たまきさんブログ」カテゴリーアーカイブ

ヤマネコ店長のGreenな日常 ヤマザクラ〈1〉

青葉山にある東北大学大学院環境科学研究科棟の前には、見事なヤマザクラの樹が立っています。
たまきさんサロンの目の前という絶好の位置で、毎年きれいな花を咲かせてくれています!
今年も見事でした!

下界よりは少し遅れて、四月の中旬頃に咲きます。

この花が咲くと、「青葉山にも春が来たなぁ」という気持ちになります。 こんな状況のもとでも、季節は着実にめぐっていくのです。

[今年も満開のヤマザクラ]

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せんだい環境学習館 たまきさんサロン
平 日 10:00~20:30
土日祝 10:00~17:00
休館日 月曜(月曜が休日の場合は、その翌日)祝日の翌日・年末年始
※現在 新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため,全館休館中
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「清水沼ジュニアクリーンメイト」のみなさんに会ってきました!

今日は、宮城野区清水沼町内会の「ジュニアクリーンメイト」の活動についてご紹介します。
5年前から清水沼町内会では、夏冬休みや春休みなどの長期の休みを利用して、原町小学校の1年生から6年生、卒業した中学1年生と2年生の子どもたちが「ジュニアクリーンメイト」として、推進員の皆さんと一緒にごみ集積所排出実態調査を行っています。

今年は25名の子どもたちが活動したそうです。
3月26日(金)に、これまで「ジュニアクリーンメイト」として活動してきた6年生を送る会が清水沼会館でとり行われるということで、ちょこっとお邪魔してきました。

この活動を企画した同町内会推進員の櫻井さんのお話をみんな真剣に聞いています。

今回、参加できた6年生4名に、新6年生から記念品の贈呈です。
「6年間ありがとうございました!中学校に行っても頑張ってください!」

中身は何だろ~??と、みんな透かして見ています(笑)
名前入りのシャープペンだそうです。勉強がはかどりそうですね!
しかも、女の子には結婚で名字が変わることもあるからと、名前のみの刻印だそうです。
会場からは「気が早~い」などと声が上がっていましたが、長く使ってほしいという推進員の方々のお気持ちのこもった贈り物でした。

卒業生たちは「中学に行ってもこの活動は続けていきたいと思っているので、よろしくお願いします」と今後の意気込みを話していました。

さてさて本題へ。
ごみ集積所の実態調査を行った感想では「家庭ごみの中にプラごみが混ざっていたり、ペットボトルのラベルがついたままだったり、なかなか大きな変化は感じていないが、少しずつ効果は現れてきていると思う」と話していました。
そんな6年生のみなさんは、これまで実態調査のほかにも、啓発のポスターを作ったり、公園のごみ拾いなども行ってきたようで、一番多かったごみは「たばこの吸い殻」だそうです。
子どもたちの活動が近隣の方々にもっと知ってもらえれば、ポイ捨てしている大人たちの意識も変わるのではないでしょうか。

今回のジュニアクリーンメイトの中には、原町小学校の卒業生で、現在中学2年生の先輩も参加していました。
ジュニアクリーンメイトの活動は今年度で終わり。4月からは中学3年生になって勉強が忙しくなるため卒業するとの事でした。

先輩の通う中学校では、ボランティア活動をするとハンコがもらえる「ボランティアカード」というものがあるそうです。
とくべつに見せてもらいました。「活動日、場所、内容」を書いたらハンコがもらえるそうです。ハンコ集めたくなりますね~。

小学3年生の子は、「ごみ拾いするとお菓子や飲み物のごほうびがあるからうれしい!」と話していました。楽しみながらのごみ拾いって、やる気も出てとてもいいですね!

このような地域に根ざした環境保全活動は、子どもたちの活動によって大人の意識も変わっていくケースが多いので、これからも長く継続していってほしいと思いました。

「ジュニアクリーンメイト」の皆さん、1年間の活動ご苦労さまでした。
これからも、みんなで楽しく「きれいな町づくり」活動に取り組んでいってください。
応援しています!


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せんだい環境学習館 たまきさんサロン
平  日 10:00~20:30
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耳の記憶/音の記録~荒浜の宝を探して~

 2月28日(日)にせんだい環境学習館たまきさんサロンにて、「耳の記憶/音の記録~荒浜の宝を探して~」と題し、講座を開催しました。
「耳の記憶/音の記録」は、自然の中の音、日々の営みが紡ぐ音、生きものたちの鳴き声など、さまざまな「音」が織りなす世界を手掛かりに、次世代に残していきたい仙台の宝物(環境資源)について考える講座です。
今回の講座は、3回目の実施です。1回目は、令和元年6月8日(日)に海岸公園冒険広場にて、仙台市環境局が実施している「生物多様性保全推進事業」の一環として「音の記録/耳の記憶-未来の素敵な環境づくりの手がかりとしてー」を開催しました。2回目は、令和2年2月26日(日)に「耳の記憶/音の記録〜音からたどる海辺の暮らし〜」と題し、たまきさんサロンで開催しました。
1回目と2回目の講座の詳しい内容は、以下のリンクからご覧ください。

1回目:https://www.tamaki3.jp/blog/?p=26234

2回目:https://www.tamaki3.jp/blog/?p=28637

今回は、若林区荒浜地区での暮らしの中の「音」に注目し、実際に荒浜に暮らしていた方々のお話も伺いながら、考えていきたいと思います。
本日司会を務めていただいたのは、仙台市市民文化事業団の田澤紘子さんです。田澤さんは、平成30年までせんだい3.11メモリアル交流館に勤めておられました。まず初めに、田澤さんから荒浜地区について様々なお話を伺いました。

