月別アーカイブ: 2019年1月

生き残ってきた“在来作物”と未来に残す“種”のおはなし ~ちょっぴりお味見~【サロン講座】

たまきさんサロンスタッフです。
1月19日(土)に「生き残ってきた“在来作物”と未来に残す“種”のおはなし~ちょっぴりお味見~」と題し、在来作物についてのサロン講座を開催しました。講師には、野菜ソムリエプロ、フードコーディネーターのカワシマ ヨウコさんをお迎えして“在来作物”を未来に残す大切さを教えていただきました。


講師のカワシマさんは、野菜ソムリエプロの資格を活かし、市民講座などの講師、コラムの執筆、宮城県の朝の情報番組などでも活躍中の方です。
また「みやぎ在来作物研究会」を立ち上げ、在来作物の存在を広く知ってもらうためにオープンセミナー「知る 続く 在来作物プロジェクト」や「みやぎの在来作物を食べる会」も開催していらっしゃいます。


「在来作物ってなに?」

まず在来作物の定義ですが、「ある地域で、世代を越えて、栽培者自身が自家採種などによって栽培・保存を続けながら、生活に利用してきた作物」としています。 また「種とり」だけでなく、「焼畑」「やとい」などの農法、あるいは保存方法なども含めて受け継がれてきた作物のことを在来作物といいます。
生態学的な意味での在来種とは異なります。何万年も前から続いてきた種という意味ではありません。せいぜい二、三世代に渡る四十年から五十年という時間の中で継承されてきたものを指します。
作物には、野菜を始めとして穀物、果樹、花卉(かき)なども含まれます。またその土地その地域における固有の農法や保存方法なども含めた広い意味での「在来作物」と考えてください。


「在来野菜と伝統野菜の違い」


・「伝統野菜」は、自治体や生産・流通者の団体などがブランド化を目的として、栽培地域、栽培暦、品質基準などを設定して認定した在来野菜のこと。
・「在来野菜」は、自家採種を繰り返すことで、地域の自然環境と人々の嗜好にかなう固有の形質が選抜・固定された野菜のこと。

このことは、新しく導入された作物でも、愛着を持って世代を越えて自家採種が続けられれば、その地域の在来作物となり得るということを意味し、地域の作物の多様性を保全するための定義でもあります。

簡単に示すと「在来作物>在来野菜>伝統野菜」という位置づけになります。
伝統野菜の例として、仙台市内の余目地区で栽培されている曲がりねぎで「余目ねぎ(あまるめねぎ)」と呼ばれているねぎを見せていただきました。このねぎは、曲がった背の部分に皺が寄っているという特徴があります。


「野菜ってなに?」

いつも身近にあって普段から見慣れ、毎日食べている野菜ですが、そもそも野菜ってなんでしょうか?
野菜は「草のもの」、果物は「木のもの」などとよく言われています。
野菜は、もともと「野生の植物」の中から、人間が食べられるものを選び、食べやすく改良してきたものです。
おなじみの野菜でも、原種と考えられるものを見ると、種が多かったり、細かったりして、あまり食べられる部分がなく、最初はとても食べづらいものだったことがわかります。スイカ バナナ、トウモロコシ、ニンジンの原種は、今身近に出回っているものとは外見からしてずいぶん違っています。
例えば、キャベツの野生種からは、いろいろな種類の野菜が誕生しました。
葉が大きく変化したものが、現在目にすることができる「キャベツ」や「ケール」です。芽が球状に変化したものが、「芽キャベツ」、花(つぼみ)が大きく変化したものが、「カリフラワー」や「ブロッコリー」なのです。


