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生産者と消費者が一緒に育む、持続可能な食環境を目指して【サロン講座】
たまきさんサロンスタッフです。6月26日(水)に「生産者と消費者が一緒に育む、持続可能な食環境を目指して」と題し、持続可能な食環境をつくる取り組みについてのサロン講座を開催しました。
講師には、畜産農家「むすびファーム」の上野まどかさんをお迎えして、“美味しい食材”がどのようにして作られ、どのように未来へつなげていけばよいのかについて教えていただきました。

講師の上野まどかさんは、宮城県登米市の稲作と畜産の農家のご出身です。
仙台の大学を卒業後、東京の企業に就職。その後、地元にUターン。2016年から実家の農家で黒毛和牛の繁殖と米作りをされています。
また、実家の田んぼをつかって「田植え&稲刈り体験」の企画を立ち上げたり、「東北風土マラソン&フェスティバル」の実行委員をされて、地域を巻き込んだイベントを積極的に行っています。
「はじまり」
上野さんは、生まれた環境が農家でありながら、食べることは好きでしたが、もともとは生産には無関心だったと言います。2010年に環太平洋パートナーシップ(TPP)協定の日本の参加検討が話題に出て来た時に、生産者や企業の意見ばかりがクローズアップされ、実際に農産物を食べる消費者が無関心なことに気づき、報道の世界に興味を持ち新聞社に入社。新聞社時代にお父さまが倒れ自分自身も「食」に関してとても弱い立場にあることを実感し、まず自分自身がちゃんと「農業」と向き合おうと決意します。

そして、農家を継ぐ決意をするもお父さまから猛反対され、まずは「東京で出来ることをやってみよう!」と、広告会社の地域事業部に転職。故郷登米市の農業をベースにした地域活性化事業やお米と仙台牛を使ったお弁当を企画するなど、積極的な活動を開始します。

その後、『東北食べる通信』(定期購読会員向けの食物付きの情報誌)のふるさとプロデューサーとしても活躍されています。
「Uターン」
自分自身も生産者として消費者とつながりたいという思いがますます強くなる中、登米市の実家に2016年にUターンします。
とは言っても、農家の実状をわかっているお父さまは、上野さんが実家の仕事をすることにやはり反対されたといいます。

まず、上野さんの1日の流れを教えていただきましたが、かなりハードなスケジュールに受講者の皆さんは驚いていました。
若い娘がこれをやりたいと言ったら、やはり親としては反対するかもしれませんね。
牛がいる限り、毎日休みなく続くわけですから・・・。
「ブランド牛」
宮城県のブランド牛と言えば、「仙台牛」ですが、全国にはなんと200銘柄のブランド牛が存在するそうです。

まずは、よく目にする和牛のランクについても教えていただきました。

A5・B5ランクの格付けに入っているのは、仙台牛だけということに驚かされました。
仙台牛って、そんなにすごかったんだ!
さらに登米市では、そんな仙台牛の40%位を生産しているということです。
上野さんの実家は、現在、親牛(繁殖雌牛)が11頭と産まれた子牛を飼養している黒毛和牛の繁殖農家です。

排泄物は全量堆肥としてコンポスト化し田畑に撒きます。そこで採れた米や稲わらを牛の飼料にするという循環型サイクルによる稲作と畜産の経営が行われています。どうやら、このあたりがおいしい牛ができる理由のようです。
ちなみに、メスのお肉の方がおいしいということです!
「繁殖」
肉牛の生産には、上野さんのお宅のように繁殖して子牛を出荷する「繁殖農家」と、その子牛を買って肉牛に育てて売る「肥育農家」の2つの生産者が関わっています。
牝牛は生後13ケ月位で種付けが行われ、その後1年1回のペースで5〜10回ほど、子牛を産むそうです。

牛は種付けから始まって(妊娠期間は約10ヶ月)、生まれてからお肉になるまで、2年半から3年という時間がかかります。生まれた時には25㎏~40㎏だった子牛が、10ケ月後に子牛市場に出荷される頃には300㎏位に成長しています。その後さらに1年半〜2年位かけて650㎏~900㎏位(雌と去勢でも大きさは違います)大きさに肥育され、食肉市場に出荷され、400kg〜600くらいの枝肉になります。
「Animal Welfare (動物福祉)」
これは、初めて聞く言葉でした。このような指針のもとで、肉牛も適切な管理がなされて生産されていたのですね。
上野さんのお話では、牛も5歳児位の知能を持っていて、面倒を見てくれている人をちゃんと見分けられるそうです。
「食べ物をとりまく環境」
食べ物をつくる人も食べる人も、お互いが見えない中で、「食」への意識が低下している状況が、今の食べ物をとりまく環境なのではないのかと上野さんは指摘します。
つまり、「誰が作っている食べ物なのかわからない」「モノとしてだけの食べ物になっている」「誰が食べているのかもわからない」ということです。
それぞれの立場で、かかえている問題点や疑問点を見ると、以下のようなことがあげられます。
これらを解決する手段のひとつとして、生産者と消費者の接点づくりが考えられます。
そこで上野さんは、まず「田植え&稲刈り体験」を企画実施してみました。
これはつまり生産者と消費者を「見える化」することです。
一番身近で毎日食べる食材である「お米」を通して、生産の現場を見てもらう、体験してもらい知ってもらうことで、自分は誰が作った食べ物を食べているのか、自分が作った食べ物は誰に食べられているのかがわかり、そこに絆が生まれ仲間意識が生まれるのではないでしょうか。
CSAというシステムも、生産者と消費者をつなぐ有効な手段のひとつでしょう。
そして、自分の足元である「むすびファーム」から、そして登米から情報を発信していきたい。「農家のロールモデル」になりたいというのが、上野さんの目標です。
都内で仕事をしている時から「東北風土マラソン&フェスティバル」の実行委員としても活動していた上野さんは、Uターンしてからも実行委員として活動しています。
「おいしいの向こう側を伝える」
「東北風土マラソン&フェスティバル」という催しは、マラソン大会を通して東北内外はもちろん、世界中から人を集め、東北の魅力的な「風土」と美味しい「FOOD」を存分に楽しんでもらいたいという主旨のもと誕生した東北と世界をつなぐ企画です。

この催しの中の「東北風土ツーリズム」という催しで、登米の食の魅力を伝えるツアーを企画しています。それが「生産者と味わう仙台牛満喫ツアー」です。

豊かな食材を100年後にも200年後にもつなげていきたいというのが、上野さんの思いです。
そのために、ひとまず生産者と消費者にできることは何でしょう?
