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川には魅力がたくさん!~川に棲む生きものを通して川の環境を知ろう~【サロン講座】

たまきさんサロンスタッフです。
8月9日(休・月)は宮城教育大学 棟方 有宗准教授を講師にお迎えして、「川には魅力がたくさん!~川に棲む生きものを通して川の環境を知ろう~」と題したサロン講座を開催しました。

東京都多摩地域出身の棟方先生は8歳の頃、父親に連れられ多摩川にオイカワを釣りに行ったことをきっかけに釣り好きとなり、その後中学生・高校生と成長するにつれ川だけでは飽き足らず、休日には釣りのために遠出をするほど、ひたすら釣りにのめりこむ生活を送っていたそうです。

そんな中、17歳の時に「回遊魚の生物学」という本に図書館で出会います。 釣りのことばかりを考え生活していたために、周囲からも心配をされていたそうですが、学問として勉強することで心置きなく釣りもできるようになるのでは、との思いから18歳の時に魚の研究者を志したとのことでした。

その後大学院へと進み、日光にある研究所で大型のマスの研究を始められ、先生ご自身の釣る魚も巨大化していきます。アメリカのオレゴン州立大学へと留学されていた際、初めてキングサーモンを釣りあげた時は、現地の日本人の仲間たちとパーティーを開いてもなお、有り余るほどのいくら三昧の日々を経験されたそうです。

30歳で仙台へと来られてからは宮城教育大学にて、サケ・マスの生態調査や研究をはじめ、それらの魚のすみかでもある河川保全に関する取り組みなどでも、ご活躍され続けています。

今回は、そんな棟方先生に川に棲む生きものや、川釣りなどについて教えていただきました。

仙台を流れる広瀬川は全長45km。途中で名取川と合流し、閖上から海へと流れ出ています。通常、川が海に流れ出るまでは、いくつもの市町村を跨いでいることが多いそうですが、広瀬川のように川の水源から河口までがほぼ同じ市内で完結するといったような川はあまりないそうです。 そんな広瀬川ですが、数え方や季節によって違いはあるものの、少なくとも50種類の魚が生息し、上流・中流・下流と場所によって棲む魚の種類も異なります。

上流域ではイワナが生息しています。小魚などを食べる肉食で神経質な性格、サケの仲間だそうです。
霊屋橋付近を流れる中流域ではアユ、アブラハヤやウグイが生息しています。

アユは背びれの他にアブラヒレを一つ持っています。これはサケの仲間の特徴で、サケの仲間であると同時に、イワナの仲間でもあるということにもなります。また、アユは唇で川底の藻をガリガリと食べるので、藻の匂いが身体へとうつり、実際に手に取ってみるとスイカやキュウリの匂いがするそうです。
その一方で、アブラハヤやウグイは雑食で背びれのみなので、こちらはコイの仲間になるそうです。

名取川と合流する下流域にはナマズやフナ、オイカワなどが生息しています。

オイカワについては、元々仙台に生息していたわけではなく、仙台以外の地域から入ってきたため、国内外来種と言われているそうです。考えられる要因の一つとしては、過去、琵琶湖からアユが仙台にやってきた際、その中にオイカワもまぎれて一緒にやってきたのでは・・というお話でした。

後半は実際の釣りの仕方や釣り竿のお話、仕掛けの作り方などについてです。
仙台で出来る釣りには「餌釣り」「擬餌針釣り」「おとり釣り」などがありますが、それぞれ使う道具も異なります。

今回は、その中でも比較的簡単にはじめることの出来る「のべ竿釣り」の仕掛けの作り方について教わりました。 
竿に針を繋ぐための基本的な結び方を二つ、実際の釣り糸を使って練習してみました。どちらも少々難しそうではありましたが、一度覚えてしまえば簡単に出来るようになるそうです。

棟方先生の研究室では、魚を守るための取り組みについても活動しておられ、植松 康成さんと伊藤 峻さんからもそれぞれお話をしていただきました。

植松さんからは「減った魚を増やすには」というお話で、魚を増やすためには、①環境をよくする(魚道を作る)②魚を捕る量を減らす(ルールを作る)③魚を放すなどがあり、サケの放流自体は100年前から行われているにも関わらず、実はほとんど増えていないのだそうです。

なぜ放流しているにも関わらず、増えていないのか?その原因としては様々考えられるものの、餌や棲みかの問題、交配によって泳ぐ力が弱まってしまうことがあるということでした。
放流は魚の数を増やすために必要なことである一方、むやみに行ってしまうと魚に悪い影響を与えてしまう。放流をするときは、棟方先生のような専門家に相談してほしいということでした。

伊藤さんからは「サケにやさしい川づくりについて」というお話で、今の広瀬川はサケにとってやさしい川とも、そうでないとも言えない環境にあるといいます。その要因としては、サケのような通し回遊魚は河川横断工作物と言われるダムや堰があることによって、川と海との行き来がしづらくなってしまうからとのことでした。

人々の生活には恩恵のあるものですが、魚たちにとっては障害物以外の何物でもありません。
魚道があれば、河川横断工作物があっても、乗り越えていきやすくなるため、サケなどの魚に限らず、ヤマメの稚魚や成魚にとっても海と川の行き来がしやすくなり、大きな魚も来やすくなります。広瀬川にもいくつか設置されてはいるものの、その設置には様々な課題があり、まだまだ難しいということでした。

最後に、棟方先生から「釣り人は川の環境の番人である」というお話もありましたが、豊かな川があってこそ「釣り」を楽しむことができる。その豊かな川や魚たちを守るためには、放流や魚道の必要性、魚たちにとっても良い環境になるように人も努力しなければいけないなと改めて感じました。

今回の講座を通して、広瀬川に限らず、身近な川について知るきっかけとなれば、嬉しい限りです。
棟方先生、植松さん、伊藤さん、参加してくださった皆さんありがとうございました。

紹介しきれなかった講座の様子です。※クリックすると拡大されます。


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せんだい環境学習館 たまきさんサロン
平 日 10:00~20:30
土日祝 10:00~17:00
休館日 月曜(月曜が休日の場合は、その翌日)祝日の翌日・年末年始
8月29日(日)は臨時休館です。
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「夏休みエナジーカフェ 太陽光発電システムを作ってみよう!」【サロン講座】

たまきさんサロンスタッフです。
NPO法人環境エネルギー技術研究所の早川昌子さんをお迎えして、7月31日に「夏休みエナジーカフェ 太陽光発電システムを作ってみよう!」と題したサロン講座を開催しました。
実際にミニ太陽光発電システムのキットを組み立て、太陽光が電気エネルギーに変換されることを体験しました。
また、再生可能エネルギーの高効率利用の重要性や、SDGsとの関わりについて学びました。

まず、早川さんから「電気のしくみ」について、簡単に教えていただきました。

電気には直流と交流があり、発電所から家庭のコンセントまで送られて来ているのが交流電気(AC)です。
スマートフォンなどは直流電気(DC)を使っています。
家庭のコンセントとパソコンやスマートフォンとの間に、ACアダプターという機器をつないで充電などを行っているはずですが、これはこの機器を通すことによって電線で送られてくる交流電気を直流電気に変換しているわけです。
ただ、交流から直流に変換する時には、「変換ロス」というものが生じます。これは、熱などの形で逃げてしまいます。

そこで、太陽光発電などの再生可能エネルギーで作った直流電気を、そのまま使えるようにするエネルギーの高効率利用ということが注目されています。

それでは、早速「太陽光発電パネル」キットを使って組み立て開始です!

