月別アーカイブ: 2018年2月

「狩猟と食~なぜ?鹿の駆除が必要になったのか~【サロン講座】」

たまきさんサロンスタッフです。

1月21日(日)のサロン講座は、「狩猟と食~なぜ?鹿の駆除が必要になったのか~」と題し牡鹿半島で「食」につなげる狩猟をしている、食猟師の小野寺望さんをお迎えし開催しました。

牡鹿半島では昭和40年代は猟師でさえ鹿の姿を見ることはほとんどありませんでしたが、平成10年代は餌となる草を求め住宅地まで姿を現し始め、民家の植木やお墓の花などを食べた跡もありました。

小野寺さんが狩猟を始めた平成10年は1グループで約65頭を駆除しました。当時では驚くほどの多い頭数でしたが、翌年は100頭を超え、その後も増える一方でした。

当時、メスジカ保護施策のためメスジカの捕獲は猟師一人1頭までと規制されていましたが、出生数が増加し駆除しても鹿の頭数が増加し続けたため、平成19年に規制が解除されました。

山に木を植えすぎたことにより、野生動物を雨、風、雪から守る森の環境も出生数の増加の理由になっていると考えられます。

また、鹿は森林を移動して他の地域の鹿と血縁関係をつくり、生息地の範囲を広げているようです。「猟で鹿を追い立てることも移動している理由の一つかもしれません」と、小野寺さんは言います。

参加者の中には狩猟免許を取得された方もおり、県南のイノシシによる農作物の被害の状況を教えていただきました。

「作物を荒らされないように張っている防御ネットは今まで破られたことはなかったが、今年は破って入ってくるようになった。どのように対処していったらいいか経験だけではわからなくなってきている。」

イノシシは鹿よりどう猛で、被害も大きくなってきています。小野寺さんもたまきさんサロンへ来る途中でイノシシの痕跡を見つけ、行動範囲が広がってきていることを実感したそうです。

小野寺さんが所属する 狩猟メンバーの中では、50歳はまだまだ若手だそうです。

狩猟期間は法律で定められており、宮城県は11月15日から2月15日までの3カ月間(平成29年度は、一部地域のニホンジカは3月15日まで、イノシシは3月31日まで)、狩猟期間内でも日没から日の出までの時間帯は銃を使った猟は禁止です。

小野寺さんが狩猟している地域では有害駆除は週3回行っているので会社勤めしていては務まりません。

20代から40代の狩猟家が増えてきていますが、今後はボランティアではなく猟を仕事として暮らしていけるようにならないと若い担い手が続けられず増えていかないのではないかと懸念されます。

小野寺さんは、駆除するだけではなく自然の恵みとして敬意を払って鹿肉を食材として扱うことも視野に入れ平成29年7月に鹿肉処理場をオープンさせました。

鹿肉をはじめて食べた人が「おいしくない」という印象を持つと市場が広がらないので今は料理人の方々に鹿肉の扱い方を教え、鹿肉をおいしく食べる環境を整えているところだそうです。

食猟師の小野寺さんならではの鹿肉のおいしい食べ方を教わりました。

「加熱しないほうが柔らかいが生で食べると寄生虫がいるためおなかをこわすので、火を通した、“たたき”や“しゃぶしゃぶ”、“フライ”にするのが良い。

 

鹿肉には甘酸っぱいソースが合うので、今の時期ならあんぽ柿とバターのソースを合わせるといいですよ。」

現在、鹿の天敵の野犬はいません。

鹿は逃げる途中で威嚇してくることはありますが、基本的には人を見て逃げていきます。

人の暮らしと鹿の共存には猟師の世代交代や森の環境を整えるなど、まだまだ課題が多くこれからも取り組みが必要なことを知ることができました。

本講座では、貴重な鹿の生き角(いきつの)を使ったキーホルダー作りの体験もしました。

生き角は生え変わる角とは違い、血液が通ったままの角なので、下茹でし髄液を取り除いています。

 

昔から魔よけや「落ちない」ということから水難防止のお守りとして海の上で作業する猟師さんへ贈られる習慣があるそうです。

紙やすりで磨き、金具をつける位置を決めて電動ドリルで穴を開けます。

出来上がった後は、ハンドクリームを練り込みツヤを出しました。

毎日、手で触り油分をしみ込ませることでツヤを保てるそうです。

鹿角のいろいろな形を生かしながら、思い思いに磨き、個性あふれるキーホルダーが出来上がりました。

最後に罠の実演をしていただきました。

 

 

小野寺望さん、ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。

 

 

 

 

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せんだい環境学習館 たまきさんサロン

平 日 10:00~20:30

土日祝 10:00~17:00

休館日 月曜(月曜が休日の場合は、その翌日)祝日の翌日・年末年始

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夏の音~カッコウを呼び戻せ!ヨシ原活用大作戦~『ヨシ原をめぐる生きもの達とあなたの物語』レポート