「まとめ」
生産者や国、自治体だけが食料について考えていればよいのでしょうか?
食べる人はモノとして消費して、余ったら捨てる。それで良いのでしょうか?
たしかにスーパーには、いつもたくさんの食材が並んでいます。
2011年の震災の時には、あの棚が空っぽになったことを覚えていますか?
例えば、2000年と比べると農業人口は、半分に減っています。日本の食料自給率はカロリーベースで38%です。そして、今まさに問題になっているフードロスは、毎日一人お茶碗一杯分出ています。
未来に向けて、みんなで考えなければならない大きな問題です。
今回の講座では、美味しい食べ物の向こう側にある生産者の苦労や思いを知ることが出来ました。そして、われわれ消費者にも“美味しい食材”を未来に残すために、少なからず責任があるということを教えていただきました。
上野まどかさん、参加者の皆さん、ありがとうございました。


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せんだい環境学習館 たまきさんサロン
平 日 10:00~20:30
土日祝 10:00~17:00
休館日 月曜(月曜が休日の場合は、その翌日)祝日の翌日・年末年始
8月25日(日)は休館いたします。
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筆甫でへそ大根作りのための大根掘りボランティアに参加したぞ
宮城県南の丸森よりもさらに南。山越えたら福島ってところにある筆甫。たまきさんサイトでも何回かぶらぶら取材したことがありますね。
その筆甫地区の特産が「ひっぽのへそ大根」一度煮て、寒風で干し上げた大根は、真ん中にヒモを通した穴ぼこが空いていて、まさにヘソなんですよね。
そのへそ大根がピ〜〜〜ンチ。
山にはそろそろ雪も降りだすこの時期に、畑の大根引き抜いて、洗って倉庫に入れる。この作業は重労働なんですよ。そこで我らがボランティア登場!
左にチラって写っているのは仙台駅からやって来た送迎バスね。
もともとFBで見かけたイベントに個人的に申し込んでて記事にする予定ではなかったから写真撮ってなかったんですよ。すまぬ。
そしてコチラが本日の会場。もと田んぼの休耕田です。
いやぁ〜良い天気(12/10)ほかほかの天候で、主催者一同「よかったよかった」と。
ハズレの年だと寒風吹きすさび。手は寒さで痺れ。眉毛は凍る。。。ほどではない。
でも防寒着を着ていないと、体力的に辛いのです。
プックリ太ってますね〜。でもこちら、休耕田ということは水はけが悪く。あまり大きくはないそうな。
筆甫地区振興連絡協議会の吉澤さんからご挨拶。
「ここ筆甫地区は高齢化率が50.08%。住民の約半数が65歳となっており、重労働を伴うへそ大根作りは危機的状況にあります。そこで毎年ボランティアを募り、皆さんには土に親しんでもらいながら地域貢献をお手伝いいただいております」
なるほどねぇ。僕とキューバに行ったMGRくんも働きに地元を離れちゃうし。若い世代が減ってしまって地域の世代バランスが崩れてしまっているのだなぁ。
お!テレビ局も取材に来ていた。
他にもいろいろと代表の方の挨拶とかあったんだけど、なんせノートを持っていなかったもんで。
こちら。田んぼの土ですな。
じゃ、ここで気分を入れ替えて、プロの演技指導といきます。(なんじゃそりゃ)
大根は、かきわけかきわけ、葉っぱの根元をしっかり掴みます。
腰を入れる。
ガガッと全身の力を使って、まっすぐ引き抜きます。
一緒にくっついてきた大きな泥は、ここで手で剥がす。
では久々に、誰も作らないから(たぶん)世界初。無限大根掘りGIFアニメ。
じゃ、やってみよう!
腕だけではなく、全身で、ズボ!
作業が始まると、もう無心になるんですよね。機械のように次々と引っこ抜きます。
松本零士作 銀河鉄道999で、主人公の星野鉄郎は「アンドロメダへ機械の体を手に入れる」ために旅に出ます。
でも決して大根掘りマシンではないよな〜なんて思ったりした。
おお!こんな足のいっぱい生えた大根もできてた!
ちなみに途中で気がついたんだけど、抜けてくるときに大根をクルって半周させると、泥がついてこないんですよね。
やばい。どんどん脳が大根掘りマシンになってる!
ちなみに抜いた大根は、向きを揃えておくと、包丁持ったおかぁさんが、葉っぱを切ってくれる。
その葉っぱも、中の方はふわふわ柔らかいので、漬物や炊き込みご飯に〜女性は大喜びで袋つめする。
男性は「そんなヤギじゃないんだから、いっぱいいるか?」って冷めた目線。
掘ってきた大根が、軽トラの荷台にいっぱい!
帰り際に「いくらでも持って行っていいぞ〜」って。じゃあ、あした軽トラ返しにきますんでってのは、ダメ。
洗う。洗う。泥が落ちるとピカピカ綺麗。
ってことで、午前はここまで。
展開が雑?
だから〜。もともと個人用にとってた写真なんですよ〜。
このイベントは、参加費は500円。
その500円は、心のこもったお昼ご飯代なんですよ。
もちろん地場産米。宮城=東北の食料自給率に刮目せよ!
ホカホカのトン汁様!!!
ほわぁ〜。人間が溶けてきます。
味噌味が疲れた体に沁みるなぁ。
労働は大切だよ。
きたぁ〜〜〜〜!!!!
へそ大根の煮付け様!!!