普段、私たちが当たり前のように使っている電気ですが、世界全体では電力を使えない暮らしをしている人が、まだ7億8900万人もいて、太陽光や風力などの再生可能エネルギーが占める割合は、まだ17.5%程度なのです。
SDGsの中でとりあげられている「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」という目標は、これからみんなで考えていかなければならない大きな環境問題のひとつであることがわかりました。
今回の講座で、規模は小さいながら家庭でも太陽光から電気をつくれるということを学んだことで、身近なところから地球全体のことを考えていく一つのきっかけになったのではないでしょうか。

講師の早川さん、ご参加いただいた皆さん、本日はありがとうございました。

紹介しきれなかった講座の様子です。
※クリックすると拡大されます。


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平 日 10:00~20:30
土日祝 10:00~17:00
休館日 月曜(月曜が休日の場合は、その翌日)祝日の翌日・年末年始
8月8日(日)及び8月29日(日)は臨時休館です。
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「森へいこう♪自然っておもしろい!」【サロン講座】

たまきさんサロンスタッフです。
7月24日(土)は、たまきさんサロンのご近所の【青葉の森緑地】を会場に、レンジャーの鈴木さんと高松さんに引率をしていただきサロン講座「森へいこう♪自然っておもしろい!」を開催しました。

森の中を散策して、「みて」「きいて」「かいで」「さわって」自然と戯れてきました。
散策中の注意事項や望遠鏡やミルビン(観察カップ)、虫メガネの使い方などを教えてもらい、出発です。

晴天、気温は27℃、湿度が約80%とこれから暑くなってきそうです。
集合した部屋の前には森が広がり、目の前にはクルミの実がたわわになっています。

おっ!リスが!
お食事中でした。

食事中のリスに出会えることは、とても珍しいことだそうです。幸運でした。

暑い日差しは森の木々がさえぎってくれます。
上の方で風が木々を揺らして葉擦れの音がします。
せせらぎの水音が聞こえてきます。
ウグイスやセミも鳴いています。

せせらぎにはアメンボやカエルもいました。
セミの抜け殻もたくさん見つけました。
いろいろな虫にも出会えました。

【青葉の森緑地】のモミの葉の香り、森の香りもお土産です。

参加された保護者の方からも、大変気持ちよかった。
自然と触れ合うとても良い機会だった。
自然最高です。
とのご感想をいただきました。

自然っておもしろいです。

紹介しきれなかった講座の様子です。
※クリックすると拡大されます。

【青葉の森緑地】レンジャーの鈴木さん高松さん、ご参加頂いた皆さま、ありがとうございました。


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「仙台七夕の由来と再生紙~8万羽の折り鶴のゆくえ~」【サロン講座】

たまきさんサロンスタッフです。 7月4日(土)のサロン講座は、サロン講座「仙台七夕の由来と再生紙~8万羽の折り鶴のゆくえ~」を開催しました。

仙台七夕飾りを手掛けておられる創業明治16年の鳴海屋紙商事株式会社の営業部長 鳴海 幸一郎さんにお越しいただき、「七夕とは・・・。仙台七夕とは・・・。七夕とリサイクルとは・・・。」をお話しいただきました。
【ミニ七夕飾り】も行いました。

「この七つ飾りには、大人の長寿や子の健やかな成長を願い、食べ物や道具に感謝をし、自分が手にしたものには責任をもって最後まで使い切ることで無駄遣いを防ぎ、そういった日々を送ることで巾着(お財布)が膨らんでくる。
七夕さんの行程を経ていくことで願いや想いやモノが循環しているのではないか」と鳴海さんはおっしゃいます。

仙台七夕は、七つ飾りと呼ばれる装飾で飾られます。
七つ飾りとは、
一つ、吹き流し
二つ、折り鶴
三つ、短冊
四つ、紙の着物
五つ、投網
六つ、屑かご
七つ、巾着です。

仙台七夕の飾りつけや撤去の様子も教えていただきました。
そして撤去された七夕飾りを支えた竹は分別しお焚き上げや焼却の際の燃料となります。

ひとつの短冊に書かれた願いごとがきっかけで、仙台市立の小中学校に通う児童生徒による故郷復興プロジェクトの折り鶴も「再生紙」に生まれ変わることになったそうです。
8万羽の祈りを子どもたちに返したいとの思いから活動が始まりました。

子どもたちが祈りを込めた88,000羽の折り鶴が仙台七夕で祭られ、その後、たくさんの子どもたちや裏方さんの手で分別され「再生紙」となって生まれ変わり、再び子どもたちのもとへ卒業証書や入学要覧、卒業要覧、通信簿などに形を変えて戻っていくのです。

一枚たりとも同じ柄はありません。
お土産をいただきました。

最後に鳴海さんは、
「東北六県で唯一、動かない祭りです。なにも言葉を発しない七夕飾りが訴えていること、作り手の想い、七つ飾りに込められた物語、解釈を進めていくと、雨の日の七夕の見方もおもしろいものに変わってくるのではないでしょうか。
若者達が自分の出身校の短冊を探している姿、幼い子を肩車して見せている姿を見るにつけ、この8万羽の飾りは、子ども達、おうちの方、教育機関の方々の力が人々を仙台七夕に戻したのではないか。
【伝説の飾り】だと思っています。」と、締めくくられました。

紹介しきれなかった講座の様子です。
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鳴海 幸一郎さん、ご参加頂いた皆さま、ありがとうございました。


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「廃泥土のリサイクル~お花を植える土に変えよう~」【サロン講座】

たまきさんサロンスタッフです。
6/26(土)に「廃泥土のリサイクル~お花を植える土に変えよう~」と題してサロン講座を開催しました。
講師には東北大学大学院環境科学研究科 高橋 弘 教授をお迎えして、「泥土」を「園芸用の土」としてリサイクルする方法や、その活用方法を、土づくり体験なども交えながら教えていただきました。

泥土は、通常産業廃棄物(ゴミ)として最終処分場に捨てられています。
大量の「ゴミ」として捨てられている泥土ですが、私たちの生活とは切っても切れない関係性にあります。
それは普段、私たちが家庭や学校などで日常的に飲んでいる「水」。
川や湖などの原水から浄水場で安全な水へと作り変える過程で取り除かれた、小さな土砂や浮遊物などが「浄水発生土」と呼ばれる泥土です。

