投稿者「生きもの担当者」のアーカイブ

ヨシ原をめぐる 生きもの達の夏物語』 レポート


仙台市平成30年6月
生物多様性保全推進事業.せんだい生きもの交響曲
夏の音.カッコウを呼び戻せ!ヨシ原活用大作戦

『ヨシ原をめぐる生きもの達の夏物語』

平成30年6月30日(土曜日)、まぶしい太陽と青い空のもと、若林区にあるせんだい農業園芸センターのヨシ原を舞台にどんな生きものがどんな風に暮らしているのかを知ってもらおうと、生きもの観察会を行いました!
生きもののことを教えてくれるのは、昨年に引きつづき、宮城県森林インストラクターの太田先生と西谷先生です。
昨年7月1日に開催した時と比べて、ここにすむ生きもの達に一体どんな変化があったのでしょうか?
ここでは、2年目の「ヨシ原をめぐる生きもの達の夏物語」の様子を少しだけご紹介します。



午前10時、照りつける太陽と青い空のもと、「ヨシ原をめぐる生きもの達の夏物語」が始まりましたよ!今日は先生と一緒にせんだい農業園芸センターのヨシ原のまわりで、生物多様性について楽しく学びます!



先生は去年に引き続き、宮城県森林インストラクターの太田吉厚さんと西谷理恵さんです。一日、どうぞよろしくお願いしま.す!今日のために、いろんなしかけをしてくれたみたいですよ♪



ところで、「生物多様性」ってきいたことあるかな?言葉だけみると、「いろいろな生きものがいること」のように見えるけれど、実はいろいろな生きものがたくさんいれば良いかと言えばそうではないんだよ。



生物多様性を考えるときに大切なことは、いろんな生きものがつながっていること。これは「生態系ピラミッド」。1羽のハヤブサ(肉食の鳥)が生きていくためには、たくさんの動物や植物が必要なんだ。今日はこのつながりについても見ていくよ!



まずは生きもの観察のお助けアイテム、双眼鏡の使い方の練習から。自分にとって使いやすい双眼鏡にするには、ちょっとしたコツがあるんです。



どう?ちゃんと見えるかな?



双眼鏡のカスタマイズが終わったら、今度は見たいものを双眼鏡で見る練習。植え込みの中に隠れているカッコウの人形、うまく見つけられたかな?



双眼鏡の使い方を覚えたら、早速ヨシ原へ…の前に。農業園芸センター内の田んぼで何か見つけたようです。



見つけたのはアカガエル!アマガエルは葉っぱにくっついたりするため指に吸盤があるけど、地面で暮らすアカガエルは吸盤がないんだって。よく見ると、確かに吸盤がなくて指の先がとがっているね。



またまた寄り道。こんな小さな水路にも、よく見るとたくさん生きものがいるんだよ。貝のなかまや、トンボやカゲロウの幼虫もいるね。
あっ!メダカもいる!



水路の終点は小さな池。ここは、たくさんの生きものがすめるように作った場所(ビオトープ)なんです。ピンクできれいなハスの花もまもなく開花するようです。



ここで、せんだい農業園芸センターの坂本所長の登場です。所長から、ビオトープのお話もききました。ここで泳いでいるのは、仙台の沿岸部の井土地区にすんでいたメダカだそうです。地域にもともとすんでいた生きもの達を大切にするってとても大事なことなんですね。



たくさん寄り道しちゃったけれど、ようやくヨシ原に到着!初めての場所に行って、どんな生きものがいるのかを知るためには、まずどんな植物がいるのかを見るのが近道。



そして植物を見たら、今度はその植物を食べる動物を見るんだ。これからみんなに、その動物を集めて来てもらいます。太田先生が昨日、こっそりしかけていたワナ(地面に埋めたコップ)を探してきて!



太田先生がしかけたワナは全部で20個。
ピンクのリボンを目印に、よ….い、ドン!



じゃーーーん!
コップの中には、エサにおびきよせられて落ちてきた虫たちがいっぱい!



一体どんな生きものがいたのかな?埋めた場所によって入っている生きものが違うね。観察しやすいように、白いケースに集めてみよう。



うわぁ…たくさん!
ダンゴムシにワラジムシ、ゴミムシのなかまにクモのなかま…。去年の観察会よりもたくさんの種類の生きものをつかまえることができて、太田先生も大満足。



つかまえた生きものの中で一番大きなものは、この「オケラ」。手で優しく包んでみると、地面を掘るのが上手な手(足)で「ギュッギュッ」と手の平を押してくる。
ちょっと痛くて、くすぐったくて、でも何だかかわいく思えてきたよ。



さて、こんな地面にいる虫たちを食べるのは…ヨシ原に巣を作るオオヨシキリ!
にぎやかに「ギョギョシギョギョシ!」と大きな声で鳴いている鳥です。今年は去年よりもたくさんの数のオオヨシキリが、このヨシ原にいるようですよ♪



そして、オオヨシキリの巣に卵を産んで、自分の子を育ててもらう(「托卵」と言います。)のが仙台市の鳥、カッコウ。その名のとおり「カッコー」と、初夏にのどかな鳴き声を聞かせてくれる鳥ですが、近年は数が減っているようです。



そんなカッコウ、6月20日にせんだい農業園芸センターに来ています!
カッコウを呼び戻すためには、カッコウが托卵するオオヨシキリのすみかとなるヨシ原を維持することが重要です。来年の2月には、去年に引き続き、ヨシ原を維持するための刈り取り作業も予定しています!



子育て中のオオヨシキリがたくさん鳴いているヨシ原のとなりには、大沼が広がっています。最後はこの大沼で生きもの観察!



双眼鏡よりも、もっと大きくみえる秘密兵器も登場!
何がいるかな…?



