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作並・新川エコツアーを開催しました!

仙台駅から電車で40分にもかかわらず、豊かな自然が残る里地里山、作並・新川地区。
令和元年10月6日、この作並・新川地区で、地域住民との交流を深めながら初秋の自然や地域の文化に触れてもらうエコツアーを開催しました!
参加者は高校生や大学生を中心とした18名。
JR作並駅に集合し、鎌倉山を見ながら、早速、開会式会場へ向かいます。

まずは、作並小学校体育館で開会式です。本日、おもてなしをしてくださる、作並・新川地区活性化協議会の「地域の魅力増進部会」のメンバーから、「作並には温泉以外にも魅力がたくさんあるんですよ」との話がありました!期待が高まりますね♪

今日の流れなどの説明のあと、作並で約160年「作並こけし」を作っているこけし店の8代目 平賀輝幸さんから、作並こけしの歴史をお話ししてもらいました。地域の子供たちが手で握って着せ替えたりして遊べるよう、最初の頃のこけしは現在よりも細身だったそうです。

実際に、こけしの絵付けを、大きな紙に描いてくれました。筆を替え、絵の具を替え、スラスラ描いていく平賀さん。見る見るうちに、こけしの顔が出来上がりました。さすがプロですね!
さて、いよいよ参加者の皆さんも体験する時間です!

最初に、顔などを描くグループと、ろくろを使って線を描くグループに分かれます。
平賀さんのお手本を見ながら描く人や独自の絵を描く人・・・徐々に皆さんの個性が出てきました。

こちらは、ろくろグループ。このろくろは、平賀さんに持ち込んでいただいた本格的な電動タイプです。みんなに見守られ、ちょっとドキドキしながらろくろを回し、慎重に筆を添えます。

すでに顔や胴体の菊模様(通称「カニ菊」)を描いていたこけしをセットし、ろくろ線を付けると・・・一気に「こけし」らしくなりました!

皆さんのこけしが出来上がったところで、作ったこけしたちを並べてみました!それぞれの個性が出ていて、とっても素敵♪平賀さんも感心していました。
あっという間でしたが、これにて、午前のこけしの絵付け体験は終了です。

お昼に地元の食堂で作ってもらったお弁当を食べ、午後は散策コースと登山コースに分かれます。
まずは散策コースをご紹介!「地域の魅力増進部会」の早坂部会長の楽しい案内で、地域のおすすめスポットを巡りました。

こちらは、広瀬川本流と新川川の合流点の下流に位置する「鳳鳴四十八滝」。国道48号線沿いの駐車場から少し歩くと高さ25m、幅10mの大滝が突然見えてびっくり。もっと近くで迫力を感じたいところですが、今はこれ以上近づけないそうです・・・

続いて向かったのは、岩谷堂(地名です)にある「穴薬師」。写真は道路から入っていく参道の石段で、奥に見えるのは最初の東屋です。実はここから先がとても長いんです。

だんだんと険しくなっていく参道に驚きながらも、途中にあった鐘を突き、鐘の良い音を聞きながら一休み。その後もさらに急斜面が続き、これが「散策」コースなのか?という疑問が頭をよぎります。

やっとお堂に到着!早坂部会長によると、ここは、姪と結婚したいと願った叔父が、姪の父親の許しをもらうために3年かけて、後に妻となった姪と子の冥福を祈り、さらに7年かけて掘ったといわれるお堂とのこと。6畳ほどのスペースで岩肌もずいぶん固く、掘った叔父の気持ちの強さを感じられる空間でした。

続いて向かったのは、湯神神社の脇から山へ入っていた先にある「二ツ岩」。なだらかな山道を、清流沿いに川音を聴きながら15分ほど歩いていきます。

すると、清流に似つかない大きな岩が二つ!この二つ以外に大きな岩は見当たらず、なぜここにあるのか不思議なことと、角度によってはハート型に見えることから「恋が叶うパワースポットなんです!」と早坂部会長。

そのあと、午前中のこけし絵付け体験の先生だった平賀こけし店が近いから、とのことでお店に寄ってみると、その前にかかる橋にトンボを発見。清流の音を聞きながら一休みしているのかな?

そして、散策コースの最後は、湯のまち作並観光交流館ラサンタです。地域の魅力発信と山形との交流拠点とのことで、建物内では作並や山形の野菜など物産品が販売されていました。そして外には源泉かけ流しの足湯!みんなでゆっくり疲れを癒しました。

続いて登山コースのご紹介です。
登山コースでは、作並駅から徒歩10分ほどの所にある鎌倉山(通称:ゴリラ山)を登りました。
山の形が空を見上げるゴリラの横顔にそっくりということでそう呼ばれています。

ガイドを務めていただくのは「地域の魅力発信部会」メンバーの小笠原宮城西市民センター館長です。小笠原館長は、鎌倉山に何度も登った経験があり、植物やキノコ類などにもとっても詳しいんです!登山の途中でたくさんの生きもの達のお話も伺いました!
鎌倉山山頂からの景色はすごいらしい・・・早速登ってみましょう!

