月別アーカイブ: 2014年3月

せんだいE-Action実行委員会が開催され、来年度の計画もみんなで考えたよ。

本日のブログは、大切なお話しだよ〜。さてさて何の話し合いでしょうか?本年度さいごの「せんだいE-Action2013実行委員会」でした。


本年度を通しての活動の報告です。
「せんだいE-Action2013では、省エネ節電の推進のために使わなかった電気を集計して発電所を作る(作った効果を生み出す)伊達な節電キャンペーンを夏季と冬期の二回に分けて実施しました。2回あわせた総節電量は32682kWh。
投稿数は525件でした。


冬期においては、節電量は世帯として大きなものになり、特にオール電化住宅の方の節電効果が著しかったです。
ただ、キャンペーンを通しての感想ですが、もともと省エネに意識の高かった方はキャンペーンに参加しづらい側面もありました。また、個人だけではなく企業や団体などへも登録へ呼び掛けがあっても良かったのではと課題も残りました。


キャンペーンを期間別に見ますと、やはり終了間際の投稿が大変に目立ちます。今どのくらい節電出来ていて、どの程度の効果が出ているのかが解るようなサイト作りの工夫。また、ホームページに慣れていない方にも紙媒体などで周知する方法など、次年度への取組みも考えなければいけないことがありました。



たとえばだ、今年度はワシらも街ゆく人に呼びかけたり、ブログで情報を発信するなどをした。これをもっと進めて、実際に省エネを達成してくれた市民を激励に行くなどもあっても良いかものぉ。



実行委員会には大きな会社が沢山参加されていますが、仙台市内には中小企業も沢山あります。
そういった企業の協力により、社員の方から、家族まで広がりが生まれるのではないでしょうか?


東北工業大学T・EM 大沼さんから
イベントなどの際に、セグウェイの体験会を開いて、小さな乗り物の環境への優しさを知ってもらいました。とくに大学生は卒業と同時に学生時代の活動と切り離されてしまうので、後輩に上手く引き継いでいければと思います。



東北工業大学T・EM 丸山さんからも。
そうですね。大沼さんは今季で卒業されてしまうので、僕らの間でも継続できるように工夫したいところです。そして今の流れのまま、皆さんに楽しく新しい乗り物を理解してもらえればと思います。




尚絅学院大学 環境活動サークルFROGS 吉田さん 菅井さん。
私たちは普段から省エネだけでなく色々な環境の事に取り組んでいますが、学内では環境生活学科という枠組みの中での活動が多いので、他の学科も巻き込んでE-Actionを広めていきたいです。


宮城教育大学 異文化交流部 Team Esquare 高橋さんからは
今年は思ったほどE-Actionでは活躍出来ませんでしたが、そのかわりに大学間を結ぶボランティア組織をつくって仮設住宅に緑のカーテンを作ったり、応援に行っています。今後、インターカレッジで新しい行動を起こせればと思います。



宮町商店街振興組合から

夏の打ち水では、武将隊も参加して大変な賑わいでした。異業種がE-Action実行委員会で繋がっているので、この環(わ)を是非とも広げていきたいです。


仙台商工会議所さんからは
せんだいE-Action2013には宮町、そして荒町さんにも参加いただいていますね。
中心部にも環境に良いことは街の活気にも関わる事として、今後とも積極的に参加をお願いしていこうと思います。


3E推進武将隊として活躍の伊達武将隊の政宗公より
「本年度は多くのイベントにて活動し、我々もなかなか多忙な年であった。だが、委員の皆さまには、来年度はもっともっとワシらをPRで使って頂きたいと考えておる。よろしくお頼み申す。」



多くの委員の方に貴重なご意見をいただきました。省エネというと、どうしても後ろ向きな省エネを連想してしまいがちですが、省エネは巡りめぐって大きな社会貢献になります。是非とも「環境」をテーマに、企業、団体、商工会、家庭まで強くアピールしていこうと思います。それでは、2013年のE-Action実行委員会。本日はこれまでとします。




じゃ!記念写真撮るよ!!合い言葉はE-Action!

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もう〜雪の時期は終りだけどね。トンガリ山

たまきさん号でやってきました県境。ここはもう山形県。だけど2キロ手前は宮城県。高速道路の笹谷I.Cの、チョイ脇の駐車場であります。


さてさて、前回は敗退してしまった雁戸山ですが、今回は逆コースを登ってみようという計画。はい。前回の同行していた人が向かった北のコースの神室山方面ですね。

やはり。。。冬山の美しさは、情景のシンプルな描写と構図からくるものだなぁと、実感。
静まりかえるような美しさに見えるけど、この直下に高速道路が走っているからロードノイズがブオンブオン。あぁ。。。人間のなんという罪深さか。



樹々が。。。3月には珍しく雪化粧をしています。
ここ数週間の東北は、異常と思われる気候変動に飲まれているような。。3月なのに吹雪だったんですよ。


雪質は、「最悪」「危険」なにをもって言い表せば良いでしょう?
1.5メートル近い積雪が凍り付き、もう春を待っていたんですね。
だのに一晩でどか雪。固いスリップ面の上に新雪が大量ののっかっているんで、雪崩の危険性が超~高いのです。



じゃ。こんな日に登るな!って?ハイその通りです。
だけど登りにきちゃうのが、「バカ」「ニワトリ」いや、山登りの性なのです。
今は何しているかって?
もう国道286号は春の準備で除雪しちゃっているんです。だから山を登る僕たちには、目の前に壁が立ちふさがる。


こんな感じに立ちふさがる。壁。壁。壁。
オレ達先頭で登っていたから、次から次へと現れる壁に道を付けなけりゃいけないんですね。
もうダブルアックスでアイスクライミングみたいに登るか!なんてバカいってました。


来たね~。ここは笹谷峠。右は宮城県、左は山形。
どうやらここ笹谷峠は宮城の県南、村田町やそのさき亘理から、紅花が運ばれてきて、ここを抜けて最上川に向かったそうで、その取扱量は今の金額に直すと20~30億円にも上るとか。ひょえ~!