おっ!なんだかライオンみたいな立派な飾りを頭にのせた鳥がいます。こちらは「カンムリカイツブリ」。水中を泳ぐのがとっても上手!みている間にも、何回ももぐっていました。魚をとっているようです。



大沼では、黒と白のおしゃれなトンボも飛んでいました。まるで、白いベルトをしているみたい!これは「コシアキトンボ」。腰だけ黒くないから「腰が空いている」という意味で「腰空」トンボって名前がついたそうです。



楽しい時間はあっという間。そろそろ部屋に戻りますよ.。
建物の近くではツバメが元気に飛び回ってます。くちばしが黄色くて、こどもっぽい顔をしているね。今年巣だったツバメのヒナかな?かわいい。



あれ?太田先生がまた何か見つけたようですよ。
ここは普通の畑に見えるけれど…?



太田先生が指さす先にあるのは、畑の中のちょっとへこんだ穴。
この穴は…。


スズメの砂浴びのあとなんだって!この写真は、西谷先生が昨日の夕方撮った写真。羽をきれいにするために、こうやって砂浴びするんだって!毎日みている人も多い身近なスズメに、こんな一面があること知っていましたか?



そしてこんなところにも、生きものの気配があるんです。スピーカーの奥がもしゃもしゃしているけれど…?



ひょっこり。
実は、スズメの巣でした!6月はいろんな鳥たちの子育て期間!顔を出しているのは親スズメだけれど、この奥には子スズメがいるのかもしれませんね。



部屋に戻ったあとは、昼間は見れない生きもの達の紹介。
太田先生がこっそりヨシ原の近くにしかけていた自動撮影カメラには、一体何がうつっているかな?



じゃじゃーん!
犬?いやいや、キツネです!撮影時刻は夜中の0時30分。


じゃじゃーん!!
これはキジ!日本の国鳥です。撮影時刻は17時過ぎ。
みんなが帰った閉園後にも、いろんな生きもの達が生活しているんですね。


最後に、みんなにオオヨシキリの巣も見てもらいました。これは今年の2月にみんなで、ヨシ原を維持するための刈り取り作業をした時にみつけたもの。
今日は生きもの達の夏物語学びました。次は12月の冬物語。新しい発見がたくさんあるはずなので、是非参加してみてくださいね!


参加者のみなさんの声を、少しだけご紹介

どの生きものが何しているのがおもしろかった?

・オケラのぐいぐいする動き
・オオヨシキリが鳴いているところ
・水の中で浮くと、急いでもぐろうとするカゲロウの幼虫
のあわてぶり
・オオバンがヒナにえさをあたえて子育てしているところ
・オオバンの子どもが親にピコピコがんばってついていっていたところ
・ウが大沼の上に浮かんでいる流木で休んでいる姿が印象的だった
・オケラが手をけって逃げようとしたところ
・ツバメのヒナが電線でさぼっているところ
・カンムリカイツブリが水にもぐるところ・すずめの砂浴び
・メダカがたくさん泳いでいるところ・子育て真っ最中な鳥たち
・トンボがいったりきたりしたこと・沼で魚がはねたところ

今日、みたりきいたりしたことの中で友達や家族に教えてあげたいことは?

・双眼鏡で見ると、生きものの世界が楽しくなるよ
・人間は色と形で判別できるけど、動物は動かないとわからない。
動くと食べられてしまうので、じっとしている。
・ヨシを手入れした方が生きものが集まるということ
・白くて黒いトンボがいる
・ツバメの翼の長さで大人か子どもかがわかるということ
・すずめが砂浴びすること
・去年よりオオヨシキリが増えたっぽいこと
・巣立ったすぐのツバメのヒナのこと
・市動物や植物、虫たちも自然の中で生態系のバランスを上手に
とりながら生きている
・イトトンボが涼やかに飛んでいたこと
・大沼にライオンみたいな鳥がいた!
・オオバンの親子やカンムリカイツブリが高倍率できれいに見えたこと


今日の感想

・いつもの何気ない風景の中で生きもの達が元気にすんでいておどろいた
・改めて私たち人間だけが生きている訳ではないことを気づかされた
・自分の知っている鳥も、知らない鳥もいろいろな部分がわかって良かったし、楽し
いイベントで良かったです
・スズメが砂浴びをしたあとが、おもしろかった
・暑さを忘れるくらい夢中になれた
・ヨシ原を整備したら動物が増えたというのがおもしろかった
・植物を調べればその場所が分かるということがよくわかった
・娘より年上と思う子が面倒を見てくれたり、ほほえましかった
・オオヨシキリが何を食べているのかわかっておもしろかった
・来年はカッコウがいるといいなと思いました


せんだい農業園芸センターの
オオヨシキリの鳴き声などをホームページで
配信しています!
https://www.tamaki3.jp/wildlife/index.html

仙台市生物多様性保全推進事業検索


きいてみてね!

カテゴリー: 生きものこぼればなし, たまきさんブログ | コメントする

「ヨシ原をめぐる生きもの達の夏物語」を開催します

6月30日(土)10時00分~12時00分
ヨシ原をめぐる生きもの達の夏物語
宮城県森林インストラクター 太田 吉厚さん
生きものの宝庫であるヨシ原を舞台に、そこにすむ様々な生きもの達について学びます。BGMは小鳥たちのにぎやかなラブソングです。




■開催日時
6月30日(土)10時00分~12時00分 ※雨天時は、7月1日(日)に延期。

■講座タイトル
ヨシ原をめぐる生きもの達の夏物語

■講師
宮城県森林インストラクター 太田 吉厚さん

■内容
専門家によるお話&野外観察

■講座概要
生きものの宝庫であるヨシ原を舞台に、そこにすむ様々な生きもの達について学びます。BGMは小鳥たちのにぎやかなラブソングです。せんだい農業園芸センターのヨシ原では、どんな生きもの達が、どのように暮らしているのでしょうか?また、生きもの達の間でどのようなドラマがくり広げられているのでしょうか?
生きもの達の魅力いっぱいのお話をききながら、野外で生きもの達の暮らしをこっそりのぞいてみましょう。

