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磨きサロン2~森林を未来に残す林業を知ろう~【サロン講座】

たまきさんサロンスタッフです。
11月17日(土)のサロン講座は、仙台で生まれ、現在は南三陸町で「新しい林業のかたちを作り出そう」とされている、株式会社佐久の佐藤太一さんを講師に迎え、「磨きサロン2~森林を未来に残す林業を知ろう~」を開催しました。

“磨きサロン”は…木とふれあい、磨きながら林業について学び、気軽に質問をしてもらえるような講座にしたいと名付けました。

まずは、林業のお話からはじまりました。

 

 

突然ですが、質問です!

身の回りで、木でできているものは何ですか?

元気よく手を挙げた男の子が「ティッシュペーパー」と答えてくれました。
ティッシュペーパーや紙、新聞も木からできています。
その他には、家(建築材)や家具などもあります。

では、材料となる木はどのように育ち、その木を育てる林業とはどんな仕事なのでしょうか。

山には、個人や国、県、市、町など持ち主がいます。
山に木を植樹し、若い木が雑草に負けないように除草しながら育て、節の部分が生じないように枝打ちし、間伐(育てたい木の邪魔な木を伐り)をし、約50年かけて木材として使うことができるまで育てます。

 

育てた木を伐り、丸太を山の外へ運ぶところまでが講師の佐藤さんのお仕事だそうです。
ちなみに、運ばれた丸太を使えるようにする製材所も林業の仕事の一つです。

木は伐っても再植樹し半永久的に育てることができますが、受け継がれず持ち主が分からなくなって放置される山も増えてきているそうです。
そのような山は、山のはたらきがなくなり荒れてしまいます。

山のはたらきとは何でしょう?

山には主に4つのはたらきがあります。
①木の根っこが土を抑え、土砂崩れを防ぐ。
②動物の棲みかとして生態系を守り、たくさんの植物が育って土を豊かにする。
③栄養たっぷりな土がきれいな水を作る。
④二酸化炭素を吸収して酸素を作り、空気をきれいにしてくれる。

約75年前までは、木を燃料として使用していたため、木が育つのを待たずに無計画に木を伐り水害や土砂崩れなどの災害も多く起りました。

海外では、丸太を運ぶ道を無理やり作って作業するため、山のはたらきがなくなり森林破壊につながっているところもあるそうです。

 

 

手入れがされず放置されることで、地面に光や当たらず、雨の水も届かず、木の根が弱くなり大雨が降ると地滑りを起こす山もあります。

今、木材生産のためだけではなく、山のはたらきを守り地面に光を届ける管理された林業が求められています。

海産物で有名な南三陸町ですが、77%は山に囲まれており、林業が盛んです。
山と海はつながっていることから、南三陸町の漁師さんは山のことを考え、林業家も海のことを考える町民性があると佐藤さんは言います。

 

東日本大震災後、南三陸町では持続可能なまちづくりの一環として、いつまでも木が育つ環境をつくり、適正な管理をする林業の証となる国際的な協議会「森林管理協議会」の国際森林承認(FSC認証)を2015年10月に取得しました。

 

 

FSC認証は現状の改善だけではなく、
①「経済」継続的、安定的な森林資源の供給
②「環境」自然林を残し、人工林でも多種多様な生き物が生息できる環境づくり
③「社会」労働者、先住民族の権利を尊重し、地域社会へも貢献
の3つの視点から10項目の原則をクリアしなければ認証登録は出来ません。

持続可能な適正に管理された木材を使用した製品には“FSC認証マーク”が付いています。

身の回りの木でできている製品に“FSC認証マーク”が付いているか探してみてください。

 

FSC認証登録された木材を使用している製品を選んで購入することは私たちが出来ることの一つです。

いよいよ、木とふれあう時間です。

同じものが無い枝を使って作ったスプーンとフォークのキットをそれぞれ選び、枝の皮を剥いて磨いていきます。

柄の部分は、山の手入れをすることにより大量に出る枝を使用しています。
昔は燃料として使われていた枝は、今は利用方法が少なくそのまま山に放置され作業員のけがの原因や植物の成長の邪魔にもなるそうです。

 

 

甘皮を残しても味が出ますし、甘皮で模様のようにしてもいいし、自分の手に馴染むように削っていいですよ!
正解はありません、自由に削って磨いてください。

まずは、小刀やカッターを使い、木の皮を剥ぐ作業をしました。

小刀の使い方も教わりながら、チャレンジ!