荒浜地区は「半農半漁」という言葉で表現されることが多いそうです。「半農半漁」とは半分農業で暮らしをたて半分漁業で暮らしをたてるという意味で、農業をできる平野部もあれば漁業をできる海もある、様々な自然の恵みがある地域であることを象徴する言葉であると言えます。

写真は「エグリガッコ」と呼ばれる和船で、何人もが力を合わせて海へと押し出している様子です。昭和37年(1962年)に撮影されたもので、当時このような光景がよく見られたそうです。

こちらは荒浜地区の写真です。震災前荒浜は「都会だった」と言われることもあるほど、住宅や商店なども多く仙台市の沿岸部の中では一番栄えた地域だったそうです。

看板には「歓迎深沼海水浴場」とあり、深い松林を抜けると海水浴を楽しむこともできました。

しかし、震災後は津波で松林も流され、ぽつぽつと残るだけになってしまいました。よく地元の方に「何にもなくなってしまった」という話を聞きますが、本当にそうなんでしょうか、皆さんにも今日考えてもらいたい、と田澤さんは話します。夏場歩くとハマナスが実をつけていたり、小さい松も育ってきています。深沼の海水浴場も活動によりきれいに保たれています。残された自然を、荒浜地区で見ることができます。

自然だけではありません。人の営みも戻ってきています。スケボーパークを作ったり、鉄工所ができたり。鉄工所は震災前からあったものではなく、震災前から鉄工所を営んでいた方が、自宅跡地にもう一回鉄工所を作ったそうです。このように、人の営みも戻ってきているのが、まもなく震災から10年を迎える荒浜地区の現状です。

これは、荒浜小に設置してある震災前の荒浜地区の模型です。多くの住宅があったことが見て取れます。これだけ多くの人の暮らしがあった地域の中で、これまで聞こえていた音、これから残していきたい音とは何なのか、後半はゲストで写真家の佐藤豊さん、音楽家の佐藤那美さん(お二人とも荒浜で暮らしていました)をお招きし、共有しながら、再びみなさんが荒浜に行くきっかけを作れれば良いですね。ここまで、田澤さんにお話しいただきました。
ここからは、福島大学の永幡幸司教授にそもそも「暮らしの中の音」や、「音を聞く」とはどういうことなのか、お話をしていただきます。

まず、「音」とは何なのでしょうか。
音には大きく分けて、2つの定義があります。1つ目が、「弾性波」という定義で、2つ目は、「音波によって引き起こされる聴覚的感覚」という定義です。
音の物理的なふるまいを研究する人たちにとっては、1つ目の「弾性波」という定義を使いますが、永幡先生のように騒音など音と人の関わりを研究する人にとっては、2つ目の定義を使用します。
なぜ二つの定義を用いるのか、簡単な例から紹介します。
「プーーーーーーー」永幡先生が音を流します。皆さん聞くことができました。これは、どちらの定義にとっても、音です。
これはどうでしょうか。「………」おや、何も聞こえません。実は、高い周波数の音が流れています。高校生、大学生くらいまでであれば聞こえるそうですが、大人には聞こえない音だそうです。この音は、1つ目の定義では音ですが、二つ目の定義には当てはまりません。
今日話したいのは2つ目の定義での、音です。
音を聞くうえで大事なのは、「誰が」聞いたのかもセットで考える必要があります。
先生は、音響学という分野の中の、騒音、さらにサウンドスケープという分野の研究者だそうです。「サウンドスケープ」とは、landscape(目で見える世界)という言葉をヒントにしたsound(音)+scape(~の眺め)から成り立つ造語で、「耳で聞こえる世界」という意味です。

研究者からすると、「サウンドスケープ」とは、音環境を、人(々)が自分(達)を取り巻く音の世界をどのように捉えているのかに着目している立場と説明できます。
話は少しそれますが、音の環境問題について考えてみましょう。仙台市が発行している、仙台市の環境現況と実施した施策をまとめた冊子には、「騒音」に関する項目が設けられています。騒音は、公害苦情の中でもかなりの割合を占めています。
でも、音は環境に負の影響を与えるだけなのでしょうか?先生は、音の研究者として、はっきり「ノー」と言いたいと話します。
環境庁(当時)が1996年に行った事業で、「残したい日本の音風景100選」というものがあります。これは、「全国各地で人々が地域のシンボルとして大切にし、将来に残していきたいと願っている音の聞こえる環境(音風景)を広く公募し、音環境を保全するうえで特に意義があると認められるもの」として選定されたものです。実は仙台市からも選ばれていて、「宮城野のスズムシ」や、「広瀬川のカジカガエル」が選定されています。鳴き声も実際に聞いてみました。とても美しいですね。
宮城野のスズムシは、「七振り鳴く」と説明されていますが、先生は最高で5回までしか聞いたことがないそうです。残念ながら現在仙台市内で野生のスズムシは絶滅してしまい、外で鳴いているスズムシがいたとすれば、それは放虫されたものです。
カジカガエルについては、町中で聞けるということがとても珍しく、仙台市のカジカガエルはとても貴重な環境資源といえるそうです。