■募集人数/対象
30名
※ 小学3年生以下は要保護者同伴です。
※ 応募者多数の場合、抽選の上、抽選結果をご連絡します

■申込締切
6月20日(水)

■会場
せんだい農業園芸センター(若林区荒井字新田13-1) 研修室1

■参加費
無料

■持ち物
・動きやすい服装
・帽子
・飲み物

■お申し込み方法
メールまたは電話でお申し込みください
必要事項:①講座名、②参加者全員の氏名(小学生以下は年齢もあわせてお知らせください)、③連絡先(電話番号・メールアドレス)

■問い合わせ・申し込み先
仙台市環境局環境共生課
メール:kan007130@city.senda.jp
電話 022-214-0013

カテゴリー: 未分類, サロン講座 | コメントする

カジカガエルの季節になりました♪

ふぃふぃふぃふぃふぃ…♪
川から聞こえる、この音、なんだっけ?
…鳥だっけ?…虫だっけ?




いやいや、ぼくの鳴き声!!
日本一美しい声で鳴くカエルと言われる、カジカガエルの鳴き声だよ!!




仙台では、毎年5月の連休頃から鳴き始めます。よく鳴くのは夜だけれど、昼間でも鳴いているよ。芋煮をしたら楽しいだろうなと感じるような、きれいな川と、手ごろな岩、豊かな緑がある環境が大好きです。




川に遊びに行ったら、是非、カジカガエルの声が聞こえないかなと耳を澄ませてみてね♪そして、もし、鳴き声が聞こえたら…
①場所 (詳しく!)
②日にち
③時間
を、仙台市環境共生課(電話022-214-0013、Eメールkan007130@city.sendai.jp)まで教えてくださいっ!




あと、お願いが2つ!
鳴いているのはカジカガエルのオスです。自慢の声で、メスを呼ぶため、一生懸命鳴いています!だから、驚かせたりしないで、優しく見守って、かわいいメスを呼べるよう応援してあげてね。
それから、河原に落ちているゴミなども一緒に拾って、カジカガエルの生息地をきれいにしてあげてね。




仙台市では、みなさんからお寄せいただいたカジカガエルの生息情報等をもとに、「仙台市カジカガエル生息地マップ」(URLhttps://www.tamaki3.jp/wildlife/map.html)を作っています!みなさんの情報をお待ちしております!
カジカガエルの鳴き声を聞いてみたい!という方はマップを見ながら是非足を運んでみてね♪

カテゴリー: 生きものこぼればなし | コメントする

夏の音~カッコウを呼び戻せ!ヨシ原活用大作戦~『ヨシ原をめぐる生きもの達とあなたの物語』レポート

仙台市 平成30年2月
生物多様性保全推進事業
夏の音~カッコウを呼び戻せ!ヨシ原活用大作戦~『ヨシ原をめぐる生きもの達とあなたの物語』レポート
平成30年2月3日(土曜日)、寒い日が続きますが、春の訪れを感じさせるポカポカ陽気の中、若林区のせんだい農業園芸センターで、多くの生きものが生息するヨシ原を維持するため、みんなでヨシの刈り取り作業とものづくり体験を行いました。
ハクチョウやカモの鳴き声を聞きながら、体を動かして心も身体もリフレッシュ!
そんな「ヨシ原をめぐる生きもの達とあなたの物語」の様子を、少しだけご紹介します。

おはようございまーす。今日は夏と冬に生きもの観察をした農業園芸センターのヨシ原で、わたしたち人間が深く関わっていきますよ~~~


まず東北工業大学の山田先生からヨシのお話。ヨシ原は生物の生息環境として重要であると同時に、水質浄化をしてくれたり、よしずの材料になったりと人間にとっても大事な資源!でも、ヨシ原を維持するためには定期的な刈り取りが必要なんですよ。


ヨシ原の重要性を勉強した後で、早速ヨシ原に移動です。それにしても、いいお天気で、ポカポカ陽気♪


ところで、みなさんヨシ刈りってしたことありますか?昔は、茅葺屋根やよしずの材料として需要が沢山あったので、集落総出で刈り取りをして、集落の貴重な収入源になっていたんですよ。ここで、スペシャルゲストの紹介です。


井土浜地区(名取川河口付近)ご出身の加藤新一さんです!加藤さんは、実際にヨシ刈り経験があり、そのノウハウを知り尽くした貴重なお方!ヨシ刈り経験のないあなたも、加藤さんに教えを乞えばバッチリです。


それではみなさん、ご準備を!硬~いヨシを刈るためには、鋭利な鎌を使うので、十分に気を付けて!体を動かすと暖かくなるから、もこもこコートも置いていっても大丈夫かも?


せんだい農業園芸センターには、大沼に面して、約2,500㎡のヨシが生育しています。そのうち、今日は約100mの範囲を刈ります。生きものが生息しやすいように、刈るところと残すところを10mごとに繰り返し、櫛の歯状に刈り取っていきますよ~。


まずはプロ(加藤さん)のお手本。左手でぐっと、ヨシを抱きかかえて、左から右に向かって円を描くように鎌の刃先を使って刈る!
でもこればっかりは、やりながらじゃないとわかんないかな~


そして、忘れちゃいけないのが、束ねた後に、こうして立てて、ドスッドスッと地面に落として端をそろえておくこと。しっかりした音が出るようになったらOK!
ほら、きれいに整った。


さぁ、あとは実践あるのみ!背の高いヨシを刈っていくと、視界がだんだん開けていって、隣の大沼が見えるようになってきました!大変だけど、楽しい~~~!


