ヨシ原をめぐる 生きもの達の冬物語


生物多様性保全推進事業~せんだい生きもの交響曲
夏の音~カッコウを呼び戻せ!ヨシ原活用大作戦

『ヨシ原をめぐる生きもの達の冬物語』



平成30年12月1日(土曜日)、夏の生きもの観察会に引き続き、冬の観察会(2年目!)をせんだい農業園芸センターで行いました。
夏に見た生きもの達はどうしているのかな?
去年の冬に見た生きもの達は今年も来ているかな?
ではでは観察会の様子をご紹介します。



12月に入り今年も残すところあと1か月になりました。すっかり寒くなりましたが、寒くなるからこそ観察できる生きもの達を観察する「ヨシ原をめぐる生きもの達の冬物語」を開催しました。


講師は毎度おなじみ、宮城県森林インストラクターの太田さんと西谷さんです。
今日もよろしくお願いしま~す!!


まずは夏に行った観察会の振り返りをしました。オオヨシキリなどを観察したよね。
みんな「生態系ピラミッド」のことは覚えてるかな?


「生態系ピラミッド」の冬バージョン!
一番上にはミサゴやハヤブサなどの猛禽類が君臨していて、上にいくほど生きものの数は少なくなっていくよ。生きもののつながりをわかりやすく説明してもらいました。


早速外に出て生きもの観察へ!西谷先生に双眼鏡の使い方を教わりました。
双眼鏡で太陽を見てしまうと目を傷めてしまうから絶対にやめてね!!


双眼鏡の使い方の練習。どう?ちゃんと見えるかな?


こちらが冬のヨシ原。
夏には綺麗な緑色だったヨシ原も、冬になるとこんなに変わるんだね。枯れたヨシ原も風情があってきれいだね。


なにか見つけた!
これはオナガガモのメスの羽だ!羽の形でどの部位に生えていたものか分かるんだって!地面を探すと、いろいろな形の羽が落ちていました。


いろんな部位の羽が落ちていたため、このオナガガモはどうやら他の生きものに襲われ、食べられちゃったみたい。かわいそうだけど、食べたほうの生きものにとっては自分が生きるために必要なこと。自然界はこうして成り立っているんだね。


このモコッとした土は「モグラ塚」
普段は地下に住むモグラが地表に顔を出した時に土が盛り上がってできるんだって!
農業園芸センターにモグラが生息している証拠だね!

モグラは土の中のミミズや昆虫の幼虫を食べるんだけど、とっても食いしんぼうで胃の中に12時間以上食べ物が無いと死んでしまうんだって。


歩いていたら先生が赤とんぼを捕まえたよ!
これはアキアカネ。身近な公園や田んぼでよくみられるトンボだね。
                      


バッグの上でひと休み♪
お父さんとお母さんと子どもかな?可愛いな~


動物のフンを見つけた!
先っぽが細くなってるから、これはキツネのフンだそうです。
夏の観察会でも紹介したけど、農業園芸センターには夜になるとキツネが出没しています!


これはヒメリンゴ!
ふだん食べているリンゴより、ずっと酸っぱいけれど、お母さん達にとっては「懐かしい味」だったようです。


去年の冬の観察会と同じく、ネズミを捕まえるワナを仕掛けたよ。観察会の前に先生が仕掛けたカメラには、ちょろちょろ動くネズミがばっちり写っていたからいるのは分かっているんだ!今年こそ生のネズミ見たいな!!
                    


う~~~ん今年もネズミは捕まりませんでした。。。ネズミにとって自然豊かな農業園芸センターとその周りではあんまり食べ物に困らず、なかなかワナにかからないみたい。来年こそを絶対捕まえてやる!!


太田さんが持っているのはノスリという生態系ピラミッドの頂点に立つ鳥。くちばしが黒いのが特徴!今回も捕まえることが出来なかったネズミを主食とするんだって。
農業園芸センターでも観察できるみたい。                    


うわっ!なにこれ!!すごい数の鳥が大群で飛んできた!!
これはミヤマガラスといって、みんなが普段まちの中でみているカラスとは別の種類で、冬の寒さをしのぐため、海を渡って日本にきたカラスなんだそうです。


ではではヨシ原の隣にある大沼に渡り鳥の観察にいくよ!
鳥さんたちはとっても臆病!人が近づくと近づいた分だけ離れちゃうから、観察する時は動きをゆっくりにして刺激を与えないようにね!