浄水場で1年間に発生する浄水発生土を家のお風呂に入れると、宮城県の分だけで約26,000個必要となり、全国だと約100万個も必要になるそうです。
この大量に発生する浄水発生土も、ただ捨てるのではなく、工夫することで「園芸用の土」としてリサイクルすることが出来ます。
リサイクルされた土は、建物の屋上緑化工事や、地滑り防止などを目的とした工事に使用されています。

今回は、殺菌と乾燥を目的とした天日乾燥の作業が難しいため、高橋先生にご用意いただいた、摸擬の浄水発生土とキットを使用して「園芸用の土」へと作り変える一連の流れを体験しました。

泥土のリサイクルは、まず水分の多い泥土に、細かくした古紙を混ぜます。
泥土と古紙が混ざったら、そこに「魔法の粉」を入れてさらに混ぜます。
作業中、土に粘り気がでてきて重くなり、混ぜるのにも一苦労といった様子は中々大変そうでしたが、一通りの作業を終えて、完成した土がこちら。
日々草を植え替えてみましたよ!

一見パサパサしているように見えますが、作業の途中で加えた魔法の粉のおかげで、たくさんの水が蓄えられていて、絞ると水が出てきます。
ちなみにこの魔法の粉について、子供たちからは塩?砂糖?片栗粉?のり?など様々な予想が上がりましたが、その正体はおむつに使われている吸水ポリマーでした!

浄水場で発生する泥土だけでなく、津波が川に残していった土砂などの泥土も「園芸用の土」をはじめ、様々な場所で利用されています。
河岸や海岸、遊水地の堤防造成などに使われるほか、仙台市地下鉄東西線の開削工事の際に出た泥土は、リサイクルされた後、秋保の道路拡張工事で使われたそうです。

泥土のリサイクルには古紙などのパルプを混ぜていますが、実はパルプを入れることで、堤防などがより頑丈になる効果もあるそうです。
パルプ(繊維)を入れて強くするこのアイデア、実は日本の伝統的な手法でもある土壁が原点なのだということも教えていただきました。
土壁はパルプではなく稲わらと土を混ぜて使われていますが、東南アジアなど稲作が盛んな国々でもこの手法は使いやすいということで、この手法は、高橋先生の研究室で学んだ留学生の方々によって、それぞれの母国にも、人々を災害から守れるように、広げられていっているそうです。
子供たちにも、古紙が混ざっている土と混ざっていない土の切りくらべを実際に体感してもらいましたが、やはり、古紙が混ざった土の方が切りにくいと感じていたようです。

ここでご紹介しきれていない、「園芸用の土」へ作り変える体験中の様子などを一挙にお見せします。

今回の講座を通して、「ゴミ」として捨てられてしまうようなものでも、使い方しだいで新たに生まれ変わり、資源として再び使うことが出来るということを教わりました。
ヘドロや泥に対してのイメージが少しでも変わるきっかけとなっていたら嬉しいです。

高橋先生、お手伝いいただいた、佐藤さん、中尾さん、ご参加いただいた皆さんありがとうございました。

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「草原であそぼう~♪自然っておもしろい!」【サロン講座】

たまきさんサロンスタッフです。
5月29日(土)のサロン講座は、たまきさんサロンのご近所の【青葉の森緑地】からレンジャーの鈴木さんと高松さんにお越しいただき、たまきさんサロンの周辺を散策しながら草や花や木々や虫たちなどの生きものたち、自然との親しみかたや楽しみかたのヒントを教えていただきました。

散策中などに 危険と言われる「スズメバチ」や「野生生物」と出会ってしまった場合は、大きな声を出したり、走ったりせず、そっとその場を離れることが大事だということを覚えておいて欲しいとのことでした。
「私たち人間」も「野生動物」が怖いですが、「野生動物」たちも「人間」が怖いのです。
大騒ぎしないで周りを注意して歩くなどの出会わないようする工夫が必要なのですね。

散策スタート。
ミルビン(観察カップ)と虫メガネを持って出発です。
出発前に雨が一時、降りましたがすぐに晴れ、気温は22℃、自然観察を楽しむには絶好の空模様となりました。

「この虫はなに?」「この花の名前は?」レンジャーさんに教えてもらいながら散策しました。
【青葉の森緑地】レンジャーさんも携帯用の図鑑を持っています。調べながら散策するとどんどん興味がわいてきます。

ウグイスやキジの鳴き声も聞こえてきます。

キノコ」も発見しました。

でも、毒が無いかどうかがはっきりとわからないため、触りません。
「キノコ」は触っただけで危険なものもあります。

まだまだ、観察したりない~・・・虫をもっと捕まえたい~…という気持ちを残しつつ、たまきさんサロンへ戻った後は、散策で持ち帰った葉っぱやお花でしおりをつくりました。
青葉の森のモミの葉の香り、森の香りもお土産です。

参加された親御さんから『10分程度で通り過ぎてしまう道でもよく見れば、すべてに名前があり、それを知ることで、物の見方が変わることを感じた』とのご感想をいただきました。

自然っておもしろいです。

紹介しきれなかった講座の様子です。
※クリックすると拡大されます。

【青葉の森緑地】レンジャーの鈴木さん高松さん、ご参加頂いた皆さま、ありがとうございました。


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せんだい環境学習館 たまきさんサロン
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休館日 月曜(月曜が休日の場合は、その翌日)祝日の翌日・年末年始
3月26日(金)から4月12日(月)まで休館
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耳の記憶/音の記録~荒浜の宝を探して~

 2月28日(日)にせんだい環境学習館たまきさんサロンにて、「耳の記憶/音の記録~荒浜の宝を探して~」と題し、講座を開催しました。
「耳の記憶/音の記録」は、自然の中の音、日々の営みが紡ぐ音、生きものたちの鳴き声など、さまざまな「音」が織りなす世界を手掛かりに、次世代に残していきたい仙台の宝物(環境資源)について考える講座です。
今回の講座は、3回目の実施です。1回目は、令和元年6月8日(日)に海岸公園冒険広場にて、仙台市環境局が実施している「生物多様性保全推進事業」の一環として「音の記録/耳の記憶-未来の素敵な環境づくりの手がかりとしてー」を開催しました。2回目は、令和2年2月26日(日)に「耳の記憶/音の記録〜音からたどる海辺の暮らし〜」と題し、たまきさんサロンで開催しました。
1回目と2回目の講座の詳しい内容は、以下のリンクからご覧ください。

1回目:https://www.tamaki3.jp/blog/?p=26234

2回目:https://www.tamaki3.jp/blog/?p=28637

今回は、若林区荒浜地区での暮らしの中の「音」に注目し、実際に荒浜に暮らしていた方々のお話も伺いながら、考えていきたいと思います。
本日司会を務めていただいたのは、仙台市市民文化事業団の田澤紘子さんです。田澤さんは、平成30年までせんだい3.11メモリアル交流館に勤めておられました。まず初めに、田澤さんから荒浜地区について様々なお話を伺いました。