しかもプロの作った特級品だ!!!
一回煮てから干してるから、歯ごたえがグニャッと独特。でも噛むと大根の甘みが昆布ダシと相まってジュワッと。うまい!
MGRいいもの食べて育ったなぁ。
最後に主催者からご挨拶があったのだが、脳内は全てへそ大根に上書き保存されていて、記録が残ってませんでした。。。
たしか、1月にもへそ大根の製作体験ボランティアがあるような。
調べたらあったよ〜。こちら。
ひっぽのお宝「へそ大根づくり」体験会♪
公式FB(から勝手にコピーしてきた)参加要項は、一番下の方にあるから、(参考程度に〜ちゃんと問い合わせてね)読んでみて。
さて、いきなり帰りですが。こちらは、ひっぽ復興発電所1号。
この1号機の成功で銀行から融資を受けることができるようになり、13号機まで出来るそうだ。
そしてできた電力の売り上げで。。。地域に共同売店を作る!
なんと筆甫地区には今はお店がなく、みんな丸森まで買い出しに行ってるそうな。
だったら電気を売って、その代金で地域整備するぞ!ってのが、ひっぽ電力の志の高さなのだよ。
でんきは、あいコープさんで契約できるよ〜。じゃあね。
——————————————————————
丸森町筆甫地区のお宝「ひっぽのへそ大根」。
今シーズンも地元生産者の指導を受けながら「へそ大根づくり」を体験できるイベントを開催します♪
もちろん筆甫のおばちゃんたちがつくる美味しいお昼つき。
作成し出来上がったへそ大根は、3月はじめ頃に参加された皆さんにお送りいたします。
体験を通して地域住民と筆甫を応援してくれる皆さん・筆甫に来てみたい!という皆さんで交流も楽しめるこのイベント。多くの方の参加をお待ちしています!
☆日時 平成30年1月21日(日)
午前9時半~午後3時頃まで
☆集合 筆甫まちづくりセンター
伊具郡丸森町筆甫字和田80-2
☆費用
大人3,500円
(体験代・昼食代・へそ大根送料・お土産 ほか)
子ども(小学生以下) 無料
※参加者には体験で作成したへそ大根(300g程度)を後日お送りします。
※小学生以下は参加費無料(お子さま分のお土産・へそ大根の後日発送はありません。)
☆作業内容
へそ大根づくり体験
(皮むき・切り方・串を通して干す作業)
※途中で「餅つき」や筆甫地区の太陽光発電やお店づくり予定地などを見学も行う場合あり
☆持物
①汚れてもいい格好(長靴・ゴム手袋など)
②包丁(※車でお越しになり持参できる方のみ)
☆定員
20名程度(希望者多数の場合はお断りをすることがあります。)
☆申込
1月19日(金)までにこのFBページにて参加ボタンをお願いします。
☆送迎
仙台駅からの送迎バスあります。
仙台駅発:午前7時半
仙台駅着:午後5時(予定)
乗車を希望される方は参加申込時にコメントまたはメッセージなどでご連絡ください。ただし10名以上の乗車人数があった場合のみ運行。10名に満たない場合はバスの運行は取りやめになります。
村田の蔵の陶器市へ行ってきたよ
なんだか週末のたびに天気が悪いね。10月は晴れの日が多いはずなのに。。。
まぁ、雨の予報でもいいや、お出かけだ!ってことで村田町の「蔵の陶器市」へやってきたよ。バイクだけど。
たまきさんサイトはただいま裏側で大改造中でね。まぁ閉じこもっての仕事が多かった。
だいぶゴールが見えてきたから、もうちょい待ってね。
ってことで、本日のブログは無駄に写真ばっかりずらずらと。
村田の蔵の陶器市って一回来て見たかったんだよね。
前にもひな祭りの時に散歩したなぁ。
こちら、きまって10月の第3週に開催されています。個人の作家さんがたくさん作品持ち寄って、直売してくれるから割安に、どこにも売ってない逸品が手に入るんだよ。
でも、子供は水たまり遊び。。。こらこら。
長靴履いてテンション高めです。
スマホで撮っているのは、穴から内部の電球の光が漏れるのですね。
猫とミミズクですね。綺麗だなぁ。こういうのが、似合う家に住みたい。まず家探さなきゃ。
シマシマが気に入りました。
福の文字が入った箸置きだね。旧字だからちゃんと表示されてないけど。
蔵って、中に入ると静かだよね。
怒られて閉じ込められちゃうと、ほんとうに無音で怖いんだって。
普段は入れない民家の居間とかでも展示されているから、陶器好きにも、建物好きにも楽しい。
そんで、村田の地酒、乾坤一の振る舞い酒もあるけど、あ〜〜〜バイクで来なきゃよかった!
ってことで、ブラブラ散歩の旅でした。
取材は土曜で、本当は日曜日も開催されていたんだけど。。。台風だしね。
っで、コレが僕の買ってきたぐい呑。
店主さん兼作家さんと、これで焼酎がうまいんだよねぇ〜と話が盛り盛り。
「そうだ。ひっぽへ行こう!」地域住民が電気をつくり始めた。筆甫より。
今日は仙台市からは遠〜い遠〜い県南の筆甫のお話。切っ掛けは新聞で見かけました「宮城県県南の筆甫で、市民が資金を出し合ってソーラーパネルの設置を始めました」って記事。
んんん???筆甫には知り合いがいるなぁ。電話してみよう。
「ね〜。筆甫でのソーラーパネルの話って、なにか関わってない?」
「あ。いま現場で資材運んでマス」
な〜んだ、なんだ。だったら取材に行くよ!