 

 

 

徐々に上手になりました。

 

 

 

 

皮が剥けたら、紙やすりで磨きます。

 

 

 

 

 

皆さん集中して作業していましたが、徐々に会話が生まれ、和やかな雰囲気になりました。

枝の利用方法などアイディアも生まれたようです。

 

木の枝の節の部分を活かしたり、甘皮で模様を描いたり、それぞれ素敵なスプーンやフォークが出来上がりました。

林業や山のはたらきを教わり、私たちの日常生活との関わりを知ることができました。
佐藤太一さん、参加者の皆さま、ありがとうございました。

 

 

 

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せんだい環境学習館 たまきさんサロン
平 日 10:00~20:30
土日祝 10:00~17:00
休館日 月曜(月曜が休日の場合は、その翌日)祝日の翌日・年末年始

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葉っぱで遊ぼう!~冷蔵庫劇場~【サロン講座】

たまきさんサロンスタッフです。 11月11日(日)にサロン講座「葉っぱで遊ぼう!~冷蔵庫劇場~」をたまきさんサロンに て開催しました。

 

 

 

 

 

【ハート&アート空間 ビーアイ】の、 関口ぞうかば子さん(ちびっ子たちの声 がよく聞こえるような大きな耳の持ち主 のゾウさんといつでも「ワッハッハー」 のカバさんでぞうかば子さんなのだそう です。)と、ちーずさん、さわてぃさん にお出でいただきました。

 

はじめに、ぞうかば子さんから、「食べられる葉っぱ、食べられない葉っぱ、いろいろな葉っぱがあります。 人は赤ちゃんから大人へどんどん変身していきます。 葉っぱも実(じつ)はね、いつも変身しているのです。 今日は葉っぱを眺めて使って秋を楽しみましょう~。」とお話をいただきました。

葉っぱの種類を教えてもらいながら、 ホワイトボードでペッタンコ劇が始 まりました。 登場人物の「ワハハちゃん」、 「ミドリヨタくん」や「地下鉄」、 「怪獣鳥」で物語の世界が出来上が りました。 後ろにマグネットシートを張り付け てあるので、おうちなら冷蔵庫がペ ッタンコ劇場に早変わりです。 ぞうかば子さん曰く、冷蔵庫やホワ イトボードなど磁石がつくものは、 親戚です(笑)。

 

ぞうかば子さんも私たちスタッフも 色とりどりのいろいろな形の葉っぱ を準備しましたが、少しの時間、外 に葉っぱを集めに行きました。

 

 

 

よ~く地面を見てありんこの目になった り、キリンの目になって葉っぱを探しま す。

 

 

 

「これは、ゾウの鼻になるかな~」 「これは何になるかな~」

 

 

 

用意しておいた葉っぱと 今、外で拾い 集めた葉っぱ、みなさんがお家から持っ てきた葉っぱも加えて制作にかかります。

 

 

 

 

 

 

 

フィルムに作品を挟み込み、ラミネータ ーで熱処理します。 出来立てほやほやは熱々で、 重石代わ りの厚い重い本で挟んで冷ますとぺった んこになりました。 裏側にマグネットシートを 張り付けて 出来上がりです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これは、ぞうかば子さんのお家で採った オリーブの葉っぱのブーケ。 お花がなくても素敵です。 葉っぱはいろいろな表情を持っている事 に気づかされました。

 

 

 

たったひとつしかないすてきなすてきな 作品がずらり。 さっそく、ちびっ子たちには物語が出来 上がっているようです。

 

 

 

ぞうかば子さんにみなさんが作った作品 で 冷蔵庫の親戚の磁石がくっつくドア で、即席の劇をしていただきました。

すてきな作品ばかり、そして笑顔がたくさんの講座となりました。 【ハート&アート空間 ビーアイ】の、関口ぞうかば子さん、ちーずさん、 さわてぃさん、ご参加頂いたみなさん、ありがとうございました。

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天気にまつわる言い伝えは本当?~自分でできる天気予報~【サロン講座】

たまきさんサロンスタッフです。
10月21日(日)のサロン講座は、日本気象予報士会 東北支部の金野義典さんを講師に迎え、親子講座「天気にまつわる言い伝えは本当?~自分でできる天気予報~」を開催しました。

皆さんは、普段、空を見上げることがありますか?

