環境」カテゴリーアーカイブ

今日も暑いねぇ〜。七北田公園で新緑祭!

GWウィークが近づくと、仙台は急に各所でイベントが開催されるようになって、だいたい年内いっぱいどこかでお祭りがやっているだなぁという印象ですね。
昨日〜今日と開催のアースデイに引き続き、みどりの月間にちなんだ緑のイベントです。「新緑祭」が七北田公園で本日3時まで開催です。


郡市長の開会の挨拶にて、青葉城址のすぐ下。青葉山公園に(仮称)公園センターができるんだって。それは驚き。


続いて、昨年度1年間に仙台市の緑化に貢献された方への「緑の功労賞」の授与式もありました。


では会場見物。われらがE-Action実行委員会は、お庭の緑化に使える肥料と花の種の無料配布を行っています。


数に限りがあるから、早めにもらいに来てね。
ゆるーりゆるりとお配りしています。


日産サティオ宮城さんがE-Action号持って来て、EVのデモンストレーションしてますよ。


メロンさんとこは木工細工の体験などですね。


この仕掛けは、積み重ねた木の端っこをビー玉が落っこちるんだって。これは面白いね。


ねこのバスの記念撮影会。なんかちょっとこわいんだって。


松ぼっくり釣り。これがなかなか引っかからなくって苦労してました。


お花の販売コーナーに。


木工コーナーですね。
これはいま巣箱を作っているんですよ。出来た巣箱は持ち帰ることができるので、庭先で野鳥見物ができるようになるね。


こっちはお部屋の飾りとか作っているのかな?


まだまだ工作コーナーに、写真の展示に体験コーナー。いろいろあるし、さらに飲食の屋台も来ているから、是非とも遊びに来てね。
本日(22日)3時まで開催です。

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速報板。今週の土日は錦町公園でアースデイ東北 2018だよ。

今週末は、すっごく天気が良いのだよ。
新緑も綺麗だし、環境のことちょっと考えつつ、街へ繰り出してみよう。
速報板で、錦町公園で開催されてるアースデイ東北 2018です。なので、ちょい雑だけどガマンしてね。


こちら入り口にあった、食器洗い機って。。。


ロケットストーブでお湯作って、熱交換器は10メートルの金属パイプだって。すっごいな。


丸森の南、筆甫からへそ大根のPRに来てました。大根抜きに行ったなぁ。


こちらの職人さんは、陶器のバスタブ職人さんだって。でも今日は足湯です。


暑いので〜、かき氷が食べたい。


尚絅学院大学環境活動サークルFROGSと東北工業大学環境サークルたんぽぽの皆さんです。ご苦労様です。


ひつじだねぇ。
羊だ。


ライブもやってます。


この電気は、ソーラーパネルで作ってます。すごいですね。


工房零さんとこは、ピザ焼いてました。あとで食べたけどウマかった。


今日のイベントの飲食ブールの電気は、食用油から発電しているんだって。


ちょっと気が向いて取った写真1


ちょっと気が向いて取った写真2


もう18代目の農家さん。
どれぐらい前からなんですかって聞いたら、江戸初期だって。
え?じゃあ、政宗さんとあんまり変わんないじゃん。


暑いのでビール。やっほーい。


これ。宮城に味噌蔵って、こんなにあったのだなぁの図。


味噌汁の試飲もやってましたよ。


ってことで、アースデイ東北2018は明日の日曜日まで。土曜の晩(つまり今日)は、キャンドル灯してライブもやっているって。時間を見つけて遊びに行こう!とってもピースフルです。

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たまきさんサロン新着図書情報

たまきさんサロンスタッフです。
新着図書を紹介します。

 

 

 

 

 

・美しき小さな雑草の花図鑑‐(大作晃一/多田多恵子)
・それでも美しい動物たち 亜南極からサバンナまで、写真で知る「生き方」のリアル‐(福田幸広)
・世界で一番美しいサルの図鑑‐(京都大学霊長類研究所)

 

 

 

 

 

 

・人体 神秘の巨大ネットワーク‐(NHKスペシャル「人体」取材班)
・核DNA解析でたどる 日本人の源流‐(斎藤成也)

 

 

 

 

 

 

・ロングトレイルを歩く 自然がぼくの学校だった‐(加藤則芳)
・フクロウが来た ぽーのいる暮らし‐(苅谷夏子)

 

 

 

 

 

 

・数え方のえほん‐(髙野紀子)
・東京で出会える伝統工芸・文化・食 江戸の手しごと‐(エフジー武蔵)

 

 

 

 

 

 

・ジャングルのサバイバル7‐(ホンジェチョル/イテホ)

 

 

 

 

 

 

・カエルのおんがくたい‐(刀根里衣)
・ペンギンかぞくのおひっこし‐(刀根里衣)
・地球のまんなかまでどんどんのびるしかけ絵本 地面の下には、何があるの?‐(シャーロット・ギラン/ユヴァル・ゾマー/小林美幸)

 

 

 

 

 

 

けったいな生きものシリーズ
・キメキメ鳥‐(クリス・アーリー/北村雄一)
・おもろい虫‐(マイケル・ウォレック/北村雄一)
・はではでカエル‐(クリス・アーリー/北村雄一)
・ぴかぴか深海生物‐(エリック・ホイト/北村雄一)
・きもかわチョウとガ‐(ロナルド・オレンスタイン/トーマス・マレント/北村雄一)

 

図書は、おひとり3冊まで、2週間借りることも出来ますので、ぜひご利用ください。
貸出カードを申し込みの際には、身分証明書が必要です。
二回目以降は貸出カードをご提示のうえ、貸出票に必要事項をご記入ください。

たまきさんサロンには、携帯電話やデジカメ、ACアダプタなどの小型家電から貴重な資源をリサイクルするための、小型家電回収ボックスが設置されています。

図書のご利用の際に、お引越しやお部屋の模様替えで使われなくなった小型家電がありましたらお持込ください。

小型家電回収ボックスついては、「ワケルネット 仙台市ごみ減量・リサイクル情報総合サイト」でご確認ください。

皆様のお越しをお待ちしております。

 

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せんだい環境学習館 たまきさんサロン

平 日 10:00~20:30

土日祝 10:00~17:00

休館日 月曜(月曜が休日の場合は、その翌日)祝日の翌日・年末年始

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トレンチャー先生の講座の最終回「海洋プラスチック廃棄物の問題」環境科学がよくわかるディスカッション

とうとう、この日が来てしまいましたね。。。連続講座で環境のことを深く深く考える「環境科学がよくわかるディスカッション」本日が最終回です。地球温暖化に、肉食、エネルギーと原発に続きまして、僕がこの4回の連続講座を追っかけて取材しよう!って決めたのは、本日の議題に前々から大変に興味があったからなんです。

 

本日のタイトルは「海洋プラスチック廃棄物の問題」
このタイトルを聞いて「あ〜海に行くと海岸に流れ着いているあのゴミのことね」って思うのは、解答へのまだ序の口です。その先には深い深い恐ろしい世界の話が待っているんです。ホントですよ。
では、講座の始まりです。
「皆様。今日も時間通りにお集まりいただき感謝します。とうとう最終回が来ました。今日は海洋プラスチック問題についてディスカッションしていこうと思います。でもその前に、この一週間に気になったニュースなどありましたらどうぞ。」

 

5月から化石燃料を使用しない発電に対して証書を発行することになったそうで、電力が市場で取引され消費者が購入するときの目安になるそうです。

 

電力の自由化が導入されて、ケータイ電話のように、消費者がどこの事業者の電力を買うかを判断する時の目安になるんですが、おそらく原子力発電も化石燃料を使わない発電に入りますね。。。そこをどうやって見分けるか注意も必要ですね。
貴重なお話でした。
では本日の講座です。

 

私はひじょうに海が好きでして、若い頃にグラフィックデザインの学校を出たあと、しばらく漁師の船に乗っていました。

 

オーストラリアの東北部で、だいたい二週間ぐらい沖合で働いて、陸に戻るというサイクルで仕事をしていて、とても楽しい日々でした。
ケアンズから出航し、500キロほど北に向かい、船の上で暮らして働いていました。

 

ダイビングで30メートルぐらいの海に潜って、伊勢海老やナマコを獲っていたんです。
陸地から200キロぐらいの沖合いです。

 

これらは中国へ向けて輸出されていました。
(それより先生若い!)

