と糸をきっちり張りながら糸を通していきます。糸をぴんと張ることが、この工程でのコツです。結び目は、また柏棒で叩いておきます。
最後に、仮どめしたテープを外し、見返し紙を表紙に貼ります。 ここでは刷毛を使って糊を引いていきます。糊が紙になじむように、折ヘラを使ってきれいに仕上げます。

「四ツ目綴じ」による和綴じノートの完成です!
皆さんから「雑記帳にしてしまうのはもったいない」という声も聞こえてきました。
思い出の写真やチケットの半券などを貼っておくのもいいかもしれませんね。
気がつくと、夢中で造っている内に3時間が過ぎていました。

 

 

今回の講座を通して学んだことは、自分好みの表装を施した自分だけの愛蔵本が手づくりで出来るということです。製本の技術は、愛着のある本が傷んだ場合でも、そのまま捨ててしまうのではなく修理して長く使うことが出来る技術でもあります。また、雑紙などの余り紙をきれいに綴じることによって、自分好みのノートや筆記帳に造り替え、紙資源の再利用という価値観も育んでいけるのではないかと思いました。
先生の講座は、さらに「薄表紙の構造と造り方」「厚表紙の構造と造り方」へと続きます。
永澤先生、ありがとうございました。ご参加いただいた皆さま、お疲れさまでした。

 

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せんだい環境学習館 たまきさんサロン
平 日 10:00~20:30
土日祝 10:00~17:00
休館日 月曜(月曜が休日の場合は、その翌日)祝日の翌日・年末年始

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マルハナバチって、どんなハチ?~カードゲームとお話で楽しむ、ハナバチと花の世界~

12月22日(土)13時30分~15時00分
マルハナバチって、どんなハチ?~カードゲームとお話で楽しむ、ハナバチと花の世界~
東北大学生命科学研究科 学振特別研究員RPD 小林知里氏 大野ゆかり氏
マルハナバチの生態や花との関わりについてのお話の後、マルハナバチと花の関係について学べるカードゲーム“まる花札”で遊びます。



■開催日時
12月22日(土)13時30分~15時00分

■講座タイトル
マルハナバチって、どんなハチ?~カードゲームとお話で楽しむ、ハナバチと花の世界~

■講師
東北大学生命科学研究科 学振特別研究員RPD 小林知里氏 大野ゆかり氏

■講座概要
マルハナバチの生態や花との関わりについてのお話の後、マルハナバチと花の関係について学べるカードゲーム“まる花札”で遊びます。

■募集人数/対象
20名(小学3年生以上、小学生以下は保護者同伴)

■申込締切
12月11日(火)※抽選(当選者にのみ12/15までご連絡)

■会場
たまきさんサロン(東北大学青葉山新キャンパス環境科学研究科本館)

■お申し込み方法
メールまたはハガキ、FAXでお申し込みください
必要事項:講座名、参加者氏名、年齢、住所、電話番号

■問い合わせ・申し込み先
せんだい環境学習館たまきさんサロン
〒980-0845 仙台市青葉区荒巻字青葉468-1
メール:tamaki3salon@city.sendai.jp
電話 022-214-1233 FAX 022-393-5038

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仙台の地層と化石から読み解く大地の歴史

12月9日(日)13時30分~15時30分
仙台の地層と化石から読み解く大地の歴史
東北大学総合学術博物館 高嶋礼詩 准教授
太白山はどのようにできたのか?仙台の山でなぜ海の化石が取れるのか?本講演では地層に記録された大地の歴史から、このような疑問を解き明かします。



■開催日時
12月9日(日)13時30分~15時30分

■講座タイトル
仙台の地層と化石から読み解く大地の歴史

■講師
東北大学総合学術博物館 高嶋礼詩 准教授

■講座概要
太白山はどのようにできたのか?仙台の山でなぜ海の化石が取れるのか?本講演では地層に記録された大地の歴史から、このような疑問を解き明かします。
後半は、東北大学理学部自然史標本館で解説付きの見学もあります。

■募集人数/対象
40名(小学5年生以上、小学生以下は保護者同伴) ※抽選(当選者にのみ12/1までご連絡)

■申込締切
11月27日(火)

■会場
たまきさんサロン(東北大学青葉山新キャンパス環境科学研究科本館)

■お申し込み方法
メールまたはハガキ、FAXでお申し込みください
必要事項:講座名、参加者氏名、年齢、住所、電話番号

■問い合わせ・申し込み先
せんだい環境学習館たまきさんサロン
〒980-0845 仙台市青葉区荒巻字青葉468-1
メール:tamaki3salon@city.sendai.jp
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親子で楽しむ、ヤギとのふれあい講座【サロン講座】

 

たまきさんサロンスタッフです。

9月29日(土)にサロン講座「親子で楽しむ、ヤギとのふれあい講座」を宮城教育大学にて開催しました。

 

はじめに、齊藤千映美先生から 家畜たちは人の役に立ってくれる、だから人間は家畜動物たちを幸せにするように頑張らなければならない、人はなぜヤギと暮らしてきたのかを考えながらヤギたちとふれあってください、とお話をしていただきました。

これから、ヤギやウサギ、烏骨鶏たちに会いに行きます。

 

 

生後7か月の「もきちくん」です。

最初はみなさん恐る恐るエサの草をあげていましたが、徐々に慣れていき、ヤギを撫でることができました。

 

 

 

こちらは「くるみちゃん」。

 

 

 

 

一番大きな「つよしくん」はとても力持ちで、お相撲をとることが好きだそうです。

 

 

「つよしくん」が「遊ぼうよ」と誘っています。
飼育をされている学生さんとの絆が感じられました。

 

烏骨鶏やウサギともふれあいました。

烏骨鶏の白い羽の下の地肌はカラスのような黒色であることから「烏骨鶏」と名付けられたそうです。

 

 

卵についてもくわしく教えていただきました。
黄身の中の胚盤がヒナになりますが、周りの黄身を栄養として成長していきます。その間、殻を通して呼吸をしているので、もし内部で黄身が殻に付いてしまうと呼吸ができなくなってしまうそうです。
そして、孵化したてのヒナは濡れていて、時間がたって乾くとふわふわになるそうです。