仙台市 平成30年2月
生物多様性保全推進事業
夏の音~カッコウを呼び戻せ!ヨシ原活用大作戦~『ヨシ原をめぐる生きもの達とあなたの物語』レポート
平成30年2月3日(土曜日)、寒い日が続きますが、春の訪れを感じさせるポカポカ陽気の中、若林区のせんだい農業園芸センターで、多くの生きものが生息するヨシ原を維持するため、みんなでヨシの刈り取り作業とものづくり体験を行いました。
ハクチョウやカモの鳴き声を聞きながら、体を動かして心も身体もリフレッシュ!
そんな「ヨシ原をめぐる生きもの達とあなたの物語」の様子を、少しだけご紹介します。

おはようございまーす。今日は夏と冬に生きもの観察をした農業園芸センターのヨシ原で、わたしたち人間が深く関わっていきますよ~~~


まず東北工業大学の山田先生からヨシのお話。ヨシ原は生物の生息環境として重要であると同時に、水質浄化をしてくれたり、よしずの材料になったりと人間にとっても大事な資源!でも、ヨシ原を維持するためには定期的な刈り取りが必要なんですよ。


ヨシ原の重要性を勉強した後で、早速ヨシ原に移動です。それにしても、いいお天気で、ポカポカ陽気♪


ところで、みなさんヨシ刈りってしたことありますか?昔は、茅葺屋根やよしずの材料として需要が沢山あったので、集落総出で刈り取りをして、集落の貴重な収入源になっていたんですよ。ここで、スペシャルゲストの紹介です。


井土浜地区(名取川河口付近)ご出身の加藤新一さんです!加藤さんは、実際にヨシ刈り経験があり、そのノウハウを知り尽くした貴重なお方!ヨシ刈り経験のないあなたも、加藤さんに教えを乞えばバッチリです。


それではみなさん、ご準備を!硬~いヨシを刈るためには、鋭利な鎌を使うので、十分に気を付けて!体を動かすと暖かくなるから、もこもこコートも置いていっても大丈夫かも?


せんだい農業園芸センターには、大沼に面して、約2,500㎡のヨシが生育しています。そのうち、今日は約100mの範囲を刈ります。生きものが生息しやすいように、刈るところと残すところを10mごとに繰り返し、櫛の歯状に刈り取っていきますよ~。


まずはプロ(加藤さん)のお手本。左手でぐっと、ヨシを抱きかかえて、左から右に向かって円を描くように鎌の刃先を使って刈る!
でもこればっかりは、やりながらじゃないとわかんないかな~


そして、忘れちゃいけないのが、束ねた後に、こうして立てて、ドスッドスッと地面に落として端をそろえておくこと。しっかりした音が出るようになったらOK!
ほら、きれいに整った。


さぁ、あとは実践あるのみ!背の高いヨシを刈っていくと、視界がだんだん開けていって、隣の大沼が見えるようになってきました!大変だけど、楽しい~~~!


作業中に見つかったのは…夏の間、「ギョギョシギョギョシ…」と元気に鳴くオオヨシキリが使っていた可愛い巣!手の平にすっぽり収まるサイズ。ビニール紐も使ってしまうので、ごみはちゃんと片付けてあげないとね


1時間後。だんだん、コツがつかめてきて、みんなの刈り取り作業のスピードも上がってきました。束にそろえる姿も様になってきましたね~


録音している方もいます♪「残したい日本の音風景100選(環境省)」の一つに「北上川河口のヨシ原(宮城県/石巻市)」があり、風でヨシのすれ合う音が指定されています。今日は和気あいあいとしたヨシ刈り作業の音が録れますね!


作業中は、大沼のカモやハクチョウ達ののどかな鳴き声や、羽ばたきの音も聞こえてきて、癒し効果抜群!


丘の上からみんなの作業の様子を眺めてみました。おぉ~みんな頑張ってるなぁ。刈り取りが進んだところからは隣の大沼のカモ達の姿もよく見える!


今回刈り取ったヨシは、薪ストーブ等で使えるヨシ燃料に加工するため、工場へ搬出しやすいように、一か所に集めます。加藤さん、ヨシを運ぶ姿もプロフェッショナルです!


みんなも加藤さんに負けていません!


今日の成果!!
1時間ちょっとの作業だったけれど、みんなのおかげで沢山のヨシを刈り取ることができました♪


スッキリきれいに刈りました!
みなさん、作業お疲れ様でしたっ!!


ところで、実は「ヨシ原」には2種類の植物が混じって生えています。穂先が茶色っぽくてフサフサしているのが「ヨシ」、そして金色でヒョロヒョロっとしているのが、「オギ」です。午後はこの「ヨシ」と「オギ」を使ったものづくり♪


まずは「ヨシ入り和紙のカードづくり」。講師は「手すき和紙工房 潮紙」の塚原さんです!和紙に、こんなに奥深~い話があるとは!塚原さんの話術にみんな惹きこまれる!工房では見学・体験もできるそうです。


きんとんのような物体が和紙の原料です!今日は、せんだい農業園芸センターのヨシの繊維を混ぜ込んだ特別製だよ~~!


