長町南小学校の緑のカーテンの育った姿を見にきたよ。

のっけから伊達武将隊の芭蕉さんと茂庭綱元さん登場!
前回の「長町南グリーンカーテンプロジェクト」は夏休み前のことですね~、タネから育てたゴーヤをプランターに定植しました。いっしょにアサガオやヘチマも植えましたね。その緑のカーテンが夏の間にどのくらい伸びたのだろう?
総合学習の時間におじゃましてます。

ただですね。。。残念なことに、少し天気が悪い。
始業の少し前には雨がパラついてたし。今も少し曇っているね。。。そこで屋外で機器を使って温度を計測しながら環境授業を進める予定を急遽変更。屋内にてパソコン画面で生育後の緑のカーテンのことを勉強してもらい、校庭での計測は日を改めてとなりました。<<<これもモチロン、取材させてもらいます。
ってことで、柳沼さんも登場。

では。最初に観察について、お話です。
芭蕉さん。観察って何をします?
「え~目を使います。私はよく、見るようにします。俳句を作るときも良くものを見て、季節や事象などを感じるようにします。」

他に何が大切だろう?みんなわかる?
「写真」「匂い」「さわる」「口(くち)」
いいですね。例えば、ゴーヤの葉っぱはゴーヤと同じ味がします。全身が同じ味なんですね。
「耳」
すごいですね。

用意していた答えがぜんぶ出ました。
「見る」「触る」「匂う」「聞く」「味わう」
観察するときは、五感を使います。みんなの体で感じたことでメモを取ったり、写真に記録したりします。
でも、もっと大切なことがあります。

それは「観察しながら、いろんなことを、ひとつひとつ思いを巡らせて考えること」が大切です。
俳句を作るときも、感じで、思いを巡らせて創作します。理科だけでなく、国語とか、ぜんぶの教科で、五感は大切です。

では、皆さんは成長した緑のカーテンを見てきたと思います。
「ゴーヤ」「ヘチマ」「アサガオ」
どれがどれだか解りますか?

左上の写真は手が一緒に写ってますね。比較のために手が写っているぐらいなので左上の葉っぱが一番大きいです。

下の葉っぱは、ちょっと形が違うね。この葉っぱには、毛が生えています。触ってみるとわかるよ。下の葉っぱ2つは、アサガオ。

そうすると、上の二つのうちの、どっちがどっちでしょう?
左がヘチマで、右がゴーヤです。
ヘチマは葉っぱが大きく。ゴーヤは葉っぱがギザギザして柔らかいのです。
そして、ゴーヤやヘチマは伸び方に特徴があります。ツルはどんな感じでした?

アサガオはツルが直接巻き付いていました。
ゴーヤはどんな感じ?イメージして手でやってみて
「こんな感じ」


できれば、両手でやってみて!
「こ~んなでした」

こんなふうに、ゴーヤやヘチマには親ヅルと子ヅルが出てきます。アサガオは本体が直接巻きつくけど、ゴーヤは子ヅルで巻き付きます。
こういうのを「巻きひげ」とも呼びます。