荒浜地区は「半農半漁」という言葉で表現されることが多いそうです。「半農半漁」とは半分農業で暮らしをたて半分漁業で暮らしをたてるという意味で、農業をできる平野部もあれば漁業をできる海もある、様々な自然の恵みがある地域であることを象徴する言葉であると言えます。

写真は「エグリガッコ」と呼ばれる和船で、何人もが力を合わせて海へと押し出している様子です。昭和37年(1962年)に撮影されたもので、当時このような光景がよく見られたそうです。

こちらは荒浜地区の写真です。震災前荒浜は「都会だった」と言われることもあるほど、住宅や商店なども多く仙台市の沿岸部の中では一番栄えた地域だったそうです。

看板には「歓迎深沼海水浴場」とあり、深い松林を抜けると海水浴を楽しむこともできました。

しかし、震災後は津波で松林も流され、ぽつぽつと残るだけになってしまいました。よく地元の方に「何にもなくなってしまった」という話を聞きますが、本当にそうなんでしょうか、皆さんにも今日考えてもらいたい、と田澤さんは話します。夏場歩くとハマナスが実をつけていたり、小さい松も育ってきています。深沼の海水浴場も活動によりきれいに保たれています。残された自然を、荒浜地区で見ることができます。

自然だけではありません。人の営みも戻ってきています。スケボーパークを作ったり、鉄工所ができたり。鉄工所は震災前からあったものではなく、震災前から鉄工所を営んでいた方が、自宅跡地にもう一回鉄工所を作ったそうです。このように、人の営みも戻ってきているのが、まもなく震災から10年を迎える荒浜地区の現状です。

これは、荒浜小に設置してある震災前の荒浜地区の模型です。多くの住宅があったことが見て取れます。これだけ多くの人の暮らしがあった地域の中で、これまで聞こえていた音、これから残していきたい音とは何なのか、後半はゲストで写真家の佐藤豊さん、音楽家の佐藤那美さん(お二人とも荒浜で暮らしていました)をお招きし、共有しながら、再びみなさんが荒浜に行くきっかけを作れれば良いですね。ここまで、田澤さんにお話しいただきました。
ここからは、福島大学の永幡幸司教授にそもそも「暮らしの中の音」や、「音を聞く」とはどういうことなのか、お話をしていただきます。

まず、「音」とは何なのでしょうか。
音には大きく分けて、2つの定義があります。1つ目が、「弾性波」という定義で、2つ目は、「音波によって引き起こされる聴覚的感覚」という定義です。
音の物理的なふるまいを研究する人たちにとっては、1つ目の「弾性波」という定義を使いますが、永幡先生のように騒音など音と人の関わりを研究する人にとっては、2つ目の定義を使用します。
なぜ二つの定義を用いるのか、簡単な例から紹介します。
「プーーーーーーー」永幡先生が音を流します。皆さん聞くことができました。これは、どちらの定義にとっても、音です。
これはどうでしょうか。「………」おや、何も聞こえません。実は、高い周波数の音が流れています。高校生、大学生くらいまでであれば聞こえるそうですが、大人には聞こえない音だそうです。この音は、1つ目の定義では音ですが、二つ目の定義には当てはまりません。
今日話したいのは2つ目の定義での、音です。
音を聞くうえで大事なのは、「誰が」聞いたのかもセットで考える必要があります。
先生は、音響学という分野の中の、騒音、さらにサウンドスケープという分野の研究者だそうです。「サウンドスケープ」とは、landscape(目で見える世界)という言葉をヒントにしたsound(音)+scape(~の眺め)から成り立つ造語で、「耳で聞こえる世界」という意味です。

研究者からすると、「サウンドスケープ」とは、音環境を、人(々)が自分(達)を取り巻く音の世界をどのように捉えているのかに着目している立場と説明できます。
話は少しそれますが、音の環境問題について考えてみましょう。仙台市が発行している、仙台市の環境現況と実施した施策をまとめた冊子には、「騒音」に関する項目が設けられています。騒音は、公害苦情の中でもかなりの割合を占めています。
でも、音は環境に負の影響を与えるだけなのでしょうか?先生は、音の研究者として、はっきり「ノー」と言いたいと話します。
環境庁(当時)が1996年に行った事業で、「残したい日本の音風景100選」というものがあります。これは、「全国各地で人々が地域のシンボルとして大切にし、将来に残していきたいと願っている音の聞こえる環境(音風景)を広く公募し、音環境を保全するうえで特に意義があると認められるもの」として選定されたものです。実は仙台市からも選ばれていて、「宮城野のスズムシ」や、「広瀬川のカジカガエル」が選定されています。鳴き声も実際に聞いてみました。とても美しいですね。
宮城野のスズムシは、「七振り鳴く」と説明されていますが、先生は最高で5回までしか聞いたことがないそうです。残念ながら現在仙台市内で野生のスズムシは絶滅してしまい、外で鳴いているスズムシがいたとすれば、それは放虫されたものです。
カジカガエルについては、町中で聞けるということがとても珍しく、仙台市のカジカガエルはとても貴重な環境資源といえるそうです。

仙台市の生物多様性保全推進事業では、仙台市にゆかりのあるカジカガエルやカッコウ、スズムシなどの奏でる音に着目した取り組みを行っています。音に着目するのは、とても良い取り組みではないかと先生は話します。でも、まだ不十分なところもあるとのではないかと話します。
例えば、仙台市や、荒浜、自分が住んでいる地域の「音の宝」と言われてすぐに答えられる人は、なかなかいないと思います。まだまだ人々の音に対する意識が向いていないという意味で、もう一段階頑張りたいとのことです。

2010年ころ、サウンドスケープ研究者の間で国際的に「From “Noise as Waste” to “Sound as a Resource”」という言葉が流行したそうです。これは、身の回りの音で「不要な音」である騒音だけに目を向けるのではなく、生活を彩る様々な音を「資源」だという目で見てみようという言葉です。日本の音風景100選や仙台市の生物多様性保全推進事業は好例として挙げられるのではとのことです。

ここでクイズです。荒浜の音はどれでしょう。3つの波音を聞いてみました。
3番目の音に手が多く上がりました。皆さん正解です。このような音も、資源になり得ます。

次に聞くのは…これは祭りのお囃子の音ですね。このような、地域文化に関する音も、資源になり得ます。

資源としての音になり得そうな音は、季節を告げる音、ある場所らしい音、地域文化が育んできた音など様々ありますが、いずれにも共通点があります。それは、「皆がよく知っている音である」「皆が好意的に思っている音である」ということです。今日は「荒浜で、そういう音って何だろう」と考えていきたいと先生は話します。

