さて。ゴールデンウィークもすっかり明けて気持のいい青空の、い〜朝です。
少々休みボケの頭のネジを巻き直して、今日は朝イチから仙台市立中田小学校にやってきました。
こちらは以前、栽培・飼育委員会さんの活動にお邪魔したことがありますね。さて何でしょう?
何があるかといえば、体育館で全校朝会です。でもただの朝会ではない。「環境朝会」なのです。
なんだ?環境朝会って?そのヒミツは、このあとすぐにわかる。
(全校って言ってるけど。。。この朝5年生は、泉岳少年自然の家に野外活動で出かけて留守でした。あ〜あ残念。)
まずは朝会なので、校長先生から挨拶です。
みなさん。おはようございます。
5月5日はこどもの日でした。
では、今日5月8日は、何の日でしょう?
5月8日。。。ゴーヤの日なんです。
さて、私たちは2年前の大震災のとき電気が止まり、大変な苦労をしました。そのことを踏まえて中田小学校では屋上に非常用の太陽発電パネルを設置し、エネルギーを自分達でも作れるようにしました。
こういうのを「創エネ」と呼びます。
今日は電気を作り出す「創エネ」に、節約する「省エネ」。さらに作ったエネルギーを貯める「蓄エネ」を学ぶために、特別なゲストを呼んでいます。。。。
すると。。。ごめん!
お〜伊達武将隊から、政宗公が直々にやってきました。
「やぁ、皆の者!元気にやっておるか!
我らは、若い皆々にエネルギーの大切さを学んでもらうために参った次第だ。
皆。せんだいE-Actionは知っているか!」
「我らは暑い時もエアコンや扇風機を使わず、自然の知恵を活かした涼み方を知っておる。400年前は、電気など無いからな!
ではその秘術を、シンプル&スローライフの会の柳沼殿に説明してもらおう!」
こちらは伊達成実さまですね。
皆さん。今日は皆さんに、緑のカーテンについて学んでもらおうと思います。
限りあるエネルギーを、皆が使いたいだけ使う時代は、これ以上は続けていくことができません。エネルギーは限りあるものなんです。
そこで、日中陽の当たる窓辺にゴーヤやヘチマ、朝顔で緑のカーテンを作ってあげることで、日陰を作り出し涼しい環境が出来ます。
また、植物の作り出す水蒸気で蒸散作用もあるんです。
この中田小学校は、泉松陵小学校とともに「せんだいE-Action」推進モデル校に指定されたのです。
「せんだいE-Action」は仙台発のライフスタイルを変えることで、環境の優しい暮らしを実現しようと言う活動です。ご当地アイドルの「ドロシーリトルハッピー」もコマーシャルで一生懸命に応援しています。
そこで、「せんだいE-Action」実現のために、今年は皆さんとゴーヤの種から学校の南面いっぱいにゴーヤを育ててみようと思います!
子どもたちは、武将隊の登場で盛り上がってますね〜。
それでは、これからゴーヤの種を配付する。受けとってくれ!
仙台に住む人の手本となってくれ。皆のもの、しかとよろしく頼むぞ。
子どもたちからのお礼の言葉。
今日いただいた種を、しっかり大きく育ててみせます。
ありがとうございました。
よかったよかった。
今日渡した種が、大きく育つ頃には、ワシらもまた中田小学校に激励に参るかもしれん。それまで、しっかり育てるのだぞ。
ではサラバだ!
武将隊は城に戻っていきました。
そして。。。今日はテレビ取材も沢山入っていたのですね。
さらに、さきほどゴーヤを受けとった女の子の中には伊達政宗様の熱烈なファンもいたようで、大変な賑わいでした。
さてさて。。。ぼくら取材隊はさらに移動です〜。どこへ移動?4号バイパスを自転車でひたすら北上し。。。
じゃ〜ん。今度は泉松陵小学校です。
こちらも既に全校児童が体育館に集まって、「そわそわ。。。何があるんだろう〜?」
そこで校長先生からの挨拶です。
「5月8日はゴーヤの日です。
2年前の震災では私たちは人と人との絆や思いやりの大切さに気づきました。
何気なく使っていた電気やガス、水道も、使えなくなって初めて大切さに気がついたのです。
そこで、私たちは今ある暮らしを、地球に優しい暮らしに変えるために“せんだいE-Action”をはじめます。
今日はせんだいE-Actionを進めるにあたり、説明してくれる特別ゲストをお招きしています。」
すると!