「いつ生まれたの?」

人間が農耕を始めた頃から「野菜」が出現していたと考えていいと思います。
中国では1万5千年以上前から稲作が行われ、シリアでは紀元前9千年頃から麦が作られていたようですから、かなり古い時代から野菜は人類と共に在ったと言えます。地域によって、栽培に適した野菜の種類も違っていました。
中国:ネギ、ハクサイ、ゴボウなど
インド:キュウリ、ナス、サトイモなど
地中海周辺:キャベツ、エンドウ、アスパラガスなど
アンデス:トマト、ジャガイモ、ピーマンなど
今では、DNAを調べることや遺跡の中から発掘される種などから、どんな種類の作物がどこで作られていたのかがわかります。


「日本生まれの野菜は?」

日本にも昔からあった野菜があります。
フキ、ウド、ミツバ、ワサビ、アシタバ、セリなどです。
やがて、交易が始まると、海外から多くの野菜が入って来ました。
1世紀頃までに、ゴマ、サトイモ、ニンニク、ラッキョウ、ヤマイモ、トウガンなど
古墳時代までに、ナス、キュウリ、ササゲ、ネギなど
古事記・日本書紀が編まれるまでに、カブ、ニラ、マクワウリ、ジュンサイなど
江戸時代から明治時代に、タマネギ、トマト、ニンジン、ピーマン、ジャガイモなどが海外からもたらされました。
以上は古い文献の記述によってわかるものばかりですが、実は今では残っていないような野菜の記述もされています。残念ながら消えてしまった野菜もあるのです。
また、海外から入って来た野菜は、初めの内は献上品の珍物や観賞用だったものが多く、広く栽培されて庶民が食べられるようになるのは、ずっと後のことです。


「宮城の在来作物」

主なものをあげてみます。

・大島かぶ(おおしまかぶ/気仙沼市大島地区)
・ミョウガタケ(みょうがたけ/名取市下余田地区)
・余目ねぎ(あまるめねぎ/仙台市余目地区)
・森合浅葱(もりあいあさつき/白石市森合地区)
・白石在来(しろいしざいらい/白石市森合地区)
・飯野川せり(いいのがわせり/石巻市河北町飯野川地区)
・長下田うり(なげたうり/登米市石越町長下田地区)
・土手菜(どてな/登米市豊里町)
・鬼首菜(おにこうべな/大崎市鬼首地区)

同じ宮城県内に住んでいても、初めて名前を聞く作物も多く、自分自身が在来作物というものをほとんど知らないで暮らして来たということに驚かされました。



「ちょっぴりお味見」


在来作物と言っても、地域限定のものがほとんどなので、なかなか手にすることも口にする機会もないのが現状です。
そこで今回は、カワシマさんが登米市豊里町二ツ屋地区に伝わる在来野菜の試食を用意してくれました。


・「しもふりささげ」霜が降りる時期まで収穫が出来るインゲン豆です。

・「くらかけまめ」種皮が馬に鞍をかけたような模様に見えることからこの名前がついています。


・「けの汁」豊里町二ツ屋地区に伝わる伝統郷土料理で、1月16日の小正月に墓前にお供えし精進料理として食べるそうです。手間暇かけて14日位からつくり始める料理で、十数種類の野菜と豆腐だけでつくられています。どんと祭も行われ、正月最後の行事を締めくくる料理です。「けの汁」は青森県や秋田県の伝統料理にも同様のものがあり、かつては東北地方で広く食べられていた郷土料理なのかもしれません。

今回は三品試食させていただきましたが、何だか素朴で懐かしい味でした。舌の記憶として残っていた味が甦るような不思議な味わいでした。ごちそうさまでした。


「在来作物と生物多様性」

なぜ自家採種を続けて来たのか?