 

海での暮らしはとても楽しく、このまま漁師になるという選択もありました。

 

サメを捕まえるとフカヒレも獲りました。いま考えると残酷な話ですが。
そしてここまで大きなサメだと、釣り上げるのも危険です。

 

ヒレも中国へ向けて輸出してました。

 

場所でいうとオーストラリアの北部、もう少しでインドネシアのあたりです。

 

ヨーク岬といいまして、世界でも最も辺鄙な地域の一つです。

 

そして、人が住んでいないので、とても美しい地域です。
2週間ぶりに陸に上がると足がフラフラして不思議な感じがしました。そして陸に上がると色々と探索しました。

 

ですが、こんな人の住んでいない地域にもプラスチックゴミがあります。
陸に上がるときはビーチサンダルがなくても、そのうち一個ずつ見つかるから左右色違いが履けると同僚と冗談で話していました。

 

そこで、世界で生産されたプラスチックのその後を追ったチャートがこちらです。
使用後4割は埋め立てられ、14%は焼却されて熱エネルギーに。8%はカスケードリサイクルと言って、元の製品ではなくダウングレードされ、他の製品に加工されます。2%が、やっと元と同じ用途に使われています。
そして、32%は、環境へと放出されています。

 

これは世界の数値ですから、リサイクルの進んだ日本は少し数字がいいですが、仙台市では包装容器は工業製品を運んだりするパレットに加工されていますから、カスケード(階段状)リサイクルなのです。

パレット製造の様子はこちら>>市内の学生さんが、ワケルバスに乗って廃棄物処理の工程を見学したよ。

 


世界で生産量の1/3が環境に放出されていますが、その量を見てみると、アジアが多いです。
一見中国が多く感じますが、中国は人口が多いので、比較するとアジア南部がとても多い。
では、なぜプラスチックを環境中に放出してしまうかというと、ゴミ回収などの行政サービスが整っていないからなんです。

 

海などに放出されたプラスチックはそのあとどうなるのだろうか?
まずはいくらか沈んでしまいます。これはまた問題です。海の底は変化が少ないので、ずっと残ります。
海面に浮かんだものは紫外線の力でもろくなります。
そして波などの力で割れていきます。
塩などの化学変化でも弱くなります。

 

細かく細かくなったプラスチックは、5ミリ以下のサイズになるとマイクロプラスチックと呼ばれます。
もともとは石油由来なのですが、完全に分解され二酸化炭素や水などに分解されるには数百年はかかるだろうと言われています。

 

ということは。。。プラスチックが量産されはじめて80年。第二次世界大戦のあたりからです。初期のプラスチックでも焼却されない限り、今まで人類が作ったプラスチックは何らかの形で残っているということです。
そして海を漂うプラスチックは、海流の渦に囚われて、どんどん特定の場所に集まってきます。

 

これが、Garbage Patchと呼ばれる、海洋ゴミベルトと呼ばれているものです。
>>僕はこの存在を2005年頃のモーリーロバートソンのラジオで知ったんですよね。海洋に巨大な何百キロもあるプラスチックのスープみたいなものが浮いているのを海洋冒険家が目にした!との話。にわか信じられなかったです。それからずいぶん調べましたが、当時は情報がどこにもなかったんですよね。

世界には、気圧の関係で大きく回転する海流がいくつもあり、そのどこにでもプラスチックは集まってきます。

 

ちなみに、この写真は後日世界に向けて発表されたときの現地の写真です。
見た目ではそんなにゴミが浮いているように見えないのは。

 

すでにプラスチックが細かくなって、海水中に漂っているからなんです。
>>ちなみに、プラスチックと呼んでますが、ビニールも当然含まれます。コンビニ袋のことを海外ではPlastic bagなんて呼びますし。区別していないんです。

 

さて、このゴミを実際に網ですくって調べてみましょう。
こんな、エイやナマズみたいな形をした網で調べます。
これは海面から数十センチのあたりを行ったり来たりして採取するための工夫なんですね。

 

そのときの様子が、こちらのドキュメンタリーで報告されています。

Addicted to plastic(英語)

 

この先生が、初めてこの問題を論文でとりあげて、世界中の研究者は驚きました。
まさか太平洋のど真ん中に、プラスチックのゴミベルトがあったなんて!
こちらの方は、たぶん研究者のチャールズ・モアさんですね。

 

なんで知っているかって?ぼくこの本読んで衝撃を受けたんですよ。
プラスチックスープの海 北太平洋巨大ごみベルトは警告する
海洋探査の仕事の最中にとんでもないゴミを発見し、アルガリータ海洋調査財団をおこしてアルギータ号で今も海洋汚染の調査活動をしているとのこと。

 

なんせ、地図ではあっという間の距離ですが、実際は8000キロ?
その海に薄くても大量のプラスチックがあるということは。。。

 

現地調査では、1キロの動物プランクトンに対して、6キロのプラスチック片が見つかっています!
考えられますか?魚の餌になるプランクトンより、プラスチックの方が多い!
しかも人間が全くいない海域での話です。

 

そして、もっと恐ろしい予測が出ています。
今は石油の消費量に対して6%がプラスチックに加工されていますが、経済が豊かになると包装材などでプラスチックを多用するようになる。2050年には20%がプラスチックになるだろうと予測されています。

 

その頃には、海に暮らす魚類の総重量より、海にあるプラスチックの方が多くなるのではないかと。

 

そこでディスカッションの時間です。
「そのうち、プラスチックを分解できる微生物なども研究すれば出てくるのじゃないですか?」
今のところ、見つかっていないです。ですが、大学院で生命化学を研究している学生は、そのうちマイクロプラスチックを体の構成要素のひとつにする生き物が生まれるのではと、恐ろしい予想を話してました。

 

釣りの餌にしたりするミルワームが発泡スチロールを食べて消化ができるというニュースがあり、共生菌の研究が必要なんて言ってましたけど、それを海でどうやって育てる?バラまいていいの?無理な話ですよね。

 

生分解性のプラスチックというのも聞いたことがあるけど。
「実用化はしているけど、コストの問題で選択されていないんです」
最後は経済性が問題となるのですね。

 

では続いてスライドの紹介です。
こちら、インターネットのニュースサイトに掲載されて記憶の方が多いかも。世界的リゾートのバリ島で、砂浜に漂着するプラスチックのゴミが大変な量になっていて、観光どころではないとのこと。

 

先生自身がとった写真も。
バリ島に出かけたとき、ここは風光明媚な場所として有名ということで人が集まってきて、近くには食品を提供するお店もある。そして足元にはプラスチックゴミです。

 

ここはバリ島にある、とても神聖な場所だそうです。

 

そして近くの水路にプラスチック。

 

ゴミ問題は海外の話ではなく、日本のビーチにも押し寄せてきています。
沖縄の「どこか」と、座間味諸島の「どこか」です。

 

そして海岸に落ちているプラスチック片を海鳥が食べてしまうと、消化ができず、さらにお腹は満腹感があるので栄養失調に陥って死んでしまいます。問題は、死んだ鳥の死骸が腐敗したあとに、さらにお腹から出てきたプラスチックを他の鳥が食べ、連鎖的な死をよびます。

