日別アーカイブ: 2015年12月11日

八乙女小学校の5年生の企業訪問に、またまたついて行きました。環境の勉強もだね。

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抜けるような青空です!
僕って天気運がいいせいか取材の日は晴れの日が多いです。さて本日の取材先は。。。。泉区の八乙女小学校です。


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あれれ?八乙女小学校といえば。。。
はい。手に持っているのは、経路の地図。小学校5年生の児童がグループを作って地下鉄で移動し、企業を訪問して環境のお話を聞く。かつて取材したことがありましたね。5年生の総合学習プログラムの一環です。

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はい。みんな注目。
昨日体育館でみなさんにお話ししたこと憶えていますか。みなさんがこれから向かうのは、お父さん、お母さんが働いているのと同じ、会社の職場です。
今日1日「気づかい」「安全」「感謝」を心において、行動をしましょう。
とは、飯田先生から。
確かに仕事の場ですからね。迷惑をかけないように。


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では。出発にあたって、学校に行ってきますの挨拶です。
「行ってきます!」


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では、駅の混雑を避ける意味も込めて、全体を5班に分けて、時間をずらして出発します。
本日訪問する企業は。。。
藤崎、アイリスオーヤマ、日本エコライフ、NTTドコモ東北支社、鳴海屋紙商事の5社。
僕は今回の取材では鳴海屋さんのグループについていくことにしました。では、行ってらっしゃ〜い!


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道中。道行く人。すれ違う人へ、挨拶です。
「おはようございます!」


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すると、通りすがりに各班が挨拶をしているせいか、TOTOさんの看板を取り付けていた職人さんから
「おはよう!元気いいね!」って先に挨拶されてしまいました。


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狭い路地も通過。ここ見通し悪いし、けっこう車も通るんです。
でも小学生は、電柱の裏を歩く。。。


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八乙女駅に到着です。本当に今日は天気が良くて助かりました。


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すでに先行していた班は、切符を購入しています。
一応。。。一般のお客さんが困らないように、右側二台の自販機は空けてあるんですよ。


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お!券売機が新型に変更されていますね。
ICチップ付きのカードでも購入できるように機械が更新されています。


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「見てみて〜」って、icscaカードですね。でもなんでカード入れが多摩モノレールなんだい?


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えい。子供は階段だ!
いやいや。おっさんも階段です。足は第二の心臓。鍛えなきゃ。


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電車。来ましたね。
あと数日で、仙台市には東西線が増えます。


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なので、12月6日開業の東西線バッチも付けていたりして。


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車内でも静かに。でも存在は目立つから
「どこ行くのかしら?」
とか聞こえてきました。
さて、僕らの班が向かうのはどこでしょう?


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降りたのは、勾当台公園駅でした。
そこから目指すビルは。。。。あっちじゃない?こっちじゃない?
この行程には、安全確保のために大人は一応同行しますが。。。。基本ほっといてます。
児童が自分たちで考えて行動するってところに主眼が置かれているんですね。


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さて地上。
お!DATE BIKE。最近では人気が高いしコミュニティサイクルが仙台にどんどん根付いていますね。


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え〜と。目指すビルは、銀のネコが目印。あ!ここ。ここがMSビル二日町。


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中に入っていって。。。。


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ん?節電所ポスター。ここは。


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はい。仙台市環境局でした。
「こんにちは。八乙女小学校ですが、企業訪問で来ました。」
挨拶まで自力で行動するのが、この企画の基本です。


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ようこそ。では、会場となる会議室へ移動してください。鳴海屋紙商事さんは、会社が卸町にあるので移動にちょっと手間取るのです、そこで今日の訪問先が環境局だったんです。


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では。本日の講師の先生を迎えます。
明治16年創業の鳴海屋紙商事、本部長の鳴海幸一郎さんです。
ヤァ。みなさん初めまして。


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初めまして!と言っても、本当は僕は君たちとすでに縁があるんです。
仙台七夕で藤崎前に飾られた緑色の折り鶴の大きな飾り。みんな作ったでしょう?

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あの、小学生のみんなが作った七夕飾りの、緑色の紙。8万6000人分の紙を用意したのが私です。
各学校の児童分の紙を取り分け、封をしました。他にも僕の会社は印刷会社やパッケージ会社に紙を届けるので、その挨拶回りをしたり、さらに会社のある地区の仕事。例えば公園の清掃活動なんかも僕の仕事だったりします。本部長というのは人を憶えて、人と会社をつないだりする仕事をしています。学校でいうところの教頭先生かな。

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さて、皆さんの手元にある青い紙をみてください。そこには仙台の七夕にまつわることが書いてあります。
これは、実際に私が父から伝えられたことをまとめたものです。
では、七夕というのはどこから来たでしょう?

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答えは中国です。
ただ、中国から伝わったのは、当時の都の京都奈良へです。その七夕を、この仙台へと伝えた人がいます。たったひとりの人です。それは誰かというと。。。。はい。(クルリと後ろを向いて)伊達政宗さんです。
ちなみに私は普段は背広を着て仕事をしていますが、今日は黒Tシャツです。このTシャツは鳴海屋紙商事が七夕の時に着る服装です。お芝居の時に道具を用意したりする人を黒子と言いますね。僕らは七夕の黒子になり、舞台の陰で働いています。


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では、皆さんに七夕の飾りをお見せしましょう。
こちらは、吹き流しです。昔は紙が貴重だったので、吹き流しは糸でできていました。
今ではその吹き流しに、長寿の意味を込めて折鶴などが飾られています。これは誰かを想って懸命に折り続ける事が心の鍛錬になると政宗公が考え、奨励したからなのです。