まず始めに空を見上げてみよう。
今日は雲ひとつない晴天で、
十三夜だそうです。
お月見も絶好の天気です。

道具を使わずに空模様や風の吹き方、生きものの特性を観察して天気を予想する、このことを「観天望気(かんてんぼうき)」と言います。

「朝焼けは雨、夕焼けは晴れ」や「雲が南東に流れると晴れ」は、西から天気が変わることを示し、これからやってくる天気を予想している言い伝えです。

よく耳にする「ツバメが低く飛ぶと雨」は、空気が湿ってくるとツバメのエサとなる虫が湿気をおびて高く飛べず、エサを得るためにツバメも低く飛ぶためと言い伝えられています。

 

地球の空気の80%がある「対流圏」の空気の流れや水蒸気の働きが、天気の変化になります。hPa(ヘクトパスカル)という単位を聞いたことはありますか?大気圧は空気を押す力のことでhPaはその単位です。

目には見えない大気圧を知るために、マシュマロを使った実験をしました。

 

 

密封された容器の中にマシュマロを入れて、容器の中の空気を抜くと…

マシュマロを押している力が小さくなることで、どんどんマシュマロが大きくなりました。

大きくなったマシュマロを食べてみたい!

 

 

 

 

でも…容器の中から外への押す力が小さくなり、外から押す力の方が大きくなったため、容器のふたを開けようとしても開きません。

 

 

 

 

 

容器の中に空気を送り込むと中と外の圧力が均等になり、ふたを開ける頃には、マシュマロは元通りの大きさになりました。

大きくなったマシュマロは食べることが出来ないのですね。
残念!

 

おうちでも、漬物用の容器を使って実験ができるそうです。

 

雲は、水や氷の集まりです。水蒸気が100%を超えると水や氷の粒になります。

さあ、雲を作る実験です。

 

 

 

 

上の黒い部分をぷしゅぷしゅと押していくと圧力が上がり、温度が上がっていきます。ペットボトルの中は28℃になりました。
空気の中に水が溶けこんでる状態です。

 

 

 

 

ここで一気に圧力を下げると…
「おお~~~!」
雲ができました!
温度は24℃下がっています。

 

竜巻を作る実験もしました。


 

気を付けたいのは、雷についての迷信です。
「雷は金属に落ちやすい」「遠くで鳴っているからまだ、大丈夫」といったことを聞いたことはないですか?

雷の実験の映像を見せていただきました。
雷は金属を付けている、付けていないに関わらず高いところに落ちることが分かりました。
また、雷は音が遠くに聞こえていても、積乱雲の下ではどこに落ちるか分かりません。音は1秒間に340m進みます。音が聞こえている場所に落ちてもおかしくはないのです。

積乱雲は雷だけではなく大雨も降らします。
10mmの雨が1km四方に降ると、その水の量は1千万リットル。お風呂5万回分に相当します。
そしてその水が、幅が10mの川に流れ込んだとすると、1kmの長さにわたって川の深さは1mも増えます。
10mmの雨と聞くと、わずかな量に感じてしまいますが、それが集まるとものすごい水の量になるんですね。

雨の量を計る「転倒ます型雨量計」も見せていただきました。


雨が降っている状態です。

 

 

 

 

雨が降ると、ますに雨水がたまって…

 

 

 

 

 

 

やがて、いっぱいになると…
【ししおどし】の様な状況です。

 

 

 

 

これで、
雨の量も降った時間の間隔もわかるそうです。

 

 

実験を通して、雲や危険な竜巻になる現象を自分で体験して、天気が変わる仕組みを知ることができました。

ラジオの「気象通報」を聞きながら「地上天気図」に書き込む体験もしました。


 

 

 

