日別アーカイブ: 2016年3月2日

仙台市民なら、家電製品やパソコンの引き取りが簡単になったよ。

20160224リネットジャパン01

今日はちょこっと仙台市役所本庁舎へ。。。よばれて参りました。
そして今日は、ちょっと重要な資源のお話。仙台市が進めてきた小型家電リサイクルのための回収を、さらに一歩進めて宅配便を使った回収事業に展開しようと、家電製品の回収リサイクル事業者の「リネットジャパン株式会社」さんと提携を結ぶことになったんです。
「リネットジャパン株式会社?」聞かない名前だなぁ〜と思ったら、母体はBookOffだって。なるほど!
なので、本日の取材は締結式の様子と、実際に小型家電の回収の取り組みや背景は「どうなの???」ってところ、詳しく紹介します。


20160224リネットジャパン02

「え?仙台市って、いままで小型家電の回収を生協さんとかに回収ボックス置いてやってたじゃん?」まぁそうではあるんですが。。。やはりここは100万人以上が住む大都市なので、回収ボックスを置いておくだけでは、なかなか思うようには集まらないんですよ。
そこで、すでにある物流に使わない家電を戻す流れをつくれば画期的なんじゃないかってのが、今回の事業となります。


20160224リネットジャパン03

では、最初に伊藤副市長さんから挨拶です。
「みなさんお集まりいただきましてありがとうございます。
新年の市長の挨拶で“今年はリサイクルの推進を強くすすめていく”と決意のお話しがありました。実際に廃棄物の分別では、すでに緊急分別宣言も出ています。平成26年9月からは市内に小型家電回収用のボックスを設置しまして回収を進めていますが、27年度は1月まででおおよそ8tほどと、まだまだ回収できる余地はあるだろうとして今回の締結となったわけです。今後は宅配回収も進めて、もっともっとリサイクルに力を入れていきたいと考えています。」


20160224リネットジャパン05

続いて、リネットジャパン株式会社から、中村取締役様のご挨拶です。
「仙台市は東北で初めての締結となり、全国では宅配回収事業としては58番目となりました。
ご存知のように日本の都市部には多くの使われなくなった家電製品が眠っております。それは都市鉱山とも呼ばれています。
家電製品には、金、銀、銅や希少金属など、多くの金属類が含まれていますが、現実には一度作られたきり活用できていないのが現状です。
例えば金などは、世界では南アフリカやポーランドなどが主要な産地なのですが、日本の都市に眠る家電製品に含まれる金の割合は、それら主要な産地から産出される鉱石よりも、金の含有量が多いのです。また、鉱石から金を取り出す工程には環境破壊などへの問題も多く、小型家電の回収にはリサイクルの枠を超えた多くのメリットがあるのです。」


20160224リネットジャパン04

なるほどねぇ〜。では、実際にどのように回収されるのかを順を追って見てみますか。
まずは宅配の回収なので、回収の申し込みを行います。申し込み先はホームページか、FAXで申し込み。<<<これ肝心なことね。ホームページってことは、パソコンだけじゃなく、スマートフォンからも申し込めるよ〜。
そして回収品を箱に詰め。え?順番が逆じゃないって???いえいえ、業者さんは申し込んだ日から最短翌日にやってきます。なので、申し込んでからアレも入れちゃえコレも入れちゃえができます。
そして宅配便。佐川急便さんに渡して精算となります。支払い方法もクレジットカードや振込も可能だけど、運転手さんに現金払いも可能だって。これは簡単だ。
大きさは3辺の長さの合計が140cmのダンボール箱など。20キロまで入れられます。


20160224リネットジャパン07

回収料金は、一回あたり税抜き880円(税込950円)。だけど、回収品にパソコンが入っていれば、なんと仙台市民なら無料!
さてさて、重要なキーワードが出てきましたよ。
「パソコンって、そんなにあるの?」って思いますよね。
ところが〜。なんと全国の自治体の93%がパソコンの回収を行っていないために、日本中には3000万台を超えるパソコンが眠っているそうです。
パソコンって、最近では買うときにメーカーによるリサイクル証書がくっついているじゃないですか。だから、メーカー連絡で引き取ってくれるのかな???ええ引きとってますよ。でも、実際の回収率は7%しかない。
なので、仙台市だけでも推計25万台は、使われずに眠っている可能性があるんだって。
その数は、なんと2世帯に一台。これ、2世帯に一台パソコンがあるんじゃなくって、二世帯に一台、使っていないパソコンがあるってことです。なんか知らないうちにすごいことになっているな。


20160224リネットジャパン06

これらパソコンや家電製品を回収しようというのが、今回の取り組み。
ちなみにパソコン回収にはデータを消してから出荷する必要がありますけど、これは専用の消去ソフトも無償で配布してくれるそうです。(たぶんWindows専用だろうなぁ〜でもMacはOSのなかに消去機能があるよ)
このデータ消去は有償でも引き受けてくれます。国の認可工場で厳重に管理してくれるから安心ですよ。


20160224リネットジャパン08

では締結書の交換です。


20160224リネットジャパン09

じゃ〜ん。パソコン回収と小型家電の回収の道筋ができました。


20160224リネットジャパン10

じゃ、実際にどんなものが回収品にできるか例にとって見てみましょう。
ガラケーがいっぱい。これ、まだまだ家に持ってる人多いんじゃない?
奥にあるのはスーパーファミコンと元祖ファミコン。そんなもん持ってても、もう使えないよ。
下はVHSカセットデッキかな?VHSなんて「レンタルビデオ屋さん」って、言葉しかもう残ってないや。
その手前にあるものは、懐かしのフィルムカメラNikon FEだな。だいたいカメラフィルムもほとんど売ってないよなぁ。
ってことで、持っててもしょうがないものばっかり。あとはケーブルがいっぱい。ケーブルは、中身は銅だよ。


20160224リネットジャパン11

それを、こんな感じに詰める詰める。家電製品400品目も集めますとのことでしたが、もう紹介しきれませんね〜。(回収品目はここで見られます
「どんな古いパソコンでも回収するのですか?」って質問が記者さんから出ました。
そうだよなぁ〜。古いパソコンなんて引き取っても使えるパーツなんか無いし。って考えるのが普通の人。
「Windows95(古い!)とか、98とかxpとか、どんな古いものでも回収します」
もう今時、そんな古いものは動きもしないよ。


20160224リネットジャパン12

そこで僕が意地悪な質問
「古いパソコンって配線も太いし、代替技術がなかったから金がたんまり入っていますよねぇ」
の瞬間の笑顔!そうか〜そのへんがキモなのだな。
なんてなんて冗談。古いパソコンから取れる金の量は確かに多いけど、代わりに今では使えないような重金属とか危険な物質もいっぱい含まれているんです。なので、専用の工場でちゃんと解体して精錬しないといけない。
決して「越後屋。この箱の下は黄金饅頭か。」ではないのだ。


20160224リネットジャパン13

まぁバカなことはここまで。
とにかく、僕らの暮らしは急速に便利になった代わりに、多くの資源を使いっぱなしにしてきた。
それをもう一回、世の中に戻す仕組みができないと、資源が枯渇する問題がある。
とくに希少金属や貴金属は、自然の豊かな国に埋蔵されているパターンが多いからね。だから、使用済み家電をリサイクルに回すってことは、間接的に豊かな環境を守ることになるんだよ。
では、ちょっと気になるって方は、今は用事がなくても下のリンクから回収のホームページを見てみよう!
ではでは。

リネットジャパン株式会社 小型家電申し込みページ

カテゴリー: 取材, 環境, たまきさんブログ | コメントする