みんなしっかり山登りの格好に着替えて登る気満々!
登山靴ではなくサンダルを履いてきた人がいたけど、鎌倉山は険しい山道を歩くので、装備はしっかり準備してね。

いきなり急勾配な山道を登ります!まずは鎌倉山スポットの1つ天沼を目指します。
天沼にはある伝説が言い伝えられているそうなんですよ。

後三年の役(およそ平安時代後期)に源義家の武将で相模の住人、鎌倉権五郎景政が鎌倉山に陣を張った。一方、敵将の鳥海弥三郎は新川の館山に陣を敷き攻め寄った。その時、景政は鳥海に右目を射られたが屈せず、これに応えて矢を発して敵を倒し、天沼に退き矢傷の右目を洗った。以来、この沼に棲む鮒は片目であるという。(宮城町誌から引用)

とっても綺麗で神秘的な天沼、ぜひみなさんに見てもらいたいスポットです。
天沼の景色を見ながら一旦休憩!小笠原館長より、鎌倉山で見ることのできるキノコ類を写真付きでたくさん紹介してもらいました!館長が手に持っている写真はサクラシメジですね。汁物や炒めものとして食べることもできますよ。

どんどん登ってあっという間に山頂に到着!みんな足腰が丈夫だから予定よりも早く山頂に到着しました!山頂の景色はどんな感じかな~?

じゃん!これが鎌倉山の山頂からの景色です!天気も良くて作並駅周辺の街並みや山々を一望することができます!右下には作並駅が見えますが、この後電車の発着も見ることができました!

遠くの山々まではっきり見えますね!
地元の方が小学生の頃には、学校終わりに鎌倉山に登ってはこの景色を楽しんでいたそうですよ。

雄大な景色をいつまでも見ていたかったけど、散策コースの人たちと合流するため下山開始。
急な下り坂はロープを張って慎重に降りていきます。

水たまりにはオタマジャクシがたくさん泳いでました!このあたりにはトウホクサンショウウオやヒメギフチョウなど希少な動植物もたくさん生息しているみたいです。これからもこうした生きものが生き続けてくれるといいな~

無事に下山終了!最後に作並小学校の校庭から、鎌倉山をバックに写真撮影。
みんないい笑顔だね!

最後に、作並小学校体育館で閉会式を行いました。作並・新川の自然と文化に触れた一日を振り返り、それぞれ感想を発表。「『秋が深くなると、山の上のトンボが里に下りてくる』と説明され風情を感じた」という感想もありました。

お世話になった部会の方からは「ぜひまた遊びに来てください!」とのお誘いも受けながら、本日のエコツアーは終了!この後、希望者は温泉で疲れを癒しました。
ぜひ皆さんも、多彩な魅力あふれる作並・新川に、遊びに行ってみてくださいね。

参加者のみなさんの声を、少しだけご紹介

人に伝えたい作並・新川の魅力、心に残ったことを教えてください

  • 温泉以外にもこけしや自然の多さなど魅力があること
  • なにより鎌倉山の山頂からの景色サイコー
  • 里山の植物や生きもの、こけしのような伝統工芸
  • 鎌倉山から見下ろす電車
  • 駅舎がおしゃれ
  • こけしのかわいらしさ
  • 恋愛スポットがいっぱいある
  • 豊かな自然
  • 穴薬師
  • ラサンタの足湯

もっと多くの人が作並・新川に遊びに来るには、何をするといいと思いますか

  • 鎌倉山の登山道の整備(手すりなど)
  • 案内看板(山道やスポット)の設置
  • 情報発信(SNSなど)
  • ストーリー性のある魅力整備、名所の見せ方の工夫
  • 「登山と温泉」というセットで売り出す
  • 今回のような手軽なツアーの拡充
  • 天沼の伝説を絵本や劇にする
  • 作並周辺のスポットを手軽にまわれるツアー
  • 湯神神社と二ツ岩を観光スポットへ
  • こけしをシャープペンなど普段使いできるものにする

今日の感想

  • とても高いクオリティのこけし作りが良い思い出になった
  • 鎌倉山からの景色は素晴らしかった
  • キノコ、花、生きものなど、普段見れないものがたくさん見れて刺激的でした!
  • 予想の何倍も楽しかったです!
  • 作並に初めて来ましたが、とても空気がきれいで、人もやさしくて、いい所だなと感じました
  • ラサンタにもう少しゆっくりいたかったです
  • いろいろなお話が聞けて良かったです
  • 作並の温泉やウィスキー工場には何度か来ていましたが、まだまだ知らない場所や風景がたくさんあり、楽しかったです

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生物多様性ってなぁに?市役所本庁舎でギャラリー展示を行ってます

 生物多様性保全推進事業~せんだい生きもの交響曲~の展示が12月20日~1月7日の間に、市役所本庁舎1階にあるギャラリーホールで行われています。
展示の内容をちょっとだけご紹介します。

 こちらは生きものの鳴き声を視聴したり鳴き声クイズに挑戦するコーナー。視聴音源はすべて仙台市内で録音されたものです。
クイズは大人から子供まで楽しめる内容になっています。
みなさんは何問正解できるかな??

 続きまして、仙台市の鳥「カッコウ」にまつわるコーナー。カッコウがやってくるヨシ原を舞台に、そこに住む生きものの等身大の写真などを展示しています。

カッコウの壁新聞や、ヨシを使ったヨシ製品なんかも展示しています。ぜひ手に取ってみてください。

続いて、日本一美しい声で鳴くカエルといわれるカジカガエルのコーナー。市民の方から募集したカジカガエルの生息地マップや、カジカガエルがたくさん生息している里地里山(秋保地区野尻)の魅力発信動画を上映しています。

こちらは市民センターと連携して開催している虫の声を楽しむ会のコーナー。これまでたくさんの虫を観察して、それらを図鑑にまとめたりしました。

工作コーナーでは、ヨシなどを使ったヨシペンやミニホウキ作りも体験できます。自分だけのオリジナルを作成してみてください。

 以上、ギャラリーホール展示の紹介でした。
今後は宮城野区役所や太白区役所でも展示を予定していますので、お時間がありましたらぜひご覧ください。

(今後の展示予定)
宮城野区役所:1月8日~1月17日
太白区役所:2月3日~2月13日

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サケの遡上観察会に参加してきました♪

みなさんの食卓にもよく並べられるサケ。
毎年秋から冬にかけて、仙台でもサケの遡上が観察できます。そこで11月17日(日曜日)に広瀬川 郡山堰で開催されたサケの遡上観察会に参加してきました!