親子で協力しあいながら天気図を完成させていました。

最後に、「突然、大雨が降ってきたり、外出中に雷が聞こえたらどうしたらよいか?」今日教えていただいたことを再確認して締めくくりとなりました。

空を見上げてみて雲の様子や風の吹き方、また、天気予報を観るのが楽しみになる講座となりました。


日本気象予報士会 東北支部の金野先生、講座をサポートしてくださった岩渕先生、小関先生、谷口先生、坂下先生、そして、ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。

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地名から仙台を知ろう!【サロン講座】

たまきさんサロンスタッフです。
9月8日(土)に『地名から仙台を知ろう!』と題したサロン講座を開催しました。
宮城県地名研究会の太宰幸子(だざいゆきこ)会長をお迎えし、宮城県や仙台市の地名の由来とそこに隠されている意味について教えていただきました。

【講師:太宰幸子氏】

<はじめに>
まず、地名を読み解く上で最も重要なポイントを教わりました。
それは、「地名は表記される漢字ではなく、発音される音が重要」ということです。
昔の人が実際に地名について発声していた「音」こそが、その地名を表す言葉ということです。
暮らしの中で、地形や場所の情報を他者と共有する必要に迫られたため、地形や地質などに名付けを行ったのが、そもそもの地名の始まりです。
それでも、数千年の間に文字として表記するために漢字を当てたり、共通語教育によって人々の言葉づかいが変わり、行政などの都合で地名が変更され、開発や災害によって地形そのものも変化してしまっています
古い時代から受け継がれて来た地名は、近年変更されて意味を持たない地名も多くなっているというのが実状なのです。宮城県や仙台市には、そんな古い地名がまだ多く残っているということでした。
先生には、いくつかキーワードになる地名を例に挙げながら、詳しく解説していただきました。

 

<地形や地質に関する地名>
「仙台(センダイ)」という地名は、いろいろな説がありますが、広瀬川によってつくられた地形を表現している「川内(センダイ)」という呼び方から付けられたという説が有力なのだそうです。
地形由来の地名には、他には「○○崎」「○○花」「○○鼻」など、土地が平地や川に向かって出っ張った地形を表す地名がよくみられ、例えば「竹の花」という地名は、植物の竹とは何の関係もなく、本来は「崖地の鼻」つまり平地に向って出っ張った崖のような土地を表す地名なのです。

 

<川に関する地名>
仙台市内では「袋」「鶴」「巻」などがついた地名も多くみられます。
「袋」は、川が袋状に蛇行して流れている様子で、そのような所では上流から運ばれてきた土砂が堆積しやすい。
「巻」は、川の蛇行が袋よりもきつく続いている様子。
「鶴」は、藤蔓や鍋のつるのように台地に沿って川が曲流している様子。
印象の良い漢字を当てる法律が昔からあり、“つる”には「鶴」という漢字が使われたようです(梅、竹、花、亀なども同様です)。
「米ヶ袋(コメガフクロ)」も川に関する地名の典型的な例です。ここで使われている「米」という漢字も、本来は砂を意味する「ヨナ」という言葉が訛って変化したものなのです。(ヨナ→ヨネ→米(コメ))
したがって「米ヶ袋」は、川が袋状に蛇行しているため、大雨や洪水でそこに大量の土砂が堆積したこと地であることを伝えている地名ということになります。
同じ広瀬川の上流に「牛越橋(ウシゴエバシ)」という橋があります。
この「ウシ」は、「フチ」つまり「淵」を意味します。川が深くて流れが澱んでゆっくり流れている状態を表しています。

 