風雪に耐えた立派な樹です。
普段は風が猛烈な強さで吹いている証拠ですね。

雪が深い。膝丈ぐらいのときもあれば、カチンカチンに凍り付いた斜面もある。つまりここ全体が雪崩危険地帯な訳です。
ふ~む。サッサと抜けよう。


お。後続がやってきましたね。
僕らは雪面をラッセルで登っているからペースがあがらない。
後続は僕らの後をついてきているから、比較的楽なんだね。


だけど斜度が変わってきた。雪もこの辺りでは風で吹き飛ばされているから、ラッセルをするほどではない。
なので、ジャ~ン。アイゼンの登場です。
12本爪は登るよ~。アイゼン履くとスピードがあがるけど、テンションもMAXになる。気持いい~。


目指すはあっちね。
天候は全般に曇り。雲が下がってこないから、今のうちは登れます。あの雲の中は大変な状態だろうけど。



見て見て!この見事な雪庇。
雪の帯は幅20メートル。右の宮城側はガッツリと落っこちてますね。危ないあぶない。


痩せた尾根です。向こう側は崖でなんにも無い訳ね。
雲がヤバそうだなぁ。

トンガリ山の山頂。
ま、地図で見ると度ってことのない山なんだけどね。でもなかなか、途中は痩せ尾根に弛みに。バカにできない面白さがありました。


やっほ~。登りきったヨ~ン。この時気温は氷点下2度ぐらいかな。
むしろ暖かいぐらいだね。これ以上暑いと雪庇が崩壊しだすんで、山になんかこれないけど。



本当は、あちらが今日の目標の山形神室山。その、もうチョイ先に仙台神室がある。
でも、12時。時間切れです。冬山は上昇気流が強くなる午後は崩れがち。特に今日はもともと荒れそうな空模様だしね。

ささ。危ないからお家へ帰ろう。って、これほんとうにヤバそうな斜面だなぁ〜。
ここ。ホントに仙台市の近所なんだけど。


なんて言ってたら、本当に本当の大荒れに変わりまして。ホワイトアウトでなんにも見えやしない。(これは一瞬の隙をついて現れたハマグリ山の看板。)
雪庇の上を歩いていても、どちらがコースかも解らない。
行きに歩いた足跡も、もう吹き飛ばされて残っていない。だけど僕らはGPS持ってますんで、慎重に、慎重にルートを見失わないように帰ってきました。
冬山は楽しいけど、近代技術が命を守るってことを覚えておこうね~。
山はまだまだ登る。

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震災廃棄物の搬入場の閉所式に行って来たよ


こんにちは〜。
新年度ですね。新年度なんで〜旧年度からの引き継ぎやらリニューアルやらで超〜大忙しの上に、ちょいと冒険もしてきまして。。。大忙しの日々でした。
っで、気がつきますよね。↑↑↑↑バナーも変わったし、サイトのイメージもリニューアルしました。桜満開ですね〜。これ、このあと葉桜にしないといけないんですか〜?ってウチワの話をしてみたり、ナンダカンだと地に足の着かない春が到来しました!!
や〜ったやった。花見だ花見だ!
その前に。。。はい。ひとつのケジメでございます。チョット前の話題にはなるんだけれど。タイトルだとちょっと解り辛いけど、震災ガレキを搬入してきた処理場が、とうとう仙台市では処分にメドがついたので、海沿いにあった3カ所を閉所することになったんですね。
フムフム。あれから3年ですか。激動の日々でしたね。



市長さんから挨拶です。
「あの夜のことは忘れません。大混乱の一夜が明けた光の中に浮かぶ仙台市。これを片付けるのには4〜5年かかるのではないかしら?そう思っていても、何とか片づけなければ行けない。
環境先進都市の名を掲げている仙台としても、とにかくリサイクルを念頭に地元企業を中心とした実行部隊を組織して、ガレキの処理に努めました。その甲斐あってか5割を目指していたリサイクル率は8割に達し、被災の現場からガレキを分別する方式は[仙台方式]と呼ばれるまでになりました。このガレキ処理の完了をはずみに、復興も推し進め、生活再建とコミュニティーの再生も目指したいところです。
新年度からは市民の皆さんが待ちに待った海岸公園の整備も始めようと思います。これからも着々と復興を進めたいと願っています。」


そして、実際に搬入場などの現場で頑張ってこられた企業の皆さんに、感謝状が贈られました。


行政の方針に、民間のパワーですね。
このガレキ処理のお話しは、朝日新聞のプロメテウスの罠にも書かれていたなぁ。初動がとても大切だということ。そういえば、普段も「分ければ資源」ですもんね。


こちらは井土搬入場。といってもどこだかサッパリですよね。
下の方にある小山は、かつての冒険遊び場です。あそこだってけっこう大きな山だったのに、その何倍ものガレキが集められていたのかぁ。
ちなみに搬入場は「井土」「蒲生」「荒浜」の三カ所ありました。


それがこの三月には、サッパリ。
8割リサイクルだってのが凄い!


そして最後のさいご。
仙台市や他都市から応援に駆けつけた行政マンみんなそろっての記念写真です。ご苦労さまでした〜。

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HOPE FOR 仙台 ダテバイク サイクルフェスタ開催してるよ。


本日のたまきさんブログは速報版ね〜。まぁでも、終わったイベントは。。。紹介してもしょうがないし。記事の書き方はいい加減だけど、たぶんこれが本日のたまきさんブログ。事務所に戻ってハイ30分の超速自転車イベント情報だよ〜。


ステージ脇には。。。おお!本日のロードバイクツーリングのサポーター役。東北を拠点に、全国の日本選手権を転戦している実業団ロードレースチーム「エルドラード」の皆さんです。
最近にわか注目を浴びているロードレーサーですね。でも、ロードバイクは自転車界のF1でして、基本がなっていないとゼ〜ンゼン進まない。ホントホント。その場だけ、1キロだけ速くってもしょうがないんですよ。
なので、ロードレーサーは、まずは誰かに基本を教わるのが一番近道。ペダリングからポジションから、レース指向の人はレース向きに。エンデュランス指向の人はそっちようで、あとは「楽しければ良いじゃん!」ッて人にもしっかり教えてくれるそうですよ。