突然ですがクイズです!
サケは卵から孵化すると、広い海や川を泳ぎまわって成長し、最終的に生まれた川に戻って産卵することが知られています。これを母川回帰といいます。
ではサケが生まれた川を出発してから、帰ってくるまでに何㎞くらいの旅をしてくるでしょうか??
答えはブログの最後に書いてるよ♪

話は観察会に戻りまして、本日観察会の先生を務めていただいたのはカワラバンの菅原さんです。菅原さんは市内の小学校などで川での自然体験や環境学習の支援を行なっている川のスペシャリストです。
菅原さんが手に持っているのは、手ぬぐいを張り合わせて作ったサケ。有料で販売もしているそうですよ。
初めに菅原さんからサケの生態について学びます。

遠い海から、産卵のためにはるばる自分が生まれた川に戻ってくるサケは何を頼りに旅をするのでしょうか?
太陽の位置や高度から現在位置を特定するという説や、海流を頼りに移動しているという説など諸説あるそうです。そして沿岸部に近づいて、数ある川から生まれ故郷の川を選ぶのは、母川の臭いを嗅ぎ分けているそうですよ。サケってすごいですね。

サケについては学んだあとは、早速広瀬川でサケを観察!サケの産卵場所(産卵床)は、川底に2~5㎝ほどの砂利がある場所につくられます。
サケは遡上しはじめるとエサを食べないので、産卵する頃には体力はほとんど残っていません。メスは最後の力を振り絞り、尾びれを使って産卵するための穴を掘ります。その様子を見守るオスは、邪魔をしにきた他のオスを追い払うために鋭い歯で噛みつくこともあるそうです。

産卵を終えたサケは、やがて息絶えます。その後、水中のバクテリアに分解され、プランクトンなどのエサとなり、川の食物連鎖の底辺を支えます。
今日は残念ながら、サケが遡上している姿を確認することはできませんでした。けれどもまだまだ観察できるチャンスがあるそうなので、みんな安全に気をつけて川に遊びに行ってみてね。
<クイズの答え>およそ6,000km

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虫の声を楽しむ会‐泉区中央の巻〜開催レポート

市内の市民センターで開催してきました「虫の声を楽しむ会」。
今年度最後の会として9/28に泉区中央市民センターにて開催しました、「虫の声を楽しむ会〜泉区中央の巻〜」の様子をお知らせします!

今回は、スペシャルゲストとして伊達成実(しげざね)さんが初参加!成実さんの好きな虫は、ケムシなんだそう。なぜかというと、ケムシは前にしか進まない、前進あるのみだからとのこと。今日は付けていませんが、成実さんの兜にはケムシの前立てが付いているんだって。ケムシだけでなく虫も好きなので、今日はどんな鳴く虫に会えるのか、とても楽しみにしているそうです。

続いて、虫のプロ、上森さん、齋藤さんから、虫について色々教えてもらいます。

上森さんから「みんな昆虫って知ってる?」と聞かれると、参加していた男の子が元気よく手を挙げて答えてくれました!「頭と胸と腹に分かれていて、胸に足と羽が付いている」との答えに、上森さんも「完璧!」とびっくりしていました。

今回は、昆虫の中でも「鳴く虫」に注目!鳴く虫たちは、音を出すことでお話ししているんだって。その音を聞く耳も、コオロギやキリギリスは前足に、バッタは胸に付いていることも教えてもらいました。

虫について詳しくなったところで、みんなで今鳴いている虫を探しに行きます!市民センターからみんなで5分ほど歩き、泉中央4丁目公園を目指します。途中、「すいせん通り」を歩いていると、早速虫の声が聞こえてきました。

泉中央4丁目公園に到着!ここは地球儀の付いた大型遊具で知られる、別名「地球儀公園」。2つのエリアに分かれた、街中では珍しく広い公園です。まずは遊具のあるエリアで、それぞれ鳴く虫を探すことになりました。

公園の入り口脇の草むらから、早速「捕まえたよ」との声が!そ~っと網をどかしてみると・・・残念。逃げられていました。

先生から、「これはエンマコオロギだね」と説明してもらいます。とっても真剣な表情!

伊達成実さんも、真剣に草むらをのぞいて虫を探していました。
だんだん雨が降ってきてしまったので、今日の野外での観察はこの辺りでおしまいにすることになりました。

部屋に戻って、聞こえた虫の声をおさらいします。今日は野外観察が少し短かった分、詳しくおさらいしてもらいました。

まずはパソコンで、虫の声をいくつか再生してもらいました。あちこちから「この声聞いたよ!」という声があがり、みんな短時間でもいろいろな虫の声を聞いていたことに先生もびっくり。

次に、みんなが実際に捕まえた虫を見ながら先生の説明を聞きました。
「エンマコオロギは、この辺りで一番大きいコオロギなんだよ」
「『クビキリギリス』は引っ張る力が強く首を取ってしまうから『クビキリギリス』という名前になったんだよ」
子供だけでなく、大人も「へぇ~」と感心していました。

雨が降り出してしまったため、野外観察が短かった今年度最後の「虫の声を楽しむ会」。でも、その分先生から教科書には書いていない、虫にまつわる面白い話をたくさん聞くことができました。子どもたちは、短い時間の中でもしっかり虫を捕まえ、虫の声をきいていて、大人たちも聞こえていた虫の声と虫の名前や特徴をつなぎ合わせることができ、みんな満足そうな表情でした!

