環境」カテゴリーアーカイブ

ヤマネコ店長の…ちょっと出かけてくるわ

今日はお出かけせずにたまきさんサロンから…
ACT53仙台さんの【ふろしき活用術展】が5月6日(月)までご覧いただけます。

2019年ゴールデンウィークは10連休。

たまきさんサロンは元気に開館しております。
ですが、5月7日(火)は休館ですのでご注意くださいませ。

カテゴリー: サロンの休館案内, 未分類, 日々の話, 環境, たまきさんブログ | コメントする

ヤマネコ店長の…ちょっと出かけてくるわ

青葉山新キャンパスの桜も満開になりました。

今年の4月は、日々寒かったり暖かくなったりの繰り返しが激しくて、

桜も大変だったろうなぁ…

もうすぐ若葉の季節!

カテゴリー: 未分類, 日々の話, 環境, たまきさんブログ | コメントする

ヤマネコ店長の…ちょっと出かけてくるわ

たまきさんサロンも、新年度がはじまって何かとあわただしい毎日です。

休み時間にふらっと青葉山散歩に出てみたら、10日の夜に降った雪がまだ残っていました。

仙台市中心部で4月に5cm以上の積雪を記録したのは、1998年以来21年ぶりなのだとか。

満開の桜に雪!

カテゴリー: 未分類, 日々の話, 環境, たまきさんブログ | コメントする

たまきさんサロン新着図書情報

たまきさんサロンスタッフです。
陽春の候・・・新着図書のご案内です。

・「アリからみると」(かがくのとも絵本)」(福音館書店 桑原隆一/栗林慧)

・「ノラネコの研究(たくさんのふしぎ傑作集)」(福音館書店 伊澤雅子/平出衛)

・「ダーウィンのミミズの研究(たくさんのふしぎ傑作集)」(福音館書店 新妻昭夫/杉田比呂美)

・「笑おうね 生きようね」(小学館 本多正識)

・「かんがえるカエルくん」(福音館書店 いわむらかずお)

・「ごみじゃない!」(PHP研究所 minchi)

・「タネと内臓 有機野菜と腸内細菌が日本を変える」(築地書館 吉田太郎)

・「建物できるまで図鑑」(エクスナレッジ 瀬川康秀/大野隆司)

・「もしも宇宙に行くなら 人間の未来のための思考実験」(岩波書店 橳島(ぬでしま)次郎)

・「地球46億年 気候大変動」(講談社 横山祐典)

・「身のまわりの修理の教科書」(PHP研究所 西沢正和)

・「シンプルに暮らそう!ソロー『森の生活』を漫画で読む」(いそっぷ社 ヘンリー・ソロー/ジョン・ポーサリーノ)

・「もしときサバイバル術Jr. 災害時に役立つスキルを手に入れろ!」(太郎次郎社エディタス 片山誠)

・「科学のミカタ」(毎日新聞出版 元村有希子)

・「ナチュラリスト 生命を愛でる人」(新潮社 福岡伸一)

・「猫絵日記」(PHP文庫 鈴尾粥)

・「ゼロ!熊本市動物愛護センター10年の闘い」(集英社 片野ゆか)

・「おいで、一緒に行こう」(文藝春秋 森絵都)

・「森の生活」(荒竹出版 H.D.ソーロウ/神原栄一)

・「アブサン物語」(河出書房新社 松村友視)

図書は、おひとり3冊まで2週間借りることが出来ます。
貸出カード作成時には身分証明書が必要となります。
二回目以降は貸出カードをご提示のうえ、貸出票に必要事項をご記入ください。
ごみのお持ち帰りをしていただければ飲食可能なスペースです。
ぜひ、たまきさんサロンへ、ぜひ足をお運びください。
皆様のお越しをお待ちしております。

*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*
せんだい環境学習館 たまきさんサロン
平 日 10:00~20:30
土日祝 10:00~17:00
休館日 月曜(月曜が休日の場合は、その翌日)祝日の翌日・年末年始
*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*





カテゴリー: 日々の話, 環境, たまきさんブログ | コメントする

仙台海岸(深沼)の鳴り砂から環境問題を考える!!【オープンサロン講座】

2月24日(日)は、オープンサロン講座「仙台海岸(深沼)の鳴り砂から環境問題を考える!!」を開催しました。

講師にお迎えした、仙台湾鳴り砂探究会代表の早川紘之さんは、仙台湾における砂浜海岸の鳴り砂調査を約15年前から続け、平成17年には、亘理町のわたり吉田浜海岸で鳴り砂を発見しました。


仙台湾とは、宮城県石巻市の黒崎から福島県相馬市の茶屋ヶ岬までを直線で引いた内側にある海岸を言います。
わたり吉田浜海岸の鳴り砂を発見するまでは仙台湾の南側には鳴り砂が無く、「きっと、あるはずだ」という思いで探されていたそうです。


次は、鳴り砂の鳴る条件を知ることで、環境との深い関わりを教わりました。

鳴り砂は足で踏んだり、手でこすったり、力を加えることで音が鳴る不思議な砂です。
外国にも鳴り砂はあり、ミュージカルサンド(音楽砂)やシンギングサンド(歌う砂)と呼ばれています。
鳴り砂には、透明なガラスの原料にもなるキラキラ輝く石英(せきえい)が多く含まれています。
音が鳴る不思議な鳴り砂は、私たちの身近な「仙台海岸」にもあります。


「仙台海岸」とは、北は七北田川河口から、南は名取川河口までの長さ約9.5mにわたって広がる「長浜」と呼ばれる砂浜海岸のことを言います。
「仙台海岸」のほぼ中央に位置するのが、仙台市唯一の海水浴場「深沼海水浴場」です。