 

 

 

ウサギはとても大人しく、毛がふわふわしていました。

 

 

 

ヤギとお散歩をしながら室内に戻りました。ヤギは散歩中にフンをしましたが、飼育をされている学生さんがその都度ちゃんとお掃除をします。人間と動物がふれあう中では大切なことです。

 

今度は、先ほどふれあった烏骨鶏の卵とヤギのルクを使ってチーズとホットケーキを作ります。
チーズがこんなに手軽に作れることに驚きです。ホットケーキはチーズ作りでできたホエーを使いました。
ホエーはほかの料理にも使えるそうです。そのままだと酸っぱいのですが、火を通すことで酸味は消え料理にコクが出ます。
みなさんお家でも作っているのか、手際良く上手に作っていました。

 

 

 

普段、家庭で作るホットケーキよりも色味が濃く、味も濃厚でおいしくいただきました。

 

最後に齊藤先生からまとめのお話をいただきました。

イタリアの雪山の中から発見されたミイラの「アイスマン」にもヤギ皮が着せられていたことがわかり、約5,300年も前から人の衣類として役に立ってきました。

ヤギはミルクを提供してくれたり、食肉になったり、皮は手袋やブーツや洋服に、毛はカシミヤとして暖かいセーターやマフラーや上質なブラシになります。
また、草を食べて草刈りの役目をしてくれたり、フンが肥料になったり、ふれあいで癒しをくれたり、たくさん人の助けになっていることを知りました。
ヤギは人になつく動物なので、全国のふれあい動物園などで活躍しているそうです。
ただし雨が嫌いらしいので、お天気のよい日に会いに行ってみてくださいね。

今回は、ヤギや烏骨鶏、ウサギ達とふれあいながら、いかに人々の生活に役立っているかを学びました。
齊藤千映美先生、宮城教育大学の学生のみなさん、参加者のみなさんありがとうございました。

 

 

 

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環境フォーラムせんだい2018~ここからスタート!小さな一歩~を開催します

環境フォーラムせんだいは、市民、NPO、大学、行政などの多彩な仲間で開催するイベントです。環境に関するパネル展示やクイズ、ゲームなどを楽しみながら、地球にも人にもやさしい暮らしについて一緒に考えてみませんか?
みなさまのご来場をお待ちしています。

日時:平成30年12月2日(日)10:00~15:00
場所:せんだいメディアテーク 1階オープンスクエア
主催:杜の都の市民環境教育・学習推進会議(FEEL Sendai)
共催:仙台市、仙台市教育委員会
企画・運営:環境フォーラム2018実行委員会
※入場無料(申込不要です。直接会場へお越しください)

ステージイベント(予定)
10:00~ 開会宣言
10:30~ 紙芝居「暮らしの中のネオニコチノイド~MELON食部会活動紹介」
11:00~ DVD「川村孫孫兵衛と四ツ谷用水」
11:30~ 出展団体紹介
13:00~ 高校生向け環境コンテスト「第18回環境甲子園 表彰式」
14:00~ 紙芝居「暮らしの中のネオニコチノイド~MELON食部会活動紹介」

環境フォーラム2018チラシ

お問い合わせ先
FEEL Sendai事務局(仙台市環境局環境共生課内)
〒980-8671仙台市青葉区二日町6-12MSビル二日町5階
電話 022-214-0007

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せんだいE−Actionライトダウンイベント星空観察会が秋に開催したよ

こんにちは。
例年お盆前後に開催していました、せんだいE-Action実行委員会イベント「星空観察会」ですが。。。どうも夏真っ盛りの頃ってのが、ちょっと観察には天候不順。。。。が多いなぁ。
なので今年は10月初旬にしてみましたら、なんと2週連続で台風が襲来という。。。。さらに大変なことになってしまいましたが、ところがところが今日参加の皆さんの行いがいいのか、見事なぐらいに晴れましたね。


しかも、ちょっとありえないぐらい大気が安定してまして、木星が遠〜い南西の空ですが、低〜く低〜く。でもしっかり見えている。<<見えないって?真ん中の点です。180ミリレンズだとこんなもん。


低い位置に星が出ているときは、大気の層を通して見ることになるので、星がくっきりとはしないそうな。
だけど今日は、ほんっとうに、お空にチリも無く。そして揺らぎも無くて、よく見えている。こんな条件は滅多にないそうです。


だったら、木星があとちょっとで沈んでしまうので、今のうちに観察してしまいましょう。


真冬と違って寒くもないですしね。


逆に冬は、はるか高層のジェット気流が、ものすごい勢いで吹き続けるのでチラチラチラチラ瞬き続けるのだそうです。


だからお星様の絵を描くとき★☆★☆★☆★☆★こんな絵になるのだな。これはキラキラだったのですね。


ちっちゃな子にも。見えるかな?
では、そろそろセミナールームに戻って、講座を始めましょう。


みなさん今晩は〜。天文ボランティア「うちゅうせん」の船長の永井です。
〜いつもお世話になっております。


永井さんは達は、光害(ひかりがい)について、無駄な光が空を明るくすることで、生態系など様々な環境への影響を学ぶ機会を作ったり、さらに星空観察会を通してエネルギーの大切さを伝えたりする活動をしているのです。


先日も蔵王で星空観測界を開いたそうですけど。。。。あちらは曇り。
たまきさんの、この企画も今年でもう四年開催していますけど。天候が悪くて見れなかったのは、一回ぐらい?すごく運がついてます。


では、最初にクイズです。
こちらの地球儀。我々の住む地球をこの地球儀の大きさ約30センチにしたとしたら、地上から約400キロ上空を周回するISS国際宇宙ステーションは、どれぐらい離れていることになるでしょう?