<倉が付く地名>
この「クラ」とは、「クレ」という崖を、またその崖が崩れやすいことが由来です。 仙台市内では、「大倉」があります。
また「片平(カタヒラ)」は、和語(日本語)であれば、「ヒラ」が斜面をいうことから、片側が斜面になっていることを、アイヌ語であれば同じく「ひら」が「ピラ」の転嫁で崖を意味しているので、片側が崖であることが由来になります。広瀬川によってできた河岸段丘であることから二つの言葉の地名由来が言え、これは宮城県ならではの特徴をもつといえるでしょう。
崖を表す地名では、太白区の「鉤取(カギトリ)」もその一つです。元々は洪水やがけ崩れにより「ガケトリ(崖が取られる)」という意味の地名でしたが、漢字が当てられたことにより、変化して「鉤取」となりました。また、その鉤取を流れる「笊川(ザルガワ)」も、元々は「ザレガワ」でした。「ザレ」とは脆く崩れやすい地質(凝灰岩など)を意味し、そうした地質の所を流れる川を意味しています。流域には「砂押(スナオシ)」という地名もあり、大量の土砂が流れ込んだ場所であったことがわかります。
大水が出て、「まるで笊から水が漏るに洪水になるから笊川と呼ばれた」という解釈もありますが、これは付会(漢字を解釈した地名解)であるようです。

 

<花の地名>
仙台市内には、「梅田」「梅ノ木」「梅木」など「梅」という漢字が使われている地名があります。花の名前が付いていますが、これは花の名前に由来した地名ではなく、「ウメ」は「ウマル」「ウメル」「ウズマル」が元々の意味で、「埋」という漢字が正しいのですが、この漢字よりもおめでたい「梅」という文字を当てたのです。
近くを川が流れ、かつては洪水によって土砂に埋まったような土地と推察できます。
同様に亘理町「椿山」の「ツバキ」や宮城野区「燕沢」の「ツバメ」は、花や鳥を表す地名ではなく、「ツバクレル」という古い言葉が転訛したもので、「崩れやすい」地質を表します。

 

<暮らしにつながる地名>
青葉区の山間部に「青下」という地名があります。
古い時代には、人が亡くなるとお墓が作られるのは、よほどの権力者か有力者に限られていたそうです。
ほとんどの人は、集落のはずれなどで自然葬(土葬、水葬、風葬など)だったようです。そのような場所には、黄泉の世界への入り口を意味する「青(アオ)」のついた地名が多いということでした。

 

<古墳を造った人は?>
同じく宮城県内には古墳や墓地のある場所に「祝」という字の付く地名があります。
古くは「イワイ」は「ハフル」「ホウル」の意味を持ち、葬ることを意味します。
石巻市の渡波祝田では、両墓制という葬る墓とお参りする墓が違う墓制があり、土師氏に関わる「鶏を飼わない、鯉のぼりを上げない」など、敢えておめでたいことをしないという風習も残されていたそうです。
また、古墳や埴輪を造る技術を持った集団は「土師氏(ハジシ)」と呼ばれていますが、土師氏が作る古墳や埴輪の原料となる赤い粘土が採れる地が、「羽入(ハニュウ)」「羽生(ハニュウ)」「羽生(ハブ)」などの地名があります。ちなみに、ハニは赤い粘土を、ウはそのような粘土がある所を意味しています。
古代から稲作を行うさいに重要な産業であった「製鉄」に携わった人々に、「鋳物師(イモジ)」と呼ばれた人がいます。仙台では「芋沢(イモザワ)」などの地名に、その名残りがあります。
同じ「イモ」には、もうひとつ「天然痘」を意味する場合もあり、仙台の芋峠や東京や京都にある「一口(イモハライ)」などの地名が有名だそうです。

 

<アイヌ語で解ける地名>
宮城県仙台以北や青森県、秋田県、岩手県には、アイヌ語で解ける地名が多く残っています。
仙台近郊でいくつか例をあげてみると、
「茂庭(モニワ)」:モイワの転嫁で、聖なる山・霊山
「日辺(ニッペ)」:洪水などによる木(流木など)のある川
「案内(アンナイ)」:もうひとつの川
「四ッ辺(ヨツベ)」:腸のように蛇行している川
「愛子(アヤシ)」:イラクサのある所
「沓形(クツガタ)」:さるなしの実を採る川
「獺沢(オソザワ)」:川尻に滝のある川(カワウソではなく、オは川尻、ソは滝の意味)
「幼(オサナイ)」石巻市北上町女川にある地名で、川尻が乾くことを意味する。川の流れが、ある地点で地下に潜る状態を表し、北上山地を形成する石灰岩が関係しているのであろう。人の姓名の「小山内」や「長内」などは、ここから付けられたと考えられるということでした。

 