そして朝からチャリで出動!(忙しいのに。。。)そりゃ〜再生可能エネルギー作る施設の取材に車で行くなんてOUTでしょ〜。(だから、やることいっぱいあるんだって)ってことで、サロンのサイトの調整ちょっと待っててね。しっかし良い天気だなぁ。(大事なこと忘れたことにしてる 注釈/カッコ内は心の言葉)
チャリチャリ〜。今日は遠いぞ〜。なんと片道62キロ。
写真の場所は、岩沼からちょっと南に行った阿武隈川の護岸です。ここまで30キロ。ふぅ〜走り出して1時間だよ。
まぁ〜僕らみたいに自転車変人は1時間ぐらい漕ぐと、ようやく体が良い感じにあったまってくるもんで。。。で、周りを見渡すと。。。阿武隈川って綺麗だなぁ。宮城県はデカイ!
筆甫地区を具体的に説明しますと。仙台市内を出て国道4号でひたすら南下。岩沼のちょい先で6号と分かれて4号をさらに南下。5キロほど走ったら国道349号を角田方面に進路をとって、さらに南下。このあたりから阿武隈川の西岸が自転車、歩行者専用になるので岸辺をひたすら南下。丸森に出たら県道を。。。登って登ってヒルクライムで10キロ。さすがに遠いなぁ。
そしてやってきました、旧筆甫中学校跡地。出迎えてくれた青年は。。。おお!たまきさんサロンのオープニング座談会で熱心に質問してた彼だ!
やぁやぁ筆甫まできたよ。良いところだね〜。
「ほんとですか!」
ふむ。緑の綺麗な谷を抜けて、小さな平地に出ると家々が現れるじゃない!ちょっと新鮮です。
じゃ〜ん。筆甫のソーラーパネル設置メンバー登場!
こちらの施設の正式名称は「ひっぽ復興太陽光発電1号機」です。
何回も言おう!
「ひっぽ復興太陽光発電1号機」
「ひっぽ復興太陽光発電1号機」
「ひっぽ復興太陽光発電1号機」
なんで1号機かというと、今回の設置を契機に創エネ施設の設置の仕組みを作り上げ、2号機3号機と発展させていこうという計画です。
では、この発電施設について詳しくお話を聞いてみましょう。
ひっぽ電力株式会社の代表 目黒忠七さん、そして技術者の木皿且人さんです。
こちら、市民の方の出資で作られていると聞いたんですけど。。。
「あ。出資ってのは会社の設立資金なんです。いわば資本金だけ。ここの資材とかは他に地域の人から借り入れてまして、8年がかりで返済するんです」
え!なんか新聞よりも背景が深い!
「なんせ、施設を作っている私たち完全にボランティアで、これから8年間は無給です。無給無報酬で8年かけて働いて設備代を償却します。ここで作った電気を8年かけて電力会社に売電して、9年目から次の発電施設を考えることができるんです。」
みんなボランティアで集まっているから、すべて手探り。パネルの設置も試しながら作っていて、技術者はいるんだけど電気工事の資格者はいないから、電柱の設置とかプロを頼まないといけないんです。とにかくそうやって、地区の住民の手で発電を目指すのが、まずは目的です。
まぁ。きっかけは震災があったそうです。ここに書くとまぁ〜いろいろありますが、アレがア〜なって地区のみんな意気消沈しているので、それをなんとかするには自力で電気を起こすことだ!って思いなんですよね。
そこでまず調べ始めたのがバイオマス発電。筆甫は豊かな自然に囲まれているので樹々を使って発電したらよかろうと。そしたらなんとバイオマス発電は市民がおいそれと取り掛かれる金額ではなかったとか。
「例えば、そこにある木材を10万円で売ってって話が出来上がっていても、11万円で買うって人が出てしまうともう敵わないんです。そうすると、供給の安定性がなくなってしまう。おなじく小水力発電とか、風力発電とかも検討したのだけど、どうにも市民の発電としては上手くいかない。」<<<こちら、個々の家とか地区で使う分には問題ないそうなんだけど、売電となると難しい。
さらに発電する電力は50kWhに抑えないといけない。なんでって、それを超える高圧では電力会社に接続する責任が出てしまい、6000ボルトへの変圧施設と、さらにここから一番近い丸森の変電所に直接繋ぐ必要がある。自分たちで架設するなんて何億かかるんだ!ってことで、それらを具合よく達成できるのが太陽光発電だということになりました。
なら、住民が気持ちの乗っている意識の高いうちにGO!だ!!
ちなみに木皿さんは、もとJAXAの研究者だったそうで、角田が近いと凄い人が地元にいますね。
「筆甫地区は、来られた時に気がついたでしょうけど山の上にあります。
昔から買い物に行くにも丸森まで出なければいけない。実際に町にはお店が無かったでしょう。遠い町から谷を登った先に集落があるから不便だ感じられ、もうすっかり過疎化している。
ところがここは、あとちょっと登ると標高700メートルで、直接海が見える。ということは風が吹くんです。ここは風力発電には適地なんです。
さらに谷の斜度がそこそこ急なので、良い具合に谷川が流れている。これは川で発電するのにもってこいです。」
過去には筆甫の下流に、宮城県内では三居沢についで二番目に古い発電所が設置された場所。位置エネルギーの観点からも大変い高いポテンシャルを秘めているんです。
(エネルギー保存法則ですね。じゃ、高いところに水を持ち上げるのは。。。お天道様です)
———そういえば、県南は晴れの日が多いですしね。
その隠れたポテンシャルに気がつくと、エネルギーを作ることで自立できるんです。カッコイイことはしなくて良い。ただ、地道にエネルギーを作ることで、地区に活気をもたらすことができます。だから、売電で収益が出るようになったら、資金は地区に購買所を整備したり地区のために使おうと計画しています。さらに今回の計画が上手く回ると事業としても投資〜回収の枠組みの成功事例として、融資を受ける条件も達成できます。すると発電施設の設置にも拍車がかかるというわけです。
素晴らしいアイデアだなぁ〜。
学校跡地に設置したソーラーパネル。本当はパネルの下の空間もヨーロッパの発電施設みたいに農業とかで活用したいのだが、ちょっと資金が足りない。でもパネルの温度が熱くなりすぎりと発電効率が落ちちゃうから、下には芝草でも生やそうかなぁ。だったらヤギも離して、草刈りをさせよう。
夢はどんどん広がっていきますね。
——–っとお話をいっぱい伺いましたが、お仕事の邪魔になっては申し訳ないので、これにて!