ちなみにこの地球儀は、さる小学校が必要なくなったから処分するって決まったものを、もらってきたんだって。
なんせ。ソ連が載っている。。。古いですね。


「これぐらい?」
お。なかなか。


「ちょっと離して、これぐらい?」
ブブ〜。
地球の大きさは円周ならおおよそ4000キロ。直径で12700キロ。赤道がちょっと膨らんだ円形です。
そしてISSは地上400キロの軌道を飛んでいまして、100キロがおおよそ2ミリ。この地球儀だと8ミリの高さを飛んでいます。


そして、地球の周りを90分で一周しています。1日に16回も日の出があるので、宇宙飛行士は太陽とかではなく、時計で時間を調整して暮らしているのですね。
それでは、ISSは地球から8ミリでしたが、月はどのぐらいの距離を回っているでしょう?


「これぐらい?」
かなり近いなぁ。


実際は、1・2・3・4・5・6・7・8・9歩と。おおよそ9メートル。38万キロの位置を楕円軌道で回っています。
楕円だから、近いときにちょうど満月だとスーパームーンって呼んだりします。
でも実際は、見比べるものがある高度の低い時の方が、感覚的に「大きいなぁ」って思うのですよ。


では、お月様は地球の周りをどれぐらいかけて1周しているでしょう?
「1日」短い。
「3年」長いなぁ。長すぎ。
「29.5日」いきなり正解!

でも本当なら、ひと月って言って欲しかったなぁ。
月は新月から新月、満月から満月が29.5日です。


ただ、地球も太陽の周りを回っているので、月の位置が、我々から見て微妙にずれていきます。
ですので地球の公転分を除いた、本当の一周は、27.3日なんです。


昔は旧暦と言って月の満ち欠けに合わせた暦を使っていたので、大の月の30日と小の月29日が交互にやってきて、足した59日を2で割ると、ちょうど29.5日なんですよ。


では、ここでクイズはおしまい。
これからスライドショーで、お話を楽しんでもらいましょう!
今日のお話は「くさりに つながれた おひめさま」です。

あるところに、とても美しいお妃様と、お姫様がいました。
お妃様の名前はカシオペア。お姫様の名前はアンドロメダと言いました。
次。。。。。。。が動かない。


え〜。たま〜にこういうことがあります。PCが固まっちゃいました。
リスタートの間、ちょっとまた、表に星でも見に行きましょう。


今年は、2003年にあった6万年ぶりの当たり年に続いて、火星が大きく見える年なんです。


火星は2年2ヶ月で太陽の周りを一周(公転)しますが、地球は1年で回ってしまうので、火星の見かけの大きさが、双方の位置関係によって大きく変わるんです。


おおよそ6000万キロより距離が近くなると、大接近と呼ぶそうな。


ついでに天頂近くには、夏の大三角形も見えました。。。写真では、ほぼ見えないけど。(白い点です)


おおっと、いきなりスライド復活。じゃあ、続きのお話です。
カシオペアとアンドロメダが「私たちって、なんて美しいのかしら。お〜ほっほっほ。」なんてやっていたら、女神様たちがヤキモチを焼いて海の神様にお願いしました。「あの親子を懲らしめて!」


それからは、天気は悪くなる、作物は採れない、船は遭難する、おばけクジラは出る。


ああ〜なんてことだ。
そこで国の王様ケフェウス王が、神様に尋ねたのですね。
「なんで私の国にこんなに災厄が訪れるのでしょう?」
「ケフェウスよ〜。そなたの妻娘が悪いのだ〜。娘を生贄に出せば、この災厄は終わるだろう」


「では。私が生贄になればいいのです。」
なんとアンドロメダは、国民のために犠牲になる覚悟を決めてしまいました。


ああ。船はアンドロメダを乗せて沖へと向かいます。
泣き崩れる母。


そして寂しい岩に、鎖で繋がれてしまったのです。


そこへ、羽の生えた馬に乗った美しい青年が降りてきました!
この青年はペルセウスです。
「お嬢さんこんなところで、何をしているのです?」


カクカクシカジカで、私はここに繋がれているのです。
なら、私がそのおばけクジラを退治して差し上げましょう。
そこへ「くぉら。わしのヨメに手を出すなぁ」


おばけクジラとの死闘は続きます。
エイ!
とうとう、ペルセウスはおばけクジラの眉間に銛を突き立て、化け物を退治しました。


そして王国に平和が戻ったのです。
国民はみんな大喜びです。


やぁ。ペルセウスよ。
是非とも我が国をワシから引き継いでくれたまえ。そして、よければワシの娘を、妻にもらってはくれまいか?
なんと一気に美しい奥様まで手に入れてしまいました。


それから長い長い年月が経ち。ペルセウスとアンドロメダは星になりました。


え!どこに?
ほら。星と星をつなぐと。


ケフェウス王とアンドロメダ。カシオペアとペルセウス。少し離れた場所にはおばけクジラもいます。


みんなも星座盤で調べてみてね。


ちなみに、通りがかったペルセウスは、メデューサの首を持っていたって話もあるんだけどね。
これがまた、ギリシャ神話以前は髪の代わりに蛇の生えたメデューサは大地母神という神話もあったりと、ヨーロッパの歴史って紐解くと面白いんだよ。


さてさて、本日、肉眼で見えていたのは木星と火星。でもその間にうっすらと、土星も見えていたんだよ。
土星はご存知、輪のある惑星でして、つい最近まで惑星探査機のカッシーニが土星を周回して多くの画像を送ってきました。


土星は輪の角度を動かさないまま太陽の周りを30年かけて公転しています。ということは一般的な人は、多くて3回ぐらい輪が大きくなったり小さくなったりの周期を迎えるのです。


みなさんを地球とすると、土星の見え方がこんな感じで変わるから、輪を上の方から見たり、真横から見たり(つまり輪が一本の棒になる)、裏側から見たりするわけです。


西郷どんで、江戸城を無血開城した明治10年、140年前は火星と土星がちょうど並んでいたそうな。火星はその時は大接近の時だったので、お空によく輝いていたのでしょうね。