エルドラード総監督さんです。
自転車は老若男女、なが〜く続けられる競技でして。むしろ現役退いちゃったクラスの方がイブシ銀で速いなんて、フツ〜にありますね。


こちらは〜。僕チョット前の取材があってギリギリ到着したんで、終了記念撮影中でしたが、こちらはベルギー生まれの子供向け自転車安全教室の記念撮影中。一番右の人が校長のブラッキー中島さんで、その横にいるのは我が相棒ボーイじゃないか。バイトか?
「いや手伝いです。」


このウィラースクールというのは、現役の自転車選手が社会貢献活動の一環で、自転車に安全に乗ってもらうとともに、楽しさも憶えてもらって、将来は。。。。マイヨジョーヌですか。いやいや。健康が一番大切。




なので、子供たち向けに、補助輪の取り方なんかもプロが教えます。


ほら〜こうやって乗るんやぁ〜!
楽しそうですね。


そうこうしているうちに。ロードバイクサイクリングの方達も出発していきました。


こちらは寒河江市から来た美味しいもの屋台です。


え!芋煮美味しそう!!
女子はやっぱ、そっちですか。。。。


自転車屋さんのブースも来ているよ〜。
とにかく自転車は、カテゴリーもいっぱいあるし、乗り方もイロイロ。
タイヤが細いからって、ロードにも短距離長距離があるし、最近ではシクロもある。とにかく一回、試乗会でいろいろ乗ってみるのが一番。




しかも、専門店で買ったしっかりした自転車は。。。大きな声では言えないけど。。。。使い終わっても中古で売れたりするんですよ〜。あっそうか。これも大切なエコだ!。
お兄ちゃんお姉ちゃんが乗ったら、次はお友達へ。
子供自転車はサイクルが早いから、しっかりと良いものを買おう!


ちなみに、親子三輪車レースなるものも開催されています。


とにかく。これから暖かくなって、自転車には最高の季節が来ますね。
気持のテンションあげる意味でも!ダテバイク サイクルフェスタに顔を出してみませんか?
3月16日も朝10時から、勾当台公園市民広場にて開催。

公式ホームページ>>

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「食とくらしがつくる 地球の未来」ワクワク。ドキドキですね。

取材当日のことですが、朝起きるといきなりの雪でした。驚きましたよ。
そして遅刻してはなるまいと、やっぱりチャリでやってきました東北大学青葉山キャンパスです。石田秀輝先生の研究室。
「失礼しまーす」


はい。こんにちは。
今日のブログは、ここ青葉山キャンパスにて開催された【食とくらしがつくる 地球の未来「東北大学最先端の研究施設で、エコで心豊かな“意気”な暮らしを考えよう!」】の模様です。
主催は「食とくらしのサステナブル・ライフスタイル研究会」さて、なんでしょう。


こちらの団体は、食品メーカーの“味の素”そして家庭用品の“花王”。さらにCSR 環境コンサルタント会社のイースクエアが共同で運営している研究会で、継続可能で環境に優しいライフスタイルを学び、企業の社会貢献活動に結びつけようと、一般向け勉強会の他、セミナーやフォーラムなどを開催している団体です。


いままで会では、800名収容の大きなホールにて環境フォーラムを開いたり工場見学などを行ってきましたが、今回は一転して小さな会場で、時間をかけてしっかり環境のことを学んでもらおうと今回のセミナー&ダイアログの開催となった運びです。
まずは、企業から映像資料を使って環境への配慮と貢献をどのように行っているかの紹介です。


まずは、一般の人の環境に関する意識調査の結果からです。
“エコ”に感心のある方は、一般にどのような世代のどのような方なのか?。。。ここ数年の結果では「既婚女性」が最も意識が高いとの結果でした。


そして環境に優しい行動には不便も伴うが、約70%の方はそれも「仕方のない」ことだと捉えているのです。やはり女性は次世代に対して、より良い環境を残す気持が強いのですね。


そして企業の製品について、製造から家庭で使われるまでの二酸化炭素の排出量を調べたところ、いままで製造の現場で二酸化炭素の削減に努めてきたけど、実際には家庭内での使用に関わる排出が非常に多いことが解ったそうです。


そこで企業としても、製品が世に出てからの環境への負荷を減らそうと、様々な改良を加えているそうです。


例えばこちら。洗濯時のすすぎの回数を減らして水と電気代を節約できる花王さんの洗剤です。泡の消え方が速いので、汚れがすみやかに水に溶け出すそうです。



味の素さんからも。
「ほんだし」の原料であるカツオ。このカツオを丸ごと無駄なく使うようにしていますし、カツオの資源調査も行っているそうです。



企業の努力について、エクベリさんから。
とある研究会で耳にした言葉を引用しまして。
「エコは対話だった。仲間と共に同じ未来へ同じ問題を解いていくようだ」とのことです。



つづきまして、石田先生の講座です。



私たち日本人は、物質的な豊かさと心の豊かさ。どちらを望むでしょう?
これは1980年代頃から全く変わっていません。調査の結果では、私たちは心の豊かさを望んでいるのです。


そして、エコと暮らしの豊かさは、果たして一緒に出きるのだろうか?
これを今日のダイアログ主催の企業の視点で考えますと「企業の目的は人の暮らしを豊かにすることだ」となります。


だけど、私たちは豊かなのでしょうか?
豊かさのために物質文明を推し進めてきましたが、いま、日本人は86%もの人が閉塞感を感じている。
結果として、企業と行政が役割を果たしていないとも考えられます。


豊かさのために湯水のようにエネルギーを使っていた時代もありました。ただ、今後は環境に配慮した暮らしを選ばないと、2030年には資源が枯渇し、今の暮らしが維持できないことがわかっています。
では、地球に優しい家電製品として売り出したエコテクノロジーはどうでしょう?エコポイントで代表されるエコテクノロジーは、日本人の9割の人に環境の大切さを伝えることができましたが、実際にはエコテクノロジーは現代の大量生産大量消費の延長上でしかなかったので、ほとんど解決策になりませんでした。
環境に優しいことには、一般的には我慢がつきものと思われます。環境に優しいことをしようとすると、暮らしが楽しくなくなる。我慢をしなければいけなくなる。これは今を原点にものを考えている(フォアキャスト)からです。ですが、環境の制約が大きな社会では、決められたエネルギーなど制約に基づいてものを考えないといけません。これをバックキャストと言います。


では、ほんとうに使える次の段階のテクノロジーとは、どんなものがあるでしょうか?
例えば、日本人はお風呂に入ろうとする時、300リットルのお湯を沸かします。このようにして大量のエネルギーを使えるのは地下由来のエネルギーに依存した社会だから出来たことです。
でも、2030年には環境に対して負荷をかけることができなくなり、私たちの暮らしにも制約が生まれます。水もエネルギーも従来のように使えない社会。このような時代に私たちはどうやってお風呂に入ったら良いでしょうか?