もしある音に対し皆が皆好意的でなくなると、近年あまり鳴らさなくなっている除夜の鐘のように、騒音問題となる可能性があります。そのため、資源としての音を守るためには、価値の共有を保ち続ける必要があります。そして、地域の環境資源を守るには、その価値を感じている人が周囲に伝え続けていく必要があります。

一方で音はすぐに消えてしまうため、「音を残す」ということはとても難しいことであると言えます。
荒浜は、現在跡地利活用事業で急激に変わりつつあります。
「荒浜で聞こえる音の宝ってどんな音?」「これからも荒浜で聞き続けたい音は?」「昔、荒浜で聞いた音で復活させたい音は?」このようなことを考えながら管理しないと、音は消えてしまいます。消えてしまうということは、宝がなくなってしまうことを意味します。それを防ぐために、みんなで荒浜の宝を探そうというのがやりたいことです。

今日は実際に荒浜に暮らしていた、海辺の図書館の専属カメラマンである佐藤豊さん、音楽家の佐藤那美さんにも来てもらって、耳の記憶に頼りながらこれからも聞き続けたい音の宝とはなんだろうかということを議論していきたいと思います。
ここまで永幡先生にお話しいただきました。ここからは、佐藤豊さん、佐藤那美さんにも参加いただき、お話を伺いたいと思います。
まずお話を伺うのは、昭和12年生まれの佐藤豊さんです。佐藤豊さんは、深沼海水浴場のそばにある「海辺の図書館」を活動拠点にしながら、さまざまな荒浜の光景を写真に収めたり、集めたりしています。

これは豊さんが撮影した荒浜の写真です。テトラポットがあると、波がぶつかり荒々しい音が聞こえるそうですが、豊さんが小さかった頃は、テトラポットはなく砂浜だったそうで、今ほど大きな波音はしなかったそうです。

これは震災後の荒浜の様子です。撮影されたのは2011年の5月頃で、震災直後はがれきしかなかった荒浜に緑が復活したのを見たとき、自然の強さを実感したそうです。

これは貞山堀の写真で、荒浜を象徴する風景です。荒浜では、昔から灯篭流しが行われてきました。震災後も1回も休むことなく続いているそうです。

この写真は、どういった理由で選ばれたのでしょうか。
今回永幡先生から音の思い出、宝と言われたときに、荒浜の音と言えば初めは波の音しか思い浮かばなかったが、井戸ポンプを思い出したとのことです。井戸ポンプは使うときに「ガッチャン」と音が出るため、「ガッチャンポンプ」と豊さんは呼んでいたそうです。この井戸を見るたび、音が思い浮かんできたそうです。たまたま荒浜でこのポンプを見つけ、うれしくなって撮影したそうです。去年からこのポンプはなくなり、井戸だけになっているそうですが、別の場所に2か所設置され、豊さんにとって思い出のポンプの姿は、まだ残っているそうです。

最後にこちらの写真です。豊さんは、音のない風景も好きとのことで、しんしんとしたとても静かな時に飛行機雲が表れ、その瞬間を良いなと感じ、この写真を撮ったそうです。
田澤さんは、自分のような外部の人から見ると、荒浜の音と言えば荒々しい波の音という印象ですが、豊さんにとってはいつも聞いていたために音としての認識がなかったというのも印象的で、また音のない風景も好きというのが荒浜に暮らしてきた豊さんらしい視点だと思う、と話しました。
続いてここからは、佐藤那美さんのお話を伺います。
佐藤那美さんは、1990年生まれ、荒浜で育ちました。荒浜には、6つの地区があり、その中でも80年代にできた新興住宅街の、新町で育ったそうです。

会場では佐藤那美さんが作った曲を流しながらお話しいただいています。曲は、「Arahama」というタイトルで、2017年、荒浜の海岸で震災後初めての海開きが行われた時の音を録音し、その音を使って作った曲だそうです。

豊さんの時代は今と違い、お金で何でも買えるような時代ではなく、今よりも環境と生活がとても密接で、「盆踊りの音」「ガッチャンポンプの音」などいろいろな音が存在していたのではないかと話します。那美さんが荒浜に育ったころに覚えている音は「消防団の火の用心の音」「小学校の鐘の音」「キジの鳴き声」などで、今では失われた音もあります。
次に聞く曲は、三本塚でずんだ餅を作っている時の音を散りばめた曲です。ぽんぽんとずんだもちをつくときのすりこぎの音がたくさん使用され、作っているときの人の声も入っています。
このように、音楽を作って今ある音に価値をつけたり、記録するということは、違う国の誰かやここにいない誰かにも聞いてもらい、価値のあるものだと認識してもらうこともできるため、とても意味があることなのではないかと話します。そして、価値のある音を記録できるように頑張りたいと締めくくってくださいました。
ここからは田澤さんから、永幡先生、佐藤豊さん、佐藤那美さんの3人にお話を伺っていきます。
ある意味よそものである永幡先生にとって、荒浜の一番印象に残っている音は何なのでしょうか。永幡先生にとっては、荒浜の荒波の音だそうです。先生が録音した音も聞いていただきました。またキジも印象的で、キジの鳴き声の後になかなか録音できない羽を打つ音を録音できたことがとてもうれしく、荒浜と言えばキジというイメージができたそうです。灯篭流しでの念仏の音も印象的で、若い人は歌えない念仏を、どうにか後世に残していきたいとのことです。荒浜の風景が変わりつつある中、このような音をどうやって残していくかが今問われているのではないかと永幡先生は話します。
どんづきの音のお話を、佐藤豊さんからお話しいただきました。どんづきとは地ならしの意味で、昔は丸太を滑車につなぎ、地面に落として地ならしをしていたそうです。その時にみなで歌を歌って、力を合わせていたそうです。ただ今はその歌を覚えていないそうです。
田澤さんは、現在はみなで力を合わせるという場面が少なくなったたため、作業歌自体が失われていると話します。昔は田植えをするときにも歌を歌っていたり、冒頭に登場したエグリガッコでも歌を歌っていたのではないかとのことです。
佐藤那美さんは、音楽の起源は生活から出てきた音や、自然の音を真似したところから生まれたという説もあり、作業歌が生まれたことはとても自然なことなのではないかと話します。
最後に田澤さんは、今日のテーマは「荒浜の宝を探して」ですが、目に見えなくなってしまった宝があるということを考えさせられる一方、話を聞くことによって残せる宝もたくさんあり、ぜひ荒浜を訪れて色々な宝を見つけてほしいと締めくくりました。
今日の講座では、鳴り砂の体験コーナーも用意されました。用意してくださったのは、仙台湾鳴り砂探究会代表の早川さんです。早川さんは、主に仙台湾を中心に鳴り砂の調査をされています。

私も実際に体験してみました。ぐい飲みに砂を入れ、乾電池で砂を押します。すると、きゅっきゅっと音が鳴りました。日本各地の鳴り砂の中でも、日本海側の砂は比較的よく鳴るそうで、荒波で砂が磨かれることが理由だそうです。
荒浜の砂も震災の後は全く鳴らなかったそうですが、震災後時間がたち、鳴るようになってきたそうです。防潮堤がない場所とある場所では鳴き方が違い、防潮堤がない場所の方が、波によく洗われるため、よく鳴くそうです。また季節では、夏よりも冬の方がよく鳴くそうで、夏は日焼け止めの油によって砂が汚れてしまうからだそうです。環境を守ることの大切さがよく分かりますね。

「耳の記憶/音の記録」は今後も実施予定ですので、ぜひまた参加してみてくださいね!