仙台市の生物多様性保全推進事業では、仙台市にゆかりのあるカジカガエルやカッコウ、スズムシなどの奏でる音に着目した取り組みを行っています。音に着目するのは、とても良い取り組みではないかと先生は話します。でも、まだ不十分なところもあるとのではないかと話します。
例えば、仙台市や、荒浜、自分が住んでいる地域の「音の宝」と言われてすぐに答えられる人は、なかなかいないと思います。まだまだ人々の音に対する意識が向いていないという意味で、もう一段階頑張りたいとのことです。

2010年ころ、サウンドスケープ研究者の間で国際的に「From “Noise as Waste” to “Sound as a Resource”」という言葉が流行したそうです。これは、身の回りの音で「不要な音」である騒音だけに目を向けるのではなく、生活を彩る様々な音を「資源」だという目で見てみようという言葉です。日本の音風景100選や仙台市の生物多様性保全推進事業は好例として挙げられるのではとのことです。

ここでクイズです。荒浜の音はどれでしょう。3つの波音を聞いてみました。
3番目の音に手が多く上がりました。皆さん正解です。このような音も、資源になり得ます。

次に聞くのは…これは祭りのお囃子の音ですね。このような、地域文化に関する音も、資源になり得ます。

資源としての音になり得そうな音は、季節を告げる音、ある場所らしい音、地域文化が育んできた音など様々ありますが、いずれにも共通点があります。それは、「皆がよく知っている音である」「皆が好意的に思っている音である」ということです。今日は「荒浜で、そういう音って何だろう」と考えていきたいと先生は話します。

もしある音に対し皆が皆好意的でなくなると、近年あまり鳴らさなくなっている除夜の鐘のように、騒音問題となる可能性があります。そのため、資源としての音を守るためには、価値の共有を保ち続ける必要があります。そして、地域の環境資源を守るには、その価値を感じている人が周囲に伝え続けていく必要があります。

一方で音はすぐに消えてしまうため、「音を残す」ということはとても難しいことであると言えます。
荒浜は、現在跡地利活用事業で急激に変わりつつあります。
「荒浜で聞こえる音の宝ってどんな音?」「これからも荒浜で聞き続けたい音は?」「昔、荒浜で聞いた音で復活させたい音は?」このようなことを考えながら管理しないと、音は消えてしまいます。消えてしまうということは、宝がなくなってしまうことを意味します。それを防ぐために、みんなで荒浜の宝を探そうというのがやりたいことです。

今日は実際に荒浜に暮らしていた、海辺の図書館の専属カメラマンである佐藤豊さん、音楽家の佐藤那美さんにも来てもらって、耳の記憶に頼りながらこれからも聞き続けたい音の宝とはなんだろうかということを議論していきたいと思います。
ここまで永幡先生にお話しいただきました。ここからは、佐藤豊さん、佐藤那美さんにも参加いただき、お話を伺いたいと思います。
まずお話を伺うのは、昭和12年生まれの佐藤豊さんです。佐藤豊さんは、深沼海水浴場のそばにある「海辺の図書館」を活動拠点にしながら、さまざまな荒浜の光景を写真に収めたり、集めたりしています。

これは豊さんが撮影した荒浜の写真です。テトラポットがあると、波がぶつかり荒々しい音が聞こえるそうですが、豊さんが小さかった頃は、テトラポットはなく砂浜だったそうで、今ほど大きな波音はしなかったそうです。

これは震災後の荒浜の様子です。撮影されたのは2011年の5月頃で、震災直後はがれきしかなかった荒浜に緑が復活したのを見たとき、自然の強さを実感したそうです。

これは貞山堀の写真で、荒浜を象徴する風景です。荒浜では、昔から灯篭流しが行われてきました。震災後も1回も休むことなく続いているそうです。

この写真は、どういった理由で選ばれたのでしょうか。
今回永幡先生から音の思い出、宝と言われたときに、荒浜の音と言えば初めは波の音しか思い浮かばなかったが、井戸ポンプを思い出したとのことです。井戸ポンプは使うときに「ガッチャン」と音が出るため、「ガッチャンポンプ」と豊さんは呼んでいたそうです。この井戸を見るたび、音が思い浮かんできたそうです。たまたま荒浜でこのポンプを見つけ、うれしくなって撮影したそうです。去年からこのポンプはなくなり、井戸だけになっているそうですが、別の場所に2か所設置され、豊さんにとって思い出のポンプの姿は、まだ残っているそうです。

最後にこちらの写真です。豊さんは、音のない風景も好きとのことで、しんしんとしたとても静かな時に飛行機雲が表れ、その瞬間を良いなと感じ、この写真を撮ったそうです。
田澤さんは、自分のような外部の人から見ると、荒浜の音と言えば荒々しい波の音という印象ですが、豊さんにとってはいつも聞いていたために音としての認識がなかったというのも印象的で、また音のない風景も好きというのが荒浜に暮らしてきた豊さんらしい視点だと思う、と話しました。
続いてここからは、佐藤那美さんのお話を伺います。
佐藤那美さんは、1990年生まれ、荒浜で育ちました。荒浜には、6つの地区があり、その中でも80年代にできた新興住宅街の、新町で育ったそうです。

会場では佐藤那美さんが作った曲を流しながらお話しいただいています。曲は、「Arahama」というタイトルで、2017年、荒浜の海岸で震災後初めての海開きが行われた時の音を録音し、その音を使って作った曲だそうです。

