日別アーカイブ: 2012年3月6日

ふと、見かけたことから。

なんだ?この車。。

普段はあまり、特定の事柄に攻撃をしないようにしているたまきさんですが、ちょっと見かけたコレは、ブログで見過ごすわけにはいかず。
僕の個人的な体験からも紹介しようと思いまして。

この車は、先日朝食に立ち寄った牛丼屋さんの駐車場に停まっていたクルマなんだけど、妙でした。
エンジンがかけっぱなしなんですが、ワイパーも動いているんですよね。晴れているのに。運転者もいないのに。

すると、こんなことがイメージされます。
運転者さんは、僕と同じように朝食をとりにきた。
駐車場に車を停め、車に鍵を閉めお店に向かった。
歩いている間に、ポケットの中のエンジンの“オートスターター”のスイッチを入れてしまった。。。

ワイパーは駐車時にスイッチが入っていたからなんでしょう。雲ひとつない晴れた朝に、ワイパーが窓を拭き、間抜けな光景です。でも僕には嫌〜な思い出に直結するのです。

今の家に引っ越してきたころ、朝食をとっていた僕達家族は、変な気分に襲われました。
何となく頭が重く、目がクラクラするのです。原因は?しばらくすると、家の向いの駐車場の車のエンジンがかけっぱなしなことに気がつきました。
僕達は、窓を開けていた訳ではなかったんですよ。だのに頭がガンガン痛い。
車のオーナーは若い女性の方でした。さすがに健康被害まであるので、車のオーナーに一声かけたのですが、『カンケーないでしょ』と言われてしまう始末。。。
オートスタータって、取り付けだけで、2万円以上もするのですね。そりゃ〜寒い朝対策に、せっかく取り付けた新装備をヤメろと言われても、なかなかヤメたくはないでしょう。ということで、件の女性はそれから春まで2ヶ月近く、毎日エンジンをかけ続けました。。。

なので、アイドリングの排気ガスは体にどれだけ悪いのかを、ちゃんと調べてみました。
まずは、排気ガスの量。

1)車は基本的に動いていないので、アイドリングでは、たいして燃料が出ないのでは?

10分間のアイドリングでの燃料の使用料は、概ね140ml。これが、燃焼すると160ℓもの排気ガスに変わります。
その係数は11400倍!何でかな?って考えてみたら、クルマは燃料と空気を混合して燃やすからなんですね。

だけど、ひとつ落とし穴があります。エンジンは冷寒始動時にはガソリンの混合比率を自動的に濃くして、始動性をあげます。もちろんエンジン回転も、通常のアイドリングよりも高くなり必然的に排気ガスも増えます。

島根県のホームページ/アイドリング・ストップ

オートスターターの排ガスの量は、相当なものになるのでしょうね。

2)でも、車には排気ガスの浄化装置があるのでは?

確かに車には、公害防止のために排気ガスを無害化する触媒が取り付けられています。ところがこれがクセ者です。
車の排気ガス処理装置の触媒は、白金の合金が熱せられて、初めてその性能を発揮します。基本的には300°以上で使用することが前提となっていますが、エンジンがまだ暖まっていない車の排気ガスでは、ほとんどの排気ガスがそのまま出て行ってしまっているような状態です。
車検場ではチェック項目に排ガス検査がありますが、トラックなどで搬送した車では触媒が充分に暖まっていないので排ガスチェックで検査に落ちることがあります。経験のある業者は充分に暖めてから試験コースに入るぐらいです。

3)あれだけ走っているから、車の排気ガスは、そんなに体に悪いとは思えないけど。。

自動車の排気ガスには、有害成分としてCO(一酸化炭素)やNOx(窒素酸化物)HC(炭化水素)が含まれます。
自動車は冷寒時は混合気が濃いので、排気ガスには大量の未燃焼ガスが含まれます。燃焼が不完全なために一酸化炭素なども通常の運転時より、はるかに多く含まれます。一酸化炭素中毒の恐ろしさは、炭鉱事故の記事などを読むとわかりますよ。

もう、書いているだけでゾッとします。
基本的に車のエンジンは車両を動かすために作られていいます。車を暖めるためだけでは熱交換の効率が悪く、もちろん環境にも悪いです。
それをオートスターターなどで、無人のまま動かすことの無用さを考えると。。。考えるだけで、また頭が痛くなりそうです。

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