そして、和紙作りに大事なもう一つの材料がこちら。このトロトロの糊状のもの。実はトロロアオイという植物からとれるんです。植物の繊維とこの糊液を水の中で混ぜて、準備が整います。


すくってゆすって~…


模様をのせて~…


最後に、もう一度うっすらと液をかけてできあがり!!
春も近いしことだし、ここ農業園芸センターにある梅園にちなんで、梅模様をあしらいました。なお、梅園には約60種類の梅があり、3月に見頃を迎えます♪


この素敵なランプシェードは、東北工業大学の森田くんが作ってくれた、ヨシ紙を使ったランプシェード!ヨシを混ぜ込んだことによって生まれた独特の風合いをうまくいかした素敵な作品!うちに欲しいな…。


和紙づくりの隣では、「オギ」を使ったものづくり!!講師は市民の図工室、FabLab SENDAIの小野寺志乃さんです。穂先を生かして、オギのホウキ作りをしますよ~♪


20本くらいで、デスク周りを掃除するホウキサイズ。みんな、使いたい用途にあわせて、自由なサイズ・形で作ってみてね~


外側は少し土ぼこりで汚れているので、皮を一枚ペロッと剥いてきれいに☆皮をぺろんと剥くのも、だんだん楽しくなってくるよ


みんなもくもくとホウキ作り。

より丈夫に、そしておしゃれにするために、編み込みをしている方もいました!
こうやって自然のものを上手に使って、暮らしに役立てていくのって素敵なことだと思いませんか?


最後に穂先をきれいに整えて~


じゃじゃ~~ん、完成!!
同じ材料を使っているのに、みんな全然違う!個性あふれるホウキが沢山できました♪


午前のヨシ刈り作業も、午後のものづくりも、あちらこちらで小さな輪ができて、新しい交流もたくさん生まれたみたい!


午前も午後も、盛り沢山な一日でしたが、いかがでしたか?
生きもの達が安心して暮らしていける環境を守り育み、そして自然の恵みを取り入れた豊かな暮らしはとても素敵だと思います。こうした体験ができる活動に、是非
みんなも参加してみて下さいね♪♪♪



参加者のみなさんの声を、少しだけご紹介

刈り取ったヨシなどを使ってやってみたいことは?

✿夏に向けてよしずを作りたい
✿すのこや、ござっぽいものを作ってみたい
✿ふね(ボート)を作ってみたい
✿すだれのコースター作り
✿小さい茅葺きの小屋を、ここに作ってみたい
✿今日作ったものより、もっと大きなほうき作り
✿パーティション(小型)を作って使う
✿草木染め
✿玄関にヨシのマットを敷きたいな
✿ストーブなどで使えるペレット作り

ヨシ刈りをしている時に気づいたり心に残った生きものについて教えて!

✿タヌキのためふん
✿ヨシ刈りにはコツがいることが分かった!
✿ヨシだけだと思ったら、似た別の植物やつる性の植物を見つけた
✿水面のカモはどうして同じ方向をむいているのかな
✿水鳥がたくさん!!
✿鳥の巣を発見して、巣に混ざっているビニールひもの存在が気になった
✿ヨシを刈る前は「どこに鳥がいるの?」と思ったけれど、刈ってみると、カモの群れが見えた!!
✿オオヨシキリの巣。思っていたより小さくて頑丈でびっくりした
✿ミサゴがかなり低くまで下りてきて驚いた
✿沼にいる鳥達が空に飛び立っていく姿がきれいでとても心に残った!
✿モグラ?の痕跡
✿ヨシが想像以上に硬くて大変だった
✿ヨシを刈るときの感触
✿身近なところにたくさんの自然があった
✿人が関わり続けて守っていく自然も大事

心に残ったことは?

✿ヨシ刈りはみんなでやれば楽しい
✿和紙すき体験が職人になった気がして楽しかった
✿単に「日本の古い文化」としてしか今までとらえてなかった紙すきがとても奥深く「現在、将来(1200年後にも)通用するすばらしい文化」だと実感
✿ヨシ刈りの重要性/資源利用と環境保全の両立をうまく効果的に説明してくれて分かりやすかった
✿ヨシ刈りの文化を残すため経験者の方に来ていただいたのが良かった
✿昔使われていた貴重な萱場が今は使われていないこと。何か利用できるのでは?

