太陽光の利用って??東北工業大学、齋藤研究室におじゃましました。

本日は、またもや山の上に自転車コギコギやってきました八木山の東北工業大学。齋藤輝文先生の研究室におじゃましています。
もともとは先日の学園祭ですね。
あの〜。。。何をやっているのでしょうか?

巨大な反射板で調理をされていたグループが先生の研究室。
「是非とも遊びにいらっしゃい」
のお声がけに、喜んでやってきました。


あれ?あの時の蒸し器でシュウマイを作っていた彼は、もちろんラーメン屋さんではなくて研究室の学生さんです。
環境サークルの「たんぽぽ」の元代表って、あれ?たまきさんサイトでもE-Action実行委員会に入っていただいてますね。
齋藤先生の研究室の方でしたか。

そして全員で計測機械をのぞき込む。コレは果たして。。。。


こちらは東北地方など、屋根に雪が降り積もる環境でも、パネルの発熱で雪との境界面を少しだけ溶かして、雪を自然に落とす実験だそうです。
そしてこのソーラーパネルそのものも面白くて、普通のパネルは「屋根の上」に設置するけど、このパネルは、屋根材そのものが太陽光発電パネルだそうです。



どうやら、仙台市内のメーカー(株)吉岡との共同研究だそうで、通常は電気を“作る”パネルに、逆に電流を流すとパネルそのものが熱を発するそうで、雪が積もるのを防いでくれるそうな。
既存の製品では、裏側にヒーター用の線を配置したりなどのものがあるそうだけど、どうやら一定の電流ならパネルも充分に発熱に使えるそうで、この方法はメーカー非推奨ながら「壊していいから!」って、預かった製品で色々と試しているんだって。



へぇ〜。では、あの巨大な反射板だけではないんだなぁ〜って口にしたら
「いえ。あのパラボラは調理だけでなく太陽電池にも使えるんですよ」
太陽光パネルは、光が強いほど効率が向上するそうで。なので、レンズや反射板を使って光を集めたところに太陽光パネルを置くと、物理的に小さ いパネルで済む上、同じ面積の太陽光を使う平たく設置したパネルより大きな電力が取れるんだって。
「意外と知らない人が多いかもしれませんね」


ただ、反射板を使うと、どうしても太陽の位置が変わると光の集まる点も変わってしまう。
それにはミラーを動かすか、光を受けるパネルの位置を動かさないといけない。
そのために学生が(テスト用に)作ったのが、この追尾装置。って、パーツは自転車だ!
実験道具なので、安価に作ります。すると自転車がちょうど良いそうです。
大学って面白いなぁ。

もともと先生は、光の検出器であるフォトダイオードが専門だったそうです。でもフォトダイオードは原理が太陽光パネルとまったく一緒。だから時代の流れか?自然と発電関係に研究が進んだそうです。
「日本は再生エネルギーの大半が太陽光発電に偏ってしまっています。だけど、太陽光は日中はいいけど、夜になると発電しなくなってしまう。こ れの解決策で、唯一実用になっているのは揚水式の発電施設。夜の間に水を汲み上げて、昼に落として発電するというものです」
なるほどねぇ〜。

「だけど、再生エネルギーには他にも風力や地熱発電がある。本当はもっとバランスよく多くの種類のエネルギーを混ぜてあげるといいんです。だけど、風力は日本だとちょっと独特の問題がある」
え?ヨーロッパではうんと普及していますよね。
「台風なんです。ヨーロッパの風力発電施設を日本に導入すると、いちばんトラブルが起きちゃうのが台風による破損なんです」
そうですか。。。確かに台風があるのは日本(アジア)とインド、北米ぐらいですものね。

「太陽電池の効率は高々20%。残りが熱となっているので、熱利用も大切」
なので、研究室でも学生さん達と太陽光のさまざまな利用方や評価方について、研究を続けているそうです。
ちなみに写真は、学生さんが作った論文でして。。。



学部学生が、自主研究を発表する文部科学省主催のサイエンス・インカレというイベントで選ばれ、実際にポスター発表に使ったものだそうです。
先生の研究室からもさっきの計測器に集まっていたような学生さんたちが毎年エントリーして、結構な数の学生さんが発表されているそうな。ビックリですね。
そして、また遠慮なく遊びに来てくださいって声をかけてもらっちゃいました。太陽光ってとにかくサンサンと僕らに降り注いでいるから、興味しんしんなのです。
なかなか夢のあるお話し、ありがとうございました。またお邪魔しますね。

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