では、今日の講座はこれまで。みなさんまた遊びにきてくださいね。


帰りがけに、お土産で「うちゅうせん」の皆さんが撮った星の写真をいただきました。

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ポーちゃんだ!今日は蹄を切ります。

や。この愛くるしい顔を無視できるかい!ポーちゃん再登場。


やぁ〜。
「ポーちゃんが脚の蹄切るから、観に来ない?」って誘われたのは、これが2回目。前回は直前に予定変更になって遊びに来れなかったんですよ。


さ。厩舎(立派な小屋)から曳き出されて「ボクどこに行くのやら」
パッカパッカ♪


はい。まず蹄のそうじね。これか“オサレ”に切って。もとい!整えてもらうんだから。


え〜ボク。ちょっとネイル伸ばしてたとこなんだけどな。


ほら。こんな感じ!
コレ。切る前です。


そこに!やって来ました八丸さん。
この方。東松島に美馬森八丸牧場を起業された方です。
さっきまで東北大の馬術部のお馬の蹄切って、山を降りてここでまた切ると。


その牧場は、また次の次の次ぐらいで紹介するね。
プロの用品降臨。


「さ。おいで」
ポーちゃんは、脚をマゲマゲ。何かをアピールしてます。


この、強力なヤットコで、切ってくぞ〜。

ポキポキ。
見てるとドキドキしますね。ポキポキです。


巨大なファイル(英語で鉄ヤスリ)でゴ〜リゴリ削ります。


飛び散る切り粉を、見よ!



半逆光も相まって、ステージのような職場だなぁ。
美しいなぁ。


蹄叉(真ん中のとんがった黒いとこ)も削ります。
いや、コレはむしろ、切るというべきか!


この道具も、自前加工だそうです。


後脚だ。さあ、脚を出して。


はい。パチパチ。


ここでもう一回見てみよう。


ヤットコで、大まかに切り落とす。


蹄叉を切り落とす。


さらに形を整える。


ほんとにスムーズな作業でしたね。


アタシじゃ〜、あ〜はいかないわ!


すっごいヤスリですね。専用品ですか?


愛知のホームセンター買いました。


え!?


要は使えれば、道具は選ばずですね。
おお〜。


ところで、馬は切ってもらって、気持ちいいんですかね?


わかりません。そこは延々に謎です。


そっか〜。馬ってしょせん人間が取捨選択して作り出した生き物だしなぁ。
理解しようとしても、そこは馬の世界だ。
ちなみに、この切った蹄はワンちゃんが大好物だそう。



オサレ美人になりました。(男前だけど)


カンケーないけど。表札に「馬」。


や。満足満足。
ちなみに、ご主人のいうことしか聞かないそうですよ。ヒソヒソ。

そしてこれより、ポーちゃんが芸をご披露します。


あれ?今日来た時、「育てかた間違った〜」って言ってませんでしたっけ?


じゃ、はりきって行ってみよう〜。


西川ポーちゃんです。


よろしく。。。


ね♡♡♡


なんだぁ!この可愛さ〜〜!!!


じゃ。ポー〜ちゃ〜ん。バックバック。(写真だと伝わらんなぁ)


ポーちゃん。おまわり〜。


グルッとね。


ポ〜ちゃん。お手。


はい。笑って〜〜〜〜!


あの。。。まるでHRギガーのエイリアンみたいなのは。。。心の奥にしまっておこう。(ウマだから)


すっごいのはココから。
はいチャック〜。


ギギーって。


上手に下げちゃった。


馬って口が柔らかいから「出来るんじゃない?」って思いついたんだって。
はい。立ち上がって〜。


ご褒美のニンジンね。


はい、みなさん。ありがとうございました。


ぽーちゃん。手袋とって〜。


メリメリメリ。
さっすが6歳。


西川さんポーちゃんが「可愛くてしょうがない」んだって。


だけど八丸さん曰く。もっともっと愛情が深くなると尊敬につながってくるんだって。へぇ〜。
ちなみに、庭で寝てたネコちゃんです。


飼っているというより、このネコちゃんは地域ネコなんです。


ネコって放っておくとドンドン増えちゃうから、ちゃんと去勢して、その代わりに命を大切に、地域で暮らしてもらおうって考え方です。
このお話は、また別枠で取り上げないといけないなぁ。


さてさて。ポーちゃんはご飯です。
草をよく食べてくれるから、河川課から感謝されているんだって。よい話だなぁ〜。じゃね。

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行くぞ探検隊「竜の口渓谷をガチで歩く!」東京スリバチ学会と冒険だぞ!!

どうもです。このブログも思いつきのまま気が向くまま、時には風の吹くままにアチコチ行ってきましたが、とうとう青葉山の足元に広がる大秘境までやってきました。おいて行かれたら死んでしまう!竜の口渓谷、本当にこんな台風の日に行っていいのか?東京スリバチ学会「竜の口渓谷をガチで歩く!」参加記です。


ってことで、9月30日。今日は日本列島どこもかしこも台風チャーミーの影響で関東では夕方からJRがすでに運休を決定、気象庁が「不要不急の外出は避けてください」とアナウンスしているというのに雨対策万全な人たちが集まってくる集まってくる。。。


やぁやぁやぁ。集合時間9時ぴったりに改札口を抜けてやってきたのは、東京スリバチ学会会長の皆川会長さんです。
「どうも私が雨男なばかりに、今日は散々でして。」
確かに思い返すといつも雨が降っているな。


やぁ。ご無沙汰しております。といいながら、僕は渋谷のラジオってローカル局の金曜日だけのヘビーリスナーでして、その朝の番組「渋谷の工事」に皆川会長が登場して大暴れした回(いまでもオンデマンド配信で聴ける)は拝聴しましたよ。ローカルすぎるか。
ちなみにその左側にいらっしゃる白シャツの凛々しい方が、本日の案内役「青葉山・八木山フットパスの会」東北大学所属の内山隆弘さんです。どうも本日はよろしくお願いします。
 
あ〜今更ですが、本日写真が100枚超えましたので、テキトーなブログなのでテキトーにスルーしてくださいね。


さてさて受付。今日の参加費は保険料の500円と。あれ?


支倉常長さん。今日はどうしたのですか?
「いやぁ。歩くつもりできたんですが、さすがにこの天気では着物がグチャグチャになって無理なので、ご挨拶だけきました。」


流石に今日は行けないけど、参加料を払いにきてくれた人には、学会から「スリバッチ」がプレゼントされました。。。おお!なんだコレ!