作業中に見つかったのは…夏の間、「ギョギョシギョギョシ…」と元気に鳴くオオヨシキリが使っていた可愛い巣!手の平にすっぽり収まるサイズ。ビニール紐も使ってしまうので、ごみはちゃんと片付けてあげないとね


1時間後。だんだん、コツがつかめてきて、みんなの刈り取り作業のスピードも上がってきました。束にそろえる姿も様になってきましたね~


録音している方もいます♪「残したい日本の音風景100選(環境省)」の一つに「北上川河口のヨシ原(宮城県/石巻市)」があり、風でヨシのすれ合う音が指定されています。今日は和気あいあいとしたヨシ刈り作業の音が録れますね!


作業中は、大沼のカモやハクチョウ達ののどかな鳴き声や、羽ばたきの音も聞こえてきて、癒し効果抜群!


丘の上からみんなの作業の様子を眺めてみました。おぉ~みんな頑張ってるなぁ。刈り取りが進んだところからは隣の大沼のカモ達の姿もよく見える!


今回刈り取ったヨシは、薪ストーブ等で使えるヨシ燃料に加工するため、工場へ搬出しやすいように、一か所に集めます。加藤さん、ヨシを運ぶ姿もプロフェッショナルです!


みんなも加藤さんに負けていません!


今日の成果!!
1時間ちょっとの作業だったけれど、みんなのおかげで沢山のヨシを刈り取ることができました♪


スッキリきれいに刈りました!
みなさん、作業お疲れ様でしたっ!!


ところで、実は「ヨシ原」には2種類の植物が混じって生えています。穂先が茶色っぽくてフサフサしているのが「ヨシ」、そして金色でヒョロヒョロっとしているのが、「オギ」です。午後はこの「ヨシ」と「オギ」を使ったものづくり♪


まずは「ヨシ入り和紙のカードづくり」。講師は「手すき和紙工房 潮紙」の塚原さんです!和紙に、こんなに奥深~い話があるとは!塚原さんの話術にみんな惹きこまれる!工房では見学・体験もできるそうです。


きんとんのような物体が和紙の原料です!今日は、せんだい農業園芸センターのヨシの繊維を混ぜ込んだ特別製だよ~~!


そして、和紙作りに大事なもう一つの材料がこちら。このトロトロの糊状のもの。実はトロロアオイという植物からとれるんです。植物の繊維とこの糊液を水の中で混ぜて、準備が整います。


すくってゆすって~…


模様をのせて~…


最後に、もう一度うっすらと液をかけてできあがり!!
春も近いしことだし、ここ農業園芸センターにある梅園にちなんで、梅模様をあしらいました。なお、梅園には約60種類の梅があり、3月に見頃を迎えます♪


この素敵なランプシェードは、東北工業大学の森田くんが作ってくれた、ヨシ紙を使ったランプシェード!ヨシを混ぜ込んだことによって生まれた独特の風合いをうまくいかした素敵な作品!うちに欲しいな…。


和紙づくりの隣では、「オギ」を使ったものづくり!!講師は市民の図工室、FabLab SENDAIの小野寺志乃さんです。穂先を生かして、オギのホウキ作りをしますよ~♪


20本くらいで、デスク周りを掃除するホウキサイズ。みんな、使いたい用途にあわせて、自由なサイズ・形で作ってみてね~


外側は少し土ぼこりで汚れているので、皮を一枚ペロッと剥いてきれいに☆皮をぺろんと剥くのも、だんだん楽しくなってくるよ


みんなもくもくとホウキ作り。

より丈夫に、そしておしゃれにするために、編み込みをしている方もいました!
こうやって自然のものを上手に使って、暮らしに役立てていくのって素敵なことだと思いませんか?


最後に穂先をきれいに整えて~


じゃじゃ~~ん、完成!!
同じ材料を使っているのに、みんな全然違う!個性あふれるホウキが沢山できました♪


午前のヨシ刈り作業も、午後のものづくりも、あちらこちらで小さな輪ができて、新しい交流もたくさん生まれたみたい!


午前も午後も、盛り沢山な一日でしたが、いかがでしたか?
生きもの達が安心して暮らしていける環境を守り育み、そして自然の恵みを取り入れた豊かな暮らしはとても素敵だと思います。こうした体験ができる活動に、是非
みんなも参加してみて下さいね♪♪♪



参加者のみなさんの声を、少しだけご紹介

刈り取ったヨシなどを使ってやってみたいことは?

✿夏に向けてよしずを作りたい
✿すのこや、ござっぽいものを作ってみたい
✿ふね(ボート)を作ってみたい
✿すだれのコースター作り
✿小さい茅葺きの小屋を、ここに作ってみたい
✿今日作ったものより、もっと大きなほうき作り
✿パーティション(小型)を作って使う
✿草木染め
✿玄関にヨシのマットを敷きたいな
✿ストーブなどで使えるペレット作り

ヨシ刈りをしている時に気づいたり心に残った生きものについて教えて!

✿タヌキのためふん
✿ヨシ刈りにはコツがいることが分かった!
✿ヨシだけだと思ったら、似た別の植物やつる性の植物を見つけた
✿水面のカモはどうして同じ方向をむいているのかな
✿水鳥がたくさん!!
✿鳥の巣を発見して、巣に混ざっているビニールひもの存在が気になった
✿ヨシを刈る前は「どこに鳥がいるの?」と思ったけれど、刈ってみると、カモの群れが見えた!!
✿オオヨシキリの巣。思っていたより小さくて頑丈でびっくりした
✿ミサゴがかなり低くまで下りてきて驚いた
✿沼にいる鳥達が空に飛び立っていく姿がきれいでとても心に残った!
✿モグラ?の痕跡
✿ヨシが想像以上に硬くて大変だった
✿ヨシを刈るときの感触
✿身近なところにたくさんの自然があった
✿人が関わり続けて守っていく自然も大事

心に残ったことは?