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「肉食生活と気候変動と人間の健康の関係」トレンチャー・グレゴリー先生の講座第2回の開催だよ

こんにちは!
トレンチャー・グレゴリー先生の「環境科学がよく解かる、ディスカッション!」今回は刺激的な内容です。
「肉食生活と気候変動と人間の健康の関係」
僕たちの食べている肉類が、気候変動にどのように影響を与え、そして健康???
一見無関係のような事柄が、それぞれが一本の紐のようにつながっていきます。


それでは、司会進行。
前回の感想ノートより皆様の感想です。
「もう少し、ディスカッションの時間が欲しい」
とのことでしたので、今回より参加者同士のお話を増量で進行します。


普段の先生の講座は、海外からの留学生を対象に英語で開いているので、こうやって日本語で開催できることが大変意義深いことだそうです。そして本日の内容ですが、アメリカで同じ内容で講義を行うと、多くの学生が。。。


「もう、肉を食べるのをやめます。」「ベジタリアンになります。」と考えが一変してしまうほどの影響力があったそうです。
さて、どのような内容なのでしょうか?


その前に、先生から「この一週間で気になったことは?」という問いかけです。


沖縄の近くでタンカー事故が起きましたが、ニュースであまり取り上げられず、情報が伝わりにくく感じています。
積極的にインターネットなどを屈指して取りに行く人と、テレビなどのメディアで受け身で見ている人とでは、情報格差ができてしまうのでは?


確かにそうですね。
例えば、世界最大のサンゴ礁グレートバリアリーフでは温暖化のせいで大量の白化現象が起きていて、破滅的な状況を迎えるだろうとのニュースは、読んだことがありますか?



ウォール街の話はメディアにのりやすいですが、このようなニュースは広まらないですね。


米国では大統領が変わってから、フェイクニュースなども多く飛び交っています。
個々で情報を広めようとして、結果的に間違った情報を伝播させてしまうことになりかねないと感じてます。


人類のためを考えると、やるべきことがあるのですが、自国の経済を考えてしまうと実行しない。
全体のためより個々のアイデンティティが強いのです。


例えば、研究論文などは間違いが起き得ないのです。
それは、発表まえに同じ科学者同士が「査読審査」というものを行います。


同じ科学者から、間違い無いというお墨付きがないと発表することができない。でも専門誌に発表される情報を、個人の方が取りに行くのは大変なことなんです。


では、本日の発表に参りましょう。
地球の土地利用の話です。地球上の土地の46.5%は高山やツンドラ、砂漠や原生林など未開発地です。そして38.6%は農耕地。あとの14.6%は人の住む町だったりダムだったり林業のための森林だったりと、農地として利用していないところです。


そして農地の場所ですが、ヨーロッパやアメリカ、アジアなどに広がり、大都会の近くにもあります。そしてこの都市部の人たちは肉類を食べます。


そこで、近代農業の問題点です。飼料から肉への変換効率を見て見ます。
例えば穀類を、そのまま食べると、傷んだものや虫がついたものなどを除くと80%前後と、ほぼ、全量を人が食べることができます。
ですが鶏肉は20%と効率が落ち、豚肉もさらに少し落ちて、乳製品も若干変換率が落ちますが、見てください。牛肉は3%程度と、大変に効率が悪いのです。
では、なぜこんなに効率が悪いのでしょうか?


「成長するのに時間がかかるからでは?」
はい。良い回答ですね。
例えば、ニワトリは数週間で肉として食べることができます。豚肉も1年以内。ですが牛は、数年かかります。
これだけ時間がかかれば、餌代はもちろんですが、牛の世話をする人件費も多くかかるようになります。


それでは、ここであらためて質問です。
気候変動を引き起こす「温室効果ガス」は、主に化石燃料の消費によって排出されますが、農業も気候変動に加担しています。
下記の数値のうち、農業で排出される温室効果ガスは、人間活動で排出される温室効果ガスの総量のうち何%を占めているでしょう?


5%
11%
24%
50%
さぁ。皆さんどうでしょうか?
これは、ちょっとイジワルな質問なんです。


11%は、森林伐採や土地利用変化を無視した場合の数値です。
ですが24%は、森林伐採や土地利用変化を踏まえて計算した数値です。
農地は人が耕作して作り出したものなので、人以前は森だったりするのです。


では、その11%の内訳を見て見ますと。牛肉の生産によるものが41%、乳製品の生産によるものは19%もあり、11%×60%=7%は牛に関わるものです。さらにこの数値に、農業のもたらす森林伐採の排出量も考慮しなければならないのです。


例えば、先生の母国オーストラリアは、西洋人が移り住む前は一面の森でした。それが200年かけて、どこまでも続く畑に変わってしまいました。森林伐採の8割は農業が起因なのです。


では、こちらの写真を見て見てください。
左は、米国などで普及している工場型の牧場です。牛は狭い牧場に密集して飼われ、人の手から飼料を与えられて育ちます。
右は自然の草を食む、放牧型の牧場です。
果たしてどちらの方が、温室効果ガスの排出が多いでしょうか?


