さてさて。世の中シルバーウィークですね。僕もちょい旅行。天気がね〜ずっと雨ばっかだったのが、ひょいっと晴れるようだ!なら登山でしょう!ってことでやってきました岩手県。そしてここはタイマグラ。アイヌ語で「人の集う森」や「きれいな水の流れる所」という地名だそうで、とにかくものすごい僻地。電気が通じたのも1988年で国内最後の地。それがいいのか悪いのかはどっか別にしといて、早池峰山のちょっと向こうに秘境があるなら、出かけてみよう!
またもや事前に調べずにやってきました。そしたら。。。なんと快適なキャンプ場!
近所に神社がありました。
ふむふむ。原始人の僕がこういうとこ見学にくるのは、古代人の血がさわぐからかな?う〜ん。綺麗だなぁ〜。
こっちも早池峰神社なんだね。
小田越の峠の向こうの神社も早池峰神社。どういう意味があるのかなぁ〜。
栗をいっぱい拾ったよ。煮て食べた。黒糖焼酎と一緒に食べた。美味しかったなぁ。
山神様です。なんか写真が綺麗に撮れたんで。
しかし。。。。っ見てこの景色。
山に行くのにテントは使うけど、キャンプはほとんどやったことがないなぁ〜(いつも道の駅)。ここのキャンプ場はテント一張り510円。温泉は車で20分ぐらいのとこね。
晩ご飯は、岩手名物ひっつみ汁です。小麦大国だなぁ〜。
見て!天の川。
先月モンゴルに行ったけど、月のタイミングが悪くて、ここまでは見えなかった。
タイマグラは周囲にある唯一大きな街の盛岡方向には早池峰山がある。だから全天が真っ暗で、夜中に起きたときは、これまで見たことないほどの星の多さでした。
あの明るい方向が盛岡だな。こんどは望遠鏡積んでこよ〜っと。
朝〜!
今日のブログはここからが本番。80枚近くあるからテキトーに写真だけ見ていってね。
朝ごはんは餅米で作った雑炊。前の晩に水に浸けておくと、朝起きてチョイチョイってバーナーで温めると10分で出来ちゃう。
余ってた枝豆も入れちゃいました。
朝霧で靄る川。
まいど毎度の地べたでテント。オサレ感が一切ない。
バッタ!テントにとまってたバッタ!
ってことで、早々に登山口に移動しました。これは同じコースで山に向かう自動車。
結局2グループ5名しか登らない。
登山口はタイマグラから4キロ北のトンネル脇。ここがねぇ〜。
一帯が森の博物館と名付けられ。とにかく緑が綺麗。
登山なんかしなくて、森と苔とキノコを見て歩いても、十分に楽しめますよ。
それだったら往復3時間ぐらいかな?
イチイ(一位)の木ですね。苔で綺麗です。
キノコ!毒あるのかなぁ。。。キノコばっかりは、僕もわからない。
今日登っているのは、タイマグラ〜徳兵衛山〜剣ヶ峰〜早池峰山の、大変にマイナーな道。
早池峰山頂は、いつでも1日200〜300人は訪れるのに、このコースからは5名。
アクセスも悪いしコースも不明瞭。お勧めできない山登りです。
紅葉です。紅葉がベストタイミングですね。
でも、人が登らないコースって、緑が深いんですよ。
秋口。どこに行こう?って考えたら
「紅葉は(北に)迎えに行ったほうが、ながく楽しめるんじゃないか?」
って気がついたんです。なら行き慣れた山ではあるけど、岩手の山を登ろうってなったわけ。
凄いでしょ。まさに剣ヶ峰。三角の山です。
岩場もある。当然のこと蛇紋岩。雨が降ると超〜滑る。
ここ一帯は古い山塊なので、岩が硬いんです。
なんて言ってたら、もう山頂。4時間ちょっとかな。
早池峰山は、最短は小田腰の峠から登ることができます。ただし自家用車でのアプローチは峠の2キロ手前の河原の坊まで。さらに夏季は一般車の通行そのものが規制されているので、登山前にはホームページでよく調べて出かけてね〜。
あの遠くに見えるのが、小田腰です。
途中に人工物なし。美しい山です。
さてさて。テントサイトに帰るか。
岩峰を越えて帰ります。なかなか岩場でのコースチェックが難しいですよ。経験者向きです。
ってことで、キノコ!本日の登山はおしまい。
さてさて。朝です。
意味なし。近くにあった苔々。
苔がそこらじゅうに生えるほど、霧が多く発生する鬱蒼とした山です。
朝コーヒー。クッキー。
遠くに見えるオートバイ。こういう旅もいいねぇ。でも僕らは山登りです。
ってことで、本日は移動日。
いきなり盛岡です。これは盛岡バスセンター。
長距離路線バスがね。こういったホームに発着するんですよ。
カッコよくないですか?建築関係の人は大注目の施設だそうですよ。
そして何も考えずにやってきた盛岡では。。。なんかイベントやってる!
通行人が小脇にキャンプシートとか持ってニコニコ歩いているんですよ。これは付いていかないわけない。ってんでやってきました「イシガキミュージックフェス会場」
朝からロックにクラフトビールに焼きベーコンに牛すじカレーパンに。。。。あとなんだっけ?