①美味しいから
②子供の頃から食べてきたから
③食べる人の喜ぶ顔が見たいから
④先祖代々伝わってきた種を、自分の代で途切れさせてしまっては申し訳ないから

環境の変化に順応して生き残って来た在来作物たちは、このような食べ物や種に込められた想いと共に、これからも地域の自然環境に適応変化しながら残っていける可能性を秘めています。


「種をとり、残していくこと」

自家採種の良いところは、

①作物への愛着が生まれる。いい作物を守ってきたという自尊心も生まれる
②人と人とをつなぐ信頼の証し
③固有文化と多様性の保全。風土に順化(適応)した品種の確立
④食料の自立。食の根源を人任せにしない

在来作物は、種をとり残していくことによって、これからも地域の行事食のような形で食文化と共に生き残っていけるはずです。


「まとめ」

今回の講座では、土地や気候変動に合わせ変化しながら生き残ってきた“在来作物”を未来に残す大切さを教えていただきました。
在来作物は、流通している商業品種と同じ作物であると同時に、その地域固有の歴史や文化、栽培方法なども付随した知的財産でもあるのです。「生きた文化財」とも言われています
それにも関わらず、在来作物は普段の生活の中ではなかなか目にすることも出来ないような希少なものとなって来ています。
その原因として考えられることは、限定された地場物や時期物である在来作物にくらべて、商業品種の方が収穫量も多く、病気にも強いからです。また、商業品種の方が日持ちも良く形が均一であることが、流通上作物の痛みが少ないということもあります。購入する消費者の側からも、色や形など見た目がきれいで、味にもクセが無くて、万人向けに作られている商業品種の方が好まれる傾向にあるのは否定出来ません。
さらに、生産者の高齢化が進み、生産量が減少しているだけではなく、種(たね)の存続さえ危ぶまれているのが現状です。
将来、文献の上だけにしか残らないような作物にしないように、まず在来作物というものをもっとよく知り、次の世代まで継承していければ、食べ物の多様性ももっと広がることでしょう。地域に根ざした作物や種を守っていくことの大切さを教わりました。

カワシマ ヨウコさん、みやぎ在来作物研究会の皆さん、参加者の皆さん、ありがとうございました。


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せんだい環境学習館 たまきさんサロン
平 日 10:00~20:30
土日祝 10:00~17:00
休館日 月曜(月曜が休日の場合は、その翌日)・祝日の翌日・年末年始

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バイバイ、レジ袋!ふろしき生活はじめましょう

3月17日(日)14時00分~15時30分
バイバイ、レジ袋!ふろしき生活はじめましょう
ACT53仙台 代表 矢吹真理子氏
日本に昔から伝わる“ふろしき”は、さまざまな物を持ち運びできる袋になります。知っているだけで得をする“ふろしき活用術”を身につけ、レジ袋を使わない生活をはじめましょう!



■開催日時
3月17日(日)14時00分~15時30分

■講座タイトル
バイバイ、レジ袋!ふろしき生活はじめましょう

■講師
ACT53仙台 代表 矢吹真理子氏

■講座概要
日本に昔から伝わる“ふろしき”は、さまざまな物を持ち運びできる袋になります。知っているだけで得をする“ふろしき活用術”を身につけ、レジ袋を使わない生活をはじめましょう!
※関連企画「ふろしき活用術展」:3月19日(火)~3月31日(日)

■募集人数/対象
36人(小学生以下は保護者同伴) ※抽選(当選者にのみ3/9までご連絡)

■申込締切
3月5日(火)

■会場
たまきさんサロン(東北大学青葉山新キャンパス環境科学研究科本館)

■お申し込み方法
メールまたはハガキ、FAXでお申し込みください
必要事項:講座名、参加者氏名、年齢、住所、電話番号

■問い合わせ・申し込み先
せんだい環境学習館たまきさんサロン
〒980-0845 仙台市青葉区荒巻字青葉468-1
メール:tamaki3salon@city.sendai.jp
電話 022-214-1233 FAX 022-393-5038