「お風呂に毎日はいらない?」
それでは暮らしが楽しくありません。
「使うお湯の量を減らす?」
みんなでシャワーをつかっても、あまりお湯の削減にはなりません。


こんなとき、私は自然の扉を叩きます。自然には人間には真似の出来ないテクノロジーが沢山あるのです。
例えばお風呂。必要なのは温かい水に包まれるということです。
私の研究室の学生の発案では「お湯の入ったウェットスーツを着る」なんておかしなものもありました。ですが、私のアイデアはこれです。
「泡のお風呂」
泡のお風呂は、温かい空気が含まれているので、使用するお湯の量は約3リットルで済みます。また、泡は弾ける時に超音波を発生するので、体の汚れを引きはがす効果もあります。一度剥がれた汚れは泡に取り込まれます。


このように、自然のなかには沢山の暮らしのアイデアが秘められています。
トンボの羽根を模した発電機の羽根は、風速80センチで回転をします。
カタツムリの葉を模した素材で家の外壁を作ると、水だけで汚れが落ちます。
私たちはライフスタイルを変えて制約に基づいた暮らしに適応し、持続可能な社会を構築しなければなりません。今の地球上の人がアメリカ人と同じ暮らしをしたら地球は4.5個必要、日本人の暮らしなら2.5個分の地球が必要です。だけど地球はひとつなんです。


暮らしには、全てをテクノロジーに依存した暮らしと、全てを自分で作りだす自立型の暮らしがあります。例えるなら、依存したライフスタイルは完全介護型と呼べます。そして自律した暮らしは自給自足型と呼べます。
技術を突き詰めた車はどうでしょう?ボンネットを開けても修理も出来ない。これでは楽しくありません。
私たちは技術で全てがまかなえる暮らしではなく、自分で工夫したり面倒を見る楽しさを知っています。これを、依存と自立の“間”と呼びます。
私たちは工夫して暮らすことを好みます。この“間”のことがわかると楽しく暮らせるのです。


例えば、電気を家庭に引き込もうとすると5kWhではギリギリだから、半分余裕をもたせて7.5kWhにしよう。
だけど送電の時間にはバラツキが生まれるから、発電はより大きなものにしよう。きりが無いですね。
だけど、こんな結果も出ています。実際に家庭に1kWhのバッテリーを導入しましたら、家庭の電気使用量が半分になったのです。
私の研究室には、実際に稼働しているバッテリーや制御装置もあります。このあとに実際に見てみましょう。


先生の研究室にお邪魔してみましょう。
お部屋の間仕切りは、すだれで出来ていました。プライバシーが守られていて通気もいいのですね。それより、自然素材の壁って素敵ですね〜。


こちらが先生の研究室です。
机の上には先生の著書も並んでいます。。。が。この素敵な研究室もとうとう見納めです。
先生の退官に伴い、こちらの展示品は日本各地の博物館などに引き取られるそうで。。。またどこかで見られるといいですね。


手にしているのは自然に学んだ水着です。マグロの皮膚を模したもので、水に濡れるとヌルヌルになり、水の中での抵抗がうんと減るのだそうです。


蚊の頭の模型もあります。
蚊は針で刺すのではなく、6本の顎を交互に動かして人間の皮膚を切り裂いているのだそうです。
そのために人の皮膚にある痛みを感じる点を避けることが出来るので、人は蚊に血を吸われても痛みを感じることが無いそうです。


噂の太陽光発電パネルと制御装置です。
この制御装置は、太陽光を館内の照明などに使いつつ、バッテリーの残量が3割を切ると、電気会社からの系統電気に切り換えるのだそうです。


展示品をじっと見つめる参加者の方。
自然に学んだ技術なんて見ることは滅多にありませんね。


そして記念写真です。


続いて会場を環境科学研究科研究室「エコラボ」へ移します。こちらの研究室は東北大学の演習林を伐採した木で作られているとか。木の温もりって、優しい暖かさを感じますね。
そして天井には先生の研究のひとつ、トンボの羽根に学んだ室内扇風機があります。コルゲート翼というそうです。


こちらがエコラボの電気をコントロールする制御装置だそうです。
太陽光で発電し、直流のままに送電するのだそうですよ。



環境に配慮した次世代の家の実験モデルです。この蛇口は、水の勢いで発電しているそうです。


いろいろと見学していましたら、お腹が減ってきましたね。
本日のお弁当は、味の素さんが考案したメニュー「〜仙台の春を感じる〜エコうまレシピ」です。
エコうまレシピとは、味の素さんが推進する、ムダなく旬な食材を食べ切る使いきる、美味しいごはんの食べ方の提案活動の総称です。


今日のお弁当は、二日町のお料理屋さん「しば田」のごはんです。


わ!美味しそうです。

旬の野菜のお煮染め
筍ご飯
サクラマスの桜蒸し
野菜とひき肉の巾着揚げ
ウドと人参の皮、えのきのきんぴら

だそうです。う〜む。
オススメの品を聞いているうちに、仙台名物のへそ大根を口にほうばってしまいました。


ということで、お昼はあっという間にオシマイ。
見てるばっかで、こっちは腹減ったぞ!ですか?確かに。。。僕もWebサイトでレシピ見てて、いっつも思ってます。

午後は、僕たちのライフスタイルを自分自身でどう変えることが出来るか?
グループでの話し合いの中からヒントを見つけましょう!ということで、ダイアログの時間です。


まずは、エネルギーなど様々な制約が生まれる2030年。暮らしの制約は、どんなものが生まれるか?を石田先生の研究室で検討したものを見てみました。


僕が面白いと感じたものは。。。エネルギーが不足するので「古着の価値が上がる」っというものでした。
僕、けっこういらなくなったものを売って、必要な物も中古で買ってくるんですが。。。最近では新品ばかりを欲しい人が減ったのか、それとも中古品を探す人が増えたのか?古着が高くなっているんですよね。。。