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「杜の都を潤した水の道“四ツ谷用水”を知ろう!」【サロン講座】 

たまきさんサロンスタッフです。
3月21日(日)、「杜の都を潤した水の道“四ツ谷用水”を知ろう!」と題し、講師には「四ツ谷の水を街並みに!」市民の会の副会長である村上英寛氏をお迎えし “四ツ谷用水”の歴史や環境面での役割について学ぶサロン講座を開催しました。
今日は会場での参加に加え、オンラインで参加された方もいらっしゃいます。

最初に村上さんから「四ツ谷の水を街並みに!」市民の会等での活動をしている中で発見したことなどをお話しいただきました。

前半はスライドで現在の“四ツ谷用水”の姿について、
後半は、村上さんが現地をまわり撮影された360°カメラの映像を使ったVR映像の活用等についての紹介をいただきました。

こちらは講座内でVR画像を紹介している一部です。

YouTubeでは「四ツ谷用水高速VR」や「仙臺仮想街歩」と検索されるとご覧いただけるそうです。
映像は早送りで四ツ谷用水の流れに沿って景色が進んでいきます。実際に歩くと感じにくいですが、地形のうねりや高低差がわかりやすいとのことでした。

【“四ツ谷用水”とは?】
仙台のまちは河岸段丘のため高低差があり、かつては湧き水や沼地、湿地、荒れ地が多かったと言われています。
四ツ谷用水はそういったところに城下町を建設するために作られた用水路で、本流が広瀬川から梅田川に通じ、3本の支流と多くの枝流があり、城下をくまなく流れていました。
明治以降には、上下水道の整備により生活用水としての利用は減少し、次第に暗渠化が進みました。
特に昭和以降には、車社会の到来で水路に蓋がされることにより、地上から姿を消す部分が多くなりました。 現在では、本流が宮城県の工業用水道(暗渠)として使用されているだけで、その他の支流は暗渠化されているか埋められています。

【四ツ谷用水の概要】
元禄時代には完成したと言われています。水路の総延長は44㎞。平均勾配は3.8パーミル。

【四ツ谷用水の目的】
生活用水全般、産業用水、農業用水、消火用水、夏場の暑さ対策や粉塵対策のための打ち水、湿地用水、雨水排水、融雪溝、家畜のための水、さらに梅田川の水運にも活用されました。

【四ツ谷用水の今】
たくさんのスライドで現在や過去の姿などを教えていただきました。
その一部をご紹介します。※クリックすると拡大されます。

【四ツ谷用水がもたらした効果】
広瀬川と梅田川がつながったことにより水量の増加につながり、城下町の水のネットワークが築かれました。
また、“四ツ谷用水”の水の一部は地下に染み出し砂礫層を涵養し地下ダム化したため、浅い井戸でも水が得られ、屋敷林を繁茂させ、「杜の都」の原点となりました。現在は“四ツ谷用水”の水路がコンクリートで埋められ塞がったため地下水の水位が下がってしまっていると言われています。

【四ツ谷用水 今後に向けて】
ヒートアイランドの抑制や打ち水での利用の他、防災・減災面で、非常時の家庭排水としての活用や、集中豪雨での雨水排水、消火用水としての活用など、法律面で課題はありますが、様々な活用方法があると考えています。また、教育面では親水公園の設置や子どもたちへの水育など、水に対しての意識を水の都、杜の都仙台として都市ブランディングを発信するきっかけに活用できるのではないか、とのことでした。

今回の講座ではたくさんの資料や画像を用意していただき”四ツ谷用水“の歴史と魅力を再認識させていただきました。

村上英寛さん、サロン講座に参加されたみなさま、ありがとうございました。

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せんだい環境学習館 たまきさんサロン
平 日 10:00~20:30
土日祝 10:00~17:00
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「冬の星を探してみよう!」【サロン講座】 

たまきさんサロンスタッフです。
1月23日(土)に「冬の星を探してみよう!」と題してサロン講座を開催しました!
「天文ボランティア うちゅうせん」で代表を務めていらっしゃる永井 秀男さんを講師にお迎えして、星や星座についてのお話、国際宇宙ステーション(ISS)や距離のお話、光害についてなど、様々なことを教えていただきました。

昨年に引き続き、今年も屋内での座学の後に、天体望遠鏡を使っての野外観察を予定していたのですが、あいにくの空模様。雨こそ降らなかったものの、空は雲が一面に広がり、雲の切れ間すら見当たらず・・・。
スタッフも楽しみにしていただけにちょっと残念ではありましたが、近頃ではきれいに見られることの方が少ないそう。次回に期待したいと思います!

というわけで、まずは地球のお話から!

地球の大きさは直径12,700㎞。
そしてこの地球の周り、地上から400㎞の上空を人工衛星や国際宇宙ステーション(ISS)が毎日ぐるぐるとまわっています。400㎞という距離、30cm地球儀で考えてみると、その表面からは大体8mm。本当に地表のすぐのところをまわっていることになります。わずか90分で地球を一周し、1日24時間では16回にもなるそうです。

ISSは時々、仙台の上空を飛んでいることもあるようで、インターネットで検索すると大体の日時を知ることが出来るそうです。
タイミングがうまく合えば肉眼でも見ることが出来るようですよ!

そして地球の周りにはお月様もまわっています。
私たちが写真や映像で目にしている丸い地球の姿。実はこれも人工衛星からは撮ることが出来ず、月のようにかなり離れた場所から撮られたものを見ています。
そんな月ですが、大きさは地球の4分の1弱しかなく、地球から38万㎞離れたところを27.3日かけて1周しています。
地球自体も太陽の周りをまわっているので、満月から次の満月までは29.5日。
この満月から満月を暦としていたものが旧暦(太陰暦)とされているものなんだとか。

38万㎞と言われても、どのくらい離れているか想像がつかずよくわかりませんよね?
柄杓を月に見立てて、地球儀からどのくらい離れているか参加者の皆さんにも予想してみてもらいましたが、やはり皆さんも難しそうでした。

実際は、地球儀の縮尺で考えても、その距離なんと9m。
地球に1番近い天体であるはずの月ですが、1秒で30万㎞進むことが出来る光の速さでも1.3秒かかります。
また、月は楕円の軌道で地球の周りをまわっている為、より近いところをまわっているときは満月も大きく見えるスーパームーンに、より遠いところをまわっていると、その分より小さく見えるためにマイクロムーンに、といった感じで距離によって見かけの大きさが変わることで、満月自体の大きさにも違いがあるそうです。