<おわりに>
今回の講座を通して、改めて地名に隠された意味の重さを知ることが出来ました。
地名は単に所番地を表す記号ではなく、私たちの先人がそこで暮らした痕跡であり、自然災害への警鐘を私たちに知らせている重要な意味を残しています。
先人が地名に託して残してくれたメッセージを読み解き、活用し、さらに未来の世代に伝えていくことが大切だと感じました。
まずは、自分の住んでいる地名から紐解いていってみたいという興味がわきました。
講師の太宰先生、参加者の皆さま、ありがとうございました。

 

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磨きサロン2~森林を未来に残す林業を知ろう~

11月17日(土)13時30分~15時30分
磨きサロン2~森林を未来に残す林業を知ろう~
株式会社佐久 専務取締役 佐藤太一 氏
私たちの暮らしを豊かにしてくれる「木」を管理し育てる林業を知り、たくさんの生きものが暮らす森林を未来に残すために必要なことを木にふれあいながら教わります。木のスプーン作り体験もあります。



■開催日時
11月17日(土)13時30分~15時30分

■講座タイトル
磨きサロン2~森林を未来に残す林業を知ろう~

■講師
株式会社佐久 専務取締役 佐藤太一 氏

■講座概要
私たちの暮らしを豊かにしてくれる「木」を管理し育てる林業を知り、たくさんの生きものが暮らす森林を未来に残すために必要なことを木にふれあいながら教わります。木のスプーン作り体験もあります。

■募集人数/対象
42名(小学生以下は保護者同伴) ※抽選(当選者にのみ11/10までご連絡)

■参加費
500円(税込)

■申込締切
11月6日(火)

■会場
たまきさんサロン(東北大学青葉山新キャンパス環境科学研究科本館)

■お申し込み方法
メールまたはハガキ、FAXでお申し込みください
必要事項:講座名、参加者氏名、年齢、住所、電話番号

■問い合わせ・申し込み先
せんだい環境学習館たまきさんサロン
〒980-0845 仙台市青葉区荒巻字青葉468-1
メール:tamaki3salon@city.sendai.jp
電話 022-214-1233 FAX 022-393-5038

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天気にまつわる言い伝えは本当?~自分でできる天気予報~

10月21日(日)13時30分~15時30分
天気にまつわる言い伝えは本当?~自分でできる天気予報~
一般社団法人 日本気象予報士会東北支部
「大気圧を目で見る」「雲を作る」「竜巻を作る」実験を通して天気や天気図、気象予報士について学ぶほか、大雨や雷の危険性についても教わります。




■開催日時
10月21日(日)13時30分~15時30分

■講座タイトル
天気にまつわる言い伝えは本当?~自分でできる天気予報~

■講師
一般社団法人 日本気象予報士会東北支部

■講座概要
「大気圧を目で見る」「雲を作る」「竜巻を作る」実験を通して天気や天気図、気象予報士について学ぶほか、大雨や雷の危険性についても教わります。

■募集人数/対象
小学生以上の子どもと保護者15組 ※抽選(当選者にのみ10/13までご連絡)

■申込締切
10月10日(水)

■会場
たまきさんサロン(東北大学青葉山新キャンパス環境科学研究科本館)

■お申し込み方法
メールまたはハガキ、FAXでお申し込みください
必要事項:講座名、参加者氏名、年齢、住所、電話番号

■問い合わせ・申し込み先
せんだい環境学習館たまきさんサロン
〒980-0845 仙台市青葉区荒巻字青葉468-1
メール:tamaki3salon@city.sendai.jp
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広瀬川で暮らす生きものたち~川の環境を知ろう!~

10月14日(日)10時00分~12時00分
広瀬川で暮らす生きものたち~川の環境を知ろう!~
宮城教育大学 棟方有宗 准教授
広瀬川は、サケが遡上する川だということをご存知でしょうか?
川に生息する魚や水生昆虫を教わり、生きものが棲みやすい川の環境を考えてみましょう。




■開催日時
10月14日(日)10時00分~12時00分

■講座タイトル
広瀬川で暮らす生きものたち~川の環境を知ろう!~

■講師
宮城教育大学 棟方有宗 准教授

■講座概要
広瀬川は、サケが遡上する川だということをご存知でしょうか?
川に生息する魚や水生昆虫を教わり、生きものが棲みやすい川の環境を考えてみましょう。

■募集人数
小学生以上の子どもと保護者15組 ※抽選(当選者にのみ10/6までご連絡)

