映画「パワー・トゥ・ザ・ピープル」を観に行ってきました。

「映画の話なのに、自転車かよ?」
まぁ〜映画の話に行き着くまでにも色々ありまして、まずは僕の友人から。
彼はベルギー人のドミニク。初めて会ったのはオーストラリアの砂漠の自転車レースで、確か2005年頃の話。彼は自動車関連の技術者をやっていて、けっこう色んな国へと出張にいってて、もちろん自動車大国の日本にも良く来てました。
日本のこじんまりとしているけれど美しさが凝縮しているところが大好きなようで、世界各国のレーサーが集まる集団の中でも、僕を見つけてさかんに話しかけてくれた、とても気のいい奴でした。それから。。。。3年ぐらい経ったか。2008年のポルトガルの自転車レースで再会。
「やぁやぁドミニク、元気にしていたかい?今何やってるの。」
「会社を移って、今はWind turbin(風力発電)の開発をやっている。忙しくて忙しくて、自転車に乗れないよう〜。」
「???」
当時、風力発電は日本では、まぁ色々トラブル続きですっかり下火になっていて、どうなることやらって空気が強かったんですよね。
そんな中、とても優秀な技術者だった彼が、職場を変えてまで力を入れている。どうなっているのだろう?って素直に疑問に思っていたものです。


ということで、本日のブログ。そんな僕が人づてにやってきた情報を頼りに来ましたのは、宮城野区市民センター。
ここ。図書館もついた複合施設なんで、僕は良く利用します。
今日も海坂藩大全(下)を借りた。。。知る人にはわかるのでござる。


そちらの2階の第二会議室。本当に小さな小さな上映会は、「パワー・トゥ・ザ・ピープル グローバルからローカルへ」自主上映ではないのですが、微妙に小さな上映会です。



こちら、何か資料とかチラシとか、あるのかなぁ〜って思ったら、全然なかったのでホームページのスクリーンショットです。
パワー・トゥ・ザ・ピープル
こちら予告編

サイトのデザイン自体が風車が大映りしているので、小電力発電の映画かなぁ〜なんて思っていたのですが、どちらかというと電力の自由化。とくに個人が選択できる電力と地区ごとに独立した給電網の話が中心でした。
そうなんですよね。僕らは電気を選択して自由に買うことが出来ない。電気は個人用だけではなく産業用にも沢山使われるので、小さな発電機ではなく、大型のプラントで一気に作り出す方法が、産業革命以降に主流となってたんですね。


それは、何のため?
電力は小規模のものが電力網に繋がると、工場などで使うには安定性に欠けるから。大きな出力を取り出すには不便だからなんです。
だけど、それは産業用の話。個人は個人が使う電力を、個人で使える範囲で丁寧に計算して使えばいいんじゃない?
なんてそんなに簡単にいかなかったから、かつては大きな工場で一気に発電していたのですが、技術の進歩で個人が作り出し、使う電気の量を上手にコントロールできるようになって来たのです。

ちなみに写真はリスボンの街。


そうなるとどうなるのか?
個人宅で電気を発電できるなら、それを地区ごとに団体を作ってまとめてしまおうという考えが生まれた。
個人住宅の集まりで複数の発電を相互に譲り合ったら、うちは今、誰もいないから発電だけしておこう。だけど3軒先では料理中だから余った分を融通してしまおう。とか。。。

写真は。。。ポルトガルのホテルのてっぺんにあったソーラーパネル。

そのうちに、地区ごとで作った組合で効率よく発電してしまおうと、地区の外れに共同出資の風力発電設備を作ってしまって、発電もするけど、余剰の電力は売ってしまったりもしてます。環境に感心があるとかないではなく、地域の独立など市民として自律した生き方を模索したら、選択肢が環境にやさしいものに自然となった。なぜなら長期的な投資に視点をあわせると、持続可能な暮らしを支える技術に結びつくそうです。投資効果も銀行貯金より、よほどいいなんて映画に出てきた方も言ってました。

ちなみにこちらは。。。ポルトガル サグレス郊外の風力発電設備。


結局のところ、技術が進む前には出来なかったことが、今では充分に可能だ。特に人が集まって同じ意思を持って設備投資すれば、かつては大きなプラントでしか出来なかったことが、“人々”レベルで出来るようになったのだよ。〜っというところで、僕はドミニクが働いていたのは、特殊な技術だったものを汎用性を高める仕事だったのかぁ〜と、ガテンがいきました。

映画の中で語っていたこと。。。インターネットは初期のころは世の中の変わった人(geek)が使うツールだったんだけど、みんなが可能性に気づいたら一気に安く便利になった。これをマーケティングの世界ではアーリーアダプター(early adopter)が参加し始めた頃なんて言います。技術が安価になり、爆発的に世の中に広がる直前の状態なんですね。

電力を自分で生み出し、自分の作り出すエネルギーを理解できる人は、省エネにも関心を持ち、積極的に工夫をするようになるそうです。これは、環境への意識が高いとか、責任感がある行動などではなく、人間が本来持っている「工夫癖」が最大限に発揮でき、暮らしを楽しんでいるからなのでしょうね。
それは。。。。映画に登場する人のほとんどが、電気代が減ったとかの経済的な理由ではないと思えるほど、笑顔が輝いて生き生きしているのからも見受けられました。

映画の中では、地域で保険を作った人達も紹介されてます。なんだか、日本の「講」のようでしたよ。人々は、どんどん原点回帰しているのか?

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「パワー・トゥ・ザ・ピープル」
入場料 大人1000円 学生500円 中学生以下無料

仙台市内での上映は。。。
6/28(金)
会場:宮城野区中央市民センター 第二会議室
時間:14時上映開始
———————これ。観て来たものです。もう終わり。

会場:㈲マハロ(錦町公園近く)
仙台市青葉区本町2-12-4
時間:19時上映開始
———————この回は、もうチョットで始まるよ〜。

6/29(土)
会場:仙台市戦災復興記念館 4階研修室
(仙台市青葉区大町2-12-1/地下鉄広瀬通駅から徒歩10分)
時間: 14:00~16:15 (13:30開場)
———————こちら。半分以上予約で埋まっているそうです。
こちらは、申込みフォームから予約

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