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たまきさんサロン新着図書情報

たまきさんサロンスタッフです。
新着図書のご案内です。


・「もっとかんがえるカエルくん」(福音館書店 いわむらかずお)
・「こども東北学」(イースト・プレス 山内明美)
・「長生きできる町」(角川新書 近藤克則)
・「片づけ・収納・掃除・洗濯の教科書」(エクスナレッジ 松橋周太呂/こんまり他)
・「火星で生きる」(TEDブックス スティーブン・ベトラネック/石塚政行)
・「眠れなくなる宇宙のはなし」(講談社 佐藤勝彦/長崎訓子)
・「ペンギンは短足じゃない図鑑」(復刊ドットコム さかざきちはる)
・「言葉屋 言箱と言珠のひみつ」(朝日学生新聞社 久米絵美里/もとやままさこ)
・「十二支のおはなし」(岩崎書店 内田 麟太郎/山本孝)
・「ネットのルール(学校では教えてくれない大切なこと)」(旺文社 関和之)
・「オオカミと野生のイヌ」(エクスナレッジ 近藤雄生)
・「食育のウソとホント」(こぶし書房 魚柄仁之助)
・「ミツバチのはなし」(徳間書店 ピョトル・ソハ)
・「トリノトリビア 鳥類学者がこっそり教える野鳥のひみつ」(西東社 川上和人他)

図書は、おひとり3冊まで2週間借りることが出来ますので、ぜひご利用ください。
貸出カード作成時に身分証明書が必要となります。
二回目以降は貸出カードをご提示のうえ、貸出票に必要事項をご記入ください。

たまきさんサロンへ、ぜひ足をお運びください。
皆様のお越しをお待ちしております。


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せんだい環境学習館 たまきさんサロン
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仙台海岸(深沼)の鳴り砂から環境問題を考える!!

2月24日(日)13時30分~15時30分
仙台海岸(深沼)の鳴り砂から環境問題を考える!!
仙台湾鳴り砂探究会 代表 早川紘之氏
仙台海岸(深沼)に存在する鳴り砂を通して砂が鳴る条件を知り、環境との関わりを考えます(鳴り砂の歌声を聞く体験あり)。



■開催日時
2月24日(日)13時30分~15時30分

■講座タイトル
仙台海岸(深沼)の鳴り砂から環境問題を考える!!

■講師
仙台湾鳴り砂探究会 代表 早川 紘之氏

■講座概要
仙台海岸(深沼)に存在する鳴り砂を通して砂が鳴る条件を知り、環境との関わりを考えます(鳴り砂の歌声を聞く体験あり)。

■募集人数/対象
20人(小学5年生以上、小学生は保護者同伴) ※抽選(当選者にのみ2/16までご連絡)

■申込締切
2月20日(水)※申込締切を延長しました。

■会場
たまきさんサロン(東北大学青葉山新キャンパス環境科学研究科本館)

■お申し込み方法
メールまたはハガキ、FAXでお申し込みください
必要事項:講座名、参加者氏名、年齢、住所、電話番号

■問い合わせ・申し込み先
せんだい環境学習館たまきさんサロン
〒980-0845 仙台市青葉区荒巻字青葉468-1
メール:tamaki3salon@city.sendai.jp
電話 022-214-1233 FAX 022-393-5038

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今年もどんと焼きだよ。ただ。。。【窮屈バージョン】

どうもどうも。年が明けちゃったですね。ぼくんちでは延々と仕事してたり親族に不幸があったりパ○ュームの年越しライブ見に行ったりと、なんか正月らしくなかったなぁ〜。(なんか変なの挟まってるゾ)ってことで、とりあえず今年もどんと焼きの写真を撮りに行ってみようかな。


だけどなんか、今年は人の出が多いなぁ。
「あ!今日は3連休の最終日じゃん!」


まだまだ大崎八幡は遠いんだけどなぁ。。。行列になってきたぞ。


お!こちらはギューギューだけど、通りの向かいはガラガラ。で、お参りが終わって事務所に帰る人たちがいるなぁ。


やっとこ鳥居の端っこが見えてきたぞ。


角を曲がって。。。すっごい人。


前進しません。これは階段でひっくり返っちゃいけないから、階段を登るタイミングを係りの人がコントロールしてんだね。


空が青いな。これは日暮れの直後に現れる「マジックアワー」ってやつだね。


もう動けないです。隙間からドーナツ屋さんが見えました。


マヨたこ屋さんも見えます。でも動けないです。


お。買い物中。いちおう店の前は行き来できるように空けてあるんだよ。


隙間から見えたもの。毎年ギリギリ2部に落ちないベガルタの提灯ですね。これって縁起がいいんじゃない?