■申込締切
10月2日(火)

■会場
たまきさんサロン(東北大学青葉山新キャンパス環境科学研究科本館)

■お申し込み方法
メールまたはハガキ、FAXでお申し込みください
必要事項:講座名、参加者氏名、年齢、住所、電話番号

■問い合わせ・申し込み先
せんだい環境学習館たまきさんサロン
〒980-0845 仙台市青葉区荒巻字青葉468-1
メール:tamaki3salon@city.sendai.jp
電話 022-214-1233 FAX 022-393-5038

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せんだいE−Actionライトダウンイベント

10月8日(祝日) 18時〜19時30分
せんだいE−Actionライトダウンイベント
天文ボランティア「うちゅうせん」
天体望遠鏡での星空観察会です。土星、火星、木星、夏秋の星空を見てみましょう。




■開催日時
10月8日(祝日) 18時〜19時30分

■講座タイトル
せんだいE−Actionライトダウンイベント

■ガイド
天文ボランティア「うちゅうせん」

■講座概要
天体望遠鏡での星空観察会です。土星、火星、木星、夏秋の星空を見てみましょう。
(天候が悪い場合は室内でスライドショーなど)

■募集人数
40人(先着)

■申込締切
締め切りは設けていません

■会場
たまきさんサロン(東北大学青葉山新キャンパス環境科学研究科本館)

■お申し込み方法
9月7日(金)9時から電話で環境共生課まで 電話022-214-0007

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暮らしに活かそう 製本の手わざ

①10月13日(土)「和綴じで造るノート」②10月27日(土)「薄表紙の構造と造り方」③11月10日(土)「厚表紙の構造と造り方」
13時30分~16時00分
暮らしに活かそう 製本の手わざ
和綴じ製本作家 永澤裕子氏
3回の講座で和・洋製本の初歩を学びます。




■開催日時
①10月13日(土)「和綴じで造るノート」
②10月27日(土)「薄表紙の構造と造り方」
③11月10日(土)「厚表紙の構造と造り方」
13時30分~16時00分

■講座タイトル
暮らしに活かそう 製本の手わざ

■講師
和綴じ製本作家 永澤裕子氏

■講座概要
3回の講座で和・洋製本の初歩を学びます。

■募集人数/対象
一般(中学生以上、1㎜単位の長さを正確に測れる方)/各回15人 
※抽選(連続で受講が可能な方優先、当選者にのみ10/6までご連絡)

■費用
①500円、②・③各1,000円

■申込締切
10月2日(火)

■会場
たまきさんサロン(東北大学青葉山新キャンパス環境科学研究科本館)

■お申し込み方法
メールまたはハガキ、FAXでお申し込みください
必要事項:講座名、参加者氏名、年齢、住所、電話番号

■問い合わせ・申し込み先
せんだい環境学習館たまきさんサロン
〒980-0845 仙台市青葉区荒巻字青葉468-1
メール:tamaki3salon@city.sendai.jp
電話 022-214-1233 FAX 022-393-5038

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ほんとに暑いですね。今年も一番町四丁目商店街で打ち水イベント開催しました。

暑いですね〜。暑くて暑くてもうクッタクタに疲れております。さてさてお盆のこの時期は、一番町四丁目商店街で、恒例の打ち水です。


昨年は雨続きの日々だったんだけど、今年は倍は暑いよね〜。なにしてるの?ああ、サーモグラフィー持ってきたの。30.6度から40.7度。。。こりゃ、酷暑だな。


やあやあやあ!皆様お集りいただきありがとうございます。
ーーーやってきました伊達武将隊。


報道陣もいっぱい来てるよ〜。有線放送が一社に、あと地デジ放送局ぜんぶ。すげ〜。


それでは皆様始まりますよ。


はじまりは、伊達武将隊の剣舞です。


えいや!