仙台湾内の砂浜海岸は、東日本大震災の津波被害を受けましたが、現在では砂浜が元の姿に戻りつつあります。しかし、鳴り砂の鳴り音は完全には復活していないそうです。

昔は日本の砂浜のほとんどが、鳴り砂の砂浜でしたが、海が汚されたり、高度成長期に埋め立てられたりしたため減少し、現在では全国で約30ヶ所だけなのだそうです。そのうち、宮城県内には7ヶ所の鳴り砂の砂浜があります。

 

福岡県糸島市の姉子の浜から宮城県気仙沼市の十八鳴浜、九九鳴き浜までを一直線で結んだ場所に鳴り砂の浜が多いことから、謎の一直線と呼ばれています。科学的な証明はされていませんが、一直線上の山中でも鳴り砂が発見されているのだそうです。


鳴り砂の砂浜は、川の上流にある「石英(せきえい)」を多く含んだ「花崗岩(かこうがん)」や「安山岩(あんざんがん)」の岩石が長い時間をかけて風化し、河川を下って海に出るまでに、柔らかい長石や雲母が土に還り、固い石英粒だけが残り、波によって打ち上げられ白い砂浜を形成しました。

「仙台海岸」の砂浜は、七北田川と名取川の源流である奥羽山脈の泉ヶ岳と神室山の周辺から運ばれました。


鳴り砂は、外から力を加えると、「石英」の砂粒の層が振動して鳴ると言われています。
砂の音が鳴る仕組みについては、未だに科学的に解明されておらず、様々な説が唱えられているそうです。

 

砂が鳴る条件は5つあります!
1、砂の中に粒のそろった石英粒子が約60%以上含まれていること
2、石英粒子の角がとれて、丸みをもっていること
3、砂の中に泥状の成分(シルトという粉状の粘土)が少ないこと
4、砂が常にきれいな海水で洗われていること
5、ゴミの少ない砂浜であること


実際に、いろいろな砂を鳴らしてもらいました。


広瀬川の砂は、石英が沢山含まれていましたが、丸みが無いため鳴りません。

沖縄県読谷村の万座ビーチの真っ白な砂は、サンゴが砕けた砂なので石英が含まれておらず鳴りません。

鳥取県鳥取市の鳥取砂丘の砂は、汚れていたため、鳴りませんでした。


神奈川県藤沢市の江の島片瀬海岸の砂は黒く、砂鉄が含まれているため、鳴りませんでした。

 

 

 

鳴り砂の砂浜でも「4、砂が常にきれいな海水で洗われていること」、「5、ゴミの少ない砂浜であること」が継続出来なくなると石英粒の表面が汚れ、鳴らなくなってしまいます。
汚れた石英粒は、きれいな海水で何度も洗われることで、再び鳴るようになります。
そのため、鳴り砂は環境汚染の度合いを示すバロメーターとも言われているのです。


鳴り砂の鳴る砂浜を守るためには、砂浜で焚火をしないことやごみを少なくすることが大切になります。

最近、環境問題として取り上げられているマイクロプラスチックは、5mm以下の微細なプラスチック破片のことです。
プラスチック製品のごみは太陽にさらされて劣化し、壊れて細かくなっていきますが、限りなく細かくなるだけで消えることはありません。

 

写真は早川さんが海岸清掃で拾ったプラスチックごみです。
仙台海岸では、カキ養殖用のパイプの漂着ごみが多くみられるそうです。


海鳥や魚など海で生活する生きものにとっては、海面を浮遊する小型生物に見えることからエサと間違え食べてしまい、体内で消化できず胃にたまってしまいます。さらに、その魚をエサとしている生きものもマイクロプラスチックを摂取することになります。

 

マイクロプラスチックのごみは、鳴り砂が鳴らなくなるだけではなく、生態系にも関わる問題でもあるのです。
ごみを捨てないことが1番ですが、捨てられてしまったごみは拾うしかありません。
細かくなってしまう前に拾うことが大切になります。


早川さんの定点調査では、鳴り音を5段階に分けて記録しています。
A(◎)かなり良く鳴る
B(〇)良く鳴る
C(◇)やや鳴る
D(◆)あまり鳴らない
E(▲)全く鳴らない

 

深沼海水浴場付近の調査では北側の砂が平成22年には、「Cやや鳴る」でした。
平成23年から27年までは防潮堤工事のため、調査ができませんでしたが、平成28年から再び調査をはじめ、平成28年は「E全く鳴らない」、平成29年は「Dあまり鳴らない」でした。昨年の平成30年には「Cやや鳴る」に変化が見られたそうです。
海の水や砂浜がきれいになった証です。


また、早川さんは定点調査を続ける中で、砂浜の砂が移動していることに気づいたそうです。
蒲生干潟への車両進入禁止の木柵を基準にした記録写真を見せていただきました。
場所:蒲生干潟
左側撮影日:平成16年4月22日
右側撮影日:平成16年9月16日

台風や高潮などで、高さ約2mほどの変動があることが分かります。


では、実際に砂を鳴らしてみましょう!

全国各地の砂浜の砂をご用意していただきました。


砂を鳴らす道具は、丸みのある“おちょこ”と“単三乾電池”です。
おちょこの半分くらいまで砂を入れ、単三乾電池のマイナス側で砂を押します。


「キュッキュッ」と音が鳴ると、どこの砂なのかを確認しあいながら鳴り砂の歌声を聞く体験をしました。


鳴り砂が環境汚染のバロメーターであることを知り、いつまでも鳴り砂が残る環境が続くように、これからひとりひとりが出来ることを考える講座となりました。

 

 

早川さん、参加者の皆さま、ありがとうございました。


*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*

せんだい環境学習館 たまきさんサロン
平 日 10:00~20:30
土日祝 10:00~17:00
休館日 月曜(月曜が休日の場合は、その翌日)・祝日の翌日・年末年始

*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*

カテゴリー: 過去の講座, 未分類, 環境, 環境講座, たまきさんブログ | コメントする

プリキュアと一緒に記念撮影をしよう!