では、2030年の僕らの暮らしに「家の中で」起こる制約を、ピンクの付箋に書いてみましょう。
「電子レンジを、あまり使わなくなる」
う〜ん。。。僕はその時代には電子レンジそのものがヤバいと思うけど。


僕のいたグループは、基本的に食べ物の話が多かったですね。
焼肉が出来なくなる。牛を育てるには膨大な飼料とエネルギーが必要だからなぁ。


出てきたアイデアは、エネルギー問題や、原料のこと。種類ごとにブロックごとに並べてみました。


こちらはヨソのグループ。食料の保存について、意見が飛び交っています。
先生も見つめて、なるほどなるほどと腕組みして聞いていますね。


だいぶ、意見がまとまってきましたね〜。
ピンクの紙に書いた問題と、こんどは解決策を水色の付箋に書き込んでいます。


では、実際に2030年の暮らしを模造紙に書きだしてみましょう。


すると、こんな感じ。
おトイレは、そのまま流さずに屋根の上に設置した家庭菜園に流して野菜を育てる。
屋根裏には、ニワトリを飼っています。だけど、これペットだけどご飯でもあるんです。。。
家の中ではみんなでお鍋を囲んでいます。
ここに座っているおじいちゃんは、本当はお隣に住んでいるおじいちゃんで、一緒に食べるとエネルギーの節約にもなり、団らんで楽しいのでは!
これは聞いていた僕もビックリです。


ということで、各グループの考えた案を発表します。
こちら、みんなで菜園を作っています。
端っこにいるのは、やはりペットでありご飯です。う〜凄い!
お父さんは井戸を掘って水を汲めるようにしました。自給自足だなぁ。


このペット問題。ふたグループで“ペットもご飯”のアイデアが出ましたが、先生の話だと実際のところ名前を付けると、もう〜食べられなくなるのだとか。
「そうしたら、ハムって名前にしましょうか!」
未来少年コナンだと、豚の名前はウマソーだったなぁ。

続いて僕らのグループ。
食べ物を作るのは良いけど。。。地域という考えがもあった方が良いですね。だそうです。
ひとつひとつの家で行っていることを、地域で集約するとさらに効率よくなりますし、お互いに譲り合うって気持も生まれますね。


そして、先生が褒めていたのはこちらのグループ。
保存食を見直して、冷蔵庫を出来るだけ小さくする。
日本は、食品の保存方法には世界有数のノウハウが蓄積しているのだとか。干したり漬け込んだり。確かに野菜だけでなく、魚介やお肉の保存にも長けていますね。素晴らしい発表と褒めてもらっていました。




今日のテーマで書き上げた未来の家にはスマホもテレビもありませんでした。<<これは参加者自身からも「わぁ〜」って声があがるほどビックリでした。そして、機械でコミュニケーションをとらなくても、自然に人が集まって、幸せそうです。
絵の中の環境に優しい暮らしにはどうやったら向かうことが出来るでしょう?時間もかかります。でも第一歩を踏み出すこと。エコな行動をすることで高いハードルと思われる制約を越えられるのです。エコな行動を行うと尊敬されるようになるのです。


ということで、楽しいエコラボでのダイアログでした。
先生は退官されたあとは、ご自分の研究を生かした暮らしを始めるので、やはりいまワクワクドキドキしているそうです。凄いなぁ〜。



石田先生の取材は、とりあえずこれまで!
またどこかでお会いできると良いですね。ぜひとも「たまきさんブログ」で紹介したいです。
噂は聞いているけど、すんごく遠いところで暮らされるようで。。。担当さん〜取材に行きましょうよ〜!


ということで、本日のレポートはオシマイ!
「食べれる」「カワイイペット♡」
やっぱり。。。ちょっとペット食べるのは無理ありますよぉ〜。

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DATEBIKEの折りたたみ自転車を借りたよ。他にイベント情報も。

今日は、ひさびさ自転車ネタ。だけど僕の自転車じゃない。
さて、なんでしょうね?
ちなみにこの写真は自転車借りてから、つい空腹に負けて立ち寄りました吉野屋です。


発端はこれですね。
写真はポスターだけど、雑誌でDATE BIKEの折り畳み自転車が登場したのを知りまして、いつか借りてみようと思っていたのですよ。
そうしたら、ちょ〜ど良い移動移動の取材が来まして、じゃあ、たまきさん号を無理やりバラして車に積むんじゃなくって「折りたたみDATE BIKE」を借りてみよう!となった訳です。


ということで、もう一度この写真。
この自転車は小さいですよ〜。スピードも出るかというと、まぁ〜それなり。
だけど最大の特徴は、とにかく超〜簡単に折り畳めるということ。


真ん中のボタンを。。。


カキって動かすと。
ニュ〜ってフレームが畳まれまして。


こんなに小さくなってしまうのです!


小さいけど三段変速。
しかもSRAM製のグリップシフトじゃないですか!僕のマウンテンバイクと同じだ〜。
何故か?1-2-3の変速シフトのひねり方が逆だけれど。


そして機械式のディスクブレーキですね。
これもなかなか実践的な装備ですなぁ。


ではでは出張用の車に積んでみる。
おぉ!ホンダ フィットの荷台に“タテ”で積んでいるのに半分も余る。これは便利だわい。


じゃ〜さっそく走ってみよう!
身長170センチの僕でも、窮屈さは感じないですね。
サドル高も工具無しで簡単に調整できるしね。


ヒョイヒョ〜イってね。
折りたたみだから限界はあるけど、小径タイヤの割にそこそこの直進性はあるなぁ。
思ったよりはタイヤが太いのと、一応それなりの前後サスペンション(ストローク3センチぐらい?)があるから、フニャフニャしてはいるけど段差には強い。なかなか面白い乗り味だニャ〜。
ミッションがトップではとんでもなく重くなってしまうから、1速で漕ぐことは無かった。これは僕がロードバイクに乗るから?