大沼にはたくさんの渡り鳥がいたよ!たくさんの鳴き声が聞こえてすごくにぎやか!


今こそ双眼鏡の出番だ!いろんな種類の鳥がいる!同じ種類の鳥でも、大人と子どもで少しずつ違いがあるのもわかるね。
         

たくさんいる!可愛い!!写っているのは全部オナガガモ。茶色っぽいのがメスで、黒と白のおしゃれさんがオス。夜中に田んぼなどで水草や植物のタネを食べるんだ。
今は昼間だからちょうど休んでるところだね。


オナガガモを近くから激写!
これはくちばしを温めながら寝ているところ!敵が来たらすぐ逃げれるよう、目は開けたまま寝てるんだよ。         


みんな鳥をみるのに夢中だね!同じ方向を見てるけど、なにかいるの!?


ミサゴだ!ミサゴが魚を捕まえたところ!カッコイイね!ミサゴは魚を食べるタカの仲間として有名で「魚鷹(うおたか)」とも言われてるよ。魚をしっかりキャッチするため、足の指がとても発達しているんだ。ちなみに英語の「オスプレイ」とはミサゴのことなんだって!


あっという間だけど今回はこれで終了!来年もまた観察しに来ようね♪
帰る時には空に虹がかかってました!楽しかった~~


観察会の後は、今日見た生きもののおさらい。
たくさんの生きものを観察することができたね♪
   

夏の観察会に引き続き、今回も自動撮影カメラを仕掛けたところ、タヌキが写っていました!!観察会でみたヒメリンゴをパクパク食べてます。


時間が来たので今日のイベントはここまで!




         


参加者のみなさんの声を、少しだけご紹介

どの生きものが何しているのがおもしろかった?

✿ミヤマカラスの大群
✿白鳥が水に浮いているところ
✿カラスの群れの動き方がすごかった!!
✿お昼寝しているカモがかわいい
✿ネズミが恥ずかしがり屋でワナにかからなかったところ
✿オナガガモの鳴き声が面白かった
✿タヌキが木の実を食べる姿がかわいかった
✿ミサゴが魚をとる姿が面白かった
✿白鳥が着水しているのが面白かった
✿娘が生きものに反応し、怪しい動きをしていたのが面白かった
✿夏にはいなかった動物も冬になったら出てきたのが面白かった
✿白鳥やカモがエサをとっていたところ
✿カモが目を開けながら寝ていたこと

今日、みたりきいたりしたことの中で友達や家族に教えてあげたいことは?

✿ミヤマカラスが渡り鳥だったこと
✿白鳥が着水するところ
✿大沼にハスの枯草があった。以前に来た時よりずっと 再生して美しかったです
✿冬の生態系について教えてあげたい
✿夏とちがって冬にもたくさんの生きものがいること
✿ミサゴがカラスに攻撃されていたこと
✿ミサゴが魚を捕まえて飛んでいくのを見たこと
✿とんがっている糞はきつねの糞だということ
✿カラスにもたくさんの種類があること
✿ミヤマガラスの演舞がスゴイことを教えたい
✿農業園芸センターにタヌキやキツネがいること

今日の感想

✿いろんな鳥やモグラの穴がすごかった。楽しかった。またいきたい
✿双眼鏡でのぞくと手に取るように鳥が見えて、いろんな種類がいるのがわかった
✿食物連鎖の中で、食べられることも役割であること。またネズミなどの生きものも調整されていることがよく理解できた。とても楽しかった
✿街中では見ることも知ることもできない生物多様性について、子どもと一緒に親も学べて貴重な機会でした
✿夏とはまた違った鳥たちが見れて良かった
✿今日はカンムリカイツブリを見ることができて良かった。夏よりも鳥が多かった
✿子どもと違い、ヒメリンゴの味は懐かしいものでした

次回は2月2日にヨシ刈りとヨシとオギを使ったものづくり体験をするよ!
みんなぜひ来てね!!

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