さて、ここで「プレアデスの7人姉妹」という星座物語のお話。

このお話は、オリオン座とプレアデス星団に関するお話です。

お話ではプレアデスの7人姉妹となっていますが、実際のプレアデス星団には6星しかありません。それは7人姉妹のうちの一人が、戦いの末に焼け落ちてしまったお城を見て、悲しみのあまり流れ星となり、自らの姿を隠してしまったから。そして、残された6人もそのことを悲しんでばかりいたために、星の光も少し青みがかっているのだと言われているそうです。

プレアデス星団は「すばる」としても代表的ですが、漢字では「統」と表され、「すべる」が「すばる」へと変化したと言われています。「統」は平安時代から使われていたことばなんだそう。

実際に地球から肉眼で見ることの出来る太陽系惑星は、土星までの5惑星(水星・金星・火星・木星・土星)だけ。天王星や海王星は、肉眼では見えずとも、天体望遠鏡を使うことで見ることが出来るというのに対して、2006年に惑星から「準惑星」へと分類が変更された冥王星は、かなり大きな天体望遠鏡を使っても写真にしか写ることがないそうです。

太陽系惑星の位置関係を考える際、距離感を分かりやすくするため、青葉山のたまさきさんサロンを太陽の位置とすると、地球は大体青葉通り一番町付近に位置していることになり、火星はさらに少し離れた榴ヶ岡公園に。土星からはついに県境を越え、お隣山形県の山寺まで。冥王星に至ってはこれまたお隣、福島県の白河市まで行くそうです。

スタッフ自身はあまり福島県に行ったことがないのですが、海王星までの距離が福島県郡山市までだと考えると、そのさらに外側をまわる冥王星がいかに太陽から、また地球から遠い場所にあるのか、身をもってわかるような気がします。

星にはそれぞれ光の見えやすさによって最大光度(等級)が定められています。
惑星は太陽の光を受けて光っていますが、星は自分自身で光を放っています。
太陽を除いた世界中で、最も明るい星とされているおおいぬ座の「シリウス」のように、1等星と呼ばれている星は、世界中でも21個。星座は世界共通で88個あります。
仙台ではその内、1年を通して春に3個、夏に4個、秋に1個、そして冬に最も多い7個の計15個の1等星を見ることが出来ます。残りの6個は、残念ながら日本ではごく南の地域以外では見ることが出来ません。

1等星の「シリウス」は夜空でみられる星の中でも地球から1番近い星ですが、それでも距離にして8.6光年、光の速さでも8年以上かかる計算です。
星座物語に出てくるオリオン座は1等星の星を2つ持っています。
ひとつの星座で2つの1等星を持っているのは全部で三つ、仙台で見ることが出来る星座は、このオリオン座だけです。他の二つはケンタウルス座と南十字座で、南半球の星座です。

今回はここで2つ目の星座物語「オリオンとサソリ」

オリオンによってサソリがつぶされてしまったこと、サソリの毒によってオリオンも倒れてしまったことを知った女神さまは驚き、かわいそうに思いそれぞれを星座に変えてあげたのだといいます。

星となったオリオンとサソリですが、実際には星同士が180度離れているため、オリオン座とさそり座が同じ季節に見えることはないそうです。

「冬の大三角形」として、おおいぬ座のシリウスやこいぬ座のプロキオンとともに形作っているオリオン座のペテルギウスは赤く光る1等星ですが、いつ爆発してもおかしくないと言われています。
なぜなら、普段私たちが見ている星の光はいま現在光っているものではく、何年も何百年も前の昔の光だからです。

ペテルギウスは地球から700光年先にある星なので、仮にいま爆発をして、夜空から消えてしまっても、そのことが実際に分かるようになるのは、700年後の未来で見る星空でのことなのです。
いまは冬の夜空でも見つけやすく、代表的な冬の星座とされているオリオン座も、もしかすると700年後の未来では見られなくなっている部分があるかもしれませんね。

星や星座だけではなく、宇宙のお話についても少し。
最近、宇宙へと打ち上げられ、日本人宇宙飛行士の野口さんも搭乗していた「クルードラゴン」のコックピットはみな、ボタンやレバー操作からタッチパネル式に変っているそうです。
野口さん曰く、黒電話からスマートフォンへ変わったくらいに違いがあるそう。

また、ロシアやアメリカ、ヨーロッパと共同運航しているISSへ物資や食料などを運ぶ役目を担っている、日本の「こうのとり」。一度に6トンもの荷物を運ぶことが出来るそうですが、その一方で帰り道では逆にISSで出たゴミでいっぱいとなり、そのゴミもろとも大気圏で燃えつきてしまうのだとか。今まで9回の打ち上げすべてで成功しているそうですが、1回の打ち上げにかかる費用はなんと300億円。宇宙服は1着20億円、船外用の手袋だけでも200万円はするそうで、これもなんともすごい金額・・。

現在も2年に1度、宇宙飛行士の募集をしているそうなので、気になる方はぜひ調べて見てください!

最後に光害のお話。

光害(こうがい・ひかりがい)とは過剰または不要な光による光害のこと。
夜空が明るくなることで、天体観測での障害が起きる場合や、生態系を混乱させる場合もあり、エネルギーの無駄の一因にもなるなど、様々な影響があるそう。
その中でも、高度な工業化が進み、人口が集中している大都市が多い、アメリカやヨーロッパ、日本などで特に深刻だと言われています。

宇宙から撮られた衛星写真を見てみても、やはり大都市といわれているような都市部のあたりで明るく、光っているようにも見えています。夜の日本列島も例外ではありません。

街が発展し、経済的にも工業化が進むことはいいことですが、今までたくさんの星を見ることが出来ていた場所が、街の明かりが増えたことによって見ることの出来る星の数も減ってしまい、蛍などの生き物にとっては求愛行動すらも難しくなってしまうこともある。そう考えると何とも複雑な気持ちがしました。いかにムダな明かりを少なくできるか、空に向けずに明かりをつけることが出来るかが大事なのだなと思います。

講座の最後に質問コーナーを設けたところ、以下のような質問もありましたよ!
Q「星は重いの?」
→ものすごく重い。(地球に対して太陽は109倍の大きさがあり、重さは33万3000倍にもなります。)

Q「星は全部でいくつある?」
→ものすごく多い。しいて言うなら、肉眼で見ることが出来る限界の6等星までで8600個。そのうち夜に見られるのは半分の4300個だが、一晩で見られるのはせいぜい3000個くらい。(地球も属する天の川銀河で2000億個以上。その他にもたくさんの銀河があり、大宇宙はいまも膨張中。)

悪天候ではありましたが、1人もかけることなく皆さんに参加していただけました。
ぜひ、天気のいい日には寒さ対策をしっかりとした上で、教わったことを思い出しながら星空を眺めてもらえたらなと思います。
講師をしてくださいました、天文ボランティアうちゅうせんの永井さん、お手伝いいただきました近藤さん、ご参加いただいた皆さんありがとうございました!

