バイバイ、レジ袋! ふろしき生活はじめましょう

たまきさんサロンスタッフです。3月17日(日)に「バイバイ、レジ袋! ふろしき生活はじめましょう」と題し、ふろしきの活用法についてのオープンサロン講座を開催しました。

講師には、「ACT53仙台」代表の矢吹真理子さんをお迎えして、レジ袋のことや家庭に眠っているふろしきの活用術について教えていただきました。

講師の矢吹さんは、長年にわたってごみ問題や3R運動の啓発活動にたずさわって来られた方です。
1991年に発足した環境NPO団体「ACT53仙台」は、今年で28年目を迎えられるということでした。現在も勾当台公園で年2回定期的に開催されている「もったいない市」は、市民に浸透した息の長い取り組みとして有名です。

 「プラスチック問題」

 わたしたちの暮らしの中に入り込んでいるプラスチックという、便利だけどちょっとやっかいなものについて、講座のはじめに矢吹さんから講義していただきました。

 プラスチックと言っても、レジ袋、食品トレイ、飲料や薬品などを入れるボトル容器、各種包装梱包容器、衣類ハンガー、おもちゃ、車体に使われる強化プラスチックなど、さまざまな種類があげられます。
では、なぜこんなにもたくさんのプラスチック製品が使われているのかというと、軽くて丈夫で、その上安価だからです。

 では、使用後のことを考えてみましょう。大きく三つに分けられます。

① リサイクル・・・ただし現在は、包装容器のプラスチックに限られています。

② 焼却処分・・・リサイクルできないプラスチックです。

③ 放置・・・その辺に捨てられたプラスチックは、野に埋もれ、あるいは河川から海まで流出していきます。それらは、紫外線や波によって小さく砕かれ、現在海洋での深刻な汚染問題となっている「マイクロプラスチック」生成の原因行為のひとつといわれています。

 私たちは、便利で使い勝手の良い物を、ひとまず使いたがります。

 深刻で大きな問題が起きてからでないと、立ち止まって考え直すことがなかなかできません。環境に配慮した行動をと頭ではわかっていても、なかなか実行できないというのが正直なところではないでしょうか。

 では、同じような使用方法が可能で、お金もかからず、便利で、使いやすい物で代用できないかという発想が、エコな考え方です。さらに、面白いもので楽しめるものならば、やる気も出るし長続きするのではないでしょうか。

そこで、今回の講座では「ふろしき」をとりあげてみました。

「ふろしきの歴史」
スタッフの佐々木さんに、まずふろしきの歴史から教えていただきます。

 ふろしきの歴史は、古く平安時代には物に被せるという使い方がされ、鎌倉時代以降、着替えを包むという使い方になったそうです。「風呂敷」という漢字を当てますが、これはまさに風呂場で着替えを包むという状況を表しています。江戸時代になると、ようやく庶民の間にも広く普及します。

 明治時代になると、広い意味で物を包む道具として使われるようになります。例えば、商品や婚礼品包みなど、文様も「吉祥文様」という縁起物のデザインを施したふろしきが好まれ使われたそうです。

 さて、昭和40年代の高度経済成長期を迎え、大量に物が消費される時代になると、ふろしきに替わって「紙袋」そしておなじみの「レジ袋」が登場して来るようになります。当然、「ふろしき」は、タンスの奥へと追いやられてしまったというのが、日本のふろしきの歴史です。

 平成に入ると、当たり前に普及してしまったレジ袋を削減しようという動きや、いわゆる「脱プラ」のニーズが高まってきました。そこで、眠っていた「ふろしき」に再び登場願ってはどうかというアイデアなのです。

「ふろしき活用術」
 スタッフの佐々木さんと木下さん、岡さんに、ふろしきを使った結び方・包み方を教えていただきました。基本の結び方は二種類。「真結び」と「一つ結び」です。この二種類を覚えておけば、ふろしきを使って何でも包んでしまうことが出来るのです。

<結び方の講習>

 次はいよいよバンダナやふろしきを使って、袋を作ってみましょう。

<バンダナ帽子>

<ポシェット>

<ドロップ・バッグ(肩掛けバッグ)>

 <バルーン・バッグ>

<リュックサック>

<簡易バッグ>

<びん包み>

<箱包み> 

<こんな使い方も!>

 皆さん、「こんな物も出来るんだぁ!」と、かなり興味を持たれた様子でした。
「これは使えそうだね」というお母さんたちの声も聞こえていました。

 最後に、今日の講座で習った結び方を使って、いろんな物を参加者の皆さんに包んでいただきました。短い時間でしたが、講師の先生方も驚くくらい様々な形の物を包むことが出来るようになりました。

 今日の講座では、レジ袋の代わりに「ふろしき」を使って物を入れたり包んだりしながら、誰もが身近な生活の中で楽しく「脱プラ」や「プラスチック削減」に取り組めるということを教えていただきました。このような小さな取り組みが、環境問題を考えるきっかけのひとつとなればいいと思いました。

 矢吹さんをはじめACT53の皆さん、参加者の皆さん、ありがとうございました。

<ふろしき活用術展>


*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*
せんだい環境学習館 たまきさんサロン
平 日 10:00~20:30
土日祝 10:00~17:00
休館日 月曜(月曜が休日の場合は、その翌日)祝日の翌日・年末年始
*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*

カテゴリー: 過去の講座, 環境講座, たまきさんブログ パーマリンク