隙間から見えたもの。右下の人が使っているのはGoProだね。時代だね。


隙間から見えたもの。さっきのマヨたこ食べてる。いいなぁ。


端っこは、裸参りの人に空けてあるんだね。


へへ〜。新しいレンズを買いまして。50mmの単焦点レンズだよ。光が綺麗だなぁ。


隙間から見えたもの。四谷用水ですね。


列の端っこにやってきて、裸参りの写真です。


まだ青空が綺麗だね。


おおお!ケムリが見えてきたぞ。


どんと焼きの会場が見えてきました。


いきなりホイってダルマ投げてるとこに出会った。


燃えてるねぇ。


じゃぁ。僕も持ってきた松飾り、熊手とダルマを。。。


ホイって。この時いつも、投げてから「財布ここにあるな」って確認する小市民。


もうね。狭くて狭くて。
カメラが狙ってた人は、このファーのついたジャケットの人の後ろ。


振りかぶって。


えい。


や〜!


もうギュウギュウで、写真撮るのも大変です。


こちらの火。4時ぐらいに点火式があるっていうから、こんどは見に来ようかな。


裸参りの人たちがまたやってきました。今年は雪が降ってなくて良かったですね。


そしてここでもGoPro


お。目の前で投げるよ。


びよ〜ん。


あれれ。。。


ずいぶん遠くまで飛んだなぁ。


お向かいの光は、テレビカメラのための補助光です。
だから煙が綺麗に見えるね。


このあたりから。なんとなくカット写真撮ってたんだけど。


よく見ると、あちこちから袋が投げ入れられているね。


せいの。


ホイッ!


光が綺麗だなぁ。


裸参りの人も。


ホイ!


と投げ込む。


銀行さんですね。


この火と煙に当たると、お清めになり無病息災になるとか。


まぁ。こういう伝統が息づいているって、それだけでいいじゃないですか。


燃える。


燃えてます。


こちら。よく見ると目を塗っていないものがある。あとなんで鏡餅が混じってんだ??


ま。細かいことは抜きにしよう。


さて、ギュウギュウの行列は本殿へ。


新年のご挨拶。良い年でありますように。


達磨を買いました。仙台の松川だるまは青い色も塗られてて、そして鼻が高い。カッコいいのです。


お神籤を引きました。吉です。
商売も相場も上下だって。こりゃ〜米中の貿易戦争のことだな。手を打てって言われてもなぁ。。。


さて、相変わらずギュウギュウです。東北大学の裸参りに外国の方。


ほかにも結構な数の外国語が聞こえたけど、楽しそうでした。


さて、帰ろうかね。


そしたら裸参り保存会の方達がやってきたね。


今日は隙間からの取材でした。
なんせ物凄い人の出で、いつもより早く道路が混雑したのだそうな。


そんななか、お醤油屋さんの店先で売っている甘酒を買おうかなぁ〜ってフラフラ近寄ってったら、またもや裸参りの方が来たのでパっとカメラを向けてシャッター切ったんだけど、知ってる方でたちでしたね。じゃね〜。

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マルハナバチって、どんなハチ? ~カードゲームとお話で楽しむ、ハナバチと花の世界~ 【オープンサロン講座】

たまきさんサロンスタッフです。12月22日(土)のオープンサロン講座は、遊びながら、マルハナバチの生態を学べるカードゲームの「まる花札」を制作された東北大学生命科学研究科 学振特別研究員RPDの小林知里さんと大野ゆかりさんにお出でいただき、「マルハナバチって、どんなハチ?~カードゲームとお話で楽しむ、ハナバチと花の世界~」を開催しました。


「ハナバチ」と言えば「ミツバチ」を連想される方が多いのではないかと思いますが、実は「マルハナバチ」も私たちの身近にたくさん住んでいて、重要な花粉の運び手なのです。
「マルハナバチ」だけに花粉を運んでもらえるように形を特化した「マルハナバチ媒花」というものまであるのだそうです。


まずは、大野さんから「マルハナバチ」から見る生物の多様性についてお話をしていただきました。

「マルハナバチ」ってどんなハチ?