 

食べるだけではなく、体に引っかかったプラスチックが生き物の成長を阻害することもあります。
小さい頃にビールを留めておくビニール(6パックの語源です)が体に絡んだり、喉元に引っかかったまま成長した生き物は、やがて無理がたたって死んでしまいます。

 

海に捨てられた漁網も、サンゴに引っかかって殺してしまいます。
そして問題なのは、サンゴを殺した漁網はいつまでたっても分解しないので、さらに次のサンゴを殺してしまいます。

 

では、プラスチックゴミについて、身近に見たり聞いたりしたお話はありますか?
「海岸の清掃ボランティアをしていましたが、日本だけではなくアジア圏のゴミも多く見ました」
「カメがビニールをクラゲと間違えて食べてしまう事例を聞いたことがあります」
「海水から精製した塩にもプラスチックが入っているそうです」
よく知っていますね。特に塩の問題はこれから取り上げるところでした。

 

例えば、プラスチックは製造過程で強度を上げたり、柔らかくしたり、防炎のために様々な化学薬品が入ります。
さらに環境に放出されたプラスチックは、同じ石油由来ということで他の有害物質と親和性が高く、スポンジみたいに吸収してしまいます。そしてその有害物質が、食物連鎖で濃縮されます。

 

先ほどのお話にあった、食用塩の話です。

 

サイエンス誌と同じく、査読付きのレポートを発表する専門誌から。
世界中で収集した食用塩を調べたところ、ニュージーランドで作られた製品以外からは、全てプラスチックが出てきたそうです。
これは、量としてはとても微量ですが、問題は大きいです。

 

ここで、またビデオを見てもらいましょう。
[ScienceNews2016]海洋プラスチック汚染  心配な生物への影響(2016年10月5日配信)
海洋プラスチックの研究をされている東京農工大学 高田先生のお話です。
石油から作られたプラスチックが、いかに汚染物質を吸収しやすいかなど。恐ろしい話です。

 

そして、アジアで一般的に食べられている魚を集めて調べると、120匹中36匹からプラスチックが出てきたということです。

>>こちらは僕が読んだ別の本の話ですけど。海中の魚の多い場所で海水サンプルをとって調べると、プラスチック片の中でも植物プランクトンと同じ色をした破片が特に少なかったという。。。魚がプラスチックを誤食している証拠だというものでした。

 

ということで、我々はどうすればいいのでしょう?
排出源に取り組むべき?(上流)
問題が現れている現場で取り組むべき?(下流)
そこで、僕がちびっとお話。
「歯磨き粉とかに、粒子が壊れて歯をキレイに磨くってのありますよね。あれも磨き粉はプラスチックなのです。
僕はそのことを知って色々調べまして、磨き粉(スクラブ)が、汚水処理場では濾過しきれず海に流れている実態を知り、このことを友人にも教え、SNSでも「なんでこんなものを売っている会社があるんだ?」って問題提議しました。」だけどそれぐらいしか市民にはできないんですよね。

 

先生も。いまでは、靴のソールにもプラスチック。洋服にもプラスチック(化学繊維)。
プラスチック問題は、僕らはどうやっても避けられないですとのこと。

 

中国は燃料や製造原料としてプラスチックを積極的に受け入れてた時期がありましたが、もう他国のハイプラスチックは引き受けないと方針を変えたそうです。

 

ここで最後に、こんな取り組みもありますことを、紹介させてください。
Ocean Clean Up(Webサイト)
こちらは、海洋ゴミ問題を解決することができるかと、期待されているプロジェクトです。

 

もともとは、オランダの大学生が発案したものです。
海に全長が何キロにもなる水に浮く壁を作って、その壁を錨を利用してV字状に設置するんです。

Vの口が開いている方向を海流の流れてくる方に向けると、海に浮かぶゴミは自然とVの狭い部分に集まります。
魚は、浮体の水深が浅いので、潜って通り抜けることができます。
そして一番狭い部分には、太陽光で動く水車を置いて、ゴミをすくって、大型のゴミ箱に入れます。
船は時々やってきて、このゴミを回収するというわけです。

 

>>これ、初期の頃に対馬海峡が最適地だって、見たことがあるよ。
Ocean Clean Up(youtube公式動画)

あと、川で水流を使って浮いているゴミを回収する仕組みも見たことある。
Water Wheel operating in a rain storm (Baltimore, MD)

 

彼らはプロジェクトの実現のために、企業の募金などで活動しているそうです。
早く1個目が設置されるといいなぁ。

 

では、みなさんいかがでした?環境化学がよくわかるディスカッション。4回の講座はこれで終了です。
せっかくなので皆さん感想をどうぞ。(念のため>>回答と写真は合っていません)

「4回聞いて、4回とも目からウロコでした」

 

「特に肉食の回が、ショックでした」
「私は製薬業にいたのですが、薬というのも、本当はものすごく環境負荷が高いのです」

 

「ポイ捨て。誰かが回収しなければいけない。だけど、製品を作るときは経済優先になるし」
「環境問題ってのは昔からあったんだろうけど、改めて、考えていかないといけない段階に来ているなと、思いました。」

 

最後になります。
まずは皆様に御礼申し上げます。毎回時間通りにお越しいただきましたし、一生懸命私の話を聞いてくださったので、私も自分らしく楽しく講座ができたと思います。

 

みなさま、どこかでまたお会いできることがありましたら、と願います。
どうもありがとうございました。

 

あらら。。。終わってしまった。
過去のブログを読み直すと、一つの問題も、他の側面と対峙すると解決法としないといけなかったり、他に選択肢がなかったりと、ものごと判断が簡単につかないものなのだなぁと、しみじみ思いました。
トレンチャー先生の講座が、また開催されたらいいですね。
ではまた!

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環境科学がよくわかるディスカッション「日本のエネルギー問題と原発:どう向き合えば良いのか」

トレンチャー先生の環境科学がよくわかるディスカッション。今回は、とても神経を使う講座です。増加する二酸化炭素の切り札になり得るのか?問題から目をそらしてはいられない。日本のエネルギー問題と原発を改めて話し合ってみようという会です。

 

3回目の講座です。今日は極めて語りづらい。極めて難しい話です。原発を取り上げてみようと思います。
被災地にいる皆さんにこういう話をするのはどうかな?って思いもあったのですが、被災地こそ大切かなという思いもあり開催しています。

 

ただし私はこの問題の専門家ではありません。実際には私の専門領域をかなり大きく踏み出して、今日は医療まで踏み込みます。ですが私はしょっちゅう関連論文を読んでまして、公にされている内容を皆さんにわかりやすく説明できればと思います。

 


今日の内容を羅列してみました。
・情報交換
・我々が直面している気候・エネルギーの危機
・放射性物質による健康への影響
・放射性廃棄物管理の問題
・再生可能エネルギーは原子力の代わりになれるか
・どう向き合えば良いのか

何が書いてあるかわからない内容に見えますが皆さんが感じている心配を一個づつ取りあげ、その一個づつを科学的根拠を持ってお答えしたいと考えています。
今日は自分の意見というより科学的根拠で紹介したいと思います。
その前に、せっかくみなさん環境に興味のある方が集まっていますので、この二週間で何か気になった情報やニュースなどがありましたらシェアしていただければと思います。

 

今野さんから面白い情報があるということです。
「2月の16日に環境省から発表された気候変動のレポートがありますので、資料として紹介したいと思います。」

 

東北大学の先生方も関わっているとのことですので、是非とも読んでみてください。
情報はこちら>>「気候変動の観測・予測・影響評価に関する統合レポート2018~日本の気候変動とその影響~」の公表について