たまきさんサロンスタッフです。

「映画プリキュアミラクルユニバース」の公開を記念して開催される「プリキュアスタンプラリー」に,たまきさんサロンが記念撮影スポットとして参加します。
地下鉄駅6ヶ所のラリーポイントをまわるスタンプラリーを楽しみながら,「たまきさんサロン」にあるプリキュアの記念撮影用パネルの前で写真を撮ろう!

パネル設置期間 : 2月27日(水)~3月26日(火)
(平日)10:00~20:30  (土・日・祝日)10:00~17:00
【期間中の休館日】3/4(月)・3/11(月)・3/18(月)・3/22(金)・3/25(月)


【たまきさんサロン特典】
期間中,写真撮影と一緒に図書貸出カードを新規登録または提示すると「グリーン購入ノート」をプレゼント!(先着200冊)
その他,環境についての絵本やDVD,楽しくタメになる学習教材もあるよ。


【スタンプラリーについて詳しくはこちら】
仙台市交通局ホームページhttps://www.kotsu.city.sendai.jp/otanoshimi/rally/index_precure_2019.html
KHBプラザ「プリキュアプリティストア出張店in仙台」
http://www.khb-tv.co.jp/s001/010/pps/index.html

カテゴリー: 日々の話, 環境, たまきさんブログ | コメントする

先人の知恵、和紙を知ろう!~にこにこ紙漉き体験付き~【サロン講座】

たまきさんサロンスタッフです。

2月16日(土)のサロン講座は、「先人の知恵、和紙を知ろう!~にこにこ紙漉き体験付き~」と題し、手すき和紙工房 潮紙 の塚原英男さんを講師にお迎えして和紙の技術と素材について教わりながら、紙漉き体験をしました。


紙の歴史は古く、約2,000年前に中国の蔡倫(さいりん)という方が発明したと伝えられています。
服の糸(繊維)を集めて漉いて紙を作ったことが始まりでした。当時の紙は、洗濯機のくずとりフィルターの中に溜る繊維を乾かしたものでした。


「紙」という漢字は「糸」と“薄く”という意味をもつ「氏」という字を合わせて出来ています。
紙の技術のほかに漢字も中国から日本に伝わってきたことが分かります。


中国から伝わった紙ですが、字を書きやすいように改良したのが日本の和紙です。
日本でいつから紙漉きが始まったのかは定かでありませんが、奈良の正倉院に1,200年前の和紙が保管されていることから、日本の和紙の歴史も1,200年以上前からあることが分かります。

和紙の原料になる木は、「こうぞ」、「みつまた」、「がんぴ」があり、それぞれ繊維の長さが違うため、用途が変わります。

繊維が長く1㎝ほどある「こうぞ」は、マスキングテープの原料になっています。ピッと切れ味が良く、指で簡単に切れるのは「こうぞ」の繊維の特徴を利用しているからです。
お札に使われている「みつまた」の繊維は6㎜ほどあり、繊維が絡み合い丈夫な紙になります。「がんぴ」の繊維は3㎜くらいで、あぶらとり紙などに使われています。


紙の色ってどんな色でしょうか?と聞かれたら、何色を思い浮かべますか?
白を想像する方が多いのではないでしょうか?
木の皮で出来ている和紙は、真っ白にはなりません。私たちが普段使っている用紙は、白が多いですが、それは薬品を加えて白くしています。


塚原さんが作っている、原料の「こうぞ」が和紙になるまでを教わりました。


「こうぞ」の原木を刈り出して大釜に入れ、2時間から2時間半蒸して皮を剥きます。
剥いだ皮を一昼夜水につけ柔らかくなったら刃物で黒皮と白皮に分け、白皮を木灰(あく)やソーダ灰で煮て不純物を取り除き、流水で洗い流します。


その後、白皮を水に浮かべて、手作業で細かい塵を取り除いていきます。
塵を取り除いた白皮の繊維をたたいて細かくほぐすと、ようやく紙漉きの下処理が完了です。
丁寧に手を加える作業は、一工程ずつそぎ落としていくことで雑味をなくし、澄んだ状態にする日本酒や和食と似ています。


ここからは、実際に紙漉き体験をしながら教わりました。
今回体験するのは「貯漉き(溜漉き)」といわれる、厚めの和紙を作る技法です。

丸い型を顔の輪郭と見立て、目、鼻、口の色紙のパーツを入れて“顔のコースター”を作ります。


水に浸した、「こうぞ」が入ったバケツの中を手でぐるぐるかき回すと、指に繊維がくっついて離れません。
これでは、紙が作れなさそうと不安です!


そこで塚原さんが取り出したのは、ねばねばした液体でした。
このねばねばは何でしょうか?
「のり?」「納豆!」「お米?」「オクラ!」
沢山の声が上がりました。
納豆では、紙ににおいがついてしまいそうですね。


答えは、オクラのねばねばと似ている、「トロロアオイ」という植物の根の部分から取り出した粘液でした。
ご家庭で紙漉きをする際は、オクラをざく切りにした後に水に浸して取り出したねばねばを入れて紙を漉くことも出来るそうです。

次は、紙を漉く道具「簀桁(すげた)」を使います。
今回は、丸い紙を漉くためにオリジナルの簀桁を用意していただきました。


簀桁の外側と内側の輪をしっかり持って、水と「こうぞ」「トロロアオイ」の入ったケースの中にがばっと入れます。すくったら10回ぐるぐる回します。
下から水が落ちなくなるまでじっと待ちます。
丸く回すことで、繊維がいろんな方向へ絡まり、強度の強い和紙になります。


