クマさんの話です。

クマのガイドブックです。

昨日は大倉ふるさとセンターに行ってきました。なんでも大倉はイノシシの被害がひどくて、とうとう集落を金網で本格的に囲んでしまうそうです。
泉ヶ岳の黒鼻山にもイノシシよけの土塁があるとか。野生動物と人間の接点は、特に近年はとても近くなっているように思います。

ところで、八木山動物園ではこんなパンフレットをもらってきました。環境局発行ですね

仙台市近郊向けのパンフレットで、クマが出た時はどうするか?出会わないためにはどうするか?が書いてあります。
特にクマに出会った時はどうするか?
クマを呼び寄せないようにするにはどうするかが、イラストつきで丁寧に解説してあります。

っということで、僕の中でクマを見た時のことを、小さい頃から順を追って書いてみましょう。
初めてクマを見たのは小学生の頃、浅間山でのことでした。
うちの父親が、浅間山の1000メートル付近で400メートルばかり上の、樹々がちょこっとはげている草原を何か黒いものが横切っていくのを教えてくれました。
黒いものと言っても、黒く塗られているというより、あらゆる光を反射しない、漆黒の何かが草原をよぎっていくのが、小さな点のように見えます。
あれがクマかぁ〜。恐いなぁと思ったものです。

ところが、時が過ぎて仙台にやってきた頃、僕は大倉の山の奥、白髭山登山口付近から林道をマウンテンバイクで駆け下っていたら、見通しの悪い右コーナーを抜けたさらに50メートルぐらい先、陽のあたる道のまん中に、例の漆黒の固まりがあったんです。

げ!あれ何!?
と思ったら、脇からさらに小さいのがモソモソ出て来た。こりゃ〜ヤバい。親子連れのクマだよ。
僕はあわてて自転車の向きを変え、必死に今来た林道を200メートルほど逃げました。
そうなんです。車やオートバイなら排気音がするからクマも察知して逃げるのですが、自転車はダウンヒル中はほとんど音がしないのです。クマも驚いたろうなぁと、今は笑っていられますが。。。

まぁそれ以外にも、大倉ダムの堰堤のところで、もう夕闇に何も見えなくなるなっていう時間に、日暮れよりさらに真っ黒なものがいきなり自転車の前をよぎり、崖を崩しながら凄いスピードで登っていく姿を見たことがあります。でも地元の人にいわせると、あんなところには居ないよ〜ってことですが。

他には、泉ヶ岳のスキー場から林道を300メートルほど下ったあたりに、ヤマブドウがいっぱいなっていたんだけど強烈な獣臭がしたので、これまた必死に逃げてきたりと、色々ありましたが、一番強烈な体験なのは去年の夏の屏風岳直下の斜面。

屏風岳に登には、刈田岳方面から峰沿いを縦走路に添って歩くのが一般的ですが、僕らはひねくれ者なんで、すみかわスキー場のリフト頂上あたりから縦走尾根に直接出る、あまり人が歩かないルートを進んでいたんです。
そしたら、道々に黒いウンコがある訳です。しかもぜんぜん乾いていない。今したばっかのものが。
そしてそのウンコが、何故だかルートに沿って、いつまでも延々と落ちている。僕も気味が悪いんで、とにかく仲間でワーワー喋くりながら歩いたんです。
なぜなら。。。僕がチリンチリーンと絶えず鳴っているクマよけの鈴が、ウルサいから嫌いなんです。

クマはいったいどこまで行ったのやら、どこかルートから外れてくれりゃいいのになぁ〜って思いながら歩いていたら、ルートは尾根をノッコして、頂上直下の鞍部に出た。
斜度は無いのに、ちょっと広い。こういうところはヤバいんだよなぁ〜って思ったら、メンバーの唯一の女性が「いる!」って声をあげた。
女性は恐いですね〜。なんで?姿も見えないのに、クマを察知することができるのか。

この辺ですね

この辺ですね。クマさんに出会ったのは。。。冗談じゃない。

僕はチームの先頭を、ちょっと飛び抜けて歩いていたんで、「え!」って振り向いた瞬間、僕のすぐ右横で「ボエ」っとも「グオ」っともつかない、やたらデカイ体から出た、おったまげ声が響いて、大量のガレキの崩れる音とともに「ドガガガ」って、もの凄くデカくて重いものが逃げる音が響いた。
僕は僕で、ほぼ本能的に「ギャ!」って今来た道を3メートルほどあわてて戻った。
そしていつもの獣臭がぷ〜ん。。。クマと隣り合ってたというより、学校で机を並べて座っていたぐらいの感じでした。

この辺ですね


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みなさん。くれぐれもクマには出会わないように。
覚悟してても、あれは対処できないですよ。気をつけましょうね。

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