豊さんの時代は今と違い、お金で何でも買えるような時代ではなく、今よりも環境と生活がとても密接で、「盆踊りの音」「ガッチャンポンプの音」などいろいろな音が存在していたのではないかと話します。那美さんが荒浜に育ったころに覚えている音は「消防団の火の用心の音」「小学校の鐘の音」「キジの鳴き声」などで、今では失われた音もあります。
次に聞く曲は、三本塚でずんだ餅を作っている時の音を散りばめた曲です。ぽんぽんとずんだもちをつくときのすりこぎの音がたくさん使用され、作っているときの人の声も入っています。
このように、音楽を作って今ある音に価値をつけたり、記録するということは、違う国の誰かやここにいない誰かにも聞いてもらい、価値のあるものだと認識してもらうこともできるため、とても意味があることなのではないかと話します。そして、価値のある音を記録できるように頑張りたいと締めくくってくださいました。
ここからは田澤さんから、永幡先生、佐藤豊さん、佐藤那美さんの3人にお話を伺っていきます。
ある意味よそものである永幡先生にとって、荒浜の一番印象に残っている音は何なのでしょうか。永幡先生にとっては、荒浜の荒波の音だそうです。先生が録音した音も聞いていただきました。またキジも印象的で、キジの鳴き声の後になかなか録音できない羽を打つ音を録音できたことがとてもうれしく、荒浜と言えばキジというイメージができたそうです。灯篭流しでの念仏の音も印象的で、若い人は歌えない念仏を、どうにか後世に残していきたいとのことです。荒浜の風景が変わりつつある中、このような音をどうやって残していくかが今問われているのではないかと永幡先生は話します。
どんづきの音のお話を、佐藤豊さんからお話しいただきました。どんづきとは地ならしの意味で、昔は丸太を滑車につなぎ、地面に落として地ならしをしていたそうです。その時にみなで歌を歌って、力を合わせていたそうです。ただ今はその歌を覚えていないそうです。
田澤さんは、現在はみなで力を合わせるという場面が少なくなったたため、作業歌自体が失われていると話します。昔は田植えをするときにも歌を歌っていたり、冒頭に登場したエグリガッコでも歌を歌っていたのではないかとのことです。
佐藤那美さんは、音楽の起源は生活から出てきた音や、自然の音を真似したところから生まれたという説もあり、作業歌が生まれたことはとても自然なことなのではないかと話します。
最後に田澤さんは、今日のテーマは「荒浜の宝を探して」ですが、目に見えなくなってしまった宝があるということを考えさせられる一方、話を聞くことによって残せる宝もたくさんあり、ぜひ荒浜を訪れて色々な宝を見つけてほしいと締めくくりました。
今日の講座では、鳴り砂の体験コーナーも用意されました。用意してくださったのは、仙台湾鳴り砂探究会代表の早川さんです。早川さんは、主に仙台湾を中心に鳴り砂の調査をされています。

私も実際に体験してみました。ぐい飲みに砂を入れ、乾電池で砂を押します。すると、きゅっきゅっと音が鳴りました。日本各地の鳴り砂の中でも、日本海側の砂は比較的よく鳴るそうで、荒波で砂が磨かれることが理由だそうです。
荒浜の砂も震災の後は全く鳴らなかったそうですが、震災後時間がたち、鳴るようになってきたそうです。防潮堤がない場所とある場所では鳴き方が違い、防潮堤がない場所の方が、波によく洗われるため、よく鳴くそうです。また季節では、夏よりも冬の方がよく鳴くそうで、夏は日焼け止めの油によって砂が汚れてしまうからだそうです。環境を守ることの大切さがよく分かりますね。

「耳の記憶/音の記録」は今後も実施予定ですので、ぜひまた参加してみてくださいね!

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せんだい環境学習館 たまきさんサロンの休館延長について

せんだい環境学習館たまきさんサロンでは,新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため,下記のとおり全館休館を延長いたします。

休館期間  令和3年3月26日(金) から 令和3年5月6日(木) まで
[従前の休館期間:令和3年3月26日(金) から 令和3年4月12日(月)]

休止内容  
〇上記休止期間中は,セミナースペース,サロンスペースの利用及び図書の貸し出しは休止します 。
〇現在,貸し出し中の図書については,返却期限を利用再開まで延長します 。

ご迷惑をおかけして申し訳ありませんが、何卒ご理解を賜りますようお願いいたします。

*今後の状況により,内容を変更する場合があります。
*小型家電回収ボックスのご利用は,月曜日~金曜日(祝休日除く)の10時から16時30分までとなります。

-お問い合わせ- 
仙台市環境局 環境共生課 
Tel 022-214-0007
(平日 8:30~17:15)

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「杜の都を潤した水の道“四ツ谷用水”を知ろう!」【サロン講座】 

たまきさんサロンスタッフです。
3月21日(日)、「杜の都を潤した水の道“四ツ谷用水”を知ろう!」と題し、講師には「四ツ谷の水を街並みに!」市民の会の副会長である村上英寛氏をお迎えし “四ツ谷用水”の歴史や環境面での役割について学ぶサロン講座を開催しました。
今日は会場での参加に加え、オンラインで参加された方もいらっしゃいます。

最初に村上さんから「四ツ谷の水を街並みに!」市民の会等での活動をしている中で発見したことなどをお話しいただきました。

前半はスライドで現在の“四ツ谷用水”の姿について、
後半は、村上さんが現地をまわり撮影された360°カメラの映像を使ったVR映像の活用等についての紹介をいただきました。

