ネイチャーテクノロジー&木育ワークショップ 第2回 【オープンサロン講座】

たまきさんサロンスタッフです。

7月に続き、10月1日に東北大学大学院環境科学研究科の古川柳蔵准教授をお迎えして、 「ネイチャーテクノロジー&木育ワークショップ」と題したオープンサロン講座を開催しました。まな板を「作る」「修繕する」「作り替える」という過程を通して、実際に木と触れ合いながら、最後まで長く使い続けることの大切さを学んでいます!

前回、紙やすりでつるつるに磨いた木のまな板は、「プラスティックのまな板より野菜が滑らなくて切りやすかった」「音が良くて料理を楽しく作れた」などの感想がありました。

第1回目の講座の様子はこちら!

2回目の今回は、たくさん使ってもらったまな板を「修復」します。

でも、その前に…。

三橋先生から、私たちの暮らしの中で活用している自然のさまざまな技術や能力を教わりましたよ。

突然ですが、問題です。天然のエアコンの機能をもつものは次のうちどれでしょう?①シロアリの巣

②テントウムシ

③虫の幼虫

④こんにゃく石

⑤ハスの葉

正解は①番のシロアリの巣です。

サバンナ地帯に生息するシロアリの巣は、たくさんの高い煙突(えんとつ)から温まった空気を外に出すことで、一日の寒暖差(0度~50度)があるにも関わらず巣の中は30度に保たれています。

実際にシロアリの巣の構造を取り入れて建てられたジンバブエのショッピングセンターでは、使用するエネルギー量が10パーセントに減少した実例もあるそうです!!!

シロアリの巣の壁には、細かい穴がたくさんあり、日本の土壁と同じ湿度を調整する機能もあるそうです。

シロアリの巣の土を研究し調湿機能を持ったタイルが開発され、私たちの生活の中でエネルギーを使わずに快適に過ごす自然の技術が使われ始めています。

 

自然の技術は、植物にもあります!

植物は、自分では移動できないのですが、いろいろな所に生えています。

タンポポの綿毛は、風に乗って遠くへ飛んでいきます。

どんぐりは、動物たちが食料として運んでいきます。

オナモミ(ひっつき虫)の実も、動物に運んでもらえるように先端がかぎのような形をしていて、引っかかりやすくなっています。この、引っかかりやすく取れやすい構造は、マジックテープ発明のヒントになったことをご存知の方も多いのではないでしょうか。

フタバガキは、とっても高く育つ木です。木の実が、まっすぐ下に落ちると木の陰になってしまい育ちません。

そこで、フタバガキの実は遠くに飛ばすために、大きな実の上がウサギの耳のように伸びた面白い形になりました。

フタバガキの種の模型を作って、実際に飛ばしてみましょう!

飛ばしてみると、ゆっくりとくるくる回りながら落ちていきます。風に乗ると遠くに落ちることが分かりました。

たっぷりと自然(ネイチャー)の技術(テクノロジー)を教わったところで、まな板の修復をしました。

まな板の傷がなくなるのを目で確認しながら、「直っていくのが楽しい」「傷がなくなって嬉しい」という声が聞こえてきました。

丁寧にオイルを塗って、修復作業は終了です。

また、いっぱい使ってくださいね。

 

古川先生、講師補助の三橋さん、ありがとうございました。

今回の講座は、「未来の暮らし方を育む泉の創造」プロジェクトの一環として行われました。

次回の第3回講座は「作り替える」です。

二か月後、みんなのまな板はどんな形に生まれ変わるのでしょうね。

 

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せんだい環境学習館 たまきさんサロン

平 日 10:00~20:30

土日祝 10:00~17:00

休館日 月曜(月曜が休日の場合は、その翌日)祝日の翌日・年末年始

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