さて。では改めて。。。
本日の流れを説明します。といっても、この台風ですから渓谷を歩くというのは危険なので、本日竜の口渓谷を歩くのは中止とします。
「ええええっ」
「あ〜〜〜がっかり」


そのかわりに、八木山から金剛沢治山の森を経由して、青葉山の最高地点二本楢山を経由し、竜の口渓谷の上部を巡って、青葉山駅まで歩くコースを楽しもうと思います。


青葉山には8本の尾根が伸びていまして、それぞれの尾根道には藩政時代には道がつけられ、その先には亀岡八幡、大年寺、西多賀神社など、神社仏閣が配置されています。
最高点は二本楢山とよばれ、205メートルの高さがあります。
なるほどねぇ。


こちらは昔の江戸時代に作られた名取郡北方根岸村・平岡村入合絵図(仙台市博物館蔵)の地図です。この青葉山の裏の丘陵というのは、仙台城の一部であるということで厳しく立ち入りが禁止され、山守と呼ばれる人に管理されていたんですね。


そして土塁(東原の鹿除土手)も築かれていて、前回のフィールドワークで訪れました。今日はこういった藩政時代の遺物も巡ることができるかもしれません。
では、出発です!


地下鉄駅から一気にエレベーターで「てっぺん広場」へ!
あれ???降ってないぞ。


皆川さんもやってきて「あれ??降ってない」
今日は参加者に「晴れ女」。そして取材してる僕は「仕事中は晴れ」男が来ているんですね〜。


ではここで、重鎮による首脳会議を開きます。
「なんか行けんじゃない?」「まぁ、あくまでもジコセキニンッテやつですね」「だったら挙手とってみますか。」


「今日はこんな天気の様相ですが、ジコセキニンでも歩きたいって人!」
「ハ〜イ」
「保険は入っているけど、下りないかもしれないですよ〜」
「ハ〜イ」


「じゃ、命が惜しい、行かないって人」
・・・・・いないですね。
はい。みんなそろって警報の出てるこんな日に渓谷探検となりました。
やっぱこうでなきゃ。


じゃ。出発前に記念写真撮るよ〜。
あの。。。皆川さん主催なのに入んなくてい〜の?
「い〜んです。い〜んです。」


皆川さんの横っちょからとったから、少しハスの写真。
どっち向いていいんだかわからんと不評でした。


じゃ、出発だ。


八木山駅から出発だ。


カッパ着て出発だ。


え〜とですね。本日の小道なのですが、紅久株式会社の所有地を通るという、暗黙の了解というアンニュイな感じな許可でして〜。さっきの訂正。八木山駅の方から来たということにしときましょう。


そしてココが入り口です。
「え!ここなの!?」
あまりに唐突な入り口の出現。その辺の土手を降りていくという極めて分かりにくい入り口。


じゃ、降りてくぞ。
もう既にここはどこだか解らない。


まるで岩手山の奥地のような、気仙沼の奥深い藪のような。


いったいここはどこなんダァ〜!(いやいや全力で戻れば仙台駅まで15分です)


おお!木を伐採している。なんか管理されている感。


足元に、キノコ。


ゲキサカを下っていきます。果たして本当にここは青葉山の裏側なのでしょうか?


なんかスターウォーズの帝国軍の基地見つけたみたいな絵になってますが、あれは東西線地下鉄の竜の口橋梁です。地面の中通っているはずのものが、空飛んでる時点でSFですが。


そしてロープが登場。


曰く
「急坂の途中にロープがありますが、全力で体重をかけたりしないように」
ヤバイ代物なんですな。


あ〜アレはナンダ!


川で〜す。とうとう竜の口渓谷に降りてきました。


地図を見て
「ふむふむ。これが川か」
川です。


ちなみにここでは川は3つ又になってまして、小さい流れは東北朝鮮初中級学校の方から流れてきてます。


こっちのデカイ流れは、青葉山裏から流れる本流です。


クジラ坂ってのはですね。かつてこの一帯は海でして、1999年にここでクジラの化石が発見され、重機で持ち上げた道なんです。


そしてちょっと下流に進みますと。
「おお〜見事な崖だ」


この崖が、層になっているの分かります?
この一帯。北上川にそって花巻のあたりまで竜ノ口の海なんて呼ばれていた時代があり、その頃に堆積した土砂があったり、さらに海が引いて湿地帯になり、そこにセコイヤの木が繁殖している頃に大火砕流が発生して木々が埋まってしまったり、またもや海に沈んだり、と思ったらまた海が引いて扇状地(川が小石などを運んできて出来る傾斜地)になって礫が堆積したりと、とにかく変動が激しかったのです。


これが竜の口の海の図。なんか本当に内陸の方まで沈んでたのだな。

なので、地層を見ると、年代ごとの様々な地質学的な痕跡が確認できるのです。
しかし。竜の口渓谷なんて八木山から青葉城に行く道すがら、赤い橋の上から眺めるだけだったのに、とうとう降り立ってしまったのだなぁと、感慨深いものがあります。


そこにこの「青葉山・八木山フットパスの会」の意義があるんですよね。
青葉山地区と八木山地区は、この竜の口渓谷で途切れてしまっているんです。なので歩けるよう道案内を整備すると地理的交流など意義があるのではないでしょうかということでした。


ここより上流は、主に竜の口が陸地だった時代の地理的環境を遡るのです。350万年前の大火砕流の時に蒸し焼きになった木々は天然木炭、その前後の湿地帯に堆積した木々は亜炭と呼ばれてまして、この渓谷の上部にはもっと露出しているところがあるので、いまでも少しずつ崩れては流されてくるのです。


ほんとだ。川の小石のあいだに黒いのがある。


じゃ、もっと上流にさかのぼっていきましょう!