こちらは講座内でVR画像を紹介している一部です。

YouTubeでは「四ツ谷用水高速VR」や「仙臺仮想街歩」と検索されるとご覧いただけるそうです。
映像は早送りで四ツ谷用水の流れに沿って景色が進んでいきます。実際に歩くと感じにくいですが、地形のうねりや高低差がわかりやすいとのことでした。

【“四ツ谷用水”とは?】
仙台のまちは河岸段丘のため高低差があり、かつては湧き水や沼地、湿地、荒れ地が多かったと言われています。
四ツ谷用水はそういったところに城下町を建設するために作られた用水路で、本流が広瀬川から梅田川に通じ、3本の支流と多くの枝流があり、城下をくまなく流れていました。
明治以降には、上下水道の整備により生活用水としての利用は減少し、次第に暗渠化が進みました。
特に昭和以降には、車社会の到来で水路に蓋がされることにより、地上から姿を消す部分が多くなりました。 現在では、本流が宮城県の工業用水道(暗渠)として使用されているだけで、その他の支流は暗渠化されているか埋められています。

【四ツ谷用水の概要】
元禄時代には完成したと言われています。水路の総延長は44㎞。平均勾配は3.8パーミル。

【四ツ谷用水の目的】
生活用水全般、産業用水、農業用水、消火用水、夏場の暑さ対策や粉塵対策のための打ち水、湿地用水、雨水排水、融雪溝、家畜のための水、さらに梅田川の水運にも活用されました。

【四ツ谷用水の今】
たくさんのスライドで現在や過去の姿などを教えていただきました。
その一部をご紹介します。※クリックすると拡大されます。

【四ツ谷用水がもたらした効果】
広瀬川と梅田川がつながったことにより水量の増加につながり、城下町の水のネットワークが築かれました。
また、“四ツ谷用水”の水の一部は地下に染み出し砂礫層を涵養し地下ダム化したため、浅い井戸でも水が得られ、屋敷林を繁茂させ、「杜の都」の原点となりました。現在は“四ツ谷用水”の水路がコンクリートで埋められ塞がったため地下水の水位が下がってしまっていると言われています。

【四ツ谷用水 今後に向けて】
ヒートアイランドの抑制や打ち水での利用の他、防災・減災面で、非常時の家庭排水としての活用や、集中豪雨での雨水排水、消火用水としての活用など、法律面で課題はありますが、様々な活用方法があると考えています。また、教育面では親水公園の設置や子どもたちへの水育など、水に対しての意識を水の都、杜の都仙台として都市ブランディングを発信するきっかけに活用できるのではないか、とのことでした。

今回の講座ではたくさんの資料や画像を用意していただき”四ツ谷用水“の歴史と魅力を再認識させていただきました。

村上英寛さん、サロン講座に参加されたみなさま、ありがとうございました。

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せんだい環境学習館 たまきさんサロン
平 日 10:00~20:30
土日祝 10:00~17:00
休館日 月曜(月曜が休日の場合は、その翌日)祝日の翌日・年末年始
3月26日(金)から4月12日(月)まで休館
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せんだい環境学習館 たまきさんサロンの休館について

せんだい環境学習館たまきさんサロンでは,新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため,下記のとおり利用を全館休止します。

休止期間  令和3年3月26日(金) から 令和3年4月12日(月) まで

休止内容  
〇上記休止期間中は,セミナースペース,サロンスペースの利用及び図書の貸し出しは休止します 。
〇現在,貸し出し中の図書については,返却期限を利用再開まで延長します 。

ご迷惑をおかけして申し訳ありませんが、何卒ご理解を賜りますようお願いいたします。

*今後の状況により,内容を変更する場合があります。
*小型家電回収ボックスのご利用は,月曜日~金曜日(祝休日除く)の10時から16時30分までとなります。

-お問い合わせ- 
仙台市環境局 環境共生課 
Tel 022-214-0007
(平日 8:30~17:15)

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新着図書のご案内です。

たまきさんサロンスタッフです。
暖かい日が多くなってきました。春ですね。

3月20日は祝日「春分の日」。
太陽が真東から昇り、真西に沈む日で、昼と夜がほぼ同じ長さになることからも大きな節目とされる二十四節気(にじゅうしせっき)の「春分」です。
「自然をたたえ、生物をいつくしむ」を趣旨として国民の祝日に制定されたそうです。

「春分の日」と言えば「お彼岸」、そして「ぼたもち」。
以前にスライムよりゆるーい「おもち」をついてしまった経歴を持つスタッフです。
もち米を炊く水加減は、もち米カップ一杯(1合)に対し、1:0.9~1の150~180cc位が良いそうです。
春の柔らかい日差しと風を楽しみながら、読書…おやつに「おはぎ」・・・いかがでしょうか。

それでは、新着図書のご案内です。

・「ライオンになるには」(BL出版 エド・ヴィアー/きたむらさとし)
・「山のおふろ」(徳間書店 村上康成)
・「くらべてびっくり!やばい進化のいきもの図鑑」(世界文化社 今泉忠明/内山大助/あべたみお)
・「絶滅危惧種救出裁判ファイル(「もしも?」の図鑑)」(実業之日本社 大渕希郷)
・「けものが街にやってくる 人口減少社会と野生動物がもたらす災害リスク」(地人書館 羽澄俊裕)
・「動物警察24時」(光文社 新堂冬樹)
・「飼いならす 世界を変えた10種の動植物」(明石書店 アリス・ロバーツ/斉藤隆央)
・「山と獣と肉と皮と」(亜紀書房 繁延あづさ)
・「メディカルハーブ検定テキスト 公式テキスト」(池田書店 日本メディカルハーブ協会)
・「住まいの解剖図巻 心地よい住宅を設計する仕組み」(エクスナレッジ 増田奏)
・「できるかな?人体おもしろチャレンジ 新発見!人間の脳・神経・反射のはなし」(えほんの杜 坂井建雄)
・「感染症の日本史」(文藝春秋 磯田道史)
・「レスキューナースが教える新型コロナ×防災マニュアル コロナ渦で災害が起きても生き抜く!」(扶桑社 辻直美)
・「災害を知る 学校では教えてくれない大切なこと」(旺文社 オオタヤスシ)
・「語り継ぐ震災の記憶DVD付(DVD:朗読劇「語り継ぐ震災の記憶})」(仙台市若林区中央市民センター)