四角い紙を漉くときは前後にゆするので、繊維が一方向に整い、繊維の方向に割くと破れやすく、反対方向からは破れにくい紙になります。

ぽたぽた水滴が落ちなくなったら、色紙を使って顔を作ります。


目、鼻、口のほかに、ひげやサングラスのパーツもあり、迷いながらもそれぞれの顔ができました。


顔が完成したら、今度はすこし霞がかかる程度に原料を入れて、色紙を閉じ込めます。
今度は水滴が落ちなくなるまで、回さずにじっと待ちます。

水滴が落ちなくなったら、水抜きです。


タオルを押し当てて水抜きをします。
コツは、最初はやさしくぽんぽんとタオルを当てて、2回目からはぎゅっと力を入れて水を取り除きます。
指で押しても水がびゅっと出なくなったら
完成です!


かわいいお顔が出てきました!


それぞれのお顔が出来上がりました。


窓などに貼り、日光に当てて乾燥させると出来上がりです。
和紙は濡れても乾かせば元通りになります。


コースター1枚には、木を蒸して、皮を剥いで、不純物を手作業で取り除いた「こうぞ」約2本分が使われています。


世界で一つだけの和紙のコースターを作りながら、字が書きやすい和紙を作り出した日本の技術と天然素材を知ることができました。

塚原さん、参加者の皆さま、ありがとうございました。


*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*

せんだい環境学習館 たまきさんサロン
平 日 10:00~20:30
土日祝 10:00~17:00
休館日 月曜(月曜が休日の場合は、その翌日)・祝日の翌日・年末年始

*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*

カテゴリー: 過去の講座, 環境, 環境講座, たまきさんブログ | コメントする

ご存知!四ツ谷フォーラム。今年はスリバチ学会も参加して、ますます魅力アップです。

毎年この時期になると、気になってきますね。四ツ谷用水フォーラムです。
平成28年には、とうとう四ツ谷用水も土木学会の選奨土木遺産に認定されまして、ますます注目を集める存在になりました。
かつて仙台の街を潤した四ツ谷用水。フォーラムは年に一回集まって、登壇者の公演含めてワイワイガヤガヤと語り合う場です。
ちなみに今年は、東京スリバチ学会から皆川先生もやってきます。
とりあえず今回も100枚越えなので、さっさと話を進めましょう〜♪


はじめに登壇くださるのは、いつもお世話になってます。仙台・水の文化史研究会の柴田会長です。


青葉城の天守台からの眺めです。
この風景が伊達政宗が開府した1601年の城下の範囲となります。



そして28年後の1629年。伊達政宗は城下の拡張と川下の農業用水の増加を考え、広瀬川の上流から水をひくことにします。


仙台の地下構造が地下水をためやすい地形地盤であったことが、開府に当たってこの場所を選んだ決め手になっていると考えます。


四ツ谷用水の諸元です。
郷六から梅田川まで総延長は7.6キロ。取水堰口は海抜63.54メートル。梅田川側は34.96メートルなので、落差28.58メートルです。
平均勾配は3.8パーミル。10メートルで3.8センチ下る、精巧な工事だと思います。


四ツ谷用水の名前の元になった、四つの沢を渡ります。
針金沢、聖沢、鶏沢、へくり沢。この4カ所をもって四ツ谷用水になります。


ここは放山の西側になります。明治41年の4月の豪雨の後に地滑りを起こし、山が大崩落します。その際に生じたのが放山。(だから48号は少し盛り上がってたのか!)地山との間に四ツ谷用水は流れていますが、写真のようにコンクリートで蓋がされています。


聖沢を掛通で横断したあと、ただちに四ツ谷用水は隧道に入ります。
ここは藩政時代の工事のあと、ノミの跡が残っています。


大崎八幡の太鼓橋の下です。検証はしないといけないのですが、石垣は往時のものかと思います。


へくり沢の掛樋構造です。へくり沢にはけっこうな水量が流れています。
そこから約10メートルほど下流で第一支流に分岐します。
第4代藩主綱村が作った御飼鳥屋敷に水を引き込んだ。これが第一支流の元になっています。


東北大学附属病院の北西角、林宅寺前を通って、北六番丁通りに出ます。木町通交差点で第2支流、通町交差点で第3支流が分水され、浄化を隈なく流れ下りました。


通町より下流は「桜川」と呼ばれ梅田川に合流しました。地元の人は自然河川だと思っていたそうです。


明治元年の絵図です。
四ツ谷用水の橋が描かれています。通町の橋。宮町の橋。清水小路の滝。かように水の豊かな街として描かれています。


もともとは、屋敷林に覆われた、豊かな緑が広がった町でした。
それが現在は都市政策によって、なんとか街路に緑が残っているという状況です。


我々は、水の環境全体を考えて、水の流れを形として作り上げていくことを、四ツ谷用水から学んでいる、それはとても大事なことだと感じます。
これを市民の我々が理解して、どうしたらこのような環境を作り出せるかを考える、非常に重要な時期に来ていると思います。


土木学会選奨土木遺産認定プレートが郷六の取水堰のところ。そして太鼓橋の脇に設置されています。是非現場を訪ねていただけたらと思います。


続きまして、東京スリバチ学会の皆川会長さんです。
スリバチってなんのことかな?怪しい奴が出てきたと思われるでしょう。(すでに会場大ウケ)
私は水と地形に興味があるということで、四ツ谷用水の希少性とか価値を他事例とともに紹介しようと思います。


