日別アーカイブ: 2020年9月18日

虫の声を楽しむ会(高砂市民センター)開催レポート

今回は高砂市民センターで開催した、虫の声を楽しむ会の様子を紹介します。今年度4か所目の開催です。今日は講師として、むかい*いきもの研究所の、むかっち博士こと向井康夫さんにお越しいただきました。よろしくお願いします!
今日の天気は、雨。残念ながら、外の講座はできないので、内容を変更して、先生に鳴く虫について教えてもらった後に、いきもの缶バッジづくり体験を行います。

まず先生から、みなさんに質問です。何の虫が好きですか?
子どもたちからは、カブトムシや、バッタ、コオロギ、カマキリ、セミ、クワガタムシとの声があがりました。他には、オオクワガタが好きとの声も。オオクワガタは、とても珍しく、向井先生もまだ見たことがないそうです。

次に、先生から、鳴く虫について教えてもらいます。
鳴く虫は、バッタの仲間、コオロギの仲間、キリギリスの仲間に分けられます。違いを見分けるには、ひげ(触覚)の長さを見ると良いそうです。でも、大きなくくりで見ると、どれもバッタの仲間だそうです。
鳴く虫は、全部で何種類いるのでしょうか。なんと、100種類以上もいるそうです。これを詳しく調べて、自由研究の題材にするのもおすすめとのことです。

次に、実際に虫の鳴き声を聞いてみましょう。
虫の鳴き声を聞き分けるのは、かなり難しいそうです。理由は、音の高さにあります。人の声は、大体500ヘルツくらいなのに対し、虫の鳴き声は4000~6000ヘルツくらいで、聞き慣れていないために、聞き分けが難しいそうです。
聞き分けをしやすくするには、虫の鳴き声を人の発音に置き換えてみるのが良いそうです。例えば、カンタンは、「うるるるる…」のように。
ツヅレサセコオロギは、り、り、り、り、り、と一定の間隔で鳴き続けるのが特徴だそうです。ツヅレサセコオロギの名前の由来は、針させ、糸させ、つづれさせと言って、鳴き声を聞きながら、冬に備え縫い物をするということから来ているそうです。
日本では、虫の音を楽しむ文化がありますが、海外では、虫の鳴き声はインセクトノイズと呼ばれていて、あまり好まれていないそうです。日本では昔から、雅な楽しみ方をしていたんですね。

今日は雨で外には行けませんが、ロビーの近くでは虫が鳴いていたので、少しロビーに出てみましょう。
虫が鳴いていますね。エンマコオロギと、ハラオカメコオロギと、シバスズの3種類です。音を聞くときは、手を耳の後ろに当てると聞きやすいですよ!

ちなみに、先生が公園の下見をしたときは、9種類の鳴き声を確認できたそうです。町中の公園としては多い方です。ぜひ、晴れた日に虫を探しに行ってみてくださいね!時間帯としては、ちょうど今くらいの、暗くなり始めた時間帯が良いそうです。
ここで、先生への質問タイムです。子どもから先生へ、たくさんの質問が寄せられます。
「虫は、なぜ夜行性なんですか?」
一説には、昼は、敵である鳥に見つからないよう姿を潜めて、鳥の目が働かない夜に活動するそうです。
「コオロギは、どこをこすって鳴くのですか?」
羽の表と裏で重なっているところをやすりのようにこすって鳴くそうです。そして羽をたてて音を大きくして、遠くに飛ばしているそうです。
「虫はなぜ鳴くんですか?」はっきりと分かってはいませんが、オスがメスを呼ぶためという説や、オスとメスの区別が分かったほうがよく、進化の過程でそうなった等の説があるそうです。

次に部屋に戻っていきもの缶バッジづくり体験です。
まずは好きな絵柄を選びます。塗り絵タイプや、最初からすべて自分で絵を描くタイプもあります。

絵を描いたら缶バッジマシーンにセットして、力を入れて押します。
ガシャン。

世界で一つだけの缶バッジが完成です。名前を入れたり、カラフルにしたり。みなさん、思い思いにオリジナリティあふれるバッジを作っていました。

こちらは、ハイレゾ音源体験コーナーです。カジカガエルや虫の鳴き声を、高音質のハイレゾ音源で聞くことができます。
普通の音源と比較すると、「まるでその場にいるみたい」と感想を教えてくれました。

今日の講座はこれでおしまいです。
欲しい人には、仙台市の虫でもある、スズムシをプレゼントしました。
雨でみなさんに楽しんでもらえるか、少し心配なところもスタッフにはありましたが、感想では「楽しかった」との声をたくさんいただき、安心しました。本当に良かったです。
今日は残念ながら雨で虫を探しに行けませんでしたが、仙台市では、家の中でも楽しめる、生物多様性ホームページや、YouTubeチャンネル「おらほの生きものチャンネル」を開設しているので、是非のぞいてみてくださいね!そして、晴れた日は、虫を探しに行ってみましょう!

カテゴリー: 生きものこぼればなし | コメントする