左の米国型?
本当は右の放牧型なのです。放牧型の牧場では牛は栄養価の低い草を食みます。ですから成長が遅く同じ量の肉をとるのに、長い時間を必要とします。左はコーンなどの高エネルギー食を飼料にし、ホルモン剤や抗生物質などの投与で早く育ちます。


牛や羊、山羊やラクダなど、反芻動物は胃の中に植物を分解する細菌が住んでおり、この細菌がメタンガスを生成し、げっぷの形で吐き出します。牧畜に関する温室効果ガスの4割は、このメタンガスが原因であり、残りの15%は糞から発生します。
ですので、牛を早く育てるということは、環境に良いという。。。環境意識の高い人からは、にわか信じられない回答に結びつくのです。


では、みなさん話し合ってみましょう。
ふだん食べる肉の種類や、量、頻度など。特に昔と比べて増えましたか?
そして、肉の栄養や、健康など、いかなる情報がマスコミから出ていましたか?


昔は、日本ではあまり動物の肉は食べられなかったんです。高かったんですよ。
だから、戦後の日本人は、鯨を食べていたんです。
あとは魚ですね。


海外では、牛肉をいっぱい食べる地域もあります。
ですが日本では昔から魚も多く食べられてきましたね。


肉はそれほど食べないですね。やはり魚が多いです。
普段の食事は魚が中心で、たまにお肉を食べるぐらいです。
〜ここのチームは、とりわけ肉を食べないグループのようです。


一番食べるお肉の種類を挙手してみましょう。
牛、豚肉、鶏肉
豚肉が一番多いですね。


牛肉はあまり食べなかったなぁ。主に豚肉、あとは魚です。
昔カレーライスのCMが流れていてね。あの頃ぐらいからだね。お肉の入ったカレーライスを月に一回ぐらい食べたものです。


では、こちらのグラフを見てみましょう。世界の一人当たりのGDPと肉の摂取量の関係です。
米国ではこのグラフからいうと、特に肉を多く摂取していますが、日本人はむしろ少ないですね。


そして、加工肉の摂取に関して、このようなニュースが伝えられています。
ベーコンやソーセージには、発がん性があったと世界保健機構WHOは伝えています。これはじゅぶんな証拠があったとのことです。加工肉を毎日50グラム食べる人は、加工肉を食べない人より2割も大腸ガンの発がん性が高かったとのことです。
そして、こちらは証拠は限られていますが、赤肉にも同様に発がん性が見つかっています。
ですが、赤肉に関しては栄養価も高いので、利点と危険性のバランスが重要になってくるとのことです。


さらに、とある特定の団体の96万人の人の2002年から2007年間の食生活を検討し、2009年までの死亡原因を追跡した結果、2750人の死亡者にはある一定の結果が出たとのこと。


ベーガン(完全菜食主義者)と、非ベジタリアンの死亡者数には、10%もの差があり、肉を食べない人の死亡の比率がはっきりと低かったそうです。


もっとも、一番低かったのは魚菜食の人。日本人の食習慣ですね。


また、中国では糖尿病の人が増えているということで、肉の摂取量を半分に抑えるようにと命令が出たそうです。こちらのニュースは。。。読んだことがないなぁ。


つまり、各国の経済事情が良くなると、さらに肉を摂る人が増えていきます。こうした事情を踏まえて、我々の生活はいかなる変化が求められているのでしょう?そして肉の消費量を減らすことに、いかなる不安の要素があるかを話し合ってみましょう。


たとえば、ヨーロッパなどでは健康のために肉食を止めようと追う流れがあります。地球規模の気象変動には、温室効果ガスの排出にも大きく関わる農業を見直そうという動きもあります。肉を食べられないとなると「魚を食べれば?」と結びつき、魚も乱獲の心配があります。
そうなると、ひょっとすると。。。
【肉税】というのも、一つの選択肢になってきます。


肉を生産することで環境に負荷がかかる。その負荷の負担は皆であまねくというのは不公平なので、肉類を食べるには、税金をかけるというのも選択肢の一つなのです。
また、実験室では細胞を直接培養して肉を作るということに、すでに成功しています。このような肉生産だと、ホルモン剤も抗生物質もいりません。いかがですか?
みんな黙ってしまいました。肉、そこまでして食べたいかなぁ。


〜〜〜さいごに、僕が先生に質問しました。
「米国型の牧場は、肉の生産の手法というより、肉の単価を下げる方に役立ってます。だから、長寿命な牛を生産する方向になると、牛肉の値段が高くなって、結果的にひとは豚やニワトリなど、環境負荷の低い肉を摂取するようになるのではないでしょうか?」
ですが、工場型の生産方法を止めるにはどうしたらいいでしょうね?
….そこまで結論が出なかった。だけど、せっかく育てた牛肉を、ハンバーガーでバクバク食べて消費するような暮らしは、もうやめにした方がいいのだろうな。たま〜に、上等なステーキを記念に食べるぐらいがちょうど良いんじゃないかな〜なんて思ったのでした。
ではまたね。