カシミール3Dってソフトで描いた仙台です。
仙台は右側の青い部分より上の台地の上にあります。
伊達政宗が自然の地形をうまく生かしながら作った町なんです。


私たち学会はスリバチ状の地形を観察しています。
私は地理地学の専門じゃないもので、繰り広げられる文化の方に興味があります。


四ツ谷用水のポテンシャルを見直そうということで、都市と水の関係を紹介します。


仙台の市街地は河川中流域にあります。
海沿いはほとんど海抜10メートルに満たない低い地です。
河川の中流域に作ったというのが特徴的です。
市街地は微妙な傾斜があり、北西域が高く、南東が低いのです。


仙台駅から市役所方面に働きにいく人は、少し足取りが重くなりますね。
これは疲れているのではなく、1%ぐらいの緩やかな傾斜のせいなんです。
帰りが足取りが軽いのは、坂を下りているからなんです。


河川中流域に近世の城下町が開かれるというのは非常に珍しい。
近世の物流の主役は船ですから、だいたい港に近い海沿いに作られるのです。
仙台の海沿いは慶長の津波のようにたびたび災害に襲われているのです。
政宗公はそのことを知っていたのだと思います。

四ツ谷用水はこの台地の高いところを流れていました。
勾配を持っていた台地だから、自然流下で城下町に分流できた。
等高線に沿うように、セクシーな曲線、自然に沿う曲線を描いているのだと思います。


仙台平野には愛宕堰から六郷掘、七郷掘が伸びています。
こういった用水ができて平野を潤していた。まさに仙台の城下町の発展は地形と水が育んだものだと思います。


いまでも開渠で水路が見えます。こういった水のネットワークがあるのが仙台の魅力です。


他の都市の紹介です。
近代に開かれた街としては、安積疏水で開かれた郡山があります。
地図の緑色の部分は水がなかったので、なかなか人が住む場所ではなかったのです。
畑や水田を作って細々と暮らしていた地域です。


当時のオランダ人技師のファン・ドールンの図面です。
奥州山脈を越えたとこに大きな水瓶があるので、これを持ってきたらどうと。


カシミール3Dでの断面図です。
あいだに奥羽山脈があるので、全ての水は会津の方に流れているのです。


あるところでは自然の川を利用しながら、用水路は作られている。
そして地形を利用して網の目のように流しています。
ですので、郡山のコメの生産量は全国2位なんですよね。


すごいのは、奥羽山脈を隧道で越えた先。これだけの落差を一気に落ちるわけなんですよね。
これは近代の技術ならではなんだなと思います。
右には発電所もあります。エネルギーは利用しないと。
これだけ、都市の発展には水が大きく影響しますよということです。


東京の地形と水です。
左の茶色い部分は武蔵野台地で、右の青い部分は平地です。
目黒川や渋谷川が上流に向かうにつれ枝分かれし、その先端に湧水があります。これが東京のすごいところ。台地の途中に沢山の湧出スポットがあります。


湧水が見られるところとして、石神井公園、妙正寺公園、善福寺公園、井の頭公園、神代公園と、水の湧き出る池があり、川の源泉になっています。


神田上水の一番先に井の頭公園、善福寺公園がある。
自然の湧き出た水を使ってきたのが江戸の町の初期です。


ですがこの湧水だけでは足りなくなるので、新たに作られたのが多摩川用水、千川用水です。


取水口は江戸の町から40キロぐらい離れています。これぐらい離れないと綺麗な水が取水できなかったのです。


地形マニアとしては自慢したいところなのですが、渋谷の街はスリバチの谷の町で、渋谷川の水源は、すぐ近くにある新宿御苑や東京都心の明治神宮の清正の井だったり、東京の水を集めて流れているのですが、


この一番上。赤い線で描かれた多摩川用水の、高いところから渋谷川に水を落とすところ、こういうところが江戸の町のあちこちにあるのです。尾根筋をとおる用水の水を灌漑用水としてかなりの量を使ってました。


武蔵野台地はほとんど平らなのですが、こうして用水が川のように流れています。
まさに人間の動脈と静脈のように台地の生態系の用水ができていて、近世では人口100万を超える世界有数の町になるのです。
その水路を作れるポテンシャル。土地を読み切って作ることなのだなぁと思います。


明治の初期の地図には池が沢山記載されており、落差を使った滝があちこちにありました。
昭和の初め頃まで、用水路から落とした場所が沢山あり


水浴びをして楽しんでいる様子が描かれています。


目黒の千代が池の絵なのですが、段々の滝がある。こんな場所ないなとよくよく調べると、ここには三田用水という用水路があって、そこから引っ張ってきた滝でした。



こちら金沢の街です。
金沢城です。尾根沿いに辰巳用水があり、兼六園の水はこの辰巳用水の水が引っ張られています。


せせらぎが園内を巡ってます。


落差をうまく使って噴水があります。高低差を生かした、なかなか日本にはこういう発想はないのですが、粋ですね。


辰巳用水も途中で分水路を作って落としているところがありました。
滝になっていてなかなか迫力があります。


江戸時代の用水、屋敷の中に水を引っ張って、また用水に戻す。
こんな庭園が沢山あるのが金沢の町です。


京都の地形の水利用です。
京都の街は、中流域というより、ほとんど上流に近いとこにあります。


近畿の一番古い都は難波宮にありました。そこから藤原宮、平城京、長岡京、そして平安京へ落ち着きます。
なぜこんなに点々としなければいけなかったかというと、盆地で山に囲まれていると町のそばに自然の木があったから。当時はたき火のために木が必要だったのです。そして都市としての排水です。
古代の都市で致命的な欠点は、雨が降ってもなかなか乾燥しないこと。伝染病が発生してしまうのです。


平安京は地形的には非常に理にかなったところだったのです。鴨川の扇状地にあるので、地下水が豊富で水はけもいい。


京都の街を歩いてみると、お菓子屋さんにも
「うちのお菓子は地下水を使って作ってますよ」
と書いてあります。


うどん屋さんの看板ですが
「うちが美味しいのは地下水を使っているから」だよと。
しかも軟水(ミネラル分が少ない)なので、出汁によく合う。これがヨーロッパだと硬水なので煮物に合う。