さてさて。そんなこんなで町中をチャリで下ってくると。。。伐採した木々。
林業が回っているのですね。バイオマスのポテンシャルですね。
神社もありました。
Wikiを読むと、歴史のある地域だということがわかるんですよ。まぁ〜コピペですが、伊達政宗が寮内検地した時に、一番最初に記入した、筆のはじめ(甫)だそうです。
緑が濃いです。自転車で走ってても気持ちが良いです。
道路沿いに流れる川。
カエルだったら、この川に住みたいなぁ〜。
不動尊公園のちょっと上流の堤防。
こんな感じで発電所が設置されたのかなぁ〜。
ってことで、ひっぽの発電所は継続して応援していくぞ!お〜!
こちら筆甫小学校の入り口にあった仮面ライダーV3。
そういえば仮面ライダーもベルトの風車を回してたっけ。ではでは。
お味噌ができあがりましたよ!
今年の2月28日にKuraxで仕込んだお味噌が出来上がったということで、佐藤麹味噌醤油店さんにちょっと立ち寄ってみました。
ふ〜む。美味しそう!
イベント参加者の方には引き換え用のはがきを発送済みだそうだから、25日までに受け取りに来てね〜。
荒町児童館で、打ち水に向けての環境講座を開きました。
蒸し暑いですね〜。まいとし毎年。せんだいE-Action実行委員会では荒町商店街にて、毘沙門天王祭にあわせて「打ち水で町を涼しく」ついでに節電の啓発もろもろやってきたんですけど「イベント的に開催だけじゃなくって、事前に子供向けの勉強会もあっていいのでは?」って意見が持ち上がったんです。なら、開催しちゃえと今回のMelonの皆さんと、次週には誰でしょう?2回開催することにしました。
対象は荒町児童館の児童クラブに所属する小学一年生の皆さん。そうかぁ〜。もう夏休みだから午前中から集まっているのですね。
ではみなさんに質問です。地球温暖化ってわかりますか?
地球を温暖化ガスが布団のように覆ってしまって、地球が熱くなっちゃうことなんですね。
地球が暑くなってしまうとどうなるかというと。。。。こちらはネパールです。ヒマラヤ山脈の雪が溶けてしまって、谷間が見えています。するとどうなるか?溶けた水が下流の街々に洪水を起こします。海水面も高くなって、小さな島国が海に沈んだりもします。
この写真は?
写真は日本の南の海です。珊瑚が見えますが、暑さで白くなっています。
こちらは、シロクマ(ホッキョクグマ)。
氷が溶けちゃって、シロクマさんの居場所がなくなっちゃってますね。
———でも、山にいけばいいじゃ〜ん。
ところがシロクマは、氷の穴から顔をだすアザラシを捕まえて暮らしているんです。氷が溶けちゃうと、食べ物を獲ることが出来なくなっちゃうんですよ。
こんなふうに、温暖化を起こすと世界中の歯車がおかしくなってしまいます。
ですが私たちも、暮らしをひと工夫することで地球温暖化を防ぐことができます。
例えば。。。緑のカーテン。ゴーヤなどを窓辺に植えてあげると室内に入る陽射しを遮ることができて、涼しく過ごすことができます。また、実ったゴーヤは食べることができますね。ゴーヤ好き?
「好き〜。」
それでは、旬の食べ物を紹介しましょう。
「旬」って難しいかな?食べ物には実る季節があって、季節のものを食べることで夏の食べ物は体を冷やし、冬の食べ物は体を温めます。無理にエアコンを使うこともないですね。
さらに違う季節の食べ物を無理に作ろうとしたらビニールハウスを石油や電気で温めたりと、余計なエネルギーを使ってしまいます。なので、スーパーでも季節の食べ物を選ぶようにしましょう!
そこで、みんなにやってもらっているのは旬の食べ物当てサイコロゲームです。
季節の食べ物って、いろいろあるんですよね。
イチゴは?イチゴはXマスに食べることが多いからと勘違いしやすいけど、春の食べ物です。夏は?キュウリにトマトにナスにトウモロコシ。
知っているようでいて、意外に真冬に夏の野菜が売ってたり、季節がよく解らなくなっているんですね。
では、せっかくなので旬の食べ物の絵を描きましょう。
あれれ。さっき話しにのぼったキュウリにナスかぁ。イメージをもっと広げて描こう!
そうしたらスイカを描いている子がいたよ。
お!トマト。だけど、樹に生えているなぁ。
トマトは柿みたいに樹には生えないなぁ。ちなみにうちの庭には、トマトがいっぱい実っているよ。
旬の食べ物。環境にいい食べ物のお話のあとは、荒町商店街振興組合さんから案内です。
「荒町は、伊達政宗さまが指示して作った麹の街です。この街ではお味噌や醤油を代々作ってきた歴史があります。みんなもお家に帰ったら、地元の味噌や醤油を買ってみるように頼んでみようね。」
あ。ぼくはいっつも味噌は荒町で買ってますよ。ちょっとお値段が高いけど、毎日使うものだし、毎日一キロ食べるわけではなしって買ってみたら、あ〜ら味がしっかりと濃い。結局美味しい分だけ得でした。
ということで、本日の座学の環境講座はここまで。来週は屋外で環境の勉強だよ。
さてさて。。。講座終了後のひとこま。子供達は発電機で照明の明るさの実験を楽しんでます。
電球より蛍光灯。それよりLEDの方が簡単に灯りますね。
ではでは。
Kuraxで仕込んだ味噌を切り返しに行ったよ
なかなか趣のある通路でしょう。こちら、若林区荒町の佐藤味噌醤油店さんの、お店の裏にある工場に至る通路です。
2月28日にKuraxで漬け込んだお味噌が、3ヶ月経っていよいよ混ぜ直す時期が来たようです。
工場の片隅に。。。ありました!