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す〜〜〜んごく天気の良い不忘山

すんご〜〜〜い天気が良い登山です。グローブなしで、ふらふらしていられるって、ナンテシアワセナンダ〜。


なんかね。朝から抜群に暖かいのですよ。
今日は不忘山日和だね〜。他の蔵王山系は。。。刈田岳は僕らが登った直後に噴火情報で閉鎖。水引入道は、雪が深いだろうなぁってことで、手軽な不忘山へ。


雪の感触が、きめ細かくって、そしてシットリ重い。こりゃ、雪が多くて登りは大変だなぁ。


ゲレンデの端っこを、いそいそ登ります。
宮城県は、スキー場の端っこ歩いていても、なんも怒られない。平和だなぁ。


白石女子校跡へ向かう分岐だけど、今年は雪が深くて誰も入らないね。俺らもやめた〜。


えっちらおっちらゲレンデを登ります。


これがスキー場の最上部なのだね。こっから登る人もいるのだね。


おお〜。先行者がいた。
スキーの人と、スノーシューがひと組かな。踏み跡があって、超〜楽チンだん。


雪踏んで登るよ〜。踏み跡外すと、沈むなぁ。


あれ、山頂。左の大きな奴に登るのに、右側の尾根から取り付きます。


白樺。スキー場のゲレンデの上にいっぱい生えているんですよね。ある意味目印。下山口近しってとこだね。


おお〜!上のほお〜〜に、先行者が。
ラッセルでへばっているようだなぁ。追い付いて手助けしたいけど、30分ぐらい離れている。たぶんリフトで登った人たち。


どんどん斜度が強くなる。
でも本当に暖かい。いや暑い。


山スキーとスノーシューでは、若干トレースが違うんだよね。


峰に出た。こちら、不忘山の冬季専用の東尾根と呼ばれています。高速道路みたいに山頂へまっすぐの、今の時期だけの尾根。
そして先行者が。アイゼンのみで登って大変だったそうな。


この尾根風が出ると、やばいぐらいに吹かれるんだけど、今日は平和。


お!スノーボーダーだ!!
宮城のバックカントリースキーヤーは、自力で登るから真のバックカントリーだと思いつつ。


なんか、尾根が開けて来たら、風が強くなってきたぞ。


ブワーッと、吹かれてますね。
足跡も一気に流れて行っちゃうよ。


遠くに見えるのは、カエル岩です。夏尾根が遠くに見えますね。冬にあっちから登ると、雪が深くてねぇ。


こちらは、本当に尾根の上をま〜〜〜っすぐ登ります。
勝手に人数が増えてきたなぁ。


宮城最高峰の屏風岳が見えてます。
今年は雪が深すぎて、水引入道からの周回は無理かなぁ。


こちらが水引入道。こんな山が山形側から連なっていて、不忘山は白石から、風下から遡ってく感じになるので、冬独特の西風が強いときに有利なんですよね。


おお〜あっという間に山頂。3時間ちょいでした。


遠く屏風まで、この日に行った人たちがいたそうな。すごい健脚。


海老の尻尾が、どこまで伸びるんだ。


さて、冬の天気は変わりやすいから下ろう。
てんで、僕らは12時には下山開始したけど。。。まだ続々と登ってくるんだよなぁ。。。このままじゃ到着2時になっちゃうけど。良いのかな。


下りは、ふかふかの新雪を駆け下りるように歩きました。そっちの方が膝の負担がなく、楽なもので。


そしてら。
「スキー場の左端降りると、簡単だよ〜」って教えてくれたおじさんがいて。


確かに、急斜面で普通は歩けたもんじゃないけど、新雪だと飛ぶような勢いで下れる。


はんぶん雪崩を起こしながら、下っている感じだなぁ。
リフトの人から「楽しそうですね〜」って言われる。


登り3時間。下り1時間半でした。早え〜。
たまきさん山岳部は、のん気にまだまだ旅をする。

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ご存知!四ツ谷用水フォーラムです。今回は少し別視点から用水の話をしました。

こんにちは。今日取り上げる話題は、四ツ谷用水フォーラムです。
年に一回のペースで開催してきましたこのフォーラムも、とうとう4回目。150名の定員で募集をかけましたところ見事に抽選となりまして、大盛況であります。


まずは水・環境ネット東北の副代表をされています、佐々木さんから開会のご挨拶です。
お足元の悪いところ、ようこそお越しくださいました。
水・環境ネット東北では、四ツ谷用水フォーラムの他に、四谷用水を風化させないためにも上流、下流、街中編と題した四ツ谷用水を歩く会を開催しています。今回の講座では四ツ谷用水の整備と政宗の街づくりを2名の専門家の方にお話いただくこととなりました。