✿ヨシ刈りはみんなでやれば楽しい
✿和紙すき体験が職人になった気がして楽しかった
✿単に「日本の古い文化」としてしか今までとらえてなかった紙すきがとても奥深く「現在、将来(1200年後にも)通用するすばらしい文化」だと実感
✿ヨシ刈りの重要性/資源利用と環境保全の両立をうまく効果的に説明してくれて分かりやすかった
✿ヨシ刈りの文化を残すため経験者の方に来ていただいたのが良かった
✿昔使われていた貴重な萱場が今は使われていないこと。何か利用できるのでは?

カテゴリー: 生きものこぼればなし | コメントする

ヨシ原をめぐる生きもの達の冬物語レポート


おはようございまーす!寒いけれど、とってもいい天気。今日は、せんだい農業園芸センターのヨシ原で、色々な生きもの達が、お互いに関わりながら暮らしている様子をみんなで見ていきますよ~



生きもの達のことを教えてくれるのは、夏の観察会でもお世話になった、宮城県森林インストラクターの太田吉厚先生と、西谷理恵先生です!はじめに、夏の生きもの達の暮らしの振り返り。ヨシ原が好きなカッコウやオオヨシキリがいたよ!



次に西谷先生から双眼鏡の使い方を教えてもらいました!双眼鏡の正しい使い方、じっくり教えてもらったことがある人は少ないのでは?自分の視力や、目の幅にあわせて、一番よく見えるように、カスタマイズ。これで準備ばっちり!



カスタマイズが終わったら、遠くにあるものを早速みてみましょう。アイスクリームの絵が描いてある看板の文字、読めるかな?「文字だけじゃなくて、看板のネジまで見える!」遠くがみえるとおもしろいなぁ。



今度は、植え込みの中にかくれているぬいぐるみを双眼鏡で探してみましょう。2種類の鳥がかくれているの、見つけられるかな?自分の目では、近づかないと見えないけれど、双眼鏡を使えば、こんな離れた所からでもよく見つけられるよ!



じゃあ、今度は本物の鳥をみてみよう!トマトのビニールハウスの上を飛んでいるのはミサゴというタカのなかま。お魚が大好きだから、川や海、沼の近くを飛ぶよ!かっこいいね~♪



今日のために、昨日こっそりしかけをしておいたんだよ、と太田先生。寒かったから、ちょっと風邪ひいちゃったみたい。ピンクのリボンと銀色の箱が10こあるから、集めて来て~!



この銀色の箱は、ネズミを捕まえる罠(わな)。せんだい農業園芸センターの周りには、ネズミのような小動物を食べる生きものがいるけれど、それはどんなネズミなのかみんなに見せてあげられたらいいなぁと思って、しかけてみたよ。



あれ、でも中にはネズミは入っていないみたい。軽いよ、この箱。おっかしいなぁ~。



ネズミが大好きなピーナッツもたくさん入れたのに…。「今、周りの田んぼや畑には、作物を収穫した時に、こぼれ落ちた大豆などのネズミのご飯がいっぱいあるから、罠のエサには見向きもされないみたいです。」なるほど!!



ネズミは捕まえられなかったけれど、気を取り直して次の場所へ。今、そこの電線に、モズという鳥がとまっていたんだけれど、この鳥はちょっと変わった行動をします。どんな行動だと思う??



その行動とは、捕まえた虫や小動物を枝などに刺しておくという、ちょっとこわい「はやにえ」という行動!大人の人も、聞いたことはあっても、本物を見るのは初めてという人も多いはず!この写真ではよく見えないけれど、枝をよく見ると…



じゃじゃーん!!枝の先に、虫がささってる!!これは9~10月に「コロコロリーリー」と、きれいな声で鳴くエンマコオロギ。コオロギを捕まえたモズが、こんな風にしたんだって!おもしろい行動をするね、モズって。



ん?地面にもなにかあるの?



これは、モグラの穴!よく見ると、あっちこっちに、モグラが顔を出したあとがあるね。穴の中に手をつっこんだらミミズもいたみたい。



次は、いよいよ、今日のイベントのタイトルにもなっているヨシ原へ!夏は青々としていたヨシも今はこんな感じ。夏の青い空をバックにした緑のヨシもきれいだけれど、冬のヨシ原もなんだか風情があってきれいだよね~



夏はオオヨシキリという鳥が沢山ここで生活していたけれど、冬はどんな鳥がいるのかな?鳥を調べるために、国の許可をもらって、調査をしてみました。そうすると…



みんなもよく知っている、スズメがいました!他には、ホオジロやアオジといった鳥もいることが分かりました。冬は、こういった小鳥たちがヨシ原をねぐらに使っているみたいです。枯れたヨシも生きもの達には大事なすみかなんだね!



他には、こんな動物も。ヨシ原の周りに赤外線カメラをしかけておいたら、歩いているタヌキの写真が撮れました!夏は、タヌキのフンが落ちているのを見たけれど、やっぱり、ここにいるんだねぇ。



今度はちょっと後ろの木を見てみよう。かわいい赤い実がついた木が植えてあるね。これはヒメリンゴ。地面にもたくさんの実が落ちています。これ、リンゴって名前がついているし、美味しそう…


あ~やっぱり!人が見ても美味しそうだもん、鳥にとってもごちそうだよね!タヌキを撮影した赤外線カメラには、ヒメリンゴを食べているカラスも写ってました!



ちょっとかじってみようかな…。本当に美味しそう。



最後は隣りの大沼へ。ヨシ原は、夏の方がギョギョシギョギョシとオオヨシキリの声でにぎやかだったけれど、大沼は、何だか冬の方がにぎやかな声が聞こえる気がするよ…?