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さらにこれ。短冊です。
先ほど言いましたように、昔は紙は大変に貴重なものでした。なので、習字などでも紙が真っ黒になるまで練習したのです。
短冊には「字が綺麗になりますように」と、願いが込められているのです。


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さらに着物。
昔は医者が各村々にいたわけではないので、子供たちが病気になってしまうと山を越え峠を越え医者の元に着く途中で命を落とすこともあったから、小さな着物をが身代わりになって子供たちの体を守るという願いが込めらえています。


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そして屑かご。物を大切にする心を込めました。小さな鉛筆でも最後まで使い切って、感謝する気持ちを大切にすること。


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ガマグチ。財布です。
お金が貯まりますようにと思われがちですが、本当は、お金を貯めたらその本当の意味を覚えなさい。地域のため人のために使って、独り占めはしない。この気持ちを忘れないようにとの願いが込められています。


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そして、仙台の七夕では、くす玉も使います。
これが生まれたのは戦争の後です。昭和20年。戦争で仙台は焼け野原になりました。空襲で街の大半が焼かれ、どこまでも見通す限りの焼け野原になった街の、復興を願って昭和の21〜22年頃に加えられたのが、くす玉です。


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なので他の都市の七夕へ出かけた時には、よく見てみてください。
くす玉のないものは、京都から伝わったままの七夕。


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仙台のものには、くす玉がある。仙台の街の平和を祈願したことが、今の七夕に残っています。


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では、ここからはDVDを見ましょう。
七夕前の8月4日の早朝です。鳴海屋さんは新聞屋さんが動き出す前から、七夕飾りの搬入を始めます。


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春のお彼岸が過ぎたあたりから準備を始めた七夕飾りは、ギリギリまで製作を続け、4日早朝に市内の商店街に運び込まれます。
すべての飾りは、お店が開店し人々が動き出す午前9時より前に準備しなければいけません。



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すべて人の手で取り付けられていきます。
時間がないので高さや間隔は、長年やってきたカンで、設置します。
「カンで設置しても、僕ならきちんと揃えられます!」


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社員の皆さんが黙々と働いている姿に、児童たちはくぎ付けです。


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8月9日は七夕飾りの撤去の日です。
小さな飾りはその場で解体され、紙は紙のリサイクルへ。細い竹は焼却へ、竹の本体は現場で短く切られてトラックに積まれます。


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切るのも積み込むのも人の手で行います。
ただ、現地では完全に分別しきれません。分けきれない竹は一旦別な場所に運ばれ、針金や釘、ネジを外されてまとめられます。


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こうして分別された竹は、トラックに乗せられ1500キロの旅に出ます。向かう先は九州の川内(せんだい)。同じ読みの“せんだい”ですが、九州の製紙工場で紙にされます。


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そうやって作られた紙は、すでに皆さんの手元にあります。その青い紙は、竹から作られています。竹で作った紙は繊維が硬いので芯があり、しっかりとした張りがあるので、封筒などに向いています。


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どうでしたか?仙台はとても人の移動が多い街です。仙台に越してきたり、仙台から移っていったり。仙台の七夕の歴史はだんだんと忘れられそうになっています。ですが、これら長いお話は、ぜひとも皆さんが次世代に繋いでほしいと思います。
では、ここから質問の時間にしようと思います。何かありますか?


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「働くことで、一番苦手なことは何ですか?」
ああ。いい質問ですね。僕は毎日ちゃーんと決められたことをするのが苦手です。夏休みの宿題なんかも、本当はダメなんだけど絵日記も最後の3日ぐらいで書いていた。だから今は、お客さんとの約束を守るってことに力を入れています。コピー用紙持ってきてくださいって頼まれたら、期日までにちゃんと届ける。これを大切に守っています。

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「働いている時の気持ちってどんなですか?」
性格からか、人と会うのが楽しいかな。


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「七夕が終わった後の飾りの部分は、どうなるのですか?」
あれは骨組みに戻すと2〜3年は張り替えて使えるので、ちゃんと倉庫にとっておきます。県外の人が引き取っていくこともあります。引き取られた先々でも盆踊りなどの行事や、地域のキャンペーンなどで「仙台の七夕飾りです」って、展示されています。浴衣やガマグチなどの飾りは、七夕まつりの撤去現場で観光客にあげて喜んでもらってます。


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それでは、いかがでしたか?僕の話は。
もし、チャンスがあったらご家族の方にお話をして、8月の4日の早朝にアーケードまで七夕の搬入を見に来てください。僕ら鳴海屋紙商事のものが、黒いTシャツを着て働いているのが見られますので。「ウォーリーじゃやないけど、鳴海屋さんを探せ!」だね。


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それでは、これで本日の講義を終わりにしようと思います。
起立。礼。「ありがとうございました〜!」


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お別れに、先ほどの竹から抄いた紙で作った名刺を5年生全員分いただきました。


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じゃ。今日はありがとう!


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中味の濃い講義でした。仕事の分業化が進むと、誰がどこでどんなことをして働いているのか、ちょっと分からなくなりますよね。僕なんかも、仕事について漠然とした考えしか持たずに学校に通っていたなぁ〜。そう思うと、こんな社会勉強の授業のコマも、とてもいいものだね。


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では、みんなは地下鉄に乗って、八乙女小学校に帰ります。
他のクラスの子達も、違う会社でお話聞いて帰ってきていますね。どんなことを話し合ったのだろう?
ところで近々、鳴海屋さんの卸町倉庫にもお邪魔するので、レポート楽しみにしててね〜。



————————————- ブログのおまけ ————————————-

20151209鳴海屋紙商事訪問14
鳴海屋さんに行ってきたよ!下のリンクから読んでね。
「鳴海屋紙商事さんにおジャマしました。」レポート

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