お盆なにする?~秋保の山奥で里帰り体験~を開催しました!

平成30年8月13日、お盆。う~ん、山がまぶしい!秋保大滝のさらに奥にある自然豊かな里地里山・野尻地区で、地域住民との交流を深めながら夏の生きものや地域の風習に触れてもらうエコツアーを開催しました!
参加者は大学生を中心とした若者15名!野尻に足を運んだのは今回が初めてという方ばかりです。

 


まずは、野尻交流カフェ「ばんどころ」で地元にお住まいの二瓶さんから、お話を伺いました。実は野尻地区は、豊かな自然だけではなく、足軽集落としての歴史もあるんです!

 


お話をきいたあとは、野尻いぐする会の佐藤副会長と一緒に里山散策へ出かけます。
野尻いぐする会とは、野尻地区の豊かな自然や文化などを守り続けるため、地域の資源を活用した体験や交流活動を通じて、地域づくりを行う地元町内会が設立した団体です。「ばんどころ」の運営も行っています。
 


これは…?
スベリヒユという草で、そこら中に生えているけれど、この辺りでは「ひょう」と呼んでいて、食べると美味しいとか!ふむふむ。

 


最初に向かうのは「天神渕」。途中、私有地を通るので、普段は地元の方しか行けない、まさにマル秘スポット。

 


天神渕の前には、愛宕神社の鳥居があります。本殿は山の頂上にあるとか。「今日一日、ヒルやアブに噛まれませんように(笑)!」
 


着いた!天神渕!
「こんなきれいな川を見たのは初めて!」透き通った清流にみんな感動。スマホで写真撮影せずにはいられない!
初夏には、日本一美しい声で鳴く、カジカガエルの声も聞くことができます。

 


「なんか、可愛い…♡」
河原に生える栗の木には、イガがたくさん。まだ緑色で何だかマリモみたい。

 


水、冷たくて気持ち~~~。
いい笑顔だね!

 


天神渕で遊んだ後は、「かながさ(西砂防堤)見晴し」に向かいます。
道中、「この花は、墓参りの時に使うんだ~」と佐藤さん。



着いた!かながさ見晴し!
 


青い空と緑の山に囲まれた野尻の集落が一望できる、絶景ポット。たっぷり汗をかいて登ったかいがあったなぁ。
 


さて、ここでお弁当タ~イム!
今日は、地元のみなさんが愛情こめて用意をしてくれたお弁当があるのです。
 


味噌おにぎりに、紫蘇おにぎり、採れたてのトウモロコシ!
さらに、よ~く冷えたキュウリの一本漬け!うんと塩を効かせて漬けられたキュウリが、熱中症予防にありがたい。
レポート書いていると、あの味を思い出してまたお腹が空いてきます…。
 


大自然に囲まれて食べるお弁当は格別!初対面の参加者同士でも、話が弾みます。
 


愛情たっぷりの美味しいお弁当でエネルギー補充した後に向かうのは…「八坂神社」。野尻は小さな集落ですが、「愛宕神社」、「秋葉神社」、「八坂神社」の3つの神社があるんですよ。
 


鳥居をくぐって森に入っていくと、小高い自然の盛山に鎮座する八坂神社が見えてきました。厳かな雰囲気をまとう、パワースポットです。

 


神社のすぐ裏手は名取川。「イワナ見えたりもするんだけどなぁ」と佐藤さん。
里歩きはここで終了。野尻交流カフェ「ばんどころ」に戻って、ひとやすみ。
 


さて、里歩きのあとは、2チームに分かれて盆棚づくりのお手伝い。お世話になるのは、野尻いぐする会の佐藤会長と佐藤副会長(二人とも佐藤さん)のお宅です。盆棚の飾りには畑で採れた野菜を使います。最初に畑を見せていただきました!
 


トマトにキュウリにナスに…。美味しそうな野菜がたくさんなっています。「猿も美味しいとこ、分かっているんだよね。ナスの先っぽだけかじっていくんだね。」と佐藤会長。トゲトゲしているヘタだけ残していくそうです。
 


盆棚づくりの指南は佐藤会長のお母様にしていただきました。
まずは、ご先祖様の乗り物から。「(キュウリの)馬で速く来て、帰りは(ナスの)馬でゆっくり帰ってくように」って言われてるんだって。みんな、知ってた?
 


あら不思議。キュウリが馬に、ナスが牛に見えてきた。
 


次に、お仏壇の前に竹を渡して、そこにトマトやナスなど、畑で採れた野菜をつるして飾り付けます。

 


盆棚完成!こちらは、佐藤副会長のお宅。竹につるされた野菜の様子が分かるかな?色とりどりの野菜でとても華やかになるね

 


お膳は庭からとってきた里いもの葉に、4つに分けてそうめんを盛り付けます。今は割り箸だけど、昔は柳の枝をとってきて、箸としてお膳に添えていたんだって。
 


盆棚づくりが終わった後は、おしゃべりタイム。野尻での毎日の暮らし方など色々なお話を伺いました。

 


楽しい時間はあっという間。もうすぐ帰る時間です。2チームとも、最初の集合場所、野尻交流カフェ「ばんどころ」に集まると…。なんと、アイスコーヒーと生チョコが待ってました!「ばんどころ」では、土日限定で食事ができるのですが、どちらも、そこで提供しているメニューです。生チョコについている楊枝は、高級楊枝にも使われる「クロモジ」という木を削って作った自家製だそう。もちろん、野尻に生えているクロモジですよ!美味しいっ!
 


さらに、里歩きの最初に紹介をしていただいた、「ひょう」の試食まで用意していただきました。ポン酢味と山葵醤油味。少しぬめりがあって、しゃきしゃきして、これ、普通にスーパーで売っている野菜じゃないの?というくらい美味しかった!

 


野尻の豊かな自然と人の温かさを思う存分味わうことができた一日でした!「同じ仙台に、こんなに素敵な場所があることに驚いた」と語る参加者。
是非、みなさんも野尻に足を運んでみて下さいね!

 

参加者のみなさんの声を、少しだけご紹介

● 人に伝えたい野尻の魅力、心に残ったことを教えてください。
・川の水のきれいさや虫の声だけが聞こえる静けさ
・昔からの文化や習慣が残っている点
・人と人とのつながりがあり、とてもあたたかい地域
・豊かな自然とあったかい地域のみなさん
・八坂神社の周りの神秘的な感じ

● もっと多くの人が野尻に遊びにいくためにはなにをすると良いと思いますか?
・ホームステイができるといいのでは?
・お盆期間中などだけでも、交通の便を良くする
・野尻でしかできないイベントを沢山実施する
・SNSで写真などを発信する
・今回のような、地元の人と交流できる体験イベントを実施する

● イベントに関するご意見・感想を自由に書いてください。
・自然と文化の両方について学べて良かった
・野尻の方のあたたかいおもてなしに感謝
・おにぎり、とうもろこし、きゅうり、生チョコ…おいしい一日でとても満足
・親戚などがこうした地域に住んでいないので、アットホームな空間たったこともあり楽しく過ごすことができた
・野尻が少しでも有名になってほしい
・楽しい夏休みの思い出ができた

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