それもそのはず!大沼にはこんなに沢山の鳥たちがいるんだもの!冬には、たくさんのカモ、そしてハクチョウがここにやってきます。日差しもポカポカ暖かくて、カモ達も気持ちよさそう。鳴き声もなんだかとってものどかだね。



さぁ、ここで活躍するのが、双眼鏡!練習の成果を発揮する時は今!
どんな鳥たちが見えるかな?



まず目に入ってきたのがこちら。オナガガモのメス。たくさんいるねぇ。
じゃあ、オスは?



「わぁ、かわいい!(女子大生の声)」これがオナガガモのオス。メスとは全然違うね。尾羽がちょっと長くて飛び出しているのが見えるかな?「オナガガモ」という名前のとおり!



もっと遠くにいる鳥もみたい、という子のために用意した秘密兵器もあります。双眼鏡もすごいけれど、こっちはもっと遠くまでみえる!



沢山いるのはオナガガモだけれど、よく見るとオナガガモに混じって違う鳥もいるねぇ。体が黒くて、くちばしが白いこの鳥は、オオバンという名前の鳥。



手前にいる、オナガガモのメスにちょっと似ているけれど、足が黄色で、くちばしの下がオレンジ色のこの鳥は、また別の種類の鳥。オカヨシガモという名前の鳥。



お昼も近づいて、そろそろ終わりの時間だけれど、まだまだみんな、鳥を見るのに夢中。双眼鏡が使えるようになると、冬の楽しみがまた増えるね!そして名残おしいけれど、今日はここまで!



部屋に戻った後は、今日のまとめとアンケート。今日みたり聞いたりしたことでみんな何が一番心に残ったかな?



今日はいろんな生きもの達が、お互いに関係しながら生活していることを教えてもらったけれど、わたしたち人間の生活も、他の生きもの達とたくさんの関係があります!



そんな訳で次回の宣伝!いろいろな生きもの達が使っているヨシ原は、かやぶき屋根や、よしずを作るために人間が昔から使ってきた環境。使わないと、ヨシ原が維持できなくなってしまうので、みんなでどんどん使おう!!



参加者のみなさんの声を、少しだけご紹介

□どの生きものが何しているのがおもしろかった?

✿モズがエンマコオロギを枝にさしているところ
✿ハクチョウが首を沼につっこんでいたところ
✿ミサゴとハヤブサの飛翔
✿水辺の鳥が、みんな一緒に泳いで逃げていくところ
✿オオバンが歩いている姿がかわいかった
✿ミサゴがエサを探しているところ
✿オナガガモのメスが、けんかしているところ
✿カモのオスとメスで人間から逃げるタイミングが違う(気がした)のを眺めるのが楽しかった
✿夜行性の動物が居心地のよい場所を見つけて休んでいるところ


□今日、みたりきいたりしたことの中で友達や家族に教えてあげたいことは?

✿かすみ網につかまった小鳥の写真
✿生きていくために大切なこと(食べ物、安全な場所、繁殖…)人間も他の生きものも同じ
✿人間がいると、それだけで他の動物が逃げてしまうので、しんちょうに
✿夜行性の生きものが多く、自分たちが寝ている時間帯の世界が意外とにぎやか
✿ミサゴは英語で「オスプレイ」 
✿チュウヒは英語で「ハリアー」
✿カモのオスとメスの見分け方


□今日の感想

✿双眼鏡を使うのは初めて。遠くで飛んでいる鳥をはっきり見ることができるのはおもしろい
✿身近な場所で、生物多様性を感じることができたのがおもしろい
✿すごくおもしろくて、また来たい。
✿本物の生きものを沢山みることができたのでインパクトがあった
✿オカヨシガモやオオバン等、初めての野鳥に感動!
✿自然を守る大切さ…改めて大事なことだと感じた
✿双眼鏡の使い方が復習できてよかった
✿カモの顔が良く見れてよかった
✿夏と冬でみえる景色や生きものが違って楽しかった
✿双眼鏡がほしくなってきた
✿本だけでなく、自分の目でみることは大切!
✿食べる食べられる関係がもっと知りたい
✿ネズミみたかった!

カテゴリー: 生きものこぼればなし | コメントする

虫の声を楽しむ会~山田の巻~開催レポート


あちこちから甘い金木犀の香りが漂い、秋の訪れを感じさせる季節になりました。9月30日、今年度最後の虫の声を楽しむ会を太白区の山田市民センターと共催で開催しました。



今回の先生は、9月9日の「虫の声を楽しむ会~片平の巻~」に引き続き、野外で虫を調べるプロ、伊東さん(のり先生)&斉藤さん(ゆうじ先生)ペアです。「好きな虫は、ハエです!」という、のり先生の自己紹介にみんなびっくり。


まず初めに、「知ったら(もっと)虫が好きになる!?こぼれ話集」というテーマで、のり先生にお話してもらいました。明治時代には、エンマコオロギやスズムシ、カンタンなど、沢山の鳴く虫が売られていたとのこと。虫の種類によって値段も違っていて、カンタンは、エンマコオロギの約4倍のお値段!



お話を聞いた後は、虫の声を聞きに出かけます。6時前だけれど、外はすっかり暗くなって、気温も、ぐっと下がりました。向かう先は、山田市民センターの隣の臨時駐車場~鈎取球場野球場の周辺です。公園でなくても、草や木があれば、そこは虫たちのすみか!
懐中電灯の明かりだけが頼りだけど、虫は見つけられるかな?


ゆうじ先生からのアドバイス!「側溝の、草刈りした後の草がたまっている所をガサガサ探すと、見つけやすいかも!」いるかな~?鳴き声は沢山聞こえるけれど、姿を見つけるのは、なかなか大変!




みつけた!
懐中電灯で片手がふさがっているので、虫を捕まえるのは、なかなか難しい。素早く、さっと手をのばさないと、ぴょんぴょん逃げちゃうよ~。




「ここにもいるよ!!」
きれいな声で鳴くエンマコオロギもいたけれど、大きなナメクジもいたよ~。うねうね。他の穴には何がいるかな?