平安京は東西方向に見ると。道路がぼこぼこしています。


地形マニアはこんな角度で街を見るんですね。
平安京は南北方向に12本の水路がありました。この凸凹は平安京の排水路の跡ではないのかなと思います。
そして近代になると京都の街に琵琶湖疏水を引きます。琵琶湖から引いてきた水は一旦北に向かいます。水路を北に持っていくってのは、高いところから水を流そうという思想があります。


ただ、経済的には海から離れている。
そのために大阪の淀川から水路を作って船を入れます。
人工の水路の高瀬川です。


人工の水路の良いところは、水量を完全にコントロールすることができるので、水に近づくことができます。
水辺で安心して食事ができるのも、水路ならではの風景ではないかなと思います。


四ツ谷用水のポテンシャルを考えてみようかと思います。


四ツ谷用水は今でも現役なんです。
政宗公は仙台に入る前に岩出山で町を潤す実験的な試みをしていたのです。


水は洪水を起こすこともあるけど、動力源として活用することもできるのです。
写真は仙台平野ですが、水辺に近く暮らしていた。原風景として、こういう風景があちこちにあったのです。


高瀬川でも、あんなに水に近い暮らしができてしまう。
四ツ谷用水との付き合い方を、ぜひぜひこの会を使って、水への関心を深めてもらえればと思います。


私もスリバチ本を書かせてもらってますが、(2)で仙台のことを取り上げさせてもらってます。


スリバチで検索してもらうとこんな本が出てきますので、参考にいろんな都市を楽しんで、水のことを妄想してもらうといいのかなと思います。
ご静聴ありがとうございました。パチパチパチ〜。


かなり熱い講義でした。
スリバチ地形と用水?谷地と台地の話ってなんだろうと思いましたら、武蔵野台地繋がりでしたね。
そして休憩の間に、会場の皆さんの質問の整理です。


続きまして、話題提供として東北文化学園大学の八十川淳先生です。


こちら、八十川先生の「四ツ谷用水での活動提案〜現在の姿を楽しむことからはじめよう!〜」ということで、藩政時代からのお話に続いて「挙句にゴミ捨て場と化して見捨てられた場所もあります」と書いてあります。。。なんでしょうね。
そして終盤にある「パブリックヒストリー」という言葉に、なんだか惹かれます。


四ツ谷用水に関しては、佐藤昭典先生が本を書かれていますし、そのほかに多くの書籍があります。
これからさき、四ツ谷用水での活動を考えるとき、まずは工業用水の鑑賞から必要ではないか。


鑑賞の環境づくりという観点で検証しましょう。まずは取水堰を見に行きますと、鍵がかけてあり、自由には入れません。
私は市民の方々を取水堰にご案内する機会が多いのですね。その際に、おおむね3回に一回ぐらい、職員の方に開けてもらえますが、基本は入れません。
これってみんなが親しめる環境とは言えないですね。


取水堰を鑑賞できるポイントも存在しません。
また、パブリックフットパスという観点でみてもどうでしょうか?
「地域を理解するためには、人の土地は通れるのだ」という考えです。
〜そういえば、イギリスでは人の土地は通り抜けるだけなら許可はいらないのでしたね。もっとも大半の土地が大地主のものだった気もしますが。


一方で、こちらは、へくり沢にある案内板です。
かつての沢の経路の要所に、合計8枚掲示されています。緩やかなパブリックフットパスの実現にも思えます。


そして、四ツ谷用水というと、散策を誘うような看板は限られるらしく。。。たとえば第2隧道と第3隧道のあいだにあるそうですが、、、


それがこれ。。。。


こちらは八幡町の裏の四ツ谷用水。私は犬の散歩で通るけど、ここをみんなで通るというのは、よほどマニアックなセンスの方以外には不向きでしょう。
人の丈ぐらいの雑草が生い茂る場所です。


こちらは取水堰付近の散策経路ですが、その際、車道横断が危険なのです。
ここは車の往来を確認してくれるスタッフがいないと、絶対に渡れません。つまり自由気ままに散策できる環境ではありません。


そして荒れた水路。これはなんとかメモリアルとして清掃することが出来ないのかなぁ。


一方、こちらは第3隧道出口の穴。


そこに、ゴミが投げ入れられています。しかもフェンスがあって、入れません。
これらの状態は、四ツ谷用水復活を求める市民の気持ちや愛情が、景色ににじみ出ているとは、とても言えません。
以上、現状を示す画像から考えると、まず現在の四ツ谷用水の鑑賞環境づくりのために、やるべきことが山積しているといえましょう。


つづいて、工業用水時代の四ツ谷用水の、意外な面白さについて。工業用水の四ツ谷用水は、実は、いまでも魚がいっぱいなのです。


取水ぜきの形状も昔とずいぶん違うそうです。
昔はオープンでしたね。いまは柵ができています。スクリーンもあって大きなゴミが入らないようにできていたりするんだけど。


そのスクリーンの先に、いっぱい魚が、泳いでいます。


四ツ谷用水は工業用水として大梶の管理事務所のところまで流れてきます。
ここに、今も魚が来ているそうです。水をためる施設がありますが、そこには広瀬川から来た魚がすみついています。ヤマメとか。数年前には、大きなウナギも獲れたとか。カニもいたとか。びっくりですね。