あとマンウィズアミッションが来ていて、川の反対側からちびっと聞いてました。凄い盛り上がりよう。
街散歩。こちら盛岡正食普及協会。日曜日は休みだけど、祝日はお店だけ開けているそうで。散財しそうだ。
盛岡の人は、川べりでよく遊ぶ。
釣りの親子もいました。僕はお店で買った「おこわ」を橋に座ってモグモグ。
あ。本日はいきなりアチコチ飛びます。これは国見温泉です。相変わらずキャンプ。
国見温泉にはキャンプ場が併設されているはずなんだけど。。。国見温泉の駐車場係さんが「あ〜あそこはナンの管理もしてなくて酷いよ。泊まれるものでもないけど。。。うちの宿の裏手を一泊ひとり1500円で貸しているから。(高い!)そのかわり今日と明日は温泉いくら入ってもいいから(え?!)あと炊事場とロビーは使っていいから(安い!)」
ってんで、安いからここに泊まるか!
あ〜車はここにくっつけて明日まで停めっぱなしでいいから。
車のすぐ後ろは温泉入口なんだけど。。。いいのかなぁ??便利だったけど。
ってことで、朝〜!
葉っぱが綺麗だったから。意味はなし。
紅葉も綺麗でした。
霧が立ち込めているねぇ〜。今日これから登るのは、秋田駒ケ岳。
それも金十郎尾根という、なんだか今年はもう下草を刈っていないから笹が生い茂ってひどい状態だとか。
そう。この写真に写っている目の前の藪は、登山道です。
実際にこれを見て、ひとり怯んで登山者が戻ってきてました。
でもね。足元にはちゃんと登山道の痕跡があったので、こりゃ登れるなと。
草をかき分け登ってまいりました。
霧が漂う山々。でも光が一条差すと、なんと綺麗なことか!
霧だね〜。でも予報ではこのあと高気圧に囲まれるし、上昇気流も徐々に強くなってきているから昼には回復するでしょう!
これ。金十郎尾根の一番のハイライト。五百羅漢という名の岩峰です。美しいです。
そうしたら、霧が一気に流されて谷間が見えた!
左に見えるのは駒ケ岳連峰の女岳北面に広がる溶岩流。右は登ってきた金十郎尾根の草原。
この眺めは、国見温泉から直登のメジャールートからは見えないんだよな〜。
さらに男岳と女岳の間に広がる笹原と紅葉の谷間!
女岳の北面溶岩流!
そして男岳北面に広がる紅葉の壁面!美しいなぁ〜。
この眺めは、苦労して登ったプレゼントみたいなものだね。
振り返ると、先ほどの五百羅漢。静かだなぁ〜。
って思っていたら、なんだか人がいっぱい現れてきたよ。
うわ〜人がいっぱい!
男岳山頂です。
ここはスニーカーにジャージの人もやってくるほど、北側からのアクセスは簡単。
男岳から谷間に降りると、寄生火山の男女岳の間に広がる阿弥陀池。
ここも誰でも来れるかな。でもこのバリエーションの広さも魅力だね。
男女岳に登る気が失せたので、もう一回カルデラの外輪山へ登り返し。
男岳と男女岳方面を眺めます。
ほとんど箱庭のようだなぁ。
カルデラの壁を歩く。ここ。でもけっこうカルデラ内壁方面が切れていて200メートルぐらいの絶壁になっているので、あまりお年を召した方には向かないかな。
二つのカルデラがくっついた形の独特な活火山です。
そうなんです。駒ケ岳は活火山です。
昭和45年には噴火したほどの火山です。下山後に温泉で、この時の噴火を見たお父さんに会いましたが。びっくりしたそうですよ。そして恐ろしかったとか。子供の頃に秋田駒の上にぽっかりと噴煙が上がって。。。わぁ〜って感じだとか。
そのカルデラの壁を降りていきます。
これがその噴火した女岳。
今まで登ってた山は、割としっかりした玄武岩とかの山でしたが。。。ここは噴石の積もった山です。ガラガラの石がまる富士山みたいでした。
いろんな種類の山がミックスされていて、変化に富んだ登山ができる。。。
でも、まだ蒸気をあげているんですよね。不思議な光景。
ここはアイスランド?そう思いたくなるような山です。
そして女岳を降りて、カルデラ内の湿地を歩くと。。。なにここ!
超〜綺麗な谷間です。ここは通称ムーミン谷と呼ばれているそうです。
つい30分前には噴煙を上げる火山の上を歩いていたのに、ここはまるで氷河が削ったU字渓谷のような光景。
こんなに綺麗な木道を。。。僕は歩いたことがないなぁ。
バリエーションに富む。見たことのない光景が次から次へと飛び込んでくる山です。
谷からメジャーコースに出てきて、今日の登山はほぼ終わり。。。。最後はため息の出る谷間でした。
東北は素晴らしい!
1日の間にいろいろなことが起きて、ちょっとビックリの山でした。秋田駒は素晴らしいの一言!多分また来るだろうなぁ。。。
そして、シルバーウイーク真っ盛りの高速道路に乗るのも嫌だったので、国見温泉で4時頃までブラブラして、盛岡でラーメン食べてのんびり4号線で仙台に向かったのに、11時には帰ってきちゃった。近いじゃん!
東北恐るべしです。ではでは。