はい。ひと仕事終えて、八乙女駅に着きました。
これから地下鉄に積みます。


これな〜んだ?
輪行用のバックが、数量限定だけど借りることができます。
しかもバックは、こんな感じに裏返して自分のポケットに仕舞えたりする。ベルクロでサドルの下に固定もできるよ。
僕は落っことすのイヤだからカバンに仕舞ってたけど。(レースやってると、自分より後ろにあるものは失くしても良いものなんだよ〜)


まずはブレーキレバーに専用のケースを被せます。


そして、例によってクニャ〜ってね


ペダルも


ワンタッチで畳めます


輪行カバーをかけてオシマイ。ここまで工具無し。5分かからないね。
車重もさほど重くないから、女性でも大丈夫じゃないかな?


電車の中で〜す。
最近の駅には、バリアフリー化でエレベータが設置してあるから、ホームとの行き来で担いであたふたなんてしません!


ってことで、出発点のDATE BIKEステーションに帰ってきたよ。


折りたたみのDATE BIKEは、ステーションでしか貸出していないんだよね。
だけど1日借りて1000円は安い!


最近はDATE BIKEもラインナップが増えて、子載せの付いた電動アシスト自転車も貸出してます。
もちろん子供用のヘルメットもセットだよ〜。
詳しくは、ホームページで確認してね。

DATE BIKEホームページ>>


ちなみに。どうやらDATE BIKEすら盗んでしまう不届きものがいるってことで、自転車を停める時は何か動かせないものに一緒に縛っておこう!


—————そして告知だよ〜—————

3月15日(土)16日(日)の二日間、勾当台公園 市民広場で2014 HOPE FOR 仙台 ダテバイクサイクルフェスタが開催されるよ。
キッズサイクルスクールとかロードバイクサイクリング、メンテナンススクールとか、イベント盛りだくさんです。
チラシのダウンロードはこちら>>
ダテバイクサイクルフェスタ公式サイトはこちら>>

ではでは。

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石田先生の研究室が開催しました「人と自然を考えるシンポジウム」にお邪魔してきました。

今日のブログですが、少々書き辛いことこの上ない。。。のです。
石田秀輝先生が、どうやら退官なさる。そして、その先何を何処でするのか?ちょこちょこ耳に入るけど直接聞いた訳ではないし、何をするのか?なにが起きるのか?
なんせ「今の暮らしを僕たちが改めないかぎり、2030年には地球環境の破壊によって大きな制約の元にしか暮らせなくなる」と予測された先生ですよ。先生の本から見えてくる、自然に学んだ持続可能な暮らしを構築してしまうのではないか?とか色々と想像してみますが。。。。そのヒントになればと、やってきました東北大学片平キャンパス。タイトルも長いですよ。

東北大学大学院環境科学研究科 第32回環境フォーラム
第1回『人と自然を考えるシンポジウム』



さて、今日のシンポジウムは基調講演が3回に加え、パネルディスカッション、正確を期すならば本日の模様を全文リライトしないといけないし、ブログではそうもいくまい。
ということで本日のブログは、第1回『人と自然を考えるシンポジウム』を見ていた一般人の、その時々の感想を書いてみましょう。なので、本日のレポートは不完全不正確な、一般人の凡庸な感想です。お間違いの無いように。



始めは東北大学 原子分子材料科学高等研究機構(WPI-AIMR)・多元物質科学研究所 教授 下村政嗣教授です。
先生はバイオミメティクスという少々聞き慣れない言葉からお話しを始められました。
バイオミメティクス、バイオミミクリーとも言うそうですが、日本語にすれば「生物模倣技術」かな?工学で物事全て実現しようとすると、大変なエネルギーが必要だったり、機械工作が必要だったりします。


水を高いところへ持ち上げる。これだけを実現するのには、人間はポンプを用意して空気を吸い上げることで真空状態を作って、水を引っぱる。。。これって、高さの限界があるんですよね。水銀柱なんかがそうです。ところが、セコイアの樹を見てみましょう。あんなに高い樹なのに、どうやって水を吸い上げているのか?水が嫌いなフナムシはどうやって呼吸するための水をエラに持ち上げているのか?すると、自然にはたくさん回答があって、どうやら表面張力が関係しているらしいと。
面白かったのは、つい数年前に、とうとう猫がどうやってミルクを飲んでいたのかが判明した!
ミルクに舌を入れ、急速に引っぱるとミルクは表面張力でミルクの柱となる。それを猫は齧っていたんです。(これ。。。僕もかつて科学のニュースで読んで大笑いしたことあります)生き物って、永いことかかって体に多くのすぐれたシステムを持っているんですよね。


今までの工学は、横の連携がなく機械だけを突き詰めていたそうです。
でも、工学の建物の横には生物の専門がいる。そこでいろいろ聞いてみると(ここからは先生の言葉ね)「彼らは、ほんとうに生き物のことを知っている。つまらないことも山ほど知っていて、色々教えてくれる。その“つまらないこと”の中に、宝がいっぱいある」そうです。
そういった繋がりを考えないで機械性能だけを突き詰めていってる。なるほどなぁ〜て聞きながら思っていたのは、セバンスズキの伝説的なスピーチの「直せないものを壊し続けるのはやめてください」という言葉。
プロメテウスを突き詰めた暮らしではなく、ナウシカのように僕らは生きようと。
そうですね。ナウシカは意外に過去の文明の作ったハイテク機械も使うけど、基本、暮らしの及ぶ範囲を小さく納めてますからね〜。という凡人の感想でした。


続いて肩書きはなんなのでしょう?日本人は人を紹介する時に仕事や略歴から肩書きを付けようとします。お仕事から言うと脚本家で詩人なのでしょうが、芸術家がもっとも良いですね。丹治富美子さんです。

先生のお話しの序盤で、山口素堂さんの俳句「目に青葉 山ホトトギス 初鰹」を紹介されました。
春の喜びを著した素晴らしい句だと紹介されましたが、「この句は五感を著しているのです」の一言から想像はどんどんと膨らみました。
視覚、聴覚、そして味覚。人間は五感を駆使して生きてきた生き物であるはずなのに、文明は通年流通する作物で季節の喜びを奪っていった。
昔の母親は、食品が食べられるかを臭いで確認した。今は賞味期限の表示が、まして表記が正しいかなどで争っている。