 

IPCCコミュニケーターの研修が3月11日に仙台で開催されます。
世界の科学者がまとめた温暖化に関する情報を、一般の方にもわかりやすくしたものを正しくお伝えするという役割がコミュニケーター認証です。
興味がありましたら是非とも環境省の認証を受けていただければとおもいます。
地球温暖化防止コミュニケーター>>

 

フランスによく行く人が言ってたのですがセーヌ川が水位が上がってしまって観光に大きな痛手が出ていると話を聞きました。

 


土曜日の新聞に、石炭火力などに投資している会社の投資からは撤退しましょうという記事が載っていました。わたしも電気代などを環境の良いものに切り替えましたので、興味深かったです。

 

そもそも我々が直面するエネルギー危機を認識してもらえればと思います。
まもなくあの日から7年が経とうとしています。どうして原発事故が起きたかは、この講座では割愛させていただきますが、この3つの数字が参考になるのではないかと思います。

 

18万人
20兆円
30年間

まずひとつは避難生活をしなければならなかった人の数です。この数字は自分が生まれたオーストラリアでは、かなり大きな田舎の町に等しい人数が、今でも福島から離れて暮らしているということです。

 

損害費用なのですが、当時推定された金額の約倍となってます。損害金額はどんどん増えていて、ほんとうに大変なことです。
そして福島に行くとわかるのですが人の手で除染を行なっていて、最後に除染したものをどこに持って行くかはまだ決まっていません。
そして廃炉。今日まだできていない技術をこれから開発して、主にロボットで作業を行うのですが、とんでもない費用がかかり、30年もの月日がかかります。

 

あと、計れない被害があります。これは福島県へ向けた風評被害ですね。それと人間への被ばく被害。これは極めて難しいことで、今日はこのあたりのことについて考えることになります。

 

では、事故に当たって、最も印象的だったことはなんですか?
「政治家が、直接害がないとか大きな嘘をついていた。とても疑い深いことだった。」
福島に住んでいたので「あの原発が爆発するってどういうこと?」って思いました。だんだん情報が集まってきて、なるほどって思いました。



いまおっしゃった「あの原発」って、どんなイメージだったのでしょう?
「皆手をかけて維持してきた施設で、あれだけ厳密に注意して管理してきたものがという思いです。」

 

ある機関に所属していると、機関に誇りを持つのが当然なんですよね。例えば私の研究室で事故が起きて仙台市民に大きな被害が及んだとしたら、割り切れない思いになると考えます。
福島で働いていた方は非常に辛かったと思います。

 

原発事故の前でも反対してきた方はたくさんいましたが、事故のあとはさらに増えて、今では原発は世界ではあまり人気のない発電方法だというのが現状です

 

世界的な発電量の割合を見てみますと、電気の発電量に対して原発が最も多かった95〜2000年頃でも17%ぐらいだったのですが、徐々に減る傾向に入りました。これは事故とは関係なく費用対コストが大きくかかる。現場で働く人材が少なくなっている。いろいろなボトルネックがあって、すぐには作れなくなっているというのが現状です。

 

事故を受けて脱原発を決めた国があります。スイス、イタリア、ドイツ、台湾など。
増やす国は中国、インド、韓国など。
そして脱原発は問題か?というと、問題と捉えている科学者もいます。
では、ここで質問です。ここでしっかり原子力の問題点を語り合おうと思います。これだけ世界中にあったのだから、いいところもあったのだろうと思いますので、改めて思い出してみましょう。

 

CO2を発生させないで、化石燃料の消費を減らせる。

 

「だけど発電所を作るまでには、とんでもないCO2をつかっているのでは?」
燃料の採掘や、原発そのものを作るときのコンクリートや配管などトータルを考えると結構かかるのではというご意見ですね。こちらは後ほどお答えしますが、重要なご意見です。

 

皆さんの意見を聞いていると、利点が少ないように感じますが、こちらを見てください。88年の写真です。
この方がわかる方はいらっしゃいますか?アメリカ議会で証言をしている、NASAの気候変動に関する研究のトップを務めていたハンソン博士です。当時、地球の温度が上がってしまうのでは?とたくさんのデータを集めていました。そして要因として地球温暖化、海面上昇などの因果関係を明らかにしたとき、このまま化石燃料を燃やし続けると地球はとんでもないことになると予測し、政府国民に発信しなければと議会に働きかけたのです。これは30年前です。我々は30年前から地球温暖化の因果関係を解っているはずです。

 

こちらはその翌日の非常に世界的に有名なニューヨークタイムズの第一面です。その第一面にこのグラフが載って、地球の平均気温が上がっている。原因として化石燃料を減らさないとまずいと警告を鳴らしたんです。

 

翌年です。国連総会で英国のサッチャー首相は演説を行いました。「我々はNASAのメッセージを受け止めて人類全体としてすぐにこの問題に取り組まなければなりません。」そして対策は非常に重要な政治テーマとなりました。

 

そしてそれからどうなったかというと、非常に残念な結果ですが、二酸化炭素の排出はものすごく増えました。
特に石炭の世界的な消費が、特に中国ベトナムインドなどアジアを中心にどんどん増えています。
そして世界中の消費量は加速度的に増えています。

 

去年、一昨年には、中国の消費量が少し減ったおかげで全世界での消費量がピークを少し超えた感じはあるのですが、まだまだ喜ぶのは早いです。我々はこれをゼロにする必要があり、まさにこれから毎年々々数十年かけて努力をしなければいけないです。

 

先ほど原発そのものを建てるときにCO2が出るのでないのかという意見が出ましたが、国連はその辺りを計算しています。
発電施設のライフサイクルの中で出てくるCO2を見ると、石炭が一番ひどいです。1Kwhを作るのに1000gのCO2が出てくるということが知られています。天然ガスはその半分ぐらい。原発は、採掘の際に出てくる分を加味してもほぼゼロに近いです。太陽光発電は作るのにエネルギーがかかるので、すこし微妙です。パネルを作る際にエネルギーが必要だからです。

 

事故前の電源構成の状況を、事故後と比べてみますと。事故前は非常にバランスが良かった。国際的には魅力的な構成で、1Kwhを作るときに400gしか排出していなかったのは、国際的にも低いのです。
それが原発がゼロになったために石炭が増え、LNGもすごく増えてしまった。そのため、日本のエネルギー海外依存は、以前は6割ぐらいだったものが海外の依存が9割になってしまった。

 

そして日本の二酸化炭素の排出が、他の国と比べて増えてしまった。
原発の停止で代わりの石炭火力と天然ガスの発電のために、毎年々々省エネに努めているのに全国の排出量は増えてしまった。これが問題か?は、皆さんの価値観によって変わってきます。

 

そして化石燃料の割合が増えたおかげで、皆さんの電気料金がかなり上がったはずです。
実感はありますか?日本は家が小さいのに、本当に高いのです。私の家では毎月1.3万円もかかります。皆さんいかがですか?
「震災の後に少し上がったけど、先生ほど高くなっていないかな?(笑)」
「夏冬に上がることはあったけど、今はちょっと高いかなって気がしますね」
燃料コストなんですが、一番安いのは原発です。一度燃料を原子炉に入れると2年ぐらい発電します。
全国的に原発が止まってから電気代がぐんと上がってしまう。それで一番困るのは産業界です。電力を大量に消費して製品を作っている日本のものつくり業界は国際競争力を失ってしまうのではないかという懸念が今でもあります。

 

NASAのJ.ハンソン博士は気候科学者と共同で、公開した形で手紙を執筆しました。これは原発を停止することを考える政策立案者向けでした。気候変動の危機を考えると今や安全な原子力の技術開発と導入拡大を目指すべきだと訴えました。これは原発事故の2年後のことです。
こういった意見のある科学者もいたということをご理解ください。

 

原子力は安いと仰いましたが、世界的にはどうなんでしょう?
米国では、今は一番安いのはシェールガスで、原発が一番高い。日本と逆ですね。なぜでしょう?

