強風の南蔵王だけど、ものは考えよう。

20151004不忘山〜南屏風01

週末山に行こう!紅葉だよ。どこ行こう!
ん???南蔵王から「木々が色づいて最高だよ!!」ってメッセージが飛び込んできたよ。こりゃ〜登りに行くしかないじゃん!
あとで書くけど、同じ山でも季節ごとの良さとかあるんだよね。なんて思っていたのだが。。。


20151004不忘山〜南屏風02

あ。これドングリね。カンケーないけど。秋だね〜。


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なんか天気図を見ると、この週末の土日は、すんごく荒れるみたい。木〜金曜日に北海道を通り過ぎた爆弾低気圧の影響が残っているんだいね。だから超超超〜強風だって。でも天候は土日とも変わらない。選択肢がないな。こんな日に山に行くには〜どうすればいいのか!それは安全第一でしょう。


20151004不忘山〜南屏風04

お。ススキが綺麗。ついのこの間まで、気温30度越えだよ「アチ〜」なんて言ってたんだけど。(そりゃお前がモンゴル行く前の話だ)季節の移り変わりはあっという間だ。


20151004不忘山〜南屏風05

今日の安全。第一の基本はな〜んだ?
1-時間に余裕を持って行動する
2-いつでも撤退できるようにする
3−危険箇所は登りで通過する


20151004不忘山〜南屏風06

ふむふむ。一番は早めに行動開始ということで。。。あとの二つは何が重要かというと。
いつもこのコースは、水引入道から屏風岳に抜けて、不忘山に向かうんだよね。特に水引入道と、となりの烏帽子山の間の紅葉は毎年見事です。でもこの向きでは、水引入道まで登った時点で天候不順だと。。。ただ樹林帯を下ってもつまらない。だから南屏風岳の手前の南蔵王縦走路に出た時に、ついつい欲が出て、前進しがちなんだよね。
さてさて。こちら綺麗な紅葉。

20151004不忘山〜南屏風34
だけどいつもと逆のコースで、不忘山から登っていけば、撤退を決めても一つぐらいは山頂は登っている。しかも危険なのは。。。不忘山から南屏風までの激ヤセ尾根!ここで強風に煽られると非常に危ない。
なので、この危険地帯を登り方向で無事に抜けられる、いつもと逆コースを選択することにしました。


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こちら綺麗な小川。


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こちら綺麗ではない。。。ゴミ。
ペットボトルが流されてきたのかな?拾って行こうっと。


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はい。どこまでも上り坂。ここの右手は、宮城蔵王スキー場だよ。


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紅葉。綺麗だな〜。


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斜度もなかなか。
南蔵王は、蔵王山塊の一番端っこ。
不忘山は白石から見ると綺麗な三角形なので、一気に高度を稼ぎます。


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白石までの眺望が素晴らしいよね。
この巨大斜面が、不忘山の魅力です。冬山でもこの眺めが、たまらないんだよね。


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ガレ場。ここが稜線までの最後の凹み。ここでウェアを重ね着したり補給食取らないと、その先の稜線では天候が悪いとチャンスがないんだよ。
だからここがちょっと避難場所になる。


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さて。一気に高度を上げて。峰の上に出てきます。


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カエル岩!どこがカエルかというと。


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山の上の方から見ると「カエルだ!」


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さてさて。山頂まであとちょっとかな。
思ったほど風が強くないのは、僕らが風下側の、さらに峰の陰にいるから。


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峰の上から顔だして、向こう側を覗いてみると。。。うわ!風が叩きつけている!
この雰囲気は、風速20メートルを超えているな。


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不忘山の山頂から、南蔵王縦走路を見る。あそこを越えるの?
ちょっとこの時は、正直なところ僕の中でも五分五分でした。


20151004不忘山〜南屏風20

峰を反対側から越えてきた人がいた。
「どうでした?」
「いや。。ときどき這いつくばって木にしがみつきました」
この情報交換が大切。


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風があまりにも強いと。。。逆に光線は綺麗なんだよね。
一瞬の日差しが、谷間の樹々を照らす。


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あ!風が一瞬切れた!
そうなんです。強風は、ずっと吹き続けるのではなく、こんな感じでパタって止む時があるんですよね。雲の流れなんかがヒントになるんです。
そこで、一気に進め!バタバタバタ。


ちなみにこの時の強風はFBに動画があるよ〜。


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そして、風が再開する前に、安全な避難場所を確保。
強風に耐えて、さらに前進。


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こちら。通りがかりの人。
この時の感覚では、もうちょっとで風速25メートル近いって感じだね。
この時の気温は一桁台。さらに風速20メートルを超えているから、体感温度はマイナスなんです。


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今日は10月3日。よくこの時期って薄着で山に入って遭難しちゃう人がいるんです。
強風が吹くと体感温度は氷点下になる。だけど装備はまだ夏用。体も寒さに慣れていない。一気に気温が下がってパタって死んでしまう。。なんてことがある。だから、日中の気温に騙されずに、この時期は冬用の装備を持って行ってください。
なんとダウンジャケット持参の女性にもすれ違った。大正解!
あ。ここは南屏風岳。


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だんだんと雲は取れてきたかな?
それより面白いのは、いつもと逆に歩いているから、景色が新鮮。


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南蔵王縦走路から、水引入道への分岐。


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そして急坂を下るんだけど、やっぱり景色が斬新!
そうなんです。いつもは急な上り坂で、後ろを振り返るなんてことはしないからなぁ。


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うわ!右手を見ると、雲が渦を巻いている。
あの稜線を歩いてきたのか!
危なかったなぁ。。。。


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斜面を登っている集団が見える!
僕。百名山を順番に登っている人って、ちょっと好きじゃないんですよね。
山は登りと下りで景色が変わる。コースが変わっても楽しみ方が変わる。さらに難易度も変わるんですよ。
だから、山は季節やコースを変えて、歩き方を楽しむことが大切なんですよね。


20151004不忘山〜南屏風31

なんて言ってる間に、降ってきちゃった。
ただいま蔵王山塊は御釜周辺の馬の背尾根が、火山活動の影響で立ち入りが制限されています。
だけど同じ蔵王でも、ここは7キロ近く離れているんだよね。
だからまだまだ安心して楽しめます。


20151004不忘山〜南屏風33

超〜簡単に降っちゃったけど。大事なのは安全だよ。
早め早めに下ることは、何かアクシデントがあっても無事に帰るだけの時間的余裕があるってこと。
地味〜なようでいて、一番大切な技術なんですよ。
じゃあね。

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