ガサゴソ。ジャボジャボ。


あれ、内山さんが戻ってきた。


だ〜めだめ。水量多すぎて、登れません。


やっぱりこの台風で増水していてダメだったかぁ。


というか。甚だ危険なとこにいるんでないかい?
まぁ首脳会議
「じゃ、ここから元の治山の森の探索に切り替えましょう。」


「え〜とですね。今日は増水のためにここで渓谷歩きは中止とします。
いまからもう一回クジラ坂を登りまして、あとは平坦な道路と、林道歩き。。。」


「いや。山道歩きをします。」
アレ?今なにか訂正しましたよね。


ところで気になってたんですけど。
内山さんの靴って、ローカットのトレッキングシューズですよね。もう見るからにグチャグチャ。


ついでにいうと、皆川会長の靴はティンバーランドだけど、オイルレザーじゃないからシケシケ。水、沁みません?
「え?これ一応山歩き用に買ってきたんだけど」


いやどうみても、両者が一番足元が手薄な気がしますけど。。。


あらよっと!
皆川会長のジャンプでした。


こちら。川の分岐に置いてあったデカイ亜炭と


木の中の炭素がケイ酸に置き換わり、石化の進んだ珪化木です。


帰りはあっという間です。そんなこたない。まぁ撮るものもないんで。


じゃ、このあとは、渓谷の上部を巡ってって、話をしてました。


でもよく考えてみたら、渓谷は降りたし、これから周囲の山も見学するし、今日は二度美味しかったのかな。


ふやぁあああ〜登った。
あ。まだ後続がいた。あやうく失踪者が出るとこだった。


では。これからのプログラムの説明。
青葉城から、お殿様一行が季節になると三神峯方面に松茸狩りに出かけたそうで


その尾根をめぐる道は、今は舗装道路に置き換えられましたが、概ね残っています。これからその痕跡を歩きましょう。


ではまた出発だ。


そして見晴らしのいい道端でストップ。
見えますか。目の前の山が恐竜のような形をしていて「恐竜山」と呼ばれています。(そのままじゃん)この道は、いまは大通りで分断されてはいますが、かつては日赤病院のあたりから恐竜山を通って、三神峯神社まで続いていました。


おお〜恐竜だ。そしてその左の緑が三神峯神社方面ね。


ここの峰には、もともと八木山を開拓した八木久兵衛さんが、事業の安全を祈願して開いた神社がありました。が、時代もずいぶん巡り、いまは西公園の櫻岡大神宮に合祀されました。
それって大丈夫なのか八木山?


緑が深いねぇ。


ほんとだ。紅久株式会社だ。でもなんで紅なんだ?
「以前は白粉や紅を扱っていたから、紅を扱う久兵衛さんで、そして今はこの会社名です」
そうかぁ。じゃあ。いつぞやの村田とかも関係あるのかなぁ?
そしてベニーランドの名前はそっからきてたのか!


やぁ。平穏な道路の散策だと思ったら。。。
「あちらの小道が元のお殿様とかが歩いていた道の痕跡です」
小さな鳥居があったりと、嫌な予感しかしない小道。。。


あれはゴミの不法投棄が多くて困っていたから置いた鳥居だそうな。そしてまたもや山道を歩く。


木々の下も潜る。
「今日倒れる木なので触らないでください〜♪」
ってのは、直径20センチぐらいの倒木が、見上げるような高さなのに小枝に引っかかってるだけ。そりゃ、今日は台風だしな。。。で、納得しちゃうぐらい感覚が麻痺。


ここは水抜き用の立坑の出口でして、落っこちないように蓋もしてあります。
中からは何やら水が流れる音もします。


「ここ金剛沢治山の森は典型的な地滑り地帯でして、崩れ落ちてきた土砂が堆積して、この一帯はこう、シワになっているんです。そんな場所を雨の中歩くってのも如何なものかと思いますが。。。」
え!なんかいま大切なことサラッと言いませんでした?



なので、この一帯には縦横にトンネルを掘って水を抜いているんです。


「ここに長さ400メートルほどのトンネルがあって、私たちも入ったんです。」
なんか規模がでかすぎて、ボンヤリすごいんだなぁと。


「そしてですね。そこの先には、かつて地滑りを起こした崖がありまして。」
え?それってこのあいだの北海道の地震とかと。
「おそらく似た原理でしょう」


「そして亜炭取りの親子がここで二人亡くなってます。」
やっぱりヤバイ一帯じゃないですか。


やぁ。もう脅かされっぱなしでした。
さきほどの扇状地だった頃の礫層には水が溜まります。その上に周囲の火山の噴火(川崎町安達山など)から飛んできた火山灰や軽石が堆積しているから雨などが降ると礫層に溜まった水が上部の土砂を滑らせるそうです。


その地滑り災害を防ぐためにトンネルで排水し、金剛沢に排水しているのです。


さて。今回は盛りだくさんすぎて、ようやく後半のパートに入ってきました。
青葉山キャンパスは元々はゴルフ場だったんですね。なので、いまでも未開発のあたりはゴルフ場っぽい。キャンパスに隣接して、ゴルフ練習場もありますね。
そして、ここが竜の口渓谷の最上部!谷は右下から延びてきて。。。


本当は真ん中よりさらに左のほうまで延びてたんですが、ゴルフするのに具合が悪いんで埋めちゃったんだって。


なんでしょ。この森。
ここの樅(モミ)の森は、だいたい日本ではここが北限の森だそうです。
この一帯は放っておくと植生が下生えから樹々が茂ってと変化し、最後に行き着くのが樅とイヌブナの森だそうです。ただ、ここより北は樅は生えるけど森にはならないということです。


さて、その先にあるのが二本楢山の山頂がある。。。どなたかのお屋敷の入り口でした。あ〜あ。


続いて、藩政時代にお殿様が、山守りのおじいのところへ度々、松茸狩りに通ったと考えられる道が、いまでも一部現存しているそうです。


住宅地脇の藪をガサガサ入ると「おお!」


これは!手付かずの山道が!