 

今日はちょっと内容がギュウギューなので事故が起こってどう変わったか?事故が起きる前はどうだったかを話してみませんか?

 

そちらの方。さっきのお茶の時のお話を。
「原発がいいか悪いかは震災前にも本を読んだりして考えたんですけど、原発って人類が50年ぐらいしか使ってなくって、しかも最初の頃はすごく数が少なかったのに3回も事故を起こしているものは、もうダメだなぁと。」
先生と話していて飛行機事故は落ちると大勢の人が亡くなるからショックだけど、原発は目に見えた死者が出ないから微妙な気持ちになってしまうと。

 

そもそも原発には反対してたけど、廃棄物ですね。何十万年も隔離しなければいけないというのは。。。

 

放射能と有害物質がこの世の中から消えるには何年かかるか?というのは、非常に大きな問題です。ただ、世代を超えて人々を苦しめる有害物質は放射能だけではなく、プラスチックや二酸化炭素、世の中にはいろいろな有害物質が存在しています。放射能が環境にあるとどんな影響があるかを、今日はしっかり検討してみましょう。

 

原発事故が起こって、そのあたりはマスコミで報道されましたが。
原発事故で放出された放射能は主に二つあって、ヨウ素、セシウムのふた種類です。そのうちヨウ素はものすごい速さで無くなって、いま探しに行ってもほぼ無いという状況です。
ただ困ったことにヨウ素というのは人体に重要な物質で、人体は吸収して甲状腺に蓄積してしまう。それは子供にとって甲状腺癌になる危険があります。
セシウムは半分になるのに30年ほどかかります。では、人に対する健康リスクを検討してみましょう。

 

こちらの発言は覚えてらっしゃいますか。
「ただちには影響の出る数値ではない」と伝えています。
これは極めて大切なことです。

 

原発事故が起こって、数ヶ月後に作成されたグラフです。

 

赤いところが一番高いところですね。
周りの部分は、この数値が高いかどうかということが大切ですね。
この周りの数値は極めて低いということです。
我々は日々、環境放射線を受けています。この数値は国によって違います。
私は先週シンガポールに行ってきました。シンガポールでは0.1シーベルトの環境放射線を受けているのですが、その数値は青の部分のレベルです。

 

このレベルの放射能が出て、まず事態を心配したのは国連でした。
国連の専門家による委員会が福島県を訪問しました。
その結果を見ましたか?
彼らが言っているのは「一般公衆では発がんリスクは上昇しないだろう」とのことです。
1度100マイクロシーベルトの放射線を浴びた人の発がんリスクは1.3%ほど上昇するということですが、日本ではこれほどの放射線を浴びた人がいないという結果となりました。
日本人の平均としては、他国の環境放射線レベルを下回るだろうと。
ただし、放射線を浴びた子供達はわずかに上がるリスクはあるということです。

 

甲状腺癌は極めて珍しいガンです。仮にこの場に1000人子供がいても、見つけ出すことはできないだろうと。その数値がわずかに上昇するだろうと報告書では伝えています。
それを県庁は極めて慎重に受け止め、超音波の検査機器を使ってガンがあるか調査を行いました。写真はサイエンス誌で紹介されたものです。

 

30万人に第一回目の調査を行いました。通常は100万人に3人しか見つからないという発生率ですが。
ガンまたはガンの疑いがあるという人は、30万人に100名。これは国の平均値を大きく超えています。
平均の100倍の数値です。
ですが別の先生がすぐに査読付きの論文を発表しました。そしてその論文は大きな反響をおこしました。
その先生の論文では、福島の調査では極めて新しい型の計測器を使い、極めて高い技術で探そうとして調べている。過去の調査には旧型の機器を使用しているので単純に比べることが出来ないということです。
そのため、環境省で同じ機器で4000人を調べたところ、結果は一人。ただし対象者数が違うので、なんとも言えないところです。
そして福島県では調査を事故後すぐに行いましたが、チェルノブイリでは小児がんが増えたのは事故後数年たってからです。

ここのテーマは原発は事故があったときに危険なものなのか?なのですが、このような科学的な考え方もあります。
1kWhの電気を作るには、何人の方が亡くなるか?という資料があります。
ダムは主に落盤で亡くなっていますが、太陽光発電も綺麗なイメージですが亡くなっています。パネルは主に中国で作られています。製造には重金属などを使っているので、亡くなる方がいます。
原子力は、死者が出た事故はほぼ無いです。いろいろな資料がありますが、とても少ないのが現実です。
石炭は、なぜこんなに沢山の方が亡くなるのでしょう?

 

「石炭を掘ってて落盤とか?」
それもあるでしょうが、いちばんの原因ではありません。

 

原因は、大気汚染。世界的に大気汚染で300万人が亡くなってます。
PM2.5。SOX、NOX、オゾンこれが死因の中心です。特に石炭火力の発電は、PM2.5の発生原因となります、

 

中国など、アジアの割合が多いのです。

 

こちらは、左が原発事故で怒っている日本の市民。滅多に怒らない日本人がデモを起こしています。そして右はドイツの市民。
「原発は危険だ」というイメージがあります。あなたはどのようにお考えですか?

 

福島の野菜は美味しくて、でも原発事故の風評被害で値段が下がっていて。安全か危険かわからないってのがいちばん不安でした。

 

放射能って、どれだけ危険なの?っていうのもわからない。
極めて世間の考えとぶつかる考えですが、インドやブラジルなど環境放射線が高いところの方が、がんにかかる率が低いところがあります。

 

「疑問に思っていることなんですけど、うちの親戚が農家をやっていてお米は国に出して検査をしてもらわないといけないじゃないですか。お米はOKをもらったのですが、その隣で栽培しているキノコはダメなんですよね。それはなんでなのか?」
「それはキノコってのは、だいたい10メートル四方ぐらいの鉱物なども集まってきて子実体ってのができるんです。それなんで集まってきてしまう。」

 

そういう注意する側面がありますね。
他にも報道されていない事実を科学的な側面で紹介させていただきましたけど、今日の私の話を聞いて安心したって方はいましたか?

 

科学的には甲状腺の異常というのは世界的には増えています。ただ、世界中の半分ぐらいの人は問題のない異常で寿命を迎えている。それを考えると、このあまり知られていないっていうことも発見でした。

 

最後にひとつだけ紹介させてください。
再生可能エネルギーは原発の代わりになるのか?
これは私も強く望みます。100%の再生エネルギーを早く実現して欲しいのですが、現実はそうはいかない。

 

一基の原子力発電の電力をまかなうのにどれだけの自然エネルギーが必要かを表しているのですけど、たとえば住宅用太陽光発電。

 

東京でいうと東京都のすべての屋根に太陽光発電を設置しないとまかなえない。だけど、夜は発電できない。曇りの日も弱いから、実質そんなに伸びないだろう。
例えばメガソーラー。それでも6000。問題はその場所がない。
原発はいろいろな問題を抱えているのですが、国土が狭いということを考えると、そこには大きな利点もある。
もうちょっと細かく紹介したかったのですが、今日の講義で何か質問はありますか?
「セシウムの話ばっかりでしたが、ストロンチウムとか他の物質の話はどうなの?」

 


量で考えると、セシウムとヨウ素が大半でしたが、他の物質のことはよくわかりません。
そしてプルトニウムなんかもありますが、その半減期は非常に長いんです。

 