樽の側面に「クラックス・サロン」と書き込んでありますね。仕込みの後は、ず〜っと倉庫の片隅にひっそりと置いてあったそうです。
なんとなんと。重しの石に押されて、少〜し汁も出ています。
味噌は麹で漬け込まれます。
麹は嫌気性なので、発酵に空気は必要ないんですね。大豆は樽の中で時間をかけて旨味に変わっていきます。
この表面に染み出してきた汁を少し舐めさせてもらうと「なんとも言えない旨味!」まさに味噌の旨味です。
大豆のたんぱく質は麹の力で分解されアミノ酸に変わります。麹を育てたお米は、でんぷん>糖>アルコールに変わります。
この大豆を分解するのは酵素プロテアーゼです。仙台味噌は長い時間をかけてじっくりと漬け込まれ、旨味がどんどん生まれるのです。
「ちょっと今の段階食べてみる?」
「いただきます!」
激ウマです。
あれれ?社長さんちょっと笑っているのは何でしょう?
え〜。最近僕んちでは佐藤さんちの1キロ1000円のお味噌使っているんです。ちょっとお高いんですが、毎週1キロ喰ってるわけでなし。っで、これまた友人に教わった「ソーメンを味噌ダレで食べる!」にハマってまして、これが旨いんだ。
の話をしているところ。
これがその「味噌ダレソーメン」20年近くまえに友達に教わった方法だから、もうすっかり元のレシピがわからないけど。
トマトやキュウリ、夏野菜に限らず玉ねぎ人参に椎茸など、いろいろ刻んじゃいます。
味噌をみりんで溶かして、さらに水で薄める。(量はテキトー)
山形のひっぱり蕎麦にならって、納豆なんかも入れちゃいます。
タレをぐちゃぐちゃにして、冷たいそうめんをつけていただく。これが美味しいんです。
漬け込んだばかりの時は塩っぱいばかりの味噌(の元)は、なんとも美味しい味になりましたが、ここでひとかき混ぜでさらに3ヶ月。
このタイミングで空気に触れさせると、さらに発酵は進むそう。あと3ヶ月。8月終盤から9月には完成だそうです。
ということで、表面ならして
ビニールでフタして
ハイおしまい。
3ヶ月後には店頭にあったような見事なお味噌になるそうです。
ということで、僕も自分用にまた買ってきました。
お味噌買うならこちら———
佐藤麹味噌醤油店
住所: 〒984-0073 宮城県仙台市若林区荒町27
電話:022-222-4712
街の真ん中 Kuraxで味噌作りイベント
本日のブログの主役はこちら「ミヤギシロメ」大豆ですね。この大豆が味噌になるまでをレポートする「発酵シリーズ」ですが、なんと仙台味噌は出来上がるまでが半年!なので今日は第一弾の仕込みの様子をお伝えしますね。
会場はここのところチョクチョク登場するKuraxサロンです。しかし色んな講座を開催しているものだなぁ。
そして講師をしていただくのは、こちら。若林区荒町の味噌屋さん。佐藤麹味噌醤油店の社長の佐藤さんです。前にも一回、お店にお邪魔しましたね。
さらにお手伝いに東北工業大学環境サークル「たんぽぽ」の皆様。。。
おっと、おひとり受付でお仕事中です。インターンではないけど社会勉強中。
取材は2月28日。そして翌3月1日は就職活動の解禁日ですね。
では、佐藤さんから開会のお話です。
佐藤さんのお店は、創業が1603年。なんと伊達政宗さんの領内で麹屋さんを営んでいたのが始まりでした。政宗さんは美食家でしたので佐藤さんたち麹業者さんは居城が移る度に、米沢>>岩出山>>仙台とお店を移してきたそうで、仙台開府の頃には、あおば通のNTT付近にお店があったそうです。
政宗さんは麹屋さんに自由な商売をさせませんでした。麹屋は店ごとに販売する地区を決められ、伊達家の指示のまま商売をしていたのです。
ただ、あおば通のあたりは水が良くなかった。そのうちに伊達政宗公は隠居し居城は今の古城に移られたので、麹の商店たちも政宗が城へと通う道すがらの荒町に集団で移転したそうです。
ちなみに仙台味噌は仙台で名前がついたのではなく、仙台藩の藩士が江戸のお屋敷で近隣の藩の屋敷へ味噌を都合した際「仙台藩の味噌はうまい」と評判になり、江戸で仙台味噌と名付けられたそうな。ちょっといい話ですね。
ではでは。本日は皆さんの目の前にある「ミヤギシロメ」から、お味噌を作ります。
まずは一粒食べてみてください。なかなか豆の風味が美味しいでしょう。
それを、これから手でニギニギして潰していきます。
どんどん手が増えてきましたね。
各班一人は学生さんの力がないと、豆潰しの力が足りません。
粒が無くなるまでね。ニギニギ。
なかなか根気のいる仕事ですよ。
お店ではこんな感じに手で握って作るわけでは、もちろんありません。
「それでは商売にならないや〜」
って笑ってらっしゃいました
写真を撮ってて「あれ?この構図はどっかで見たな?」って思ったら、漫画のワンピースにこんな絵がありましたね。。。読んだことないけど。
そうか!あれは味噌を練ってたのか。
なにやら味噌作りの話が耳に届きましたが。。。味噌作りは最初は麹を発酵させるところから始まるそうです。
麹>豆を煮る>漬け込む
なんですね。
麹がバラけたら、これを先ほどの大豆に混ぜ合わせます。
混ぜても練る練る。
お水も加えて、さらに練る。
お塩も加えてさらに練る。
さて。いい感じになってきたら、手に掬った大豆をバケツの中に投げ入れます。
「ベッタン!」
そうすると、空気も押し出されるんですね。
さらに空気を抜く。よーく空気を押し出して。。。
4グループの豆を、ぜんぶ綺麗に重ねました。
はい。今日の作業はこれで完了。
仙台味噌は、出来上がるまで半年と長くかかります。
今できた豆を、少〜し食べてみてください。塩っぱいだけだから。
これから半年かけて、麹が豆を分解して、美味しい味噌に変えていくのです。
ちなみに味噌は、同じ樽から分けても各家庭で味が違うそうです。だから手前味噌なのか!