【虫の声を楽しむ会(泉区中央の巻)で観察した鳴く虫たち】
ツヅレサセコオロギ、エンマコオロギ、クビキリギリス、ショウリョウバッタ、コバネイナゴ、シバスズ、カネタタキ(7種類)

虫の声を楽しめる時期もそろそろ終わります。また来年、たくさんの虫の声が聞こえてきたら、ぜひ耳を傾けてもらえたらと思います。
最後に、各市民センターの皆様、講師を引き受けてくださった皆様、伊達武将隊の松尾芭蕉さんと伊達成実さん、そして参加された皆様、本当にありがとうございました!
ぜひ、来年もまたお会いしましょうね♪

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虫の声を楽しむ会‐六郷の巻〜開催レポート

今年の「虫の声を楽しむ会」も終盤になってきました。

今回は、例年たくさんの地域の方が参加する「六郷お月見会」にお邪魔して、9/14に六郷市民センターで「虫の声を楽しむ会〜六郷の巻〜」を行いました!

市民センター玄関がお月見会の受付をしていたので、その隣のスペースに鳴く虫を展示しました。子供たちは興味津々!今日の先生であるエコリス(株)の鈴木さんと沓澤さんに、色々質問しています。

参加者の皆さんがぞくぞくと集まってきました。今回の「虫の声を楽しむ会」はお月見会のプログラムの最初のコーナーです。皆さんが集まったところで諸注意を確認して、早速出発!近くの飯田前2号公園を目指します。

まだ空が明るい中、公園へ移動します。虫、どれくらい鳴いているかな?

公園に到着!大きい公園ではありませんが、耳をすますとたくさんの虫の声が聞こえます。鈴木さんから、花壇の花に来るハチに注意すること、虫を見つけたら声をかけてね、とのお話があり、早速虫探しスタート!

子どもも大人も、一斉に虫を探します。「この辺で鳴いてる」「あ、いたいた!」とみんな盛り上がってきました。

「先生!捕まえたよ!」の声に、鈴木さんが駆けつけます。網の中を見てみると・・・「うーん、でも逃げられちゃったね」残念。虫も必死に逃げているんですね。

こちらでは、鈴木さんの大きな網で何か捕まえたようです。「いたいた!これはマダラスズだね」小さいのによく捕まえたね!

市民センターに戻って、公園で聞こえた虫の声をおさらいします。鈴木さんが、公園で鳴いていた虫を虫かごに入れてきてくれました。ハラオカメコオロギ、マダラスズ、クサキリ、エンマコオロギを一つずつ説明してくれます。他に鳴かない虫も入っていました。

今回捕まえられなかったけどカネタタキも鳴いていたとのこと。最初に受付脇に展示していた虫たちを確認しながら、みんなでおさらいしました。

あっという間に終了の時間です。続いて行われるお月見会の開会式へ移動する案内がありましたが、まだまだ子どもたちは虫が気になる様子。。。鈴木さんと沓澤さんに色々質問していました。

次回の「虫の声を楽しむ会」は最終回!9/28泉区中央市民センターで開催します。どんな虫の声が聞こえるか楽しみですね。

【虫の声を楽しむ会(六郷の巻)で観察した鳴く虫たち】

エンマコオロギ、ハラオカメコオロギ、マダラスズ、クサキリ、カネタタキ、ショウリョウバッタ(6種類)

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虫の声を楽しむ会〜広瀬の巻〜開催レポート

様々な美しい虫の声を親子で楽しむ「虫の声を楽しむ会」。
9/7に広瀬市民センターにて開催しました、「虫の声を楽しむ会〜広瀬の巻〜」の様子をお知らせします!
今回は、講師の先生が連れてきてくれたスズムシの鳴き声をBGMにスタート。スペシャルゲストの松尾芭蕉さんも、「スズムシの鳴き声はいいですね。今日も他にどんな虫の声が聞こえるか楽しみにしています!」と気合十分。

ここからは、宮城野区にある岩切市民センターでスズムシを育てたり皆さんに配布する活動をしている「すずむしの里づくり実行委員会」の森さん、鎌田さんにバトンタッチ。「仙台市の虫は何でしょう?」といきなりクイズです。参加者の皆さんはわかるかな?・・・そう、スズムシなんです。昭和46年に、仙台市の虫、木、花、鳥を、市民からの投票で決めたんだって。

「すずむしの里づくり実行委員会」では、そんな仙台市の虫であるスズムシを、一年をかけて卵から育てています。ふ化したばかりのスズムシは、上の写真のように体の色が白く、30~40分経つと体液で黒くなるんだって。他にも、スズムシの一生は1年であること、鳴いているのはオスで、2枚の羽根をこすり合わせて音を出していることなど、色々教えてもらいました。

すっかりスズムシに詳しくなったところで、講師は太白山自然観察の森の姉妹施設、青葉の森緑地の近藤館長、黒川さん、河合さんに代わります。これからみんなで外に出て、虫の声を聞いてみましょう。

まず、今日、聞こえそうな虫の声を先生から教えてもらいます。その声をよく頭に入れて、出発します。

市民センター前の草むらに移動しました。ここでは何種類もの虫の声がきこえます。鳴く虫、鳴かない虫を次々見つけ、カゴに入れていきます。

隣の田んぼ側の草むらからも虫の声が聞こえます。よく見てみると・・・なんとカエルを発見!