かわいいと思うチャームポイントはおとなしくて、ちょっとドジで、食いしん坊、毛がふさふさとしていて丸っぽく、比較的大型で1~2㎝の大きさです。
普通の「ハチ」はひとつの花を取り合うのですが、「マルハナバチ」はみんな集まって仲良く蜜を吸っている光景をよく見かけます。
「蝶」に肩を組んでいるように手(足?)をかけ、蜜を吸っている姿を見ることもあるそうです。


おとなしく、ほぼ攻撃することはなく、威嚇行動は、ばんざいをして体を大きく見せることなのだそうです。
また、働きすぎて、ハゲてしまう頑張り屋さんの「マルハナバチ」もいるそうです。
ヨーロッパでは「ミツバチ」よりもポピュラーな「ハナバチ」です。


見分けるのはちょっと難しく、外来種も含め日本には16種が生息しています。


「クロマルハナバチ」の特徴はちょっと毛が短めで、黒いのはメス、オスは黄色と黒のシマシマでおしりがオレンジの派手なすがたをしています。


「マルハナバチ」は、「花粉かご」を持つ真社会性のハチです。
「花粉かご」とは足に長い毛があり、ここに「花ふんだんご」をいれるのだそうです。「マルハナバチ」のほかに「ミツバチ」、「シタバチ」、「ハリナシバチ」がいます。
「真社会性」とは「働きバチ」が「女王バチ」の子育てを手伝います。「マルハナバチ」のほかに「ミツバチ」、「ハリナシバチ」がいます。「マルハナバチ」はその中でも寒い地域に生息する種類になります。


土の中に巣を作り、1年でコロニーが終わってしまうのだそうです。
「女王バチ」は春先に冬眠から目覚め、一匹で土の中に巣をつくり、蜜や花粉を集め卵を産みます。
そこから生まれた子供たちが「働きバチ」になり、「女王バチ」を助けるようになると、「女王バチ」は卵を産むことに専念できます。
ここまではみんな女の子なのです。秋になると男の子が生まれ、「新女王バチ」と交尾をするのですが、そのころには「新女王バチ」を除くほかのハチは皆 死んでしまうのです。そして「新女王バチ」だけが冬眠に入るのだそうです。


「マルハナバチ」は頭が良く、サッカーをするそうです。人が訓練すると、「ボールが来るとゴールする」ことを覚えるのだそうです。
むずかしい花の形や色や、花の色の変わり方を覚えなければならないためです。


「マルハナバチ」によって舌の長さが違い得意な花が変わってきます。


お話しのまとめとして、生息数が減少傾向で、保全の対象になっている「マルハナバチ」のために、わたしたちにできることを教えていただきました。

その1、「まる花札」でお勉強しましょう。
その2、「マルハナバチ」が好きな花を育ててみましょう。
少し難しいですが、近隣に咲いているハチが好きな花の種を一部とって育ててみましょう。苗を抜いてしまうとその花は枯れてしまうので、生態系をくずさないようにしなければなりません。また、外来種には注意を払うことが大事です。
その3、【花まるマルハナバチ国勢調査】に調査に参加してみましょう。
写真を撮って「hanamaru.maruhana.870@gmail.com」へ送信することで、日本国内での「マルハナバチ」の現状を把握することができます。
ぜひご協力をお願いします。
講座終了後に【Hanamaru Maruhah Project】(ホームページ)を見てみました。その中では日本国内の「マルハナバチ」の分布をみることもできました。