では、最初の講師の先生です。
「四ツ谷用水と他の城下用水を比較する」と題しまして、「四ツ谷の水を街並みに!」市民の会 会長の新関昌利さんです。


今は格差時代と言われていますが、藩政時代は身分社会でした。当時は身分が産まれながら決められており、格差は一生続くものでした。農民から上り詰めた秀吉は例外中の例外です。徳川の時代には全く動かせないものとなっています。


その身分の差は、住む「まち」をとっても、侍の町は「丁」を、町人の町は「町」を使うなど、地名においても格差がありました。


そして仙台は街づくりにおいても、寺社を意図的に配置していました。


このころの都市作りでは宗教施設は為政者が考えて自領に配置していたのです。
例えば、もともと米沢にあった梁川八幡は、大崎、岩出山と政宗の移動とともに移ってきています。



商人や工人も、政宗は移動とともに一緒に転居させました。こうした町人には「これこれいつまでに転居するように」と日にちを決めて厳格に指示を出していました。


一番有名なのは北山五山と呼ばれるお寺で、京の五山に倣って配置されています。
当時は城下町の建設にあたり陰陽道を必ず考慮しており、東西南北の四方の伝説禽獣「四神相応」を宗教の高官に問うことをしていたのです。そして北東の方角は鬼門であるとのことで、それを収める重要な寺として定禅寺を配置したのです。


また、当時は城下を貫く大通りである見通しは区画割りにとても大切であり、岩出山からやってきた政宗は現地(高いところ)から直接見て、いまの南北に貫く木町通、青葉城から東へ向かう大町通り、並行する北一番丁などを決めたのでしょう


そして実際に街を作る際には、湿気ったところなどは水路を設置し排水しなければいけません。水が溜まったままだと不衛生ですし、生活雑排水も必要です。
四ツ谷用水は生活用水には使われませんでした。仙台の浄化には豊富な地下水を利用する井戸がありましたので、主に生活雑排水や消防用として活用され、用水の水が地下に浸透はしましたが間接的利用となります。


そして、城下が整備されると土地は臣下に分配されましたが、身分によって住む地域は細かく制限されたのです。
土地が崖で分断されているところを「平(ひら)」といいます。今の片平のあたりには政宗の重臣の屋敷が配置されました。
これらの侍屋敷では、敷地内に家屋を整備する際に、通りから幅一軒分をのちに水路として利用するので開けておくようにと指示が出ています。四ツ谷用水は、城下が整備された初期の頃はごく一部しかできていなかったので、のちに整備することを考えての指示でした。


ですので、結果的に町人の町では用水は道の真ん中に、侍の町では用水は道の片側に流れていたのです。
また、他の都市では水は取水直後から町人と侍で分流し、身分によって水利も分けられています。水の利用は細かく指示が出ており、ゴミを落とさない、牛馬を洗わないなど、厳しく管理されたのでした。


先生ありがとうございます。
当時は何事も侍優先の社会だったのですね。
ではでは、次の講座です。


続いての講義は
「政宗のまちづくりと広瀬川水運」
仙台市博物館 主幹兼学芸普及室長の菅野正道さんです。


政宗が作り上げたのは四ツ谷用水だけではなく、広瀬川水運もあります。
閖上港といえば全国的には赤貝が、ちょっと前ですとカレイも有名ですが、江戸初期の前は交易の港としても発達していました。


東北太平洋岸には南との貿易網が整備され、主に開運を担った一族が守り神の熊野信仰の神を隣町の名取に祀ったことでも解ります。
閖上では愛知の焼き物も大量に見つかっており、海運は大きな目的でしたが、次第に仙台城下5万人の食を支える役割も持つようになり、閖上は交易の港から漁港へと変わりました。


こちら家臣が国替えによる再配置で移動となった際に、荷物二百俵分を送るように指示した政宗の書状の内容。御黒印は、ハンコのことです。


政宗の朝鮮出兵の際にも、ゆりあげを含む4箇所から兵粮を運ぶように指示が出ています。こちらの荷は取りまとめたのち九州へ運ばれていますから、やはり大きな開運網と伴う技術があったのですね。



宮城には図のように北は石巻から阿武隈川河口の蒲崎まで港が並びます。


仙台大橋を架ける際に、不動山(歌津の方)の山から大木5本を切り出して運んだ際の書状です。こちらは牡鹿半島を回航して運んだのですね。
ただし、海面に浮かべて引っ張ったのか、水を吸って重くなった太郎坊次郎坊と呼ばれる大木2本は名取沖で沈んでしまったそうな。


その頃の閖上の港の図面がこちらです。閖上の港の町の対岸に、藤塚という地名も見えます。
仙台城下の整備には、当然のことながら大量の木材も必要となります。この木材は近隣だけでは足りないので、蔵王でも切り出し、白石川〜阿武隈川を流していったん海まで持ってきました。ただし、ここで海を回航はしません。