続いて、市民センターと総合支所の間の植え込みを覗きます。虫の声は聞こえますが、なかなか姿は見えません。

更に道路を歩いて、近くの観音公園を目指します。公園には、事前にすずむしの里づくり実行委員会の方がスズムシを放虫しているとのことですが、スズムシは今日も鳴いているでしょうか・・・

スズムシ以外にも色々な虫の声が聞こえます。少し薄暗くなってきたため、みんな、懐中電灯を使いながら虫を探します。

「これ、スズムシじゃない?」耳を澄ましてスズムシに近づき、何人かの参加者は捕まえることもできました!

市民センターの敷地内に戻り、センター裏側を歩きます。ちょっとした草むらからも、様々な虫の声が聞こえてきて、みんなで探しました。

部屋に戻って、みんなでどんな虫を捕まえたか、どんな虫の声が聞こえたか、おさらいしました。
エンマコオロギ、ハラオカメコオロギ、シバスズ、スズムシ・・・
虫かごいっぱいの虫を捕まえた参加者もいました!

最後に、「すずむしの里づくり実行委員会」から、スズムシがプレゼントされました!飼うときのポイントなど、詳しく説明をしてもらった後、みんな、持ってきた虫かごにスズムシを入れてもらいました。家でもスズムシの声を楽しんでね。

参加者からは、「スズムシの生態について知ることができて良かった」「捕った虫が鳴いている姿を間近で見れて面白かった」などの感想が寄せられました。次回は、9月14日に若林区の六郷市民センターで開催予定です!色々な虫の声が聞こえるといいな。

【虫の声を楽しむ会(広瀬の巻)で観察した鳴く虫たち】
エンマコオロギ、ハラオカメコオロギ、シバスズ、マダラスズ、ヒメクサキリ、スズムシ、ショウリョウバッタ、セスジツユムシ、ツヅレサセコオロギ、ササキリ(10種類)

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虫の声を楽しむ会〜木町通の巻〜開催レポート

様々な美しい虫の声を親子で楽しむ「虫の声を楽しむ会」。
8/31に木町通市民センターにて開催しました、「虫の声を楽しむ会‐木町通の巻‐」の様子をお知らせします!

今回も、伊達武将隊の「松尾芭蕉」さんがスペシャルゲストとして参加!芭蕉さんも虫とりが大好きで、今日も楽しみにしているそうです。

はじめに、宮城野区にある岩切市民センターでスズムシを育てたり皆さんに配布する活動をしている「すずむしの里づくり実行委員会」の鈴木さん、高阪さんが、スズムシについて教えてくれました。

みんなは、仙台市の鳥、花、虫を知っているかな?仙台市の鳥はカッコウ、花はハギ、虫はなんと「スズムシ」なんだよ!
「すずむしの里づくり実行委員会」では、そんんな仙台市の虫であるスズムシを、一年をかけて卵から育てて、みんなに配布したり、地域に放しているとのこと。今日も観察予定の公園に、スズムシを放しているそうです。

鈴木さんたちが連れてきてくれたスズムシも、元気にリーンリーンと鳴いています。
この、鳴いているスズムシ、みんなオスなんだそう。メスに選んでもらうために、必死に鳴いているんだって。
そして、スズムシの耳が足についているときいてみんなビックリ。

スズムシに詳しくなったところで、もう一つ、実際に外に出て虫の声を聞くための準備をします。
ここで、虫に詳しい地域環境計画の上森さん、齋藤さんから、野外で聞こえるかもしれない虫の声を録音したものを、数種類聞かせてもらいました。みんな、この虫たちの声をよ~く覚えて、野外へでかけます。

最初に、市民センターの南隣にある「北三番丁公園」に移動して、虫の声を探します。

まず、みんなで静かに、虫の声に耳を傾けます。どんな声が聞こえるかな?どのあたりから聞こえるか、よーく耳をすまして探してみよう!

公園の奥にある植え込みの中から、「リーン、リーン」と虫の声が聞こえていました。みんなでのぞいてみると・・・スズムシを発見!

次に、木町通小学校の校庭に移動して、虫を探しました。「何か聞こえる!」と耳をすましていると、先生が「これはオカメコオロギだね」と教えてくれました。声は聞こえるけれど、なかなか姿は見えません。

少し離れた草むらでは、ちょうど鳴いている虫を見つけて網の中に入れたところでした!そ~っと虫かごに移してみたけど・・・逃げられていました、残念。

続いて、市民センターに戻り、5階の屋外広場に出てみました。市民センターの入っているビルの5階にあるため、道路からの喧騒も気にならず、いろんな虫の声が聞こえてきます。

だいぶ暗くなってきたため、みんなで鳴き声が聞こえているあたりを懐中電灯で照らしながら虫を探します。
何種類もの虫の声は聞こえますが、なかなか姿は見えませんでした。

部屋に戻って、みんなでどんな虫の声が聞こえたか、おさらいしました。
エンマコオロギ、モリオカメコオロギ、スズムシ・・・
先生によると、今日は、9種類の虫の鳴き声が聞こえたとのこと。こんな街中でも色々な種類の虫が暮らしていることに驚きました。

最後に、「すずむしの里づくり実行委員会」から、スズムシがプレゼントされました!みんな、持ってきた虫かごにスズムシを入れてもらい、飼い方のアドバイスを聞きます。頑張って育ててね!