図書は、おひとり3冊まで2週間借りることが出来ます。
お子さんも楽しく読める本がたくさんあります。
貸出カード作成時には身分証明書が必要となります。
二回目以降は貸出カードをご提示のうえ、貸出票に必要事項をご記入ください。

【ご利用にあたってのお願い】
○セミナースペースご利用の際は、定員の半数程度でご利用いただき、利用者同士の距離を確保するなど、感染予防対策をとりながらご利用ください。
○館内での飲食はお控えください。水分補給は構いません。
○マスク着用や入り口での手指消毒、咳エチケットなどにご協力をお願いします。
〇換気のため出入口ドアと窓を開放しております。暖かい格好でご来館ください。
○サロンスペースの机・椅子は当面の間利用休止とさせていただきます。


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せんだい環境学習館 たまきさんサロン
平  日 10:00~20:30
土日祝  10:00~17:00
休館日  月曜(月曜が休日の場合は、その翌日)祝日の翌日・年末年始
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ヤマネコ店長のGreenな日常 ベゴニアの花〈1〉

昨年の8月29日(土)に開催したサロン講座「泥のリサイクル~お花を植える土に変えよう~」の時に植えたベゴニアの花が、まだ咲いています。
こんな寒い時期でも、暖かい屋内だと咲き続けてくれます。

学名: Begonia 熱帯~亜熱帯原産
科名 / 属名 : シュウカイドウ科 / シュウカイドウ属
品種:「ベゴニア・センパフローレンス(Begonia Semperflorens)」
和名「四季咲きベゴニア・八重咲」 
特徴: 原種を交配し、数千種の品種がつくられた。共通する特徴は、葉の形が左右非対称で少しゆがんだ形。一つの株に形の違う雄花と雌花がそれぞれ咲く。
開花時期:1年中(特に春~秋) 常緑性で開花期が長いのが特徴。
生育適温:18〜20℃

ベゴニアの苗:8月末

6ヶ月目です! 3株まとめて植えています

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せんだい環境学習館 たまきさんサロン
平 日 10:00~20:30
土日祝 10:00~17:00
休館日 月曜(月曜が休日の場合は、その翌日)祝日の翌日・年末年始
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カテゴリー: Greenな日常, 日々の話, たまきさんブログ | ヤマネコ店長のGreenな日常 ベゴニアの花〈1〉 はコメントを受け付けていません

新着図書のご案内です。

たまきさんサロンスタッフです。
少しずつ日が長くなってきました。もうすぐ「ひなまつり」です。
そろそろ飾られたおうちもあるのではないでしょうか。

3月3日頃はまだ、桃の花は咲いていません…なぜ、「桃の節句」なのでしょう?
3月3日は旧暦では4月の初め頃、その頃は桃の花の季節です。
そして、桃には、百歳(ももとせ)まで生きられるようにという不老長寿の願いも込められていて、邪気をはらう力があるといわれていました。
なんと、鬼退治に行くのが「桃太郎」なのもそのためなのだとか。

「上巳の節句」に邪気を払う目的で「人形(ひとがた)」に災厄を移して海や川に流した行事と、平安時代に始まる「お人形遊び(ひいな遊び)」とが、長い間に結びついたものが現在の「ひなまつり」になり、「桃の節句」と呼ばれるようになったのだそうです。

それでは、新着図書のご案内です。

・「うまれかわったヘラジカさん」(クレヨンハウス ニコラス・オールドランド/落合恵子)
・「うみどりの島」(偕成社 寺沢孝毅/あべ弘士)
・「信じられない現実のうんこ科学図鑑」(東京書籍 DK社/増田まもる/瀧下哉代)
・「みずをくむプリンセス」(さ・え・ら書房 スーザン・ヴァーデ/ピーター・H ・レイノルズ他)
・「クジラが歩いていたころ 動物たちのおどろくべき進化の旅」(化学同人 ドゥーガル・ディクソン/ハンナ・ベイリー他)
・「少年と犬」(文藝春秋 馳星周)
・「罠ガール5」(KADOKAWA 緑山のぶひろ)
・「面白くて眠れなくなる植物学」(PHP研究所 稲垣栄洋)
・「木のストロー」(扶桑社 アキュラホーム 西口 彩乃)
・「ひと目でわかる地球環境のしくみとはたらき図鑑」(創元社 トニー・ジュニパー/赤羽真紀子/大河内直彦他)
・「ドラえもん探求ワールド 自然の脅威と防災」(小学館 藤子・F・不二雄/藤子プロ/静岡大学防災総合センター)
・「レスキューナースが教えるプチプラ防災」(扶桑社 辻直美)
・「水都東京 地形と歴史で読みとく下町・山の手・郊外」(筑摩書房 陣内秀信)
・「鬼踊れ!! 1」(芳文社 篠原ウミハル)
・「しかけ絵本 飛び出す、ときめく、遊ぶ、楽しむ」(平凡社 別冊太陽編集部)