そして昔の図面です。かなり古びたものです。
四ツ谷用水の資料というのは、まとめて保管してはいないのです。


これらが無造作に図面の山に積まれていて。。。これも放っておいていいのかなって、思えてきます。


三居沢の水力発電所には記念館があるけど、四ツ谷用水には資料の拠り所がないんですよね。
これもどうにかしないと。


話題を変えて他の事例を紹介しましょう。静岡県の三島市の源兵衛川です。
新幹線の駅前に庭園があって、その庭園の池や街の水路で、7年にいっぺんぐらい、水があちこちから湧き出すそうです。


新幹線を降りてすぐにこんな光景が広がってます。


看板までの飛び石も、水が多いと渡れないぐらいだなぁ。


トンネルの向こうにはお店がある。
いい眺めだなぁ。


この光景を作った人たちがいて、グラウンドワーク三島という団体だそうです。


よく川を清掃しているおじいさん。
このおじいさんが映ってたのは、Googleでした。
このおじさんにしてみると、川は公共なのか?庭なのか?わかんないですね。もはや、このおじさん自身も、風景の一部になっています。


そんな源兵衛川ですが、これは昭和55年の頃の源兵衛川。一時期はこんな荒れた様子でした。
そこでグラウンドワーク三島の人たちは、最初の3年ぐらい、「パブリックヒストリー」づくりに専念したそうです。三島の水の豊かな原風景を知る旧住民と、知らない新住民が、共通の未来像をイメージできることが、水辺づくりの肝になると考えたようですね。


3年間で360回ぐらい勉強会や展示をしたそうです。3日に1回の頻度ですね。
商工会議所や様々な地元団体と一緒になって、議論や展示を行って、三島の目指すまちづくりの共通イメージを模索したのです。その結果、写真のような整備を行うことで、市民の合意形成が生まれたとのことでした。われわれ仙台でも四ツ谷用水の「パブリックヒストリー」づくりをいかに展開するかが大切ですね。


では、質疑応答の時間。


会場の皆さんから集まった意見を、本日登壇の先生方に聞いてみます。


四ツ谷用水の水利権についてはどうなっているのでしょう?
結論から言ってしまうと、仙台市は水利権を持っていません。


都市生活の近代化に伴い、かつての水文化、四ツ谷用水の管理の姿勢というものがなくなり水路の一元管理ができなくなったため、水利権は組合から市へ移管。そして、田んぼなども減ったために水が必要とされなくなり市から県へ移譲。そしていま、県が水利権を持っているのでした。


付け加えると、意外な発見がありました。
仙台市は平成12年、案外最近まで水利権は持っていたのでした。


水利権というのは、手放してしまうと何も言えなくなるのでは?という懸念が生まれますが、例えば六郷堀、七郷堀に水を通そうとなった時に仙台市もはいって話し合いに参加したことがありました。なので、水利権がないとなにも言えないというわけでもないのです。


県には、工業用水を管理する権限はあるんですが、四ツ谷用水を再生する権限はないんです。そのことをしっかり理解して、四ツ谷用水の流れを再生したいということを理解し、要求する先をどうするか、自分たち市民が責任持って作らねばならないと考えています。



市は四ツ谷用水の重要性というものを強く認識しています。そのために、こうやってフォーラムも開催して活発に活動しているのです。それは我々が、昔あった施設の成果で今の暮らしがあるってことを後世にしっかり伝えていかなきゃいけないんです。そして、そう言った活動は市民が主体となって進めなければいけない段階にあると思うのです。


ここで私の本業でヒントを出すと、東京であちこちで活発に再開発が起きているのは、あれは特区制度と言って公共利益になることをすると企業にボーナスが出ますよというものです。たとえば地下鉄の出口を作ると建物の容積率を広げますよと。
そうすると企業もお金を出して社会貢献事業をやろうというきっかけになる。
きっとやり方はあるんですよね。


それでは、予定の時間もきましたので、フォーラムを終了しようと思います。皆さまありがとうございました。


パチパチパチ〜。
大盛況でしたね。


そしてご案内です。
「たまきさんサロン」では、四ツ谷用水関連のパネル展を開催しています。


こちら2月15日まで開催です。


四ツ谷用水がよーくわかるパネル展示。是非とも遊びにきてくださいね。

カテゴリー: 取材, 環境, イベント, たまきさんブログ | コメントする

たまきさんサロン新着図書情報

たまきさんサロンスタッフです。
新着図書のご案内です。


・「言葉屋(2)ことのは薬箱のつくり方」(朝日学生新聞社 久米絵美里/もとやままさこ)
・「びりっかすの神さま」(偕成社 岡田淳)
・「ゆっくりゆっくりなまけものくん」(鈴木出版 オームラトモコ)
・「あしのうらのはなし」(福音館書店 柳生弦一郎)
・「ケチャップマン」(ブロンズ新社 鈴木のりたけ)
・「まだかんがえるカエルくん」(福音館書店 いわむらかずお)
・「香りブームに異議あり」(緑風出版 ケイト・グレンヴィル/鶴田由紀)
・「絵でわかる地球温暖化」(講談社 渡部雅浩)
・「乾物マジックレシピ」(山と渓谷社 サカイ優佳子)
・「空き家を活かす 空間資源大国ニッポンの知恵」(朝日新聞出版 松村秀一)
・「環境史入門」(岩波書店 ドナルド・ヒューズ)
・「世界で一番美しい化学反応図鑑」(創元社 セオドア・グレイ)
・「東西ベルリン動物園大戦争」(CCCメディアハウス ヤン・モーンハウプト/黒鳥英俊/赤坂桃子)
・「樹木たちの知られざる生活 森林管理官が聴いた森の声」(早川書房 ペーター・ヴォールレーベン)

図書は、おひとり3冊まで2週間借りることが出来ますので、ぜひご利用ください。
貸出カード作成時に身分証明書が必要となります。
二回目以降は貸出カードをご提示のうえ、貸出票に必要事項をご記入ください。