つかまえた!つかまえたら、カゴの中に入れて、じっくり観察してみよう!エンマコオロギの顔は宇宙人みたいで、可愛いかも…?そしてオスのオカメコオロギ(オス)の顔は、のっぺり平らでお面みたい!



部屋に戻ったら、見つけた虫のおさらい。観察会では行かなかったけれど、すぐ近くの山田ふれあい公園には、カネタタキやハヤシノウマオイも鳴いていたよ!



帰る前に、捕まえた虫たちをもう一回観察。カゴの中でも、たまに鳴いているね。
今日も沢山の虫の声を聞くことができました!



アンケートでは、みんなに気に入った虫を書いてもらいました。鳴き声がきれいで可愛いからエンマコオロギと答えた人や、鳴く虫の女王と呼ばれるカンタンと答えた人、他にも、マダラスズやセスツユムシと答えた人もいて、みんなそれぞれにお気に入りの虫を見つけられたようです。
これから秋が深まって気温が涼しくなってくると、夜より昼間の方が虫の声を聞きやすくなるようです。家の近くでもきっと沢山の虫が鳴いていると思うので、耳をすませてみてね!


♪虫の声を楽しむ会(山田の巻)で観察した虫たち♪
エンマコオロギ、モリオカメコオロギ、ハラオカメコオロギ、ツヅレサセコオロギ、シバスズ、マダラスズ、ショウリョウバッタ、クサキリ、セスジツユムシ、カンタン、カネタタキ、ハヤシノウマオイ(12種類)

カテゴリー: 生きものこぼればなし | コメントする

虫の声を楽しむ会~片平の巻~開催レポート

さわやかな風にのって、街からはにぎやかなジャズフェスの音楽が聞こえてきますが、夕方になると草むらからも、にぎやかな虫たちの声が聞えてきます♪9月9日に、青葉区の片平市民センターで虫の声を楽しむ会を開催しました!


今回は、虫が大好きな子から、ちょっと苦手な子まで、33名の参加です!片平市民センターや片平公園に遊びに来ることは多いかもしれないけれど、虫の声を楽しむために来たことがある人は少ないかも?


先生は、野外で虫を調べるプロ、伊東さんと斉藤さんです。伊東さんは「のり先生」、斉藤さんは「ゆうじ先生」って呼んでね!今回は、「知ったら(もっと)虫が好きになる!?こぼれ話集」です。コオロギなどの鳴く虫にまつわる話がこんなに沢山あるとは…!子どもはもちろん、大人もびっくりなトリビア。


お話を聞いた後は、市民センターのすぐ隣にある片平公園へ虫の声をききにでかけます。建物の外に出ると、もう近くの植え込みから、虫の声が聞えてきます。
今回は、のり先生チームとゆうじ先生チームの二手に分かれての観察会です。さぁ、どんな虫を見つけることができるかな?


むむむ、聞こえる聞こえる…!よーく目をこらして、虫を探します。大人よりも、子ども達の方が虫を見つけるのは断然はやい!!



虫をつかまえるのも、やっぱり子ども達が上手!
クサキリは大きくてアゴも丈夫なので、かまれるとちょっと痛いけれど、みんな恐れずにどんどん捕まえます。




「つかまえた~~!」
つかまえた虫を先生のところに持っていくと、どうやって鳴くのかや、オスとメスの見分け方など、実際に虫の体を観察しながら教えてもらえるので、分かりやすい!


公園の柵の外側の草むらからも、虫の声が沢山聞こえてきます。
「あそこに止まっている!あれがとりたい~~!」
普段は、草が茂っているなぁとしか思わない場所も、見方を少し変えると、いろんな虫達が隠れている面白い場所になるねぇ。


だんだん日が短くなってきているので、6時半を過ぎると、懐中電灯が必要!そんな薄暗い中でも、みんな懐中電灯を片手に虫探しに熱中。1時間じゃあ物足りなかったかな?


部屋に戻って、今日、見つけた虫のおさらい。みんなの力で沢山の鳴く虫を見つけることができました。先生もびっくりしていたよ。



明るいところで、もう一回観察。カゴの中には、みんなが捕まえた沢山の虫たち。家で飼う場合は、1匹ずつ、違うカゴに入れてあげようね。何を食べるかも、虫によって違うので調べてみよう。雑食の虫だったら、意外にドッグフードが良いエサみたいだよ。


最後に、アンケートを書いてもらいました。子どもも大人もそれぞれに虫の声を聞いたり、捕まえたりして楽しめたようです。
まだまだ、しばらく虫の声を楽しむことができるので、家のまわりではどんな虫が鳴いているのか調べてみてね!


♪虫の声を楽しむ会(片平の巻)で観察した虫たち♪
エンマコオロギ、ハラオカメコオロギ、モリオカメコオロギ、ツヅレサセコオロギ、カンタン、シバスズ、ハヤシノウマオイ、ツユムシ、セスジツユムシ、ヒメクサキリ、ヒメギス、ショウリョウバッタ、クルマバッタモドキ、コバネイナゴ、オンブバッタ、ササキリのなかま、クロカミキリ(17種類)

カテゴリー: 生きものこぼればなし | コメントする

虫の声を楽しむ会~荒町の巻~開催レポート

いよいよ9月がスタート!少しずつ秋らしくなってきましたね。9月1日は若林区にある荒町市民センターで虫の声を楽しむ会を開催しました。
スズムシや、その他たくさんの鳴く虫たちで、参加者のみなさんをお出迎えです。


まずは、「すずむしの里づくり実行委員会」の森さんと三浦さんからのお話。スズムシが教室の後ろで元気にリンリン鳴くのを聞きながらの授業でした!
「スズムシの耳はどこについていると思う?」
「頭!」
「残念。実は、あしに耳がついているんだよ。」
「え~~!?」


スズムシの観察もしました!
今日のスズムシ達は元気いっぱい。鳴くときは、羽をハートの形に広げて鳴くんだね。一生懸命、羽をフルフル震わせて鳴く姿はとてもかわいい~。
おうちで買ってみたいと思った方は、岩切市民センターまで!スズムシがもらえるよ。


スズムシについては、もうばっちりだね!今度は、実際に外で、どんな鳴く虫がいるのかを調べに行きます。人でにぎわう荒町商店街だけれど、こんなに人でにぎやかな街の中でも虫は鳴いているのかな?向かう先は、荒町市民センターから歩いて5分の、荒町公園です!