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「手製本を学ぶ -絵本を仕立ててみよう!-」【サロン講座】 

たまきさんサロンスタッフです。
12月6日(日)に、『手製本を学ぶ -絵本を仕立ててみよう!-』と題したサロン講座を開催しました。
講師には、和綴じ製本作家の永澤 裕子(ながさわ ゆうこ)さんをお迎えしました。

永澤先生は、仙台市内をはじめとした近隣の文化施設において、本の修理や、和綴じの技術を多くの方に知ってもらうための講座・講習会を数多く開催し活動されています。

先生の講座では、毎回参加者自身が実際に製本の実習をしながら和製本の技術を教えていただいています。

今回の講座では、副題にある通り「絵本」の仕立て方を学びます。

まず絵本を思い浮かべてみてください。読み本と違って、少ない頁をめくって、描かれている絵を見るという時間が主になります。そのために、頁が開かれた形で保持できることや、少し厚手の紙を使って丈夫な作りになっているといったイメージが強いと思います。

本来、絵本となるべき「絵」が必要なのですが、今回はお気に入りの絵や写真を使って絵本のように製本してみようということになりました。

手製本の技術を学ぶことが目的なので、どんなものでもよいのですが、紙の厚さや枚数を考えると、絵や写真入りの「月めくりカレンダー」が適しているようです。

参加者の皆さんには、カレンダーに使われていて、捨てずに残してある12枚の絵や写真をご持参いただきました。

早速、作業開始です。
今回は、「足継ぎ(あしつぎ)」という技法を使って、絵本に仕立ててみます。

材料は、製本道具の他に以下の物を用意します。
・12枚の絵(縦350mm×横450mm以内)。
・足継ぎ用の和紙(幅50mm×天~地の長さ+10mm)を3枚。
・裏打ち寒冷紗(うらうちかんれいしゃ)。
・ワックス紙。
・表紙用の紙(天~地の長さ×小口~背の長さ+中身の厚さ+30mm)黒色マーメード紙。
・中身を綴じるための製本用麻糸。


作業に入る前に、まず先生からカッターナイフの正しい使い方を教えていただきました。

「刃は立てないで寝かせて使う」ことが、紙や布をきれいに「断つ」コツです。

それから、刃を新しい刃に小まめに替えることも重要です。惜しまず刃を新しく替えて使っていくことが美しい仕上がりにつながります。

紙にステンレス定規を当てて、カッターナイフを入れていくだけの作業なのですが、こつは片方の手で定規をしっかりと押さえ固定することです。

一回で切り離せない時には、何度か刃を走らせるようにしてみましょう。


そして、「糊(のり)」の扱いも重要です。

先生は「糊は塗るのではなく、引く」と指導されます。
特に和紙を使った貼り合わせでは、糊はしっかりと薄く引き、はみだした糊は必ずぬぐっておくことがポイントです。
このようにすることで、接着し乾いた後で、美しい仕上がりになります。

糊は「木工ボンド」に「でんぷん糊」を少し混ぜたものが、作業上使い勝手が良いようです。


和製本の基本で、特に重要なことは「紙を折る」「紙を断つ」「糊を引く」の三点です。

本の上下左右裏表には、それぞれ名前が付けられています。

例えば「背(せ)」ですが、今回の場合は「足継ぎ」を貼る側です。
その反対側を「前小口(まえこぐち)」と呼びます。
上の面は「天小口(てんこぐち)」、下の面は「地小口(ちこぐち)」という名前で呼ばれます。

今回は「背側」「小口側」と呼びます。
足継ぎをして貼り合わせた束が「中身(なかみ)」と呼ばれるものになります。


最初の工程は、その「中身」作りからです。

今回は、わかりやすいように先生にセルフ動画をご用意していただきました。
先生の製本講座では新しい試みで、参加者からはわかりやすいので講座中ずっと流し続けておいて欲しいという声もありました。

このブログでは製本作業の流れだけを、以下手順に沿って簡単に説明していきます。

(1) 絵本に仕立てる12枚の絵を、同寸に裁ち揃えます。


(2) 右開きにするか左開きにするか、絵の順番を決めて、頁番号をふって編集します。
カッターを使う作業では、皆さん力が入ります。


(3) 絵を実際にめくる順番になるよう重ね、そのうえで二つの山に分けます。
「1枚目(5P-6P=8P-7P)」 
「2枚目(3P-4P=10P-9P)」
「3枚目(1P-2P=12P-11P)」という形で、足継ぎする順番に頁が揃います。
手が止まり、考えたり質問する時間が多くなる工程です。


(4) 足継ぎをします。
足継ぎとは、綴じ代のない絵の背側に和紙を貼りつけ、綴じ代をつくるための製本技術です。
足継ぎ用和紙を、絵の裏面で挟み込むような形で貼りつけます。


(5) 天と地で、はみ出している足継ぎ用和紙を断ち落とし、三枚目の足継ぎ用和紙の外側に、「裏打ち寒冷紗」を貼りつけます。


(6) 糸綴じをします。中央で糸綴じすることで、見開きを平らにすることができます。


(7) 中身の背と表紙を貼り合わせます。最後の工程です。


(8) 中身の小口に合わせて、表紙の小口を切り揃え、各頁の小口の裏面同士を貼り合わせて1枚ずつに仕立てます。
足継ぎされた3枚が12頁に仕立てられているはずです。


今回教えていただいた手製本の技術を使うと、中身が絵本に限らず、お気に入りの複製絵画や絵葉書、写真、イラストなどを、きれいに製本された形で保存できるようになります。

折る・断つ・貼るという基本的な製本技術をはじめとして、機械では作れない世界で唯一の手作りの柔らかさと優しさにあふれた本を、自分の手で作り上げたという達成感も得られたのではないでしょうか。
手作業だけに1回ではなかなか身につかない技術ですが、自分で何度も作ってみることで、上達していくものだと先生もおっしゃっています。

さらに、手製本で仕立てられたものは中身をそのままにして表紙だけを替えることが容易なのです。
自分好みの表装を施した自分だけの本を作ることが出来て、もし表紙が傷んだ場合でも、そのまま捨ててしまうのではなく、修理して長く使うことが出来るということにも気づかされました。

今回の講座を通して、手仕事の良さや面白さが実感できたのではないでしょうか。

まだまだ奥の深い手製本の世界ですが、たまきさんサロンではこれからも永澤先生に素敵な技術をご教授お願いしたいと考えています。

永澤先生、ありがとうございました。
ご参加いただいた皆さま、長い時間お疲れさまでした。

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年末年始は12月28日(月)~1月4日(月)です。
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