参加者からは、「夜聞こえる虫の音の正体がわかりとても楽しかった」「(子供は)しぶしぶ参加した形だったけれど、参加してからは夢中になって虫とりをしていた」などの感想が寄せられました。次回は、9月7日に青葉区の広瀬市民センターで開催予定です!今度はどんな虫の声が聞こえるかな?

【虫の声を楽しむ会(木町通の巻)で観察した鳴く虫たち】
ツヅレサセコオロギ、エンマコオロギ、モリオカメコオロギ、スズムシ、マダラスズ、シバスズ、カンタン、ササキリのなかま、クサキリ(9種類)

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虫の声を楽しむ会~たまきさんサロンの巻~開催レポート

1年ぶりにこの季節がやってきました♪
虫の声を楽しむ会~たまきさんサロンの巻~
去年鳴き声を聞くことができた虫は、今年も鳴き声を聞けるのかな?わくわくしながらまずは室内でお話を聞きましょう。

仙台市博物館の黒田学芸員より
「むかしむかしの仙台~生きものと人びと~」と題して主に江戸時代(200~400年前)の生きものと人びとの暮らしについて話を聞きました。

まずはこちら。これは昔の榴岡公園の様子。昔の人も春になるとこうやってお花見やお酒を楽しんでいたんだって。
他にも夏には広瀬川で川遊びをしたり、ホタルの光を楽しんだり、今も昔も人々の生活は変わっていないことがたくさんあるんだね。

秋の季節になると、昔の人も虫かごをもって外に飛び出していました。
江戸時代では宮城野の鈴虫は「七振り鳴く鈴虫」(※「リーン」を一振りと数えます)と呼ばれ、とっても有名だったみたい。

宮城野の鈴虫は当時伊達藩から江戸の将軍に献上されていたという記録も残っています。
仙台から江戸までわざわざ7日間もかけて届けていたんだって。昔の人ってすごいな~。

お話を聞いた後は、外に虫の声を聞きに行きます。野外の講師には虫のプロ!細見さん(左)と鈴木さん(右)です。
お二人は虫に関する調査などを仕事にしているそうです。

外は薄暗くなってました。
暗くなるとたくさんの虫が鳴きはじめます。
みんな耳を澄ませてどんな鳴き声が鳴いているか聞いてみよう。

「ジーーーーー」っと鳴いている虫がたくさんいました。これはシバスズというコオロギの仲間。芝生を歩くとぴょんぴょん跳ねますが、
ちっちゃくてなかなか捕まえられません。ちっちゃすぎて写真にも撮れませんでした。

シバスズの他にもいろんな虫たちがいるみたい。
懐中電灯で草むら照らしながら、狙いを定めてさっと手を出します。
捕まえられたかな?

写真じゃ見にくいけど、こっちではエンマコオロギを捕まえたよ!
「コロリーコロコロ」ととっても綺麗な音色で鳴きます。

みんな徐々に虫を捕まえるコツを掴んできました。
あっという間に外の観察会は終了!部屋に戻って今日聞こえた虫のおさらいをするよ。

今日は15種類の虫を観察することができました。
身近なところにこんなに虫がいるなんてびっくりですね。

今日のところはこれにて終了!
参加者からは「子ども達がいきいきしている姿を見れて良かった」「エンマコオロギが姿のわりにキレイな声でびっくりした」といった声がありました。
次回は明日8月31日に木町通市民センターで開催です。明日もたくさんの虫の声が聞こえるといいな。

♪虫の声を楽しむ会(たまきさんサロンの巻)で観察した鳴く虫たち♪
クサキリ、ササキリのなかま、エンマコオロギ、シバスズ、ハラオカメコオロギ、ヒメギス、セスヅツユムシ、カンタン、ハヤシノウマオイ、ヒメクサキリ(10種類)

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虫の声を楽しむ会〜中山の巻〜開催レポート

あっという間に夏が過ぎ、夕方に虫の声が聞こえる季節となりました!
様々な美しい虫の声を親子で楽しむ「虫の声を楽しむ会」が、今年も市内6ヶ所で開催されます。
8/24に中山市民センターにて開催された、「虫の声を楽しむ会‐中山の巻‐」の様子をお知らせします。

伊達武将隊の「松尾芭蕉」さんがスペシャルゲストとして参加!芭蕉さんは今年で3年目の参加とのことで、虫は場所によっても種類が違うから、今日の公園でどんな虫が鳴いているか楽しみなんだって。

はじめに、科学館の丹野先生から「縁の下の力持ち!虫の役割あれこれ」と題したお話がありました。丹野先生は理科の先生で、虫のいろんなことを教えてくれました。

世界には、哺乳類が4500種類しかいないのに、昆虫は100万種類もいるんだそうです。
そして、ずいぶん昔から地球に住んでいたこともわかっていて、恐竜の化石は1億年前だけど、この「トビムシ」の化石は、4億年前のものが見つかっていることも教えてもらいました。さらにこのトビムシなどのおかげで、森が落ち葉や死骸だらけにならないんだって。

次に、虫が私たち人間のためになっていることを教えてもらいました。みんなは蚊にさされるとき、蚊の針がささって「痛い!」って思ったことある?・・・ないよね。そのことを研究して、赤ちゃんに刺しても痛くない、こんなに細い注射針ができたんだって。

そして、今日は先生がきれいな色のタマムシの標本を持ってきてくれました。実はこのタマムシの色をヒントに、「酸化発色」という技術で金属にきれいな色を付けることができるようになったことも教えてもらいました。
これからも、同じ生きもの同士、寄り添って豊かに生きていけるといいね。

続いて、野外観察の先生にバトンタッチ!今日は太白山自然観察の森の姉妹施設、青葉の森緑地から、近藤館長、黒川さん、河合さんが来てくれました。これからみんなで市民センター裏手にある公園へ出かけます。

外に出てみると・・・いつの間にか薄暗くなっていました。みんな、どんな虫の声が聴けるのかドキドキわくわくしています!