体育館のスピーカーからは勇ましい太鼓の音が鳴り響き、ドンチョウがスルスルと開きますと。
「ワァ〜!!!」と歓声が上がります。
そりゃ〜ビックリしたでしょう。
何故って?こちら泉松陵小学校は、伊達武将隊情報が完全に隠されていて、カメラもこっそりと動いていたので子ども達には“なにが起きるのか?”ぜんぜん伝わっていなかったのです。
やぁ!皆のもの。
今日、我ら伊達武将隊は「せんだいE-Action」を推し進めるために、この泉松陵小学校へやってきた。
皆、「省エネ」「創エネ」「蓄エネ」の三つの言葉を知っているか?
これら3つのキーワードは、ワシらの暮らしを維持していくためには大切なキーワードじゃ。
エネルギーをどんどん使う時代は終わった。わしらの時代は暑い時は、知恵を活かして涼しく過ごしたものじゃ。
では、その賢い暮らし方について、みやぎ環境ネットワークMelonから来ている岸殿。そして小林殿に話してもらおう。
こんにちは!
私たちが何気なく使っているエネルギー。このエネルギーを生み出すために、地球がどんどん暑くなっています。
地球温暖化と言う言葉を知っていますか?
「ハ〜イ」
凄いですね。みんな知っていますね。
地球が暑くなって、北極では氷が溶けてしまいシロクマが暮らせなくなったりしています。
では、具体的に私たちが何ができるか?
Melonでは、2年前からみやぎグリーンカーテンプロジェクトというものを推し進めています。
エアコンや扇風機などを使わなくても、暑い時期に家に緑のカーテンを作ることで、快適に過ごすことができるのです。
そこで仙台市が進める「せんだいE-Action」の一環として、泉松陵小学校と中田小学校の二カ所で緑のカーテンを作ることにします。この2校は「せんだいE-Action」の推進モデル校になったのです。
そこで、仙台市からもお知らせです。
「せんだいE-Action」は、エネルギーの使い方を考え、暮らしの質を落とさずにライフスタイルを変えることで、環境にやさしい社会を実現しようと言う活動です。
みんな、ゲームはしますよね〜。テレビも見ますよね〜。
「しま〜す。。。」
それを環境のために全部やめてガマンしようと言うのではなく、必要な時に必要なエネルギーを使って、無駄はなくそうという。未来のエネルギーの使い方や持続可能なライフスタイルを実現するための行動(Action)の積み重ね、それが、せんだいE-Actionなのです。
そこで、泉松陵小学校のみんなには、夏のエネルギーの一番の使い先になる冷房を抑える緑のカーテンを育ててもらおうと思います。今年は1年生には朝顔を。5年生にはヘチマを。他の学年にはゴーヤを育ててもらおうと思います。
『いや。待てい。
ひとつ質問だが。そのプロジェクトは、子供でも出来ることなのか?』
そこで強力な助っ人、柳沼さんの登場です。
大人は、楽な暮らしに慣れてしまうと、なかなかライフスタイルを変えることが出来ないんです。
そこで子供が率先して環境のことを学び、私たちの暮らしを変えることの大切さを広く伝えて欲しいんです。
なるほど、わかった!
では、緑のカーテンの種の授与だ。
是非とも、環境を守るリーダーになってくれ!
ということで、ゴーヤや朝顔、ヘチマのタネとガイドブックが手渡されました。
生徒代表からの挨拶です。
「私たちもしっかり育て上げることで地球の環境を少しずつ良くしていきたいです!」
そうか!皆の気持しっかり受けとめたぞ!
緑のカーテンづくりに励んでくれ!
大きく育ったら、また見にくるかもしれんぞ!
ではワシらは城に戻る。あとを頼んだ!
そして武将隊から皆さんへの見送りです。
今日はありがとう!さっそうとしてますね。
今回も政宗大好き。歴史大好きな子がいて、大変です。
ヨロシクね!
成実さんは優しいですね〜。
みんな、緑のカーテンヨロシクね。
ということで本日の取材。にぎやかで楽しい一日でした。
ところで今日配付されたゴーヤの種って、何だろう?
おお!これは僕がよく聞いている関東のラジオ局、J-○aveじゃないですか!
このラジオ局って、10年以上前からフリーマーケットや物々交換や緑のカーテンと、ず〜〜〜っと環境のための活動をしていたんですよね。そういえば、このTシャツを買ったのもJ-W○veホームページで風力発電の電気を使って放送しているのを知ってからだった。
何で伏せ字かって?ここせんだいではJ-Wa○eは放送していないんだよなぁ〜。で、環境活動に活発なラジオ局が「タネまき、ハナうた。J-Wav○」キャンペーン用に作ったゴーヤの種パックを、さらにたくさん環境省に委託して、流れながれて僕らのところまで来たんだって。
なんだか僕の大好きなラジオがここまで繋がってきて。ちょっと嬉しいなぁ〜。