新聞紙で涼しい空間(クールエアドーム)を作ろう!2019【サロン講座】


たまきさんサロンスタッフです。7月14日(日)に宮城教育大学教授の菅原正則先生をお迎えして、「新聞紙で涼しい空間(クールエアドーム)を作ろう!2019」と題したサロン講座を開催しました。新聞紙でクールエアドームを手作りし、自然の力を利用して涼しさを得る方法を学びました。菅原先生は、住宅の熱的快適性や空気環境といった建築環境工学、住居学を専門にご研究されています。

また、今回の講座は毎年恒例の行事となっている「学都『仙台・宮城』サイエンスデイ2019」のプログラムとして出展しています。たまきさんサロンは、サイエンスデイのサテライト会場として、この講座に応募してくださった皆さんをお迎えしての開催となりました。

今年は、あいにくの雨の中での「サイエンスデイ」開催となりました。

まず、先生から「涼しくなるには、どうすればいいの?」という質問から始まりました。

涼しくなるのは打ち水やかき氷などによって冷やしたときだけではありません。風鈴、ハッカオイル・・・幽霊の絵!おやじギャグでも涼しく(というより寒く)なる?

確かに涼しい「気分」にはなるかも知れません。でも今日は、「気分」ではなく本当の涼しさを感じられるようにします。

そこで、今日の講座の「新聞紙で涼しい空間を作ろう!」というお話になるわけです。
名付けて「クールエアドーム」です! ちょっとクール!(カッコいい)
では、早速「クールエアドーム」の製作にとりかかりましょう!

新聞紙を使ってドーム作り開始です!
新聞紙をテープで貼り合わせて、壁になる部分を作っていきます。

簡単なようで、ちょっとむずかしい。新聞紙が破れないように気をつけて運びます。

大人も子供も真剣に新聞紙と向き合っています。
貼り合わせた新聞紙に、ビニールシートをとりつけます。これは・・・窓?

とにかく手順どおりに貼り合わせてみましょう。大きな折り紙を折るような工程もあります。

ハサミでチョキチョキ。ここは、入り口になるみたいです・・・
隙間ができないようにテープを貼り合わせるのがコツです。

送風機を使って風を吹き込みます。

すると、みるみるうちにドームが膨らんで・・・二つのエアドームが完成しました。

ひとつのドームだけ、霧吹きで外側と内側全体を濡らします。
あれっ!? 濡らしていないドームよりも、濡らしたドームの方が涼しくなってきたかも!  

サーモグラフィという測定機器を使って、ほんとに涼しいかどうか温度を測ってみましょう。
みんなの体から放射される熱の温度は、30℃以上。顔や腕の部分が赤く見えるのは、多くの熱が放射されていることを示しています。
乾いたドームは外側も内側も26℃だけど、水で濡らしたドームだと外側24℃になっていました! 乾いたドームと2℃違う!

実は、これは「蒸発冷却の実験」だったのです。濡らした新聞紙のドームから水分が水蒸気として蒸発する時、気化熱を奪うのでドームが冷えます。その結果、身体から赤外線放射される放射熱がドームにたくさん吸収されて、涼しく感じられるわけです。

今日はあいにくの雨天で湿度が高かったせいか、あまり蒸発しなかったために温度差は小さくなりました。

講座の初めに「植物の蒸散作用で涼しくなる緑のカーテンは、クールエアドームと同じ」と先生から教わっていましたが、クールエアドームの中でも緑のカーテンと同じことが起きていたのですね。

涼しくなって、みんないい笑顔です。


みんなで手作りした「クールエアドーム」は、午後もそのまま会場に展示し、サイエンスデイから大勢の方が見学・体験に来館されました。

さらに今年は、午後から超巨大エアドームも登場!

この大きさだと、ほとんど簡易住居になりますね。


今回の講座では、「クールエアドーム」を手作りして、暑い夏を涼しく過ごす工夫について楽しく学びました。

菅原先生、学生スタッフの皆さん、ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。


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せんだい環境学習館 たまきさんサロン
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