100メートルほどで終わる。
この半端感は、土地収用で失敗して残っちゃったのかなぁ。


ちなみにこちらのゴルフ打ちっ放しは、竜の口渓谷のこちらも最上端。まさにスリバチ地形を「こりゃ〜打った球が自然に戻ってきてちょうどいいわい」ってんで、造成しちゃったのだな。


あちこちに白いのが転がってる。
まぁ、あれも礫って言っちゃえば、礫だなぁ。


1万年ぐらい経つと、青葉山ゴルフ層とか出てきたりして。
打ちっ放しの人は「あいつらなんで列になってこっち向いてパチパチ撮ってんだ」って思ったろうな


さて、そんなゴルフ打ちっ放し場の脇の藪を分け入っていきますと(まだヤブコギやってる)


旧日本帝国陸軍の練兵場の外周にあった杭に出るそうな。


このね。かつての「青葉山練兵場」の竜の口沢北岸に沿った外周に、点々とこんな感じで目印の杭がありまして。


これですな。


陸軍のはMの文字が刻んであるのです。(militaryの略かな?)
でもなんか可愛い文字だなぁ。
海軍だとMMなんだって。(marine militaryかな?)


やぁ〜。長かった。ここまで写真で100枚近く。随分と長旅だったけど、ほとんど雨が降りませんでしたね。


この一帯が、元練兵場。
かつては森林伐採もあったし、訓練で使っていた時は相当荒れていたので、藩政時代の森の痕跡はないそうな。



あっちが万助沢。
下の方で分岐した沢が、二本、ちょうど青葉山駅の裏手に延びてます。
ちょうどたまきさんサロンの正面に見えるあたりの森は、豊かな自然を残しているのでそのまま保存するそうですよ。


ってことで、サロンの横のコンビニのとこまで帰ってきました。
とうとう天気が、もちましたね〜。


では、本日の案内役、内山さんに拍手して今日の会を終わりにしましょう。


ヤァ〜パチパチパチ〜。


どうもありがとうございましたぁ〜。パチパチパチ〜。


次はもっと水のない時にしましょう。
そうですねリベンジってことで。


今日のコースを知りたい方はコレ。
「青葉山・八木山フットパスの会」発行の「青葉山・八木山フットパスガイドマップ」
これ、270円でAERの丸善、金港堂本店のほか、仙台市博物館の売店で売ってるよ。


なかなかすっごい会でした。そして皆川会長はというと、このあと新幹線が動いているうちに東京へ帰んなきゃって、すでに1時半の席をとってるとか。ほんとヤバい日でしたね〜。
ちなみにこの写真は12時12分。


ぼく?一緒に歩いたメンバーの「お疲れ〜。すんげー汗かいた。でビール飲もう!」って、街で飲んでました。これは午後1時。
これだけ冒険してこの時間にビール飲んでる。仙台すごくない?

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地名から仙台を知ろう!【サロン講座】

たまきさんサロンスタッフです。
9月8日(土)に『地名から仙台を知ろう!』と題したサロン講座を開催しました。
宮城県地名研究会の太宰幸子(だざいゆきこ)会長をお迎えし、宮城県や仙台市の地名の由来とそこに隠されている意味について教えていただきました。

【講師:太宰幸子氏】

<はじめに>
まず、地名を読み解く上で最も重要なポイントを教わりました。
それは、「地名は表記される漢字ではなく、発音される音が重要」ということです。
昔の人が実際に地名について発声していた「音」こそが、その地名を表す言葉ということです。
暮らしの中で、地形や場所の情報を他者と共有する必要に迫られたため、地形や地質などに名付けを行ったのが、そもそもの地名の始まりです。
それでも、数千年の間に文字として表記するために漢字を当てたり、共通語教育によって人々の言葉づかいが変わり、行政などの都合で地名が変更され、開発や災害によって地形そのものも変化してしまっています
古い時代から受け継がれて来た地名は、近年変更されて意味を持たない地名も多くなっているというのが実状なのです。宮城県や仙台市には、そんな古い地名がまだ多く残っているということでした。
先生には、いくつかキーワードになる地名を例に挙げながら、詳しく解説していただきました。

 

<地形や地質に関する地名>
「仙台(センダイ)」という地名は、いろいろな説がありますが、広瀬川によってつくられた地形を表現している「川内(センダイ)」という呼び方から付けられたという説が有力なのだそうです。
地形由来の地名には、他には「○○崎」「○○花」「○○鼻」など、土地が平地や川に向かって出っ張った地形を表す地名がよくみられ、例えば「竹の花」という地名は、植物の竹とは何の関係もなく、本来は「崖地の鼻」つまり平地に向って出っ張った崖のような土地を表す地名なのです。

 

<川に関する地名>
仙台市内では「袋」「鶴」「巻」などがついた地名も多くみられます。
「袋」は、川が袋状に蛇行して流れている様子で、そのような所では上流から運ばれてきた土砂が堆積しやすい。
「巻」は、川の蛇行が袋よりもきつく続いている様子。
「鶴」は、藤蔓や鍋のつるのように台地に沿って川が曲流している様子。
印象の良い漢字を当てる法律が昔からあり、“つる”には「鶴」という漢字が使われたようです(梅、竹、花、亀なども同様です)。
「米ヶ袋(コメガフクロ)」も川に関する地名の典型的な例です。ここで使われている「米」という漢字も、本来は砂を意味する「ヨナ」という言葉が訛って変化したものなのです。(ヨナ→ヨネ→米(コメ))
したがって「米ヶ袋」は、川が袋状に蛇行しているため、大雨や洪水でそこに大量の土砂が堆積したこと地であることを伝えている地名ということになります。
同じ広瀬川の上流に「牛越橋(ウシゴエバシ)」という橋があります。
この「ウシ」は、「フチ」つまり「淵」を意味します。川が深くて流れが澱んでゆっくり流れている状態を表しています。

 

<倉が付く地名>
この「クラ」とは、「クレ」という崖を、またその崖が崩れやすいことが由来です。 仙台市内では、「大倉」があります。
また「片平(カタヒラ)」は、和語(日本語)であれば、「ヒラ」が斜面をいうことから、片側が斜面になっていることを、アイヌ語であれば同じく「ひら」が「ピラ」の転嫁で崖を意味しているので、片側が崖であることが由来になります。広瀬川によってできた河岸段丘であることから二つの言葉の地名由来が言え、これは宮城県ならではの特徴をもつといえるでしょう。
崖を表す地名では、太白区の「鉤取(カギトリ)」もその一つです。元々は洪水やがけ崩れにより「ガケトリ(崖が取られる)」という意味の地名でしたが、漢字が当てられたことにより、変化して「鉤取」となりました。また、その鉤取を流れる「笊川(ザルガワ)」も、元々は「ザレガワ」でした。「ザレ」とは脆く崩れやすい地質(凝灰岩など)を意味し、そうした地質の所を流れる川を意味しています。流域には「砂押(スナオシ)」という地名もあり、大量の土砂が流れ込んだ場所であったことがわかります。
大水が出て、「まるで笊から水が漏るに洪水になるから笊川と呼ばれた」という解釈もありますが、これは付会(漢字を解釈した地名解)であるようです。