公園に入る前に、みんなで静かに公園の虫の声に耳を傾けてみました。何種類の虫が鳴いているかな?先生には、4種類の虫の声が聞こえるとのこと。さぁ、早速探してみよう!

広い公園内のいたるところで虫が鳴いていました。近づくと声が聞こえなくなってしまう虫もいるので、静かに静かに近づいて、集中して虫の声を聞きながら、どこで鳴いているか、草むらの中を探します。

持ってきた虫かごがいっぱいになるほど、虫を捕まえた子もいました!全部が鳴く虫なのかな??

部屋に戻って、先生に、みんなが捕まえた虫がどんな虫なのか、教えてもらいました。
エンマコオロギ、ササキリ、ショウリョウバッタ・・・
「いっぱいとったね~」と、先生たちもびっくり。

先生によると、今日捕まえた虫は、鳴く虫10種類、鳴かない虫7種類で、鳴き声は聞こえたけれど捕まえられなかった虫はカンタンだけだったそうです。こんなに色々な種類の虫が公園にいるんだね。

参加者アンケートでは、「スイッチョンの鳴き声が聞こえた」「夜に虫探しをしたことがなかったけど、楽しかった」などの感想が寄せられました。次回は、8月30日に青葉山の「せんだい環境学習館 たまきさんサロン」で開催予定です!青葉山ではどんな虫が鳴いているのかな?

【虫の声を楽しむ会(中山の巻)で観察した鳴く虫たち】
エンマコオロギ、ショウリョウバッタ、ヒメクサキリ、ウマオイ、ヒメツユムシ、ハラオカメコオロギ、シバスズ、セスジツユムシ、ホシササキリ、ショウリョウバッタ(10種類)

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ヨシ原をめぐる生きもの達の夏物語

生物多様性保全推進事業~せんだい生きもの交響曲~
夏の音~カッコウを呼び戻せ!ヨシ原活用大作戦~
『ヨシ原をめぐる生きもの達の夏物語』 レポート


令和元年6月29日(土曜日)、雨の心配される中、若林区にあるせんだい農業園芸センターのヨシ原で暮らす生きもの達の姿を観察するために、夏の生きもの観察会を行いました!
生きもののことを教えてくれるのは、昨年に引きつづき、宮城県森林インストラクターの太田先生と西谷先生です。
市民の皆さまとヨシ原の観察会やヨシ刈りを始めて2年。
ヨシ原にすむ生きもの達に変化はあるのでしょうか?
ここでは、3年目を迎えた「ヨシ原をめぐる生きもの達の夏物語」の様子を少しだけご紹介します。


午前10時、3年目となった「ヨシ原をめぐる生きもの達の夏物語」が始まりました!みなさん、仙台市の鳥は何か知っていますか?そう、カッコウなんです。ヨシ原にはカッコウを始め、様々な生きものが暮らしているんですよ。


宮城県森林インストラクターの太田吉厚さんと西谷理恵さんを先生に迎え、農業園芸センターにいるたくさんの生きもの達を紹介してもらいます。まずは、一番数の多い植物たち。「生態系ピラミッド」の一番下に位置しています。


そして昆虫、鳥、猛禽類…ピラミッドの上に行くほど少数になりますが、みんな影響を与え合って生きているそうです。どれも大切な生きものなんですね。


早速、外に出て生きもの観察!まずは生きものをしっかり見られるように、西谷先生から双眼鏡の使い方を教えてもらいます。右目、左目、それぞれの見え方を調整すると、自分仕様の双眼鏡に!


一点を見つめて、はっきり見えるか確認します。大人も子供も、みんな集中して調整しています。


調整が終わったら、次は先生が隠したかっこうのぬいぐるみを探す練習。ポイントは、双眼鏡をのぞく前に目で確認してから双眼鏡で見ること。みんな、見つけられたかな?


双眼鏡の使い方を覚えたら、ヨシ原へ移動する途中に、農業園芸センター敷地内のビオトープで生きもの観察。何がいるのかな?


ここには、仙台市の沿岸部、井戸地区に住むメダカがいるそうです。みんなで観察するために、西谷先生が水面に網を近づけてメダカを上流の網へ追い込みます。メダカは、鳥が水面に来ていると勘違いして逃げるんだって!


上流にしかけていた網にメダカたちが到達!みんな、どれくらい捕まったのか気になっています。


網を広げてみると・・・大人のメダカはうまく逃げてしまったようで、捕まったメダカは赤ちゃん数匹。生きものたちを観察しやすいように、水槽へ移します。


どんな生きもの達がいたかな?


他にも色々な魚がいました。小さなビオトープですが、こんなに色々な生きものが住んでいるんですね。


ビオトープには、アマガエルの赤ちゃんも泳いでいました!


「赤ちゃんガエル、捕まえたよ!」手のひらを広げると、元気いっぱいな赤ちゃんガエルはすぐに飛び出していきました。


さらに敷地内を移動します。敷地内には様々な樹木も植えられていました。太田先生から、ヒマラヤスギにたくさん付いているケムシを教えてもらいます。5センチくらいの立派なケムシもいました!