私たちはこの先1000年残るものを作れるのだろうか?コンクリートなどの人工物で、1000年後に遺せるものを(価値観までも)作れるのだろうか?
でも、平安時代の建物は、まだ建っているんですよね。

文明は、人間を幸せにしてはいないのではないか?
スイッチを押すことしか考えらえない人間は、いつかスイッチが壊れてもスイッチを押すだけになる。スイッチを押すだけのサルに退化してしまうのではないだろうか?と思うようなったとのこと。
僕も。。。パソコンを相手に仕事をすることが多く、仕事の相棒はデジタルカメラだし、このスイッチはどう切り換えたら良いのだろう?なんて思う時があります。
そうやって思うと、砂漠で暮らすオーストラリア人とナウシカ型の暮らしは似ているなぁ。過去の文明が作った機械と、自然の暮らしが調和がとれればね。オーストラリアは他所の国が作ったものだけど。


先生は今、森の中に建てた家で暮らしているとか。
森の写真も沢山ありました。部屋にやってきた野生のキビタキが、先生の手の中でくるみをついばんでいたり。
でも先生は、全ての文明を切り離した世捨て人のような暮らしはしていないんですよね。
先生は、森の音を聞くようになってから、部屋で音楽をかけなくなったとか。
どちらもあるけど、自分の過ごしやすいものに価値観を置いて、今を楽しむ。
楽しむって、とても大切なことなのに、なにかどこかで僕らはボタンを掛け違えてしまっているのだなぁと、思います。


続いて石田先生の基調講演となります。
先生のお話はこれまで何回か聞かせていただくチャンスがありましたが、率直な感想では今回の講座が僕の中では最も語気が強く、最も心に響くものがあったと感じました。


その基調講演の切り口で、先生は私たちの暮らしがいま、大きな転換点を「迎えた」や、「変わる予測がある」などではなく、「もう、変えるしか無い」と語っていたのが響きます。先生は度々、2030年には今の私たちの暮らしは地球環境を圧迫し、私たちは今の暮らしを継続できなくなると警告を発していましたが、もう次のステージに行ってしまわれたのだな。。。と。


人は暮らしの中に何を求めてきたか?
それはもう80年代から度々その回答を目にしている。結論は出ている。それは「モノ」ではなく「心の豊かさだ」
だが、人の欲求は底なしに加速を続けていき、今や新発売になった商品は2年で半分が消え去り、商品の寿命もたったの1.5年だ。
そして仕事への満足度はどんどん低下し、社会を閉塞感が覆っている。私たちは大量生産大量消費のこの社会で疲れきってしまっているのです。


人が生きるのに、一日に必要なエネルギーは2000〜2500キロカロリーだそうです。なのに現代の日本人は平均12万キロカロリーも消費しています。
湯水のようにエネルギーを使っている今の暮らしは継続できるのだろうか?
そこで考えてみましょう。エコテクノロジーは悪なのだろうか?つい最近、省エネ家電や燃費の良い車を導入しようとした「エコポイント」や「エコカー減税」は、消費のための免罪符となってしまった。環境にいいからと、従来の大量生産大量消費の構図を変えなかったのではメリットが無い。ただし、日本人の9割ちかくの人に「地球環境は大切なんだ」というメッセージが伝わった点では評価できるそうです。
エコ製品が単なる新製品のようにして、売られていたのは。。。チョットですね。
故障などの買い替え時や、先を見据えて導入なら解るけど。
車屋さんも嘆いてました。結局のところ需要の先食いになっただけで、ちっともプラスにならなかったって。


そこで考える。
地球環境と暮らしの質のバランスを考えて生きるのではなく、地球環境をま守るという土台の上に、豊かな暮らしを築こう。
地球環境の制約の元に、使える分担を丁寧に使おうということですね。


続いて2030年の暮らしを、今の暮らしの延長ではなく、持続可能な暮らしのための“制約”を元にした「バックキャスティング」の考え方をしましょう。
もう。。。表のとおりですが、以前先生とお話しした時の印象に残っていた言葉から。
「江戸時代の暮らしって、小さなものまで完結して循環していた。僕もあんまりモノを持たないようにして、使わなくなったら譲るとかして、自分のところには滞留させないでコンパクトな暮らしを選ぶようにしているんです」
「あぁ。江戸時代は借り物暮らしだからね」
借り物暮らしって、小さな空間でスッキリしていていいじゃないですか。僕は世界中日本中プラプラしていた頃があるので、手元に置いて重荷になるものはすぐに手放しちゃうんですよね。


こちらの図。5000人を調べた、人は潜在的に何を望んでいるかのチャートです。
「利便性」というのは、新しい商品だったり便利な道具だったり、暮らしを楽にするものや事柄を差すそうで、やはり人間は利便性に対して強い欲求を持っている。
ところが、それと全く同じぐらいの割合で「楽しみ」も求めている。物を作ったり、直したり、面倒を見たり。工夫したり手をかける楽しみを潜在的に欲しているそうです。


では人は、本質的にどこから幸せを感じるのか?
これは、約50%の要因が遺伝的だそうで、このお言葉と同時に会場に爆笑が起きました。確かに。僕も基本的に楽天家ですから。
続いて40%が経験によるもの、残り10%は社会的要因だとか。


そこで先生は、先生の楽しみをポケットから取り出しました。
近代の時計は常に正確で、どんどん進化している。
ところが先生の時計は手巻きで、毎日巻いてあげないと止まる。値段も何故か高い。何となく時間も不正確。手をかけてあげなきゃいけないけど、毎日ネジを巻くのが楽しくなる。ネジを巻いている間にいろんなことを考える。ネジを巻いていると時計の調子や遅れる度合いなんかもイメージできていいと言います。

これは僕にとっては。。。毎朝起きてきて、新聞とってきてから入れるコーヒーだな。冷凍庫から豆を出して仙台に移り住んでから使ってる豆挽きでゴリゴリ。今日の豆は最後の方だから渋くなるなぁ〜とか、寒いから、お湯はいつもより熱めで充分だなぁ〜とか。