「保管する人の性格でも味が変わりますよ」
そうなのかぁ〜。
と、いうことで。仕込みは終わったから。
蓋をして半年間おやすみ。
だいたい3ヶ月後ぐらいに一回かき混ぜるので、チャンスを狙って僕が取材に行きますね。
ではでは、講師の佐藤先生に拍手〜。
そして、お土産もらって解散です。
お味噌ができるのを待つのも楽しみですね。
ちなみに、本日協力いただきました佐藤さんのお店の連絡先です。
店頭では500グラムから味噌の量り売りをしています。パック詰とは味が全然違いますよ〜。(前に買って食べた)
味噌作りの疑問なども答えてくれるそうです。
佐藤麹味噌醤油店
住所: 〒984-0073 宮城県仙台市若林区荒町27
電話:022-222-4712
毎年恒例!「高校生地産地消お弁当コンテスト」に取材だよ
毎年毎年ですね。
秋も深まり、木枯らし吹くこの時期になるとやってくるのが。。。!
宮城大学食産業学部の調理実習室で開催されます「高校生地産地消お弁当コンテスト」です。
今日はずいぶんコメント短いのにひっぱるな?って??そりゃぁ〜本日、写真セレクトしたら68枚になっちゃったもんで、全部にコメント書いていたら、とんでもない量になっちゃうんですよ。ま、たぶん書くけどね。
このイベント、みやぎ県内に通う高校生が3人もしくは2人一組になりまして、地元や地域でとれるおいしい食材を使っておいしいお弁当を作ろうというもの。材料費はなんと300円以内!そして素晴らしいのは、コンテストの最終候補者のうち優秀な作品は、実際にコンビニエンスストアで販売される商品にされる可能性があるんです。かつて取材した仙台二高の皆さんも、その後は実地での商品化への取組みを体験されて、たまきさんサイトでは店頭に並ぶまでを追っかけましたね。
それでは、開会のあいさつです。
宮城県農林水産部次長の渥美様です。
「本日のこのイベント、県としては若者が地域の食材への理解を強める素晴らしい機会と捉えています。また協力していただいたコンビニ各社の皆様にも感謝をします。
今回は県内から27校137もの応募があり、一次審査を経て、10のお弁当が今回の最終選考へと進みました。
個性ある旬の食材や地域の食材が、どのようなお弁当に生まれ変われるのか、本日の出来映えを楽しみにしております。」
続いて審査員を代表して、宮城大学食産業学部の石田様です。
「こちらの施設は普段は加工品の実習にて使われている部屋なので、いつもの家庭科室などとは少々勝手が違うでしょうが、頑張ってみて下さい。
特に、誰かのために食べ物を作るという意識が強ければ、良いものが出来上がると信じております。今日はどのようなお弁当が仕上がるか、審査員一同、楽しみにしています。」
それでは、本日は60分間でお弁当を作作っていただきます。存分に腕を振るって下さい。
それでは、よ〜い。
ワラワラっと飛び出していきます。皆さん下ごしらえを終えた食材を取り出します。
はい。ここでCMじゃなくて、序盤はあんまり動きはないんですよね。だからネコの箸置き。
今回のエントリーは、さすが地産地消で値段もお手頃なサンマの登場が多い!
三枚に下ろしていますね。
下味つけて、下ごしらえ下ごしらえ。
その間に菜っ葉をゆでます。
こちらは何に化けるのだろう?
あれ?サンマのお腹に何か挟んでますね。鮮やかなピンク色は。。。
先生。このオーブンが空を飛ぶんです。
うそでしょ?
ウソです。
何を焼いているのでしょうね?
なんて馬鹿なこと言ってるうちに、コンビニ各社の皆さんがチェックに来ましたよ。
皆さんの視点はまた特別です。
お弁当の製造過程だけでなく、材料のレシピを確認して、原価と工数のチェックともちろん仕上りと。プロの目は厳しいです。
この頃になると、会場中にいい香りがしてくるんですよ。
クンクン。これは。。。炊き込みご飯だな。
お。こちらはサンマをトントンと刻んでツミレにするのでしょうか?
最近は日本酒づいている僕としては、このまま熱燗なんて最高なんですが。
カセットコンロの火加減チェック。フライパン相手だと覗き込まないとわからないようで。
真剣な顔をしてます。油の温度をチェックしてます。
右手の女子が持っているのは。。。あ〜さっきのサンマ!明太とジャガイモのペーストが挟んであるそうですよ。
会場歩いていて、振り向き様に「あっ!」て撮った一枚。
「ふ〜む。県内産味噌かぁ。」
連続写真ね。
混ぜまぜ。
ゴクリ。
焼き上がった?
ね?何焼いているの??
鮭のフィッシュボール。
こちらも胡麻をまぶして。「ヨ」ってね。
うわぁ〜。僕の大好物のそばだ!
あ〜この取材辛い。胃袋に辛い。
お釜を明けますと。ボワァ〜って。
これは美味しそうです。イヤぜったい美味しいでしょう。ショウガがホワ〜ンって香ります。
お。さっきの鮭。揚がったの?旨そうだぁ〜。
その間にも、そろそろ審査員の皆さんは中間の結果をメモにまとめます。
すんごいデッカイ体で、小ちゃなお弁当箱におかずを並べます。
これはフィッシュボール。
徐々に大詰めに迫ってきました。この時点で残り10分です。
仕上。仕上。
イクラをちりばめていますね。
あ!ピーマンの包み焼き。美味しそうだ!これはぜったいに旨い。
「colorful!bellyful!!wonderful!!弁当♡」
宮城県仙台二華高等学校
で、お弁当ついでにプレゼンテーションタイム。
量は少なくても贅沢なお弁当!
各素材には、某有名なキャラクター(千葉県浦安のね)の施設の名前がついていて、ダンスとともに紹介です。
薫りのよい仙台味噌を利用した具沢山炊き込み御飯!