ようやくヨシ原に到着!ヨシは青々と、子供たちの背よりも高く成長していました。ここにいる生きもの達を知るために、太田先生がワナを仕掛けていたので、早速子供たちに回収してもらいます。


ワナはプラスチック製コップに餌を入れたもの。小さな虫たち、結構おびき寄せられていますね。コップの中にずいぶん入っていました。


全てのワナに入った生きものを、トレイに広げます。ダンゴムシ、ゾウリムシ、クモ、ゴミムシ、ハサミムシ…子供たちは興味津々で太田先生の説明を聞いています。


そして、この虫たちを食べているのがオオヨシキリ。ヨシ原に巣を作って暮らしています。


今日はあまり聞こえませんが、大きな声で「ギョギョシギョギョシ」と鳴く鳥です。そういえば、最初に「市の鳥がカッコウ」という話があったのに、さっぱりカッコウが出てきませんね…実はオオヨシキリとカッコウ、関係があるんですよ。


わかる人、いますか?・・・なんと、この小学生が「托卵」と教えてくれました!カッコウは自分の卵をオオヨシキリの巣に産み、代わりに卵を温めてもらいます。カッコウを増やしたいなら、オオヨシキリを増やさないといけないんですね。


最後に、ヨシ原の裏側に広がる大沼で双眼鏡を使って生きものを観察します。
どんな生きものが見えるかな?


大沼のヨシの影に、巣を見つけました!バンという鳥の巣で、見づらいですが、中に親鳥とヒナがいます。ずっと観察していると、親鳥が警戒してしまうため、観察はささっと終わらせます。


岸に近いところには、ハスが生えていました。今年はなぜか大沼の水量が多く、水面に浮いている葉も少ないとのこと。よく見ると、その葉の上に何かいますね。


これは、クロイトトンボ。見える範囲でも、ハスの葉の上にも何匹かいて、まるで休憩しているかのようでした。


双眼鏡よりも遠くがよく見えるスコープも設置。遠くで子育てしているカンムリカイツブリの親子を、みんなで順番に確認しました。


これは昨年の様子です。昨年は3つがいが子育てをしていましたが、今年は1つがいとのこと。遠かったため写真は撮れませんでしたが、スコープではしっかり見れました。


ヨシ原から管理棟へ戻る途中、太田先生から「管理棟外壁についているスピーカーに注目!実はここに、昨年からスズメが住み着いているんです。」との話があり、みんなで静かに見守ります。


今日は、親すずめがさっと出入りするところしか見ることができませんでしたが、去年はこんな写真を撮ることもできました。


部屋に戻ってから、太田先生が農業園芸センターに定点カメラを設置して録画していたビデオを使って、生きもの達について解説していただきました。


これは、カモがヨシ原付近をお散歩している様子。一週間前の朝7時頃の様子です。


これはなんだかわかりますか?日本の国鳥、キジです。農業園芸センターには、よく遊びに来ているそうです。


次は、ヨシ原近くの木の枝の上で、元気に鳴くオオヨシキリ。一昨日の午前中の様子です。会場では、ビデオに収められた元気な鳴き声も聞くことができました。


最後に、太田先生と西谷先生が生きもの観察コーナーを用意してくれました。子供だけでなく大人も気になりますよね。


参加者のみなさんの声を、少しだけご紹介

どの生きものが何しているのがおもしろかった?

  • バンが営巣しているところ
  • バンが巣の上でキョロキョロしていたところ
  • ケムシが食べつくしているところ
  • 小さなサギが1羽で飛んでいるところ
  • オオヨシキリが鳴いているところ
  • オオヨシキリが飛んできたところ
  • メダカが捕まらないように逃げているところ
  • カエルが泳いでいるところ
  • スズメがスピーカーに入っていくところ    

今日の話の中で、印象に残っていること、友達に教えてあげたいことは?

  • 人工の沼なのに意外に水量調節ができていなくてハスなどに影響が出ていること
  • メダカに北と南と種類があること
  • ヨシの刈り取りをしたところとしていないところの差。営巣に差が出ること。
  • 托卵について。オオヨシキリに卵を預けて育ててもらうカッコウは頭がいいなと思いました
  • スズメは人間が無関心に歩いていれば気にしないが、人間が見ていると気にしてくること
  • 人間以外の生きものも安心して住める環境を皆で作ること
  • 特定外来生物がここにも生息していること
  • アメリカザリガニは法律で殺処分するよう決められていること
  • 外来種(ドジョウ)について
  • バンが大きな巣を作っていたこと
  • カイツブリが見られたこと
  • 仙台市の鳥がカッコウだということ
  • ずっと見ていると、子育てしなくなること
  • 枯れたハスの花にたくさん穴が空いていること
  • ヨシ原にたくさんの虫がいること

今日の感想

  • 自然を観察するのは楽しかった
  • 子供達と一緒にゆっくり歩いて説明を聞くことができ、いい時間を過ごせた
  • 大沼の水位が高かったためか生きものがあまりいなかったのが残念
  • 沼の近くでたくさんの動物たちや昆虫などを身近に感じることができ、とても楽しめた
  • ヨシ原が来年どうなっているか楽しみ
  • 普段双眼鏡を使う機会がないので、新鮮で楽しかった
  • 双眼鏡の使い方が難しく、鳥をちゃんと見ることはできなかったが、貴重な経験ができた
  • 色々な生きものたちが子育てしていてすごいと思った
  • 冬のイベントにも参加したい

次回は11月に、冬の生きもの観察会を行います。今回とは違ったいきものの姿を、ぜひ見に来てください!

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