ただ、その分離はしやすく、管理はとても簡単なんです。
では、お時間になりました。いつも時間が足りなくなってしまいます。

 


今日の講義は、とても複雑なものでした。
電気を使いたければ、二酸化炭素の排出の少ないものを選ばなければいけない。だけど、原発はどうなの?
結果的に電気使用量を減らせばいいのだろうけど、日本って製品の輸出で潤っている国だし。難しい問題だなぁ。
ではでは、次回もお楽しみに。

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おもちゃ病院エコ@たまきさんサロンを開催しました

たまきさんサロンスタッフです。
3月11日(日)に「おもちゃ病院エコ@たまきさんサロン」を開催しました。

最近は、ベイブレードの修理が増えているそうです。
メーカーや種類によって、回す方法が違うので、分解して構造を確認しながら修理をします。
持ち込まれたベイブレードは、回転が遅くなっていたのですが、原因は遠心クラッチが空回りしているからのようでした。

さらに細かい分解が必要です。時間がかかるので、今回は入院することになりました。

ベイブレードなど消費電力が大きいモーターを動かすようなおもちゃには、充電式電池では力が弱いので乾電池を使用してくだいとドクターからアドバイスがありましたよ。

次に持ち込まれたのは33年前に遊んでいたラジコン!

ドクターたちの腕がなります!

 

 

まずは、リモコンから電波が飛んでいるかを確認します。

テスターが反応したので、リモコンは正常のようです。

 

 

中身を確認してみると…

おそらく、大きな衝突の際に部品の歯車の位置がずれて車輪が回らくなったのでしょう。

歯車の位置を戻すと33年ぶりに動き出しました。

 

入院してハンドルの欠けた部品が治れば、また自由自在に元通り走らせることができます。

 

 

 

 

「おもちゃ病院エコ@たまきさんサロン」は奇数月の第2日曜日に定期開催しています。
次回は、2018年5月13日(日)13:30~16:00(受付は15:00まで)です。
予約不要ですので、当日に壊れたおもちゃを持参し、たまきさんサロンへお越しください。

※部品交換が必要な場合は実費負担があります。
※おもちゃの持ち込みはお一人(ご家族でお越しの場合は一家族)2つまでです。
持ち込まれたおもちゃは、はじめに受付で症状を確認してから、ドクターが修理します。
皆さんのお越しをお待ちしております。

 

―お知らせ―

仙台おもちゃ病院エコでは、おもちゃドクターを募集しています。

修理に難しい技術は必要ありません。未経験者でも個別に研修でステップアップし、おもちゃを治るようになります。

興味のある方は「おもちゃ病院エコ 仙台」をご覧ください。

問い合わせ先メールアドレス(大泉) h_craft2000@yahoo.co.jp

 

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せんだい環境学習館 たまきさんサロン

平 日 10:00~20:30

土日祝 10:00~17:00

休館日 月曜(月曜が休日の場合は、その翌日)祝日の翌日・年末年始

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たまきさんサロン新着図書情報

たまきさんサロンスタッフです。
新着図書を紹介します。

 

 

 

 

 

・不都合な真実2‐(アル・ゴア/枝廣淳子)

 

 

 

 

 

 

・我々はなぜ我々だけなのか アジアから消えた多様な「人類」たち‐(川端裕人/海部陽介)

・数をかぞえるクマ サーフィンするヤギ 動物の知性と感情をめぐる驚くべき物語‐(ベリンダ・レシオ/中尾ゆかり)

 

 

 

 

 

・深海生物の世界‐(NHKスペシャル「ディープオーシャン」制作班

・わらういきもの‐(松阪崇久/近藤雄生)

・日本の野鳥 フィールド図鑑‐(水谷高英/叶内拓哉)

 

 

 

 

 

 

・サルはなぜ山を下りる?野生動物との共生‐(室山泰之)

・羆撃ち‐(久保俊治)

・マタギ‐(矢口高雄)

 

 

 

 

 

 

・わたしの暮らしのヒント集3‐(暮らしの手帖編集部)

・農家が教える もち百珍‐(農文協)

・田舎暮らしと哲学‐(木原武一)

 

 

 

 

 

 

・ま・ごはん 0歳からの愛情レシピ‐(片岡衛)

・食材まるごと、ぜんぶ、おいしく! 使い切り!レシピ‐(関好江)

・残念和食にもワケがある 写真で見るニッポンの食卓の今‐(岩村暢子)

 

 

 

 

 

 

・原子力のサバイバル1・2‐(ゴムドリco /ハンヒョンドン)

・新型ウイルスのサバイバル1・2‐(ゴムドリco /ハンヒョンドン)

 

 

 

 

 

 

・サバンナのサバイバル‐(ホンジェチョル/ジョンジュンギュ)

・アマゾンのサバイバル‐(チェドッキ/カンキョンヒョ)

・氷河のサバイバル‐((チェドッキ/カンキョンヒョ)

 

 

 

 

 

 

・ナイトサファリのサバイバル1・2‐(ゴムドリco /ハンヒョンドン)

 

 

 

 

 

 

・まんが人体の不思議‐(茨木保)

 

 

 

 

 

 

・クマの森のピアノ‐(デイビッド・リッチフィールド/俵万智)

・のっぽのスイブル155‐(こもりまこと)

・トイレさん‐(竹与井かこ)

・おやさい めしあがれ‐(視覚デザイン研究所/高原美和)

 

「食」のコーナーには水を使わないエコな調理方法や防災に役立つ本もあります。

図書は、おひとり3冊まで、2週間借りることも出来ますので、ぜひご利用ください。

 

 

貸出カードを申し込みの際には、身分証明書が必要です。

二回目以降は貸出カードをご提示のうえ、貸出票に必要事項をご記入ください。

皆様のお越しをお待ちしております。

 

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たまきさんサロン新着図書情報

たまきさんサロンスタッフです。

新着図書を紹介します。

 

 

 

 

 

・北極がなくなる日‐(ピーター・ワダムズ/榎本浩之/武藤崇恵)

・キリバスという国 Kiribati My Heart‐(助安博之/ケンタロ・オノ)

 

 

 

 

 

 

・フード・マイレージ あなたの食が地球を変える‐(中田哲也)

・侵略する豚‐(青沼陽一郎)

 

 

 

 

 

 

・地名は知っていた〈上〉気仙沼~塩竃 津波被災地を歩く‐(太宰幸子)

・地名は知っていた〈下〉七ヶ浜~山元 津波被災地を歩く‐(太宰幸子)

 

 

 

 

 

 

・アナグマはクマではありません‐(福田幸広/田中浩/ゆうきえつこ)

・動物の箱舟‐(ジョエル・サートレイ)

・その凄い形と機能 骨格百科 スケルトン‐(アンドリュー・カーク/布施英利/和田侑子)

・動物園ではたらく‐(小宮輝之)

 

 

 

 

 

 

・世界の科学者12か月‐(かこさとし)

・石の卵‐(山田英春)

・好奇心の部屋デロール‐(今森光彦)

 

 

 

 

 

 

・子どものためのニッポン手仕事図鑑‐(大牧圭吾)

・伝え継ぐ日本の家庭料理 すし‐(一般社団法人 日本調理科学会)

 

 

 

 

 

 

・アンコールワットのサバイバル1・2‐(ホンジェチョル/ムンジョンフ)

・ヒマラヤのサバイバル1・2‐(ホンジェチョル/ジョンジュンギュ)

 

 

 

 

 

 

・干潟のサバイバル1・2‐(ゴムドリco./ハンヒョンドン)

・自然史ミュージアムのサバイバル1・2‐(ゴムドリco./ハンヒョンドン)

 

 

 

 

 

 