 

<花の地名>
仙台市内には、「梅田」「梅ノ木」「梅木」など「梅」という漢字が使われている地名があります。花の名前が付いていますが、これは花の名前に由来した地名ではなく、「ウメ」は「ウマル」「ウメル」「ウズマル」が元々の意味で、「埋」という漢字が正しいのですが、この漢字よりもおめでたい「梅」という文字を当てたのです。
近くを川が流れ、かつては洪水によって土砂に埋まったような土地と推察できます。
同様に亘理町「椿山」の「ツバキ」や宮城野区「燕沢」の「ツバメ」は、花や鳥を表す地名ではなく、「ツバクレル」という古い言葉が転訛したもので、「崩れやすい」地質を表します。

 

<暮らしにつながる地名>
青葉区の山間部に「青下」という地名があります。
古い時代には、人が亡くなるとお墓が作られるのは、よほどの権力者か有力者に限られていたそうです。
ほとんどの人は、集落のはずれなどで自然葬(土葬、水葬、風葬など)だったようです。そのような場所には、黄泉の世界への入り口を意味する「青(アオ)」のついた地名が多いということでした。

 

<古墳を造った人は?>
同じく宮城県内には古墳や墓地のある場所に「祝」という字の付く地名があります。
古くは「イワイ」は「ハフル」「ホウル」の意味を持ち、葬ることを意味します。
石巻市の渡波祝田では、両墓制という葬る墓とお参りする墓が違う墓制があり、土師氏に関わる「鶏を飼わない、鯉のぼりを上げない」など、敢えておめでたいことをしないという風習も残されていたそうです。
また、古墳や埴輪を造る技術を持った集団は「土師氏(ハジシ)」と呼ばれていますが、土師氏が作る古墳や埴輪の原料となる赤い粘土が採れる地が、「羽入(ハニュウ)」「羽生(ハニュウ)」「羽生(ハブ)」などの地名があります。ちなみに、ハニは赤い粘土を、ウはそのような粘土がある所を意味しています。
古代から稲作を行うさいに重要な産業であった「製鉄」に携わった人々に、「鋳物師(イモジ)」と呼ばれた人がいます。仙台では「芋沢(イモザワ)」などの地名に、その名残りがあります。
同じ「イモ」には、もうひとつ「天然痘」を意味する場合もあり、仙台の芋峠や東京や京都にある「一口(イモハライ)」などの地名が有名だそうです。

 

<アイヌ語で解ける地名>
宮城県仙台以北や青森県、秋田県、岩手県には、アイヌ語で解ける地名が多く残っています。
仙台近郊でいくつか例をあげてみると、
「茂庭(モニワ)」:モイワの転嫁で、聖なる山・霊山
「日辺(ニッペ)」:洪水などによる木(流木など)のある川
「案内(アンナイ)」:もうひとつの川
「四ッ辺(ヨツベ)」:腸のように蛇行している川
「愛子(アヤシ)」:イラクサのある所
「沓形(クツガタ)」:さるなしの実を採る川
「獺沢(オソザワ)」:川尻に滝のある川(カワウソではなく、オは川尻、ソは滝の意味)
「幼(オサナイ)」石巻市北上町女川にある地名で、川尻が乾くことを意味する。川の流れが、ある地点で地下に潜る状態を表し、北上山地を形成する石灰岩が関係しているのであろう。人の姓名の「小山内」や「長内」などは、ここから付けられたと考えられるということでした。

 

<おわりに>
今回の講座を通して、改めて地名に隠された意味の重さを知ることが出来ました。
地名は単に所番地を表す記号ではなく、私たちの先人がそこで暮らした痕跡であり、自然災害への警鐘を私たちに知らせている重要な意味を残しています。
先人が地名に託して残してくれたメッセージを読み解き、活用し、さらに未来の世代に伝えていくことが大切だと感じました。
まずは、自分の住んでいる地名から紐解いていってみたいという興味がわきました。
講師の太宰先生、参加者の皆さま、ありがとうございました。

 

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せんだい環境学習館 たまきさんサロン
平 日 10:00~20:30
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休館日 月曜(月曜が休日の場合は、その翌日)祝日の翌日・年末年始
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磨きサロン2~森林を未来に残す林業を知ろう~

11月17日(土)13時30分~15時30分
磨きサロン2~森林を未来に残す林業を知ろう~
株式会社佐久 専務取締役 佐藤太一 氏
私たちの暮らしを豊かにしてくれる「木」を管理し育てる林業を知り、たくさんの生きものが暮らす森林を未来に残すために必要なことを木にふれあいながら教わります。木のスプーン作り体験もあります。



■開催日時
11月17日(土)13時30分~15時30分

■講座タイトル
磨きサロン2~森林を未来に残す林業を知ろう~

■講師
株式会社佐久 専務取締役 佐藤太一 氏

■講座概要
私たちの暮らしを豊かにしてくれる「木」を管理し育てる林業を知り、たくさんの生きものが暮らす森林を未来に残すために必要なことを木にふれあいながら教わります。木のスプーン作り体験もあります。

■募集人数/対象
42名(小学生以下は保護者同伴) ※抽選(当選者にのみ11/10までご連絡)

■参加費
500円(税込)

■申込締切
11月6日(火)

■会場
たまきさんサロン(東北大学青葉山新キャンパス環境科学研究科本館)

■お申し込み方法
メールまたはハガキ、FAXでお申し込みください
必要事項:講座名、参加者氏名、年齢、住所、電話番号

■問い合わせ・申し込み先
せんだい環境学習館たまきさんサロン
〒980-0845 仙台市青葉区荒巻字青葉468-1
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