たまきさんサロンへ、ぜひ足をお運びください。
皆様のお越しをお待ちしております。

*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*
せんだい環境学習館 たまきさんサロン
平 日 10:00~20:30
土日祝 10:00~17:00
休館日 月曜(月曜が休日の場合は、その翌日)祝日の翌日・年末年始
*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*

カテゴリー: 日々の話, 環境, たまきさんブログ | コメントする

絵本de生物多様性【サロン講座】

たまきさんサロンスタッフです。
最近、あちらこちらで耳にする「生物多様性」ってなんでしょう?
絵本を通して身近な自然環境に目を向けるサロン講座「絵本de生物多様性」を1月27日(日)に開催しました。

「生物多様性」に関する絵本6冊を、ヴォイストレーナー&ヴォイスパフォーマーの荒井真澄さんに読んでいただき、その絵本に関する「生物多様性」の解説を仙台市環境共生課から行いました。


今回、荒井さんに読んでもらった絵本です。
1冊目「みんなうんち」(作:五味太郎 出版社:福音館書店)
2冊目「たったひとつのドングリが―すべてのいのちをつなぐ―」(作:ローラ・M・シェーファー/アダム・シェーファー/フラン・プレストン=ガノン/せなあい 出版社:評論社)
3冊目「たんぼレストラン」(作:はやしますみ 出版社:ひかりのくに)
4冊目「999ひきのきょうだいのおひっこし」(作:木村研 絵:村上康成 出版社:ひさかたチャイルド)
5冊目「よーくかんがえるカエルくん」(作:いわむらかずお 出版社:福音館書店)
6冊目「クマと少年」(作:あべ弘士 出版社:ブロンズ新社)

はじめに、仙台市環境共生課から「生物多様性」とは、生きものたちの豊かな個性とつながりのこと、そしてわたしたちの豊かな生活を支えてくれる大切なものであるということをご紹介しました。


1冊目の絵本は「みんなうんち」です。生きものたちは、姿かたちだけじゃなく行動もみんな違うというところに注目して聞いてみましょう。

歩きながらだったり、あちらこちらでだったり、決めたところでだったり、水の中でだったり、おとなも、こどもも、すべての生きものはうんちをします。

食べたものを体の中で消化して、いらないものをうんちとして体の外へ出しますが、
うんちは出しておしまいじゃなかった!
うんちを食べて栄養補給する生きものがいたり、木の実を食べた生きものの、うんちから発芽してお引越しをする植物がいたりします。
人間界でも、奇跡の肥料として扱われたり、エステサロンで使われたり、高級なコーヒーになったりするのです。

さて、2冊目の絵本、「たったひとつのドングリが―すべてのいのちをつなぐ―」はゆたかな個性とつながりのことに注目してみてください。

読んでいただいた後、ウクレレで弾き語りをしていただきました♫


この本の中にあるFSCマークを説明していただきました。
FSCは世界的な森林認証マークです。
長期的に適切に管理され守られた森林から作られた紙や机などの製品が増えていき、購入が進むことによって、森林を守っていくシステムのマークです。
絵本や紙袋やティッシュ、その他ノートやえんぴつなどもあるので、お家へ帰ってから探してみてください。

もっと身近な「生物多様性」のおはなし、3冊目の絵本は「たんぼレストラン」です。
たんぼを舞台に生きものたちの豊かな個性、つながりを考えてみましょう。

たくさんの生きものが登場しました。カエル、ザリガニ、サギ、カルガモ・・・全部で75種類、とても忠実に描かれています。
人間が作った環境にもこんなにたくさんの生きものが、つながりあって生育しているってすごいことだと思いませんか?
食べたり、食べられたりの食物連鎖、大事な生きもの同士のつながりです。

ちょこっと休憩です。
♫手遊び歌3曲をウクレレで歌っていただきました。


4冊目のおはなしは「999ひきのきょうだいのおひっこし」です。

わたしたちが生きていく上では、たくさんの生きものたちとの出会いやつながりで溢れています。カエルの一生の一部をカエル目線で垣間見てみましょう。

世界中でカエルが減ってきています。
陸地と水辺が無いと生きていけない、環境の変化に弱い生きものです。
カエルがいなくなると、カエルを食べている他の生きものや、カエルが食べている生きものがいなくなってしまう。自然の中のバランスが崩れてしまうのです。

そして、5冊目は「よーくかんがえるカエルくん」です。

登場するのはカタツムリ、チョウチョ、クマ、ウグイス、トンボ、イノシシ、タンポポ、キノコなどなど、共通点って何だろう?カエルくんは考えています。

共通点は「みんな生きている」。
大事なことです。
地球は46億才、最初に生まれた命がいろいろな場所に合わせて、生きやすいように体を進化させてきました。地球上にいる生物は、今は約3000万種とも言われています。

6冊目は「クマと少年」です。

クマは森を育てるのに大事な役割を果たしているといわれています。北海道のヒグマが川で鮭をとり、森で食べる、その食べ残しが土壌を豊かにしているともいわれています。
北海道で昔から住んでいる人たちがヒグマとどのような暮らしをしていたのでしょうか?

最後に一曲、歌っていただきました。
「クマと少年」とリンクし、「共に生きる」をより強く感じられ感慨深いものとなりました。

「生物多様性」というと難しく感じますが、いろいろな生きものたちと共に生きていくことなんだと絵本をとおして学ぶことができました。
荒井真澄さん、ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。

 
 
 

*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*
せんだい環境学習館 たまきさんサロン
平 日 10:00~20:30
土日祝 10:00~17:00
休館日 月曜(月曜が休日の場合は、その翌日)祝日の翌日・年末年始
*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*

カテゴリー: 過去の講座, 環境, 環境講座, たまきさんブログ | コメントする