図書は、おひとり3冊まで2週間借りることが出来ます。
お子さんも楽しく読める本がたくさんあります。
貸出カード作成時には身分証明書が必要となります。
二回目以降は貸出カードをご提示のうえ、貸出票に必要事項をご記入ください。

【ご利用にあたってのお願い】
○セミナースペースご利用の際は、定員の半数程度でご利用いただき、利用者同士の距離を確保するなど、感染予防対策をとりながらご利用ください。
○館内での飲食はお控えください。水分補給は構いません。
○マスク着用や入り口での手指消毒、咳エチケットなどにご協力をお願いします。
〇換気のため出入口ドアと窓を開放しております。暖かい格好でご来館ください。
○サロンスペースの机・椅子は当面の間利用休止とさせていただきます。


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せんだい環境学習館 たまきさんサロン
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土日祝 10:00~17:00
休館日 月曜(月曜が休日の場合は、その翌日)祝日の翌日・年末年始
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「冬の星を探してみよう!」【サロン講座】 

たまきさんサロンスタッフです。
1月23日(土)に「冬の星を探してみよう!」と題してサロン講座を開催しました!
「天文ボランティア うちゅうせん」で代表を務めていらっしゃる永井 秀男さんを講師にお迎えして、星や星座についてのお話、国際宇宙ステーション(ISS)や距離のお話、光害についてなど、様々なことを教えていただきました。

昨年に引き続き、今年も屋内での座学の後に、天体望遠鏡を使っての野外観察を予定していたのですが、あいにくの空模様。雨こそ降らなかったものの、空は雲が一面に広がり、雲の切れ間すら見当たらず・・・。
スタッフも楽しみにしていただけにちょっと残念ではありましたが、近頃ではきれいに見られることの方が少ないそう。次回に期待したいと思います!

というわけで、まずは地球のお話から!

地球の大きさは直径12,700㎞。
そしてこの地球の周り、地上から400㎞の上空を人工衛星や国際宇宙ステーション(ISS)が毎日ぐるぐるとまわっています。400㎞という距離、30cm地球儀で考えてみると、その表面からは大体8mm。本当に地表のすぐのところをまわっていることになります。わずか90分で地球を一周し、1日24時間では16回にもなるそうです。

ISSは時々、仙台の上空を飛んでいることもあるようで、インターネットで検索すると大体の日時を知ることが出来るそうです。
タイミングがうまく合えば肉眼でも見ることが出来るようですよ!

そして地球の周りにはお月様もまわっています。
私たちが写真や映像で目にしている丸い地球の姿。実はこれも人工衛星からは撮ることが出来ず、月のようにかなり離れた場所から撮られたものを見ています。
そんな月ですが、大きさは地球の4分の1弱しかなく、地球から38万㎞離れたところを27.3日かけて1周しています。
地球自体も太陽の周りをまわっているので、満月から次の満月までは29.5日。
この満月から満月を暦としていたものが旧暦(太陰暦)とされているものなんだとか。

38万㎞と言われても、どのくらい離れているか想像がつかずよくわかりませんよね?
柄杓を月に見立てて、地球儀からどのくらい離れているか参加者の皆さんにも予想してみてもらいましたが、やはり皆さんも難しそうでした。

実際は、地球儀の縮尺で考えても、その距離なんと9m。
地球に1番近い天体であるはずの月ですが、1秒で30万㎞進むことが出来る光の速さでも1.3秒かかります。
また、月は楕円の軌道で地球の周りをまわっている為、より近いところをまわっているときは満月も大きく見えるスーパームーンに、より遠いところをまわっていると、その分より小さく見えるためにマイクロムーンに、といった感じで距離によって見かけの大きさが変わることで、満月自体の大きさにも違いがあるそうです。

さて、ここで「プレアデスの7人姉妹」という星座物語のお話。

このお話は、オリオン座とプレアデス星団に関するお話です。

お話ではプレアデスの7人姉妹となっていますが、実際のプレアデス星団には6星しかありません。それは7人姉妹のうちの一人が、戦いの末に焼け落ちてしまったお城を見て、悲しみのあまり流れ星となり、自らの姿を隠してしまったから。そして、残された6人もそのことを悲しんでばかりいたために、星の光も少し青みがかっているのだと言われているそうです。

プレアデス星団は「すばる」としても代表的ですが、漢字では「統」と表され、「すべる」が「すばる」へと変化したと言われています。「統」は平安時代から使われていたことばなんだそう。

実際に地球から肉眼で見ることの出来る太陽系惑星は、土星までの5惑星(水星・金星・火星・木星・土星)だけ。天王星や海王星は、肉眼では見えずとも、天体望遠鏡を使うことで見ることが出来るというのに対して、2006年に惑星から「準惑星」へと分類が変更された冥王星は、かなり大きな天体望遠鏡を使っても写真にしか写ることがないそうです。

太陽系惑星の位置関係を考える際、距離感を分かりやすくするため、青葉山のたまさきさんサロンを太陽の位置とすると、地球は大体青葉通り一番町付近に位置していることになり、火星はさらに少し離れた榴ヶ岡公園に。土星からはついに県境を越え、お隣山形県の山寺まで。冥王星に至ってはこれまたお隣、福島県の白河市まで行くそうです。

