藤村靖之著「非電化思考のすすめ」

非電化思考のすすめ

非電化工房ってご存じですか?
那須高原に、明らかにこれはバブル期のスタジオセットだなぁ〜っと思わせる建物群を買い取って、電気を使わない生活がここまで実現できるを、発明品の販売益や講演、著作の売り上げで維持している施設なんです。

この施設の代表の方が、紹介する「非電化思考のすすめ」の著者の方。電気を使わない暮らしを提唱する方の著作などを調べると、けっこう胡散臭い方や無理している方がいるけど、先生(あえてこう呼ばせてもらいます)の非電化思考は、そもそも電気を使うことでスピード重視の志向となっていないか?もともと他の機能でまかなえたはずの部分を電気に負わせていないか?と、道具本来の使い方に戻って電化をしないですむ「考え方」を提唱なさっています。
なぜなら元々が大手電機メーカーの開発職をされていた方。当時の仕事そのものは楽しいが、人間の生き方として考えると、電気ありきの考え方は間違っていたんでは?っと舵を切り換えてしまったそうです。
っということで僕は先生の著作をいつか読んでみたいと思い続けて。。。やっと一冊目です。

そこで印象に残った言葉をひとつ。
「ある問題を起こしたマインドセット(思考の枠組み)のままで、その問題を解決することはできない。」
こちらは序盤に登場するアインシュタイン博士の言葉です。

さぁ、電気に頼った暮らしをしてきた僕らは、震災で原発事故をおこし、またしても震災前と全く同じ社会の仕組みを2週間前に選んでしまいました。
暮らしを変えようと考えるのではなく、今の改良をすれば、チェックをすれば、安全を確認すれば、以前のような暮らしで問題は起きないのでしょうか?
考えるまでもなく答えは出ますね。

この本の中では、現在の日本の暮らしそのものを完全否定はしません。ああしろこうしろとは書いてありません。ただ、道筋が書いてあるのです。
僕たちは電気を使うことで、暮らしの大幅スピードアップをしました。
その分だけ、幸せは多くなりましたか?
僕たちは思考を変えることで、ハイテクを利用しつつも、もっと幸せを実感して生きることができるはずです。

カテゴリー: 省エネ, 役立つ話, 日々の話, 環境, たまきさんブログ パーマリンク