ここで肝心なチャートが出てきました。
ライフスタイルを変える。こころ豊かな暮らしを選ぶとなると、常にどちらかの選択を迫られます。
今のまま、大量消費社会にどっぷり浸かって暮らすか?それとも山奥で自給自足で暮らすか?
でも、モノの考え方はそんなに二極化しなくても良いのでは?
物事には〈間〉があるはず。喜びを見いだす〈間〉を、研究しても良いのでは。これが間抜けの研究だそうです。


これは、お話しの間にチョット出てきた記事。
「今の若者はモノを欲しがらないと記事に書いてあるけど、そんなことは無い。若者は特に新しいものが好きで欲しい。
欲しがらないじゃなくて、欲しくなるようなものを作っていないからだと、物を作る人達は気がつくべきだ。」

う〜む。重い言葉ですね。
関係ないけど、つい3日前まで僕の大好きなアウトドアブランドが決算セールしてたんですよね。僕は店に近寄らないようにしてました。
ほんとうに欲しいものなら、定価でも買う。でもねぇ。今もう、持っているなら買わなくていいんじゃない?
新型があったって、僕のウエアは10年前のだけど、10年分馴染んで着心地が良いじゃん。
全く新しいものが出たら買うかもしれないけど。既存の延長ではもういいや。多分若い人もそう思っているんじゃないのかなぁ。


そこで先生の専門分野の自然から学んだテクノロジーのお話しも出ました。
今のテクノロジーは、産業革命以降、自然と決別して作り出されたものだ。そして「自然は倫理観を持つ知能」完璧な循環の中で小さなエネルギーで駆動するメカニズム。
倫理観は、何に対してかというと、持続性なんですね。
生物の持つテクノロジーは環境に対して負荷をかけない。ハスの葉は水を弾くが、人間が水を弾く布地を作ろうとすると、製造のために使用した化学物質がオゾンホールの原因になる。
今の利便性を手放さず、持続可能な暮らしを構築するなら、自然に学べということなのです。


ただ、今まで人類の築いた文明の中で、唯一、自然との共存が出来ていた社会があったそう。
それが江戸時代の日本人だそうです。

日本には「見立て」の文化がある。
山を見立てて庭に山脈を再現し、茶室は宇宙を再現した。
こんなに豊かな日本人
そして注目を浴びている東北『東北の地から、黄金のジパングを作りたい』
何故に日本人はエネルギーを使わないのに豊かなのか?
何故ニコニコ幸せなのか?
それを実現したいそうです。


石田先生の書いた物語ですね。

<小さな小さな風の発電機>
2030年、昔の様に石油を使って電気を創ることは難しくなりました。原子力発電も2011年の福島第一原発の事故をきっかけに、先進国ではほとんど止まりました。途上国でも放射性廃棄物の処理など、先進国に頼っていた分を自分達で処理するにはあまりにコストが掛り、ほとんどの国でその使用をあきらめているようです。その代わり、薄いけれど大量にある自然エネルギーを旨く使う知恵比べが始まりました。エネルギーの使い方も随分変わってきました。今では、庭先でくるくる回る小さな発電機が子供たちの羨望の的です。何故って、自分で貯めた電気は自分で使うことが出来るからです。昨日貯めた電気で少しだけゲームをしました。今日貯める電気は、本当はゲームに使いたいけれど御隣のおばあちゃんの補聴器の電気が無くなりかけたと今朝聞いたので、おばあちゃんにプレゼントしようと思っています。明日は、たくさん風が吹くといいなぁ・・・・そんなことを思いながら空とくるくる回る発電機を眺めるのがとても幸せです。


基調講演はここまで。
本日は、全て書ききれないので、どちらか言うと僕の感想中心で書かれています。
下村先生のお話しでナウシカが出てきましたが、僕にとってリアルタイムで見ていて衝撃的だったのは未来少年コナンでした。
どちらも文明崩壊後が物語の土台になっていますが、コナンでは先時代の技術をそのまま枯渇するまで使い続けるインダストリアと、自然との共生を試みるハイハーバーが出てきますね。そして、最後には地球を滅ぼした巨大な飛行機を復活させ、確か成層圏を出るとエネルギーが無限に使えるのでこのまま安泰だとレプカ局長は言っていた。
僕たちは今の大量消費の暮らしを維持するために、何か「あっという」秘策を見つけるのでしょうかね?またもや環境に良くない地下資源に頼って、2030年問題など無かったように振る舞うのでしょうかね?それこそ宇宙に飛び立とうとしたギガントのようです。(知らない人、スミマセン)
この続きは。。。なんとなくラピュタに繋がるんですね。いつまでも空になんか浮かんでいられないと。

ということで、下村先生のお話しは、石田先生の時間を経て、こんな気持を僕の中で作りました。
そして、丹治先生のお言葉は、今日のファシリテータの涌井史郎先生がたまたま用意されていたフリップに繋がり、会場をドット沸かせました。


サルに戻る人。


ここからも沢山のお話しが出ます。印象的だったのは。。。
東北の未来、環境都市の未来を建築業界に書かせると、常に同じものが出てくる。
高層ビル。飛び回る未来カー。

石田先生は、今の考えの延長で物事考えるから、先が見えなくなるんだと。
3000メートルの高層ビル。その間を駆け抜ける1000キロの乗り物。<<これ、笑い事ではないですね。日本は本気でリニアモーターカーを作ろうとしている。
専門家の意見ばかりを尊重し、社会が望むかを問いていない。専門家が究極の機械を作って、またトラブルを起こすのか?
やはりバックキャストの考えに基づくべきだ。
今の考え方は足し算で出来ている。でも、日本人が尊ぶのは引き算のはずですね?


丹治先生の専門ですね。
少ない語彙で、表現する。引き算は日本の美です。
修飾語はひとつで良い。いかにして輝く言葉を見つけ出すかが、文学なのです。


それに比べると、今のインフラはグレイインフラです。
物を作るのには「イニシャル」「メンテナンス」「マネージメント」のコストを考えなければいけないのに、バランスシートにはいつもイニシャル(最初の投資)ばかりが掲示される。
「グリーンインフラ」適応し、最小限の設備を作る考えが必要だ。


日本人は「移ろい」を考えられる。
本当の幸せを利便と制約の間である間を大切に。本当の「間抜け」にならないように。

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