スタッフ自身はあまり福島県に行ったことがないのですが、海王星までの距離が福島県郡山市までだと考えると、そのさらに外側をまわる冥王星がいかに太陽から、また地球から遠い場所にあるのか、身をもってわかるような気がします。

星にはそれぞれ光の見えやすさによって最大光度(等級)が定められています。
惑星は太陽の光を受けて光っていますが、星は自分自身で光を放っています。
太陽を除いた世界中で、最も明るい星とされているおおいぬ座の「シリウス」のように、1等星と呼ばれている星は、世界中でも21個。星座は世界共通で88個あります。
仙台ではその内、1年を通して春に3個、夏に4個、秋に1個、そして冬に最も多い7個の計15個の1等星を見ることが出来ます。残りの6個は、残念ながら日本ではごく南の地域以外では見ることが出来ません。

1等星の「シリウス」は夜空でみられる星の中でも地球から1番近い星ですが、それでも距離にして8.6光年、光の速さでも8年以上かかる計算です。
星座物語に出てくるオリオン座は1等星の星を2つ持っています。
ひとつの星座で2つの1等星を持っているのは全部で三つ、仙台で見ることが出来る星座は、このオリオン座だけです。他の二つはケンタウルス座と南十字座で、南半球の星座です。

今回はここで2つ目の星座物語「オリオンとサソリ」

オリオンによってサソリがつぶされてしまったこと、サソリの毒によってオリオンも倒れてしまったことを知った女神さまは驚き、かわいそうに思いそれぞれを星座に変えてあげたのだといいます。

星となったオリオンとサソリですが、実際には星同士が180度離れているため、オリオン座とさそり座が同じ季節に見えることはないそうです。

「冬の大三角形」として、おおいぬ座のシリウスやこいぬ座のプロキオンとともに形作っているオリオン座のペテルギウスは赤く光る1等星ですが、いつ爆発してもおかしくないと言われています。
なぜなら、普段私たちが見ている星の光はいま現在光っているものではく、何年も何百年も前の昔の光だからです。

ペテルギウスは地球から700光年先にある星なので、仮にいま爆発をして、夜空から消えてしまっても、そのことが実際に分かるようになるのは、700年後の未来で見る星空でのことなのです。
いまは冬の夜空でも見つけやすく、代表的な冬の星座とされているオリオン座も、もしかすると700年後の未来では見られなくなっている部分があるかもしれませんね。

星や星座だけではなく、宇宙のお話についても少し。
最近、宇宙へと打ち上げられ、日本人宇宙飛行士の野口さんも搭乗していた「クルードラゴン」のコックピットはみな、ボタンやレバー操作からタッチパネル式に変っているそうです。
野口さん曰く、黒電話からスマートフォンへ変わったくらいに違いがあるそう。

また、ロシアやアメリカ、ヨーロッパと共同運航しているISSへ物資や食料などを運ぶ役目を担っている、日本の「こうのとり」。一度に6トンもの荷物を運ぶことが出来るそうですが、その一方で帰り道では逆にISSで出たゴミでいっぱいとなり、そのゴミもろとも大気圏で燃えつきてしまうのだとか。今まで9回の打ち上げすべてで成功しているそうですが、1回の打ち上げにかかる費用はなんと300億円。宇宙服は1着20億円、船外用の手袋だけでも200万円はするそうで、これもなんともすごい金額・・。

現在も2年に1度、宇宙飛行士の募集をしているそうなので、気になる方はぜひ調べて見てください!

最後に光害のお話。

光害(こうがい・ひかりがい)とは過剰または不要な光による光害のこと。
夜空が明るくなることで、天体観測での障害が起きる場合や、生態系を混乱させる場合もあり、エネルギーの無駄の一因にもなるなど、様々な影響があるそう。
その中でも、高度な工業化が進み、人口が集中している大都市が多い、アメリカやヨーロッパ、日本などで特に深刻だと言われています。

宇宙から撮られた衛星写真を見てみても、やはり大都市といわれているような都市部のあたりで明るく、光っているようにも見えています。夜の日本列島も例外ではありません。

街が発展し、経済的にも工業化が進むことはいいことですが、今までたくさんの星を見ることが出来ていた場所が、街の明かりが増えたことによって見ることの出来る星の数も減ってしまい、蛍などの生き物にとっては求愛行動すらも難しくなってしまうこともある。そう考えると何とも複雑な気持ちがしました。いかにムダな明かりを少なくできるか、空に向けずに明かりをつけることが出来るかが大事なのだなと思います。

講座の最後に質問コーナーを設けたところ、以下のような質問もありましたよ!
Q「星は重いの?」
→ものすごく重い。(地球に対して太陽は109倍の大きさがあり、重さは33万3000倍にもなります。)

Q「星は全部でいくつある?」
→ものすごく多い。しいて言うなら、肉眼で見ることが出来る限界の6等星までで8600個。そのうち夜に見られるのは半分の4300個だが、一晩で見られるのはせいぜい3000個くらい。(地球も属する天の川銀河で2000億個以上。その他にもたくさんの銀河があり、大宇宙はいまも膨張中。)

悪天候ではありましたが、1人もかけることなく皆さんに参加していただけました。
ぜひ、天気のいい日には寒さ対策をしっかりとした上で、教わったことを思い出しながら星空を眺めてもらえたらなと思います。
講師をしてくださいました、天文ボランティアうちゅうせんの永井さん、お手伝いいただきました近藤さん、ご参加いただいた皆さんありがとうございました!

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