政宗は阿武隈川の河口から名取川の河口まで、内陸に木引堀といわれる堀を開削したのです。これはのちの貞山堀です。


図面の中で、年代ごとに様々な描き方がありますが、どうやら昔は目立つものが大きく描かれた傾向があるそうで。。。

木引き堀が阿武隈川より太いぞ。

さすがに後年には測量技術も発達したので、図面は正確なものとなりました。
こうやって見ると、湖沼や湿地など、元からあった水路を活用して開削したということが、よく解ります。

こちらも広瀬川水運に関わる書面の、政宗直筆の黒印付きのものですが、この書状と全く同じ日付に作成された書面が残ってまして、支倉常長がヨーロッパを訪問する際に持たせた親書だそうです。

だけど、ヨーロッパに持たせたものは朱で判が押してあったそうな。
「材木を運べ」と「法王への手紙」で判を変えたのか?そこはもう判らない歴史のミステリーです。

広瀬川の水運ルートです。
ちょっと現実の川と即していないのは、川が動いてしまったからです。
そして、閖上からまっすぐ登らずに、いったん対岸に渡っている。これはなぜ?

まずは、どうやって川をさかのぼったか?ですが、高瀬川のなかにヒントの絵があります。
動力のない時代ですから、船の真ん中に柱を立てて、人が引っ張ったんですね。
でも岸に寄っちゃうって?流水なんで舵が効きま〜す。
閖上から直接引っ張っちゃうと、名取川右岸を登ることになる。だけど広瀬川は途中で分岐しちゃうので、流れのゆるい河口あたりで左岸に移った方が楽なんです。ちなみに川は河口に向かって右左。


そして宮沢橋や愛宕橋のあたりまで上ってくると、両岸は家二軒分もある崖となってしまうので、もう登れません。
ここで陸へとあげて、加工用に回したのです。


なので、このあたりの地名を見ると、舟入。南材木町の名前も。
ちょうど荷を上げるのに都合のいい土地だったから、今ではボート漕いでいるんだろうな。


ちなみに仙台の堀で忘れてはならないのが六郷堀と七郷堀。だけど、六郷堀の緩やかな曲線に比べると、七郷堀は真っすぐ。

真っ直ぐな堀は人工的に作ったものとタモさんが言ってたそうな。
七郷堀も、政宗の居城を作るにあたり、城内を貫くように真っ直ぐ堀が開かれていたことが、分かっています。


若林城の普請覚(これこれここを直しなないという、指示書)にも御舟たまりの文字や、御舟入りの文字が見えますね。

こちら、仙台橋の擬宝珠(ギボシ/欄干の飾り)にあった碑文より。

仙台橋下
河水千年
民安国泰
孰与尭天

津梁大哉
直昇仙臺
虚空背上
車馬往来

仙台の橋の下に川の水は千年にわたって流れ
民は安心して暮らし国も安泰
中国の国と同じぐらい永くあれと。(対岸の碑文はパス)

これを読むと。。。ドラマなどで天下取りができたとかギラギラしたイメージ先行ですが、どうやら仙台を未来永劫栄える良い街にしようという心が透けますね。
ちなみに先生は月刊誌Kappoにて、今日の資料なども使った記事を連載されているとのこと。こちらも読んでみてね。


では、質疑応答の時間です。
四ツ谷用水の名前の由来は諸説あるようですが、どれが本当なのでしょう?


これは某テレビ番組では四つの谷を渡ると説明していたものですね。
仙台では谷よりは、むしろ沢を使うことが多いです。ですので、四ツ谷が示しているものは、取水地からとったものと考えます。
仙台では用水や堀の名前などに掘っていた人の名、取水口の名、どこへ続くのか?の名が多用されていますので、私も先生の指摘が正しいのではと思います。


仙台城の水はどうしていたのでしょう?


ご存知のように途中に広瀬川がありますので、四ツ谷用水が使われることはありませんでした。
ですが、青葉山には沢や湧水が多くあり、植物館の裏手で取水した水を上げたり、水に困ることはありませんでした。
また、発掘調査をしてみると判るのですが、仙台城本丸跡は今のように平らではなくデコボコしていて、水を貯めたり井戸を掘ったりなど出来たようです。


仙台『桜川』を復活する市民の会の進捗状況はいかがですか?


東北大学農学部跡地が売却され、ショッピングセンターや病院などに活用されるということで、今は四ツ谷用水の流れを県工業用水から一部分離して復活できないかと、3400人分の署名を集め、要望書とともに提出しているところです。


定禅寺はどうなってしまったのでしょう?
明治維新の廃仏毀釈の際に、なくなってしまいました。


なんか。最後は寂しい感じとなりましたね。。。でも、当時の街づくりが、今の仙台に脈々と引き継がれていることがわかりました。
四ツ谷用水フォーラム。好評のうちに終了です。


ちなみに、たまきさんサロンでは2月16日まで四ツ谷用水パネル展を開催していますので、こちらも是非とも見にきてね〜。

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