伊達武将隊!
すっごい人が集まってくるんですよね。


今年はせんだいE-Actoion実行委員会小林代表から始まりの挨拶です。
「武将隊の演舞のあと、いきなり私ではどうにもやりにくいですが〜(一同爆笑)今年の暑さはとても厳しく、エアコンを使わないと耐えきれません。ただエアコンに慣れきってしまうと、ますます日中の温度に耐えられなくなってしまいます。そこで、打ち水など伝統的な涼み方を学んで、暑い夏を乗りきっていこうではありませんか!」


つづいて一番町四丁目商店街振興組合 副理事の浅野様
「本日は、日が暮れる頃から、仙台七夕で使用した竹を再利用した竹あかりイベントも開催されます。ぜひとも1日楽しんでいかれてください。」


そして、美しい女性の皆様の紹介を
「せんだい・杜の都親善大使の金あおい、笹木花梨です。今日はよろしくお願いします。」


では、小十郎。皆に打ち水のバケツを配っているあいだに、伝統的な打ち水の秘訣を教えてくれんか。


電気のなかった時代の伝統的な涼み方、打ち水は、気温を5度下げる効果があると言われているが、それにはさらに大切な秘訣がある。
「いち。打ち水は、日が高くなる前の朝や、少し陰って来た夕方に行うと、効果が高い」
「に。打ち水は、水道の水だけではなく、風呂の残り湯や米のとぎ汁などを活用すると、尚のことエコである。」
「広瀬川の水を汲んでくるって手もあるな。常長。」


「さん。水は上から投げるようにではなく、下から、主に暑い部分を狙ってかけてやると効果があるのだ」
では、みな、各々のバケツを持ったか。


では、参ろうか。
まずはここから始めるぞ。
カメラの皆様。用意はいいか。いくぞ!


暑い夏は、伝統的な過ごし方、打ち水で省エネに励むのだ!
E-Action!


えい!って、みんなザバザバ撒いてます。


無くなっちゃうんじゃないのか?


川になってますね。でもスッと涼しくなりました。


打ち水で、省エネに努めるのじゃ。


や。みなさん今日は。


今日はみなさんに、打ち水を実行していただく参ったのだ。省エネに努めよう。


ささ。E-Action!


打ち水で涼しく過ごそう!


打ち水で賢く涼しく暮らそう。


打ち水をしよう!


よし。皆集まって、ここで掛け声とともに。


打ち水をしよう!


お嬢様方も、打ち水です。


伝統的な涼み方を実践しよう!

打ち水で涼もう!


あれれ。水がもうない。補給補給。


賢く無理なく省エネに努めよう!


とうとう本日のゴール。東映ビル前まで来たよ。
ここで残ったお水を一緒に〜。



打ち水だ!
ドボドボドボって。ありゃりゃ。一気にバケツの水を撒いちゃったよ。


なんか後ろからも飛んできてレンズにも水。


そんなこんなで、短いあいだに商店街は水びたし〜。でも、スッと涼しくなったね。


そして帰り道にも、まだ打ち水。


涼しげで良いですね〜。


皆のもの。大義であった。
どうじゃ。打ち水の効果は?涼しくなったであろう。
ここで我らの演舞。さんさ踊りを披露しよう。


扇子をひらりひらりと


舞わせながら踊ります。


そして、そのあとは観客の皆さんと一緒に。


ございん音頭です。


曲の合間に、みんな一緒に両手を上げて


「はぁ〜。ございんございん。」
って振り付けが3箇所あって、なんか楽しそうだ。


やぁ〜遠くを望む、常長さん。


は〜い。みんな上手に踊れたね〜。


みんなお嬢さんからチラシをい受け取ってね〜。


E-Action実行委員会では、今年も「伊達な節電所キャンペーン」を実行している。昨年の電気使用量より今年の使用量が少なかったら、キャンペーン事務局宛に送ると景品がもらえるのだ。みな、ぜひとも参加してみてくれ。


では、みな、大義であった。
今日の打ち水の成功を祝して、勝鬨を上げるぞ。
いくぞ!エイエイオ〜!
エイエイオ〜!
エイエイオ〜!


お嬢さんたちも、暑い中ご苦労様でした。


武将隊と記念写真!わ〜い。


では、みな、省エネに励むのだ。さらばだ!

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