さっそく、小林さんに教えてもらいカードゲーム「まる花札」で遊んでみました。
なぜ、花が咲くのかというと、花粉を運んでもらって種を作らなければならないのです。運んでもらうための広告塔が花なのです。種をたくさん作るためには、花をたくさん咲かせてたくさんのハチに働いてもらうことが大切なことなのです。


「まる花札」は24種類2枚ずつで48枚の花カードと、6種類のマルハナバチのカードがそれぞれ2~3枚、花粉カードや蜜いっぱいカード、捕食者カード、天候カードがあります。
花カードの下部にマルハナバチの種類ごとに色分けされて「好き度」が記してあります。


まずは練習です。

場札はハチカードです。「コマルハナバチが飛んできました。」
手札の花カードから、場札として飛んできた「コマルハナバチ」の好きな花のカードを選び「せーの!」で、花の名前を言いながらいっせいに出します。
「かたくり、好き度4」、「とちのき、好き度7」、「りょうぶ、好き度2」、「ふじ、好き度2」、「ぎんりょうそう、好き度2」など全部で13種類ありました。
「コマルハナバチ」は好き嫌いがあまりないようです。場に出そろった手札の花カードの中は「とちのき、好き度7」が勝ち!となり、「とちのき」カードを出した人の獲得札となります。
「好き度」と表しましたが、「ハチ」の種類ごとにどのくらいその花を訪れるか、その頻度を数値化したのだそうです。


「オオマルハナバチ」は舌が短いハチなので花が長くて蜜まで舌が届かないときに、花に穴をあけて蜜だけ取り、花粉は運ばない「盗蜜」をします。
「こばぎぼうし、盗蜜マーク好き度3」「たにうつぎ、盗蜜マーク好き度4」「つりふねそう、盗蜜マーク好き度4」盗蜜マークのカードは勝った人の獲得札とはならず「流れ札」となります。

「マルハナバチ」の生態と花との関係がわかりますね。
ゲームとしての駆け引きも味わえます。
場札や手札が無くなったら終了で、獲得札の「ハチカード」「花カード」の種類の多い人の勝利となります。


さて応用編です。

「花いっぱいカード」「花粉カード」「蜜いっぱいカード」と「捕食者カード」を加えてみましょう。
「花カード」と組み合わせて使うカードですが、「花いっぱいカード」「花粉カード」「蜜いっぱいカード」は加点カードです。
例えば「しろつめぐさ、好き度8」を出した人と、「しろつめぐさ、好き度8」と「蜜いっぱいカード+2」を一緒に出した人とでは「蜜いっぱいカード」を一緒に出したひとの勝ちとなります。


そして「捕食者カード」、どの「花カード」とも組み合わせて使える危険マーク感のあるこのカードを出した場合は「好き度」が一番低い人の勝ちとなるのです。
「マルハナバチ」の捕食者である「おおすずめばち」と「しおやあぶ」は、「マルハナバチ」がたくさん花に集まるとそれを狙ってやってきます。
そして食べてしまうのです。好き度が高い(人気の高い)花は危険性が高いということを表しているそうです。


さて、本番です。



「花いっぱいカード」、「花粉カード」、「蜜いっぱいカード」と「捕食者カード」が入ると白熱します。

今回は時間の都合で応用編2までしかできませんでしたが、「ペアカード」や「天候カード」を使用する応用編4まであります。


大野さんが連れてきてくれた「マルハナバチ」です。とてもかわいらしい風貌です。

「まる花札」は対象年齢8歳以上で東北大生協理薬店(仙台市青葉区)にて1,800円でお取り扱いしているそうです。また、別途送料が掛かりますが、”大阪自然史博物館友の会ネットショップ(http://omnh-shop.ocnk.net/product/1705)”でもお取り扱されているそうです。


カードゲームで夢中になるほど「マルハナバチ」の種類やそれぞれの生態系を知ることができ、「マルハナバチ」はかわいらしい身近の生物であり、わたし達とのかかわりを考えさせられる内容となりました。
小林知里さん、大野ゆかりさん、参加者の皆さま、ありがとうございました。


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