左官職人さんから教わる~土壁塗り体験と自然の力~【サロン講座】

たまきさんサロンスタッフです。

8月20日に土壁塗ろう会の庄司徹さんをお迎えして「塗って知ろう!自然の力と土壁の暮らし」を開催しました。

朝の時点では霧雨でしたが、サロン講座が始まると雨が止み、屋外で土壁塗り体験が出来ました。

土壁塗ろう会の庄司さんは、左官屋さんの三代目で、宮城県村田町にある150年前の蔵の修復工事をされている他、宮城県内外で商業施設などの基礎工事をされています。

今回の講座のために前日から準備をしていただきました。

では…講座の内容はといいますと…

 

まずは、日本古来からの「土壁」の材料のお話です。

土壁は「土」、「水」、「藁(わら)」、「竹やヨシ」から出来ています。

全て土に還る天然の素材なのですね。

土に水と細かく切った藁を混ぜ合わせてから寝かせます。

すると藁が発酵し、藁の繊維がほつれ土に混ざり、結合剤のような役割になります。残った藁の芯の部分は土と土とをつなぐ役割になるため、土の強度が高まり、崩れにくい土壁になります。

土壁の家が立ち並んでいた時代は、近くにある天然素材を集めて壁に使用していました。

そして、土壁に利用した土は、水を加えることでまた別の土壁用の土として再利用することが出来ます。

藁が発酵して出来た土壁用の土は、竹やヨシを藁の縄で編み付けた「小舞(こまい)」に塗ります。

荒壁塗り(芯になる壁を作る)から大直し(平らにならす)、中塗りや仕上げ塗りなど、何度も乾いては塗り重ね、壁を作っていきます。

塗る回数は建物によって異なるそうです。

左官職人の岡田さんにもお手伝いいただき、道具の「こて」と「こて板」の使い方を教わりました。

 

 

いよいよ、土壁塗りの体験です。

 

職人さんに直接質問をしたり、参加者の皆さん同士で教えあいながら小さなボードに土を塗り、思い思いの絵や言葉を書いてお土産にしました。

壁に見立てた小舞に塗る体験は、ボードに塗るより難しそうでしたが、皆さん職人さんと同じように壁に塗ることができました。

最後の仕上げを素早く、手際よく塗る職人さんの姿には歓声と拍手が自然と起こり、和やかなに土壁塗り体験となりました。

最後に、土壁の特性である、湿度を調節する調湿性能や、温まった空気を壁が吸収し蓄える蓄熱性能を教わりました。

土壁は、エネルギーを使わずに、室内の湿度や温度を調節してくれるのですね。

 

 

*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*

せんだい環境学習館 たまきさんサロン

平 日 10:00~20:30

土日祝 10:00~17:00

休館日 月曜(月曜が休日の場合は、その翌日)祝日の翌日・年末年始

*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*

カテゴリー: 過去の講座, 環境, 環境講座, イベント, たまきさんブログ パーマリンク