・火山のサバイバル‐(ホンジェチョル/ジョンジュンギュ)

・ジャングルのサバイバル6‐(ホンジェチョル/イテホ)

・地中世界のサバイバル1・2‐(スウィートファクトリー/ハンヒョンドン)

 

靴を脱いでくつろげる「キッズスペース」では絵本を読むほかに、「めざせ六十二万石!伊達なものしり武将ゲーム」や「かるた」で遊ぶこともできますよ。

 

 

 

図書は、おひとり3冊まで、2週間借りることも出来ますので、ぜひご利用ください。

 

貸出カードを申し込みの際には、身分証明書が必要です。

二回目以降は貸出カードをご提示のうえ、貸出票に必要事項をご記入ください。

皆様のお越しをお待ちしております。

 

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「狩猟と食~なぜ?鹿の駆除が必要になったのか~【サロン講座】」

たまきさんサロンスタッフです。

1月21日(日)のサロン講座は、「狩猟と食~なぜ?鹿の駆除が必要になったのか~」と題し牡鹿半島で「食」につなげる狩猟をしている、食猟師の小野寺望さんをお迎えし開催しました。

牡鹿半島では昭和40年代は猟師でさえ鹿の姿を見ることはほとんどありませんでしたが、平成10年代は餌となる草を求め住宅地まで姿を現し始め、民家の植木やお墓の花などを食べた跡もありました。

小野寺さんが狩猟を始めた平成10年は1グループで約65頭を駆除しました。当時では驚くほどの多い頭数でしたが、翌年は100頭を超え、その後も増える一方でした。

当時、メスジカ保護施策のためメスジカの捕獲は猟師一人1頭までと規制されていましたが、出生数が増加し駆除しても鹿の頭数が増加し続けたため、平成19年に規制が解除されました。

山に木を植えすぎたことにより、野生動物を雨、風、雪から守る森の環境も出生数の増加の理由になっていると考えられます。

また、鹿は森林を移動して他の地域の鹿と血縁関係をつくり、生息地の範囲を広げているようです。「猟で鹿を追い立てることも移動している理由の一つかもしれません」と、小野寺さんは言います。

参加者の中には狩猟免許を取得された方もおり、県南のイノシシによる農作物の被害の状況を教えていただきました。

「作物を荒らされないように張っている防御ネットは今まで破られたことはなかったが、今年は破って入ってくるようになった。どのように対処していったらいいか経験だけではわからなくなってきている。」

イノシシは鹿よりどう猛で、被害も大きくなってきています。小野寺さんもたまきさんサロンへ来る途中でイノシシの痕跡を見つけ、行動範囲が広がってきていることを実感したそうです。

小野寺さんが所属する 狩猟メンバーの中では、50歳はまだまだ若手だそうです。

狩猟期間は法律で定められており、宮城県は11月15日から2月15日までの3カ月間(平成29年度は、一部地域のニホンジカは3月15日まで、イノシシは3月31日まで)、狩猟期間内でも日没から日の出までの時間帯は銃を使った猟は禁止です。

小野寺さんが狩猟している地域では有害駆除は週3回行っているので会社勤めしていては務まりません。

20代から40代の狩猟家が増えてきていますが、今後はボランティアではなく猟を仕事として暮らしていけるようにならないと若い担い手が続けられず増えていかないのではないかと懸念されます。

小野寺さんは、駆除するだけではなく自然の恵みとして敬意を払って鹿肉を食材として扱うことも視野に入れ平成29年7月に鹿肉処理場をオープンさせました。

鹿肉をはじめて食べた人が「おいしくない」という印象を持つと市場が広がらないので今は料理人の方々に鹿肉の扱い方を教え、鹿肉をおいしく食べる環境を整えているところだそうです。

食猟師の小野寺さんならではの鹿肉のおいしい食べ方を教わりました。

「加熱しないほうが柔らかいが生で食べると寄生虫がいるためおなかをこわすので、火を通した、“たたき”や“しゃぶしゃぶ”、“フライ”にするのが良い。

 

鹿肉には甘酸っぱいソースが合うので、今の時期ならあんぽ柿とバターのソースを合わせるといいですよ。」

現在、鹿の天敵の野犬はいません。

鹿は逃げる途中で威嚇してくることはありますが、基本的には人を見て逃げていきます。

人の暮らしと鹿の共存には猟師の世代交代や森の環境を整えるなど、まだまだ課題が多くこれからも取り組みが必要なことを知ることができました。

本講座では、貴重な鹿の生き角(いきつの)を使ったキーホルダー作りの体験もしました。

生き角は生え変わる角とは違い、血液が通ったままの角なので、下茹でし髄液を取り除いています。

 

昔から魔よけや「落ちない」ということから水難防止のお守りとして海の上で作業する猟師さんへ贈られる習慣があるそうです。

紙やすりで磨き、金具をつける位置を決めて電動ドリルで穴を開けます。

出来上がった後は、ハンドクリームを練り込みツヤを出しました。

毎日、手で触り油分をしみ込ませることでツヤを保てるそうです。

鹿角のいろいろな形を生かしながら、思い思いに磨き、個性あふれるキーホルダーが出来上がりました。

最後に罠の実演をしていただきました。

 

 

小野寺望さん、ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。

 

 

 

 

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「肉食生活と気候変動と人間の健康の関係」トレンチャー・グレゴリー先生の講座第2回の開催だよ

こんにちは!
トレンチャー・グレゴリー先生の「環境科学がよく解かる、ディスカッション!」今回は刺激的な内容です。
「肉食生活と気候変動と人間の健康の関係」
僕たちの食べている肉類が、気候変動にどのように影響を与え、そして健康???
一見無関係のような事柄が、それぞれが一本の紐のようにつながっていきます。

 

それでは、司会進行。
前回の感想ノートより皆様の感想です。
「もう少し、ディスカッションの時間が欲しい」
とのことでしたので、今回より参加者同士のお話を増量で進行します。

 

普段の先生の講座は、海外からの留学生を対象に英語で開いているので、こうやって日本語で開催できることが大変意義深いことだそうです。そして本日の内容ですが、アメリカで同じ内容で講義を行うと、多くの学生が。。。

 

「もう、肉を食べるのをやめます。」「ベジタリアンになります。」と考えが一変してしまうほどの影響力があったそうです。
さて、どのような内容なのでしょうか?

 

その前に、先生から「この一週間で気になったことは?」という問いかけです。

 

沖縄の近くでタンカー事故が起きましたが、ニュースであまり取り上げられず、情報が伝わりにくく感じています。
積極的にインターネットなどを屈指して取りに行く人と、テレビなどのメディアで受け身で見ている人とでは、情報格差ができてしまうのでは?

 

確かにそうですね。
例えば、世界最大のサンゴ礁グレートバリアリーフでは温暖化のせいで大量の白化現象が起きていて、破滅的な状況を迎えるだろうとのニュースは、読んだことがありますか?