「美味しく召し上がれ〜♬」
審査員、おくちポッカ〜ン。破壊力抜群でした。
「宮城の幸たっぷり☆秋御膳」
宮城県仙台二華高等学校
キーワードは「菌活」体の免疫力を高めるキノコをふんだんに、ビタミンと繊維たっぷり。
はらこメシを主体に仙台味噌豆腐グラタンにずんだコロッケ。。。さすが秋の味覚!美味しそうです!
「MIYAGI’S WAFFLE BURGER」
宮城県泉館山高等学校
日本人の心でもある米。コメをなんとワッフルにしてしまった泉館山高校のアイデア料理です。
さらにサンマのつみれ、里芋とレンコンのハンバーグ。
素材を大切に体にも心にも良いお弁当を作りました。
「石巻×北高」最強コラボ弁当!」
宮城県石巻北高等学校
石巻の地産地消美味しい食材から作ったお弁当は、なんとお米は北高生徒が収穫したキタアカリ。
ピーマンが苦手なお子さんでも美味しく食べられるように肉詰めを。サンマのタモフライ(あ!あれだ!)など地元産90%のお弁当です。
「鮭と秋刀魚で楽しく魚魚っと弁当♪」
宮城県気仙沼西高等学校
気仙沼を代表する食材、わかめ、鮭、さんま、ふのりなどなど。
ぎょぎょぎょな驚く美味しさです!
「産地直送ショウガの混ぜ込み稲荷弁当
~海から里までの恵みたっぷり~」
宮城県気仙沼西高等学校
こちらも気仙沼の美味しい食材、さらに味の基本にしょうがを選びました。
サケのミートボールはこれからブームがやってくるでしょう!
魚や野菜が簡単に食べられる、美味しいお弁当です。
お弁当男子万歳!!
「海かおる響のうまいもん弁当」
宮城県本吉響高等学校
震災から3年8ヶ月。でも被災地の元気を届けたい。
鮭、笹かまぼこ、オキアミ、三陸のおいしさを届けたい!
愛情たっぷりのお弁当です。
「はらくっついべんとだっちゃ!!!」
宮城県石巻西高等学校
白・黄・赤・緑・黒・茶彩りとバランスのお弁当。
リコピンとコラーゲンがたっぷりで一品一品食材そのもの味にもこだわっています。
「*大和撫子弁当*」
宮城県柴田農林高等学校川崎校
川崎町には美味しい食材がたくさん!
オメガ3系の脂肪酸にこだわり、地元産のニジマスを使いました。新そば海苔巻きもついて、川崎町の美味しさ詰まったお弁当です。
「ごちそうの ボリュームたっぷり
うまみギューっと弁当」
宮城県加美農業高等学校
ゴボウは捨てる部分がない。免疫力も強くなるし、ゴボウらしからぬ柔らかさと食感を楽しんで下さい。
地元の伝統野菜プレミアムな高城ごぼう!
ではでは、審査員の皆さま。試食でございます。
う〜ん。これはどうなっているの?
なんて小さな疑問にもお答えします。
そして試食用の小皿のトレーが!
トレーが!!
トレーが旨そうなんだ!!!!
あ〜お銚子運んでくれないかなぁ。
はい。食べて下さい。試食なんて言わずにもっともっと(ヤケ)
もう。。。毎年ですがこの取材はお腹がグ〜グ〜。大変なことになります。
とくに僕の総評ではありますが、今年は香りがたまりませんね。
そのことを会場でお会いしたローソンの木村さんに話したら、
「いやぁ、学生さんは凄く研究してきてますよ」だって。
ではでは、たまきさんサイトとしてはここまで。だって、表彰式を取材したら、速報し過ぎでしょう。だから僕のところはここまでだよ〜。またね!
月食だね〜。ま、飲みねぇ。
さて。仕事も本日はだいたい終わり。日も陰ってきたことだし、さっさと買い物にいこう!
チャリでビュンビュン走ってやってまいりました荒町森民酒造。う〜んどれにしようかなぁ〜っと。なんか?いつもより棚が空いているような。
ま、普段のお酒はこれぐらいで。「くださ〜い」
おかぁさんが出てきて。「いらっしゃい。月食でいっぱいだね!」
バレた。
ま、そんなことはいいや。
帰りがけに暮れゆく空を見上げると、もう端っこが欠けはじめたお月様がぽっかり。
でも僕んちはマンションが東の方向にあるから、ちょっと見えないなぁ〜。
お隣さん家にお邪魔して、望遠鏡を据えて見てみよ。
カメラそのままで撮ると、ちょ〜っと小さいなぁ。
くっきりとは写るけどね。
じゃ、デジカメを望遠鏡の接眼レンズにくっつけてみる。
ふむふむ見えるなぁ〜。本当は接眼レンズのとこにカメラを直接取り付けるアダプターが世の中にはあるんだけど、僕は星空は見物するのが好きなもので。
森ノ菊川引っぱりだしてきて、ただボ〜っと。
眺めてます。
月って不思議な天体なんですよ。
写真に撮ると、ほとんど昼間と同じ露出で撮れてしまう。そして綺麗な円盤状に見えてしまう。(球体のように影がなくってね)
これは、月の表面に積もっている粒子が、太古からの隕石に砕かれ砕かれ、大変に目が細かくって、光を反射しないからなんだって。
だから、この距離にある衛星は、本当はもっと影がついて立体に見えるはずが、ペッタ〜んとしている。
お。いよいよ皆既月食かな。もう手持ちのデジカメでは、接眼レンズ越しでは暗すぎて、見えず。うまく撮れないや。
てんで、ケータイ引っぱりだしてさらにチョイチョイ写真を撮ってました。
ちなみに関東では、分厚い雲が出てしまって、せっかくの天体ショーが台無しだったとか。
東北は、先日の台風のお陰もあって大気が澄んで、大変に条件が良かったです。
本日のブログは、ぜ〜んぜんオチもないし、まとまりないものでした。おしまい。