この巻きひげを見て何か思いませんか?
捻れているんだけど、捻れが一回休んで、反対のねじれになってます。
どうしてですか?
「水を吸うから?」
「のびるから?」

柳沼さんが調べたとこだと、こんなふうに逆向きに伸びるとツルが強くなって、どんな方向にでも「伸びていけるからだよ~」ってことでした。
~~~でも。ぼく解っちゃった。巻きの方向が途中から逆転していると、左右から力一杯引っ張った時に真ん中からクルクルほぐれていって、一本の紐になるまで我慢することができるんです。(糸の輪っかの真ん中にボタンとか通して左右から引っ張って回転させて遊んだじゃん!あれと同じ)これが単純な一方向の巻きのバネだと、引っ張られた時に一本になるまで伸びないし、伸び切っちゃったときはツルにネジレが残る(応力が残る)からツルが切れちゃうんだね。
さすが!生物は進化の中で、最良のバネ構造を生み出すのだなぁ~<<科学オタク論。

次の見るポイントは「花」です。
ゴーヤには「雄花」「雌花」があります。聞いたことある?4年生の授業ではまだ出てこないそうです。聞いたことある?
「あるある~」
実をつけることができるのが「雌花」。赤ちゃんができる花ですね。

違いわかります?これ。近くで見ると。。。
「雄花は真ん中が黄色く、雌花には、根元に小さな実がついています。」
よく見つけたね。
「花の形が違う」
そうだね。雌花の方が、少し開いているね。

「雄花」には花粉ができる雄しべがあるんですね。
「雌花」は、蜂や蝶がとまり易くなるように、花弁が開いて脚がかかるようになっているんですね。虫に受粉させるんですね。

では、今日はまだ使わないけど、ワークシートを使って調べる時の機器、放射温度計を紹介します。

上に赤い点があるね。この点の温度を離れたところから測ります。28.5度ですね。

黒板は27度。だけどこの赤い点はレーザー光線で照らしているので、目の黒いところにあたると目が見えなくなってしまいます。なので絶対に人に向けて使わないこと。約束だよ。

では、芭蕉さんが一列にひとつずつ配ります。

すげ~。

茂庭さんの甲冑の鉄の部分は
「少し冷たい!」

この放射温度計で、こんどワークシートにあるように「葉」「土」「コンクリート」とか、素材の違いを調べてみましょう。
「自動車のボンネットも!」
それは熱いだろうね。

緑のカーテンの一番の効果は、強い日差しを和らげることができることです。
じつに太陽の光を80%も遮ることができます。
すだれは50~60%。
高性能ガラスが55%だから、すごい効果ですね。

芭蕉さんの頃はどうしてたのですか?
土壁の家に住み、障子の扉でした。
そして熱いときは、すげの傘ですね。

これは平成19年に様々な環境の違いを測った時の記録です。
ヘチマの緑のカーテンでは、葉の表側と裏側で、気温が2度も違います。

皆さんも、次回の実験では計測してみてくださいね。

これは実際の写真。
サーモグラフィーで測った緑のカーテンと、参加者みんなの記念写真です。
人は熱いので、赤く写りますね。植物は青です。

緑のカーテンには蒸散作用があります。みんな雨に当たったまんまでいると、お母さんから「着替えなさいよ~」って言われるでしょ。乾燥する時に体温を奪われて冷えちゃうからだね。緑のカーテンにも、周りに水分を出す働きがあるんで冷えるのです。

そして、みんなにはなかなか難しいことなんだけど。「生産者」「消費者」「分解者」ってわかる?
生産者は樹々で、二酸化炭素と水と光から、酸素(と糖)を作り出すことができます。分解者は、地面に落ちた葉っぱなどを分解して、栄養に戻してくれる生き物です。分解者がいないと、地表は葉っぱだらけになってしまいます。
そして、人間や他の生き物は、それら自然のシステムを利用して生きる消費者です。
~ちょっと面白い話。水の極端に少ないオーストラリアの砂漠ではミミズがいないから。。。シロアリが分解者なんだよ。

たとえば、幹の幅30センチほどの桜の木一本で、人の出す呼吸の2人分を賄うことができます。そうやって考えると、みどりは大切ですね。
だけど、いまアマゾンで、大火事が起こっています。
「ニュースで見た!」
地球の肺と呼ばれている森が燃えて、大変なことになってます。かなり心配です。

では、校舎脇の緑のカーテンを見にいってみましょう!
おや。。。大きくなったけど、2階までやっとという感じ。。。そうなんです。柳沼さんも緑のカーテンプロジェクトだけで5年間も活動してますが、こんなに暑い夏は初めてだそうです。やっぱり気候が変わってきてしまっているのかな?

では、最後に記念写真!

パチ!!

はい!次回は、実際に計測機を使って緑のカーテンの効果を計測してみようと思います。じゃね~。

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