 


ウォール街の話はメディアにのりやすいですが、このようなニュースは広まらないですね。

 

米国では大統領が変わってから、フェイクニュースなども多く飛び交っています。
個々で情報を広めようとして、結果的に間違った情報を伝播させてしまうことになりかねないと感じてます。

 

人類のためを考えると、やるべきことがあるのですが、自国の経済を考えてしまうと実行しない。
全体のためより個々のアイデンティティが強いのです。

 

例えば、研究論文などは間違いが起き得ないのです。
それは、発表まえに同じ科学者同士が「査読審査」というものを行います。

 

同じ科学者から、間違い無いというお墨付きがないと発表することができない。でも専門誌に発表される情報を、個人の方が取りに行くのは大変なことなんです。

 

では、本日の発表に参りましょう。
地球の土地利用の話です。地球上の土地の46.5%は高山やツンドラ、砂漠や原生林など未開発地です。そして38.6%は農耕地。あとの14.6%は人の住む町だったりダムだったり林業のための森林だったりと、農地として利用していないところです。

 

そして農地の場所ですが、ヨーロッパやアメリカ、アジアなどに広がり、大都会の近くにもあります。そしてこの都市部の人たちは肉類を食べます。

 

そこで、近代農業の問題点です。飼料から肉への変換効率を見て見ます。
例えば穀類を、そのまま食べると、傷んだものや虫がついたものなどを除くと80%前後と、ほぼ、全量を人が食べることができます。
ですが鶏肉は20%と効率が落ち、豚肉もさらに少し落ちて、乳製品も若干変換率が落ちますが、見てください。牛肉は3%程度と、大変に効率が悪いのです。
では、なぜこんなに効率が悪いのでしょうか?

 

「成長するのに時間がかかるからでは?」
はい。良い回答ですね。
例えば、ニワトリは数週間で肉として食べることができます。豚肉も1年以内。ですが牛は、数年かかります。
これだけ時間がかかれば、餌代はもちろんですが、牛の世話をする人件費も多くかかるようになります。

 

それでは、ここであらためて質問です。
気候変動を引き起こす「温室効果ガス」は、主に化石燃料の消費によって排出されますが、農業も気候変動に加担しています。
下記の数値のうち、農業で排出される温室効果ガスは、人間活動で排出される温室効果ガスの総量のうち何%を占めているでしょう?

 

5%
11%
24%
50%
さぁ。皆さんどうでしょうか?
これは、ちょっとイジワルな質問なんです。

 

11%は、森林伐採や土地利用変化を無視した場合の数値です。
ですが24%は、森林伐採や土地利用変化を踏まえて計算した数値です。
農地は人が耕作して作り出したものなので、人以前は森だったりするのです。

 

では、その11%の内訳を見て見ますと。牛肉の生産によるものが41%、乳製品の生産によるものは19%もあり、11%×60%=7%は牛に関わるものです。さらにこの数値に、農業のもたらす森林伐採の排出量も考慮しなければならないのです。

 

例えば、先生の母国オーストラリアは、西洋人が移り住む前は一面の森でした。それが200年かけて、どこまでも続く畑に変わってしまいました。森林伐採の8割は農業が起因なのです。

 

では、こちらの写真を見て見てください。
左は、米国などで普及している工場型の牧場です。牛は狭い牧場に密集して飼われ、人の手から飼料を与えられて育ちます。
右は自然の草を食む、放牧型の牧場です。
果たしてどちらの方が、温室効果ガスの排出が多いでしょうか?

 

左の米国型?
本当は右の放牧型なのです。放牧型の牧場では牛は栄養価の低い草を食みます。ですから成長が遅く同じ量の肉をとるのに、長い時間を必要とします。左はコーンなどの高エネルギー食を飼料にし、ホルモン剤や抗生物質などの投与で早く育ちます。

 

牛や羊、山羊やラクダなど、反芻動物は胃の中に植物を分解する細菌が住んでおり、この細菌がメタンガスを生成し、げっぷの形で吐き出します。牧畜に関する温室効果ガスの4割は、このメタンガスが原因であり、残りの15%は糞から発生します。
ですので、牛を早く育てるということは、環境に良いという。。。環境意識の高い人からは、にわか信じられない回答に結びつくのです。

 

では、みなさん話し合ってみましょう。
ふだん食べる肉の種類や、量、頻度など。特に昔と比べて増えましたか?
そして、肉の栄養や、健康など、いかなる情報がマスコミから出ていましたか?

 

昔は、日本ではあまり動物の肉は食べられなかったんです。高かったんですよ。
だから、戦後の日本人は、鯨を食べていたんです。
あとは魚ですね。

 

海外では、牛肉をいっぱい食べる地域もあります。
ですが日本では昔から魚も多く食べられてきましたね。

 

肉はそれほど食べないですね。やはり魚が多いです。
普段の食事は魚が中心で、たまにお肉を食べるぐらいです。
〜ここのチームは、とりわけ肉を食べないグループのようです。

 

一番食べるお肉の種類を挙手してみましょう。
牛、豚肉、鶏肉
豚肉が一番多いですね。

 

牛肉はあまり食べなかったなぁ。主に豚肉、あとは魚です。
昔カレーライスのCMが流れていてね。あの頃ぐらいからだね。お肉の入ったカレーライスを月に一回ぐらい食べたものです。

 

では、こちらのグラフを見てみましょう。世界の一人当たりのGDPと肉の摂取量の関係です。
米国ではこのグラフからいうと、特に肉を多く摂取していますが、日本人はむしろ少ないですね。

 

そして、加工肉の摂取に関して、このようなニュースが伝えられています。
ベーコンやソーセージには、発がん性があったと世界保健機構WHOは伝えています。これはじゅぶんな証拠があったとのことです。加工肉を毎日50グラム食べる人は、加工肉を食べない人より2割も大腸ガンの発がん性が高かったとのことです。
そして、こちらは証拠は限られていますが、赤肉にも同様に発がん性が見つかっています。
ですが、赤肉に関しては栄養価も高いので、利点と危険性のバランスが重要になってくるとのことです。

 

さらに、とある特定の団体の96万人の人の2002年から2007年間の食生活を検討し、2009年までの死亡原因を追跡した結果、2750人の死亡者にはある一定の結果が出たとのこと。

 

ベーガン(完全菜食主義者)と、非ベジタリアンの死亡者数には、10%もの差があり、肉を食べない人の死亡の比率がはっきりと低かったそうです。

 

もっとも、一番低かったのは魚菜食の人。日本人の食習慣ですね。

 

また、中国では糖尿病の人が増えているということで、肉の摂取量を半分に抑えるようにと命令が出たそうです。こちらのニュースは。。。読んだことがないなぁ。

 

つまり、各国の経済事情が良くなると、さらに肉を摂る人が増えていきます。こうした事情を踏まえて、我々の生活はいかなる変化が求められているのでしょう?そして肉の消費量を減らすことに、いかなる不安の要素があるかを話し合ってみましょう。

 

たとえば、ヨーロッパなどでは健康のために肉食を止めようと追う流れがあります。地球規模の気象変動には、温室効果ガスの排出にも大きく関わる農業を見直そうという動きもあります。肉を食べられないとなると「魚を食べれば?」と結びつき、魚も乱獲の心配があります。
そうなると、ひょっとすると。。。
【肉税】というのも、一つの選択肢になってきます。

 

肉を生産することで環境に負荷がかかる。その負荷の負担は皆であまねくというのは不公平なので、肉類を食べるには、税金をかけるというのも選択肢の一つなのです。
また、実験室では細胞を直接培養して肉を作るということに、すでに成功しています。このような肉生産だと、ホルモン剤も抗生物質もいりません。いかがですか?
みんな黙ってしまいました。肉、そこまでして食べたいかなぁ。

〜〜〜さいごに、僕が先生に質問しました。
「米国型の牧場は、肉の生産の手法というより、肉の単価を下げる方に役立ってます。だから、長寿命な牛を生産する方向になると、牛肉の値段が高くなって、結果的にひとは豚やニワトリなど、環境負荷の低い肉を摂取するようになるのではないでしょうか?」
ですが、工場型の生産方法を止めるにはどうしたらいいでしょうね?
….そこまで結論が出なかった。だけど、せっかく育てた牛肉を、ハンバーガーでバクバク食べて消費するような暮らしは、もうやめにした方がいいのだろうな。たま〜に、上等なステーキを記念に食べるぐらいがちょうど良いんじゃないかな〜なんて思ったのでした。
ではまたね。

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