外にいる虫のことを教えてくれるのは、株式会社エコリスの沓澤さんと鈴木さん。東北各地で生きもの調査をしているので、虫もとても詳しい!子ども達が虫探しに夢中になっている間に、お母さん達に鳴く虫のレクチャー。



子どもも大人も虫探しに夢中。声は聞こえるんだけど、どこで鳴いているのか見つけるのはなかなか難しい!
「すいっーちょん」って、ハヤシノウマオイが鳴いているのも聞こえるけれど、う~ん、これは壁の向こう側で鳴いているなぁ。


鈴木さんに調査の時に使う、大きな網を借りたよ。この虫はなんだ~?
それにしても、その虫Tシャツ、かっこいいね!


「これはなに~?」
捕まえた虫を沓澤さんに見せると、すぐにどんな虫か教えてくれるから虫にどんどん詳しくなるね。仙台では、ちょっと珍しいサトクダマキモドキという大きなキリギリスのなかまも見つけることができました!


みんな今日もたくさん虫を見つけました!部屋に戻った後は、虫のおさらいです。街の中の小さな公園に、こんなにたくさんの鳴く虫がいたことに、先生もびっくり!


おうちに帰る前に、よ~く虫を見て帰ろっと。みんな、始まる前は虫かごを眺めるだけだったのに、外に行って戻ってきてからは積極的だね!
「これ、外でとった!」
「わたしも!」


最後は、参加者のみなさんにアンケートを書いてもらいました。こんな街の中の公園にもたくさんの種類の鳴く虫がいるってことにびっくりした人も多かったはず!
今度は是非、家のまわりで聞いてみてね!


♪虫の声を楽しむ会(荒町の巻)で観察した虫たち♪
セスジツユムシ、サトクダマキモドキ、アシグロツユムシ、ハヤシノウマオイ、クサキリ、カンタン、アオマツムシ、ハラオカメコオロギ、エンマコオロギ、ツヅレサセコオロギ、マダラスズ、シバスズ、ショウリョウバッタ、コバネイナゴ、オンブバッタ
(15種類)

カテゴリー: 生きものこぼればなし | コメントする

虫の声を楽しむ会~岩切の巻~開催レポート

「今年の夏はちっとも暑くないなぁ、雨ばっかりだし」、なーんて思っていたら、お盆過ぎ頃から急に暑くなりましたね。8月26日は宮城野区にある岩切市民センターで虫の声を楽しむ会を開催しました。岩切市民センターは、なんと「すずむし室」という部屋がある、楽しい市民センター!


まずは、「すずむしの里づくり実行委員会」の森さんと清水さんからのお話。宮城野のスズムシは藩政時代には、「七振り鳴くすずむし」として、伊達藩から将軍家に献上された歴史もあり、仙台の人々にとってスズムシは昔から特別な虫で、「仙台市の虫」にもなったとのこと。駅前やアーケードの中をよ~く探すと、スズムシ模様が隠れているという、おもしろいお話もありましたよ!


岩切市民センターでは実際にスズムシも育てているので、スズムシの観察もしました。リーンときれいな声で鳴くのはオスだけで、オスはメスより数が少ないということも教えてもらったので、オスとメスの見分け方も勉強しました!


スズムシに詳しくなったので、今度はスズムシ以外の鳴く虫についても教えてもらおう!ということで、先生役をバトンタッチ。野外で生きものを調べるプロ、株式会社エコリスの沓澤さんと細見さんです。虫についてわからないことがあったら何でも聞いてね!


目指すのは岩切大橋の下。七北田川沿い右岸側の緑地です。さぁ、どんな虫の声が聞えるかな?


緑地からは、沢山の虫の声!川の近くの藪からは、先日、放虫したというスズムシの鳴き声も聞こえます。日中は暑かったけれど、夕暮れは涼しい。虫の声を聞きながら外を散歩するのはとても気持ちが良いね。子ども達は、虫を探して捕まえるのに夢中!


あちらこちらから、「おじさーん、これはなに~?」「でかいのとった~!」という声が!そして、みんな、すさまじい勢いで虫を捕まえていきます。最初はおっかなびっくりだった子も、すぐに慣れたようです。


子ども達が夢中で虫を捕っている間、お父さん、お母さん達は、今、鳴いている虫の種類などについてお話を聞きました。「線香花火のような音で鳴いているのがセスジツユムシ」。ふむふむ。
ご自宅のまわりで鳴いている虫の種類が分かったら、おもしろいですよね!


少し暗くなってくると、今度は懐中電灯が大活躍。こっちの土手からは、コオロギの声が沢山聞こえるけれど、すばしっこくて捕まえるのが大変。ハラオカメコオロギを捕まえることができたら、なかなかすごいよ、とのことだったので、みんな一生懸命探しました。


最後はスライドを使って、おさらいです。部屋を暗くして、一つずつ、虫の名前と鳴き声を確認していると、鳴き声(録音した虫の声)につられて、飼育ケースの中のスズムシ達も「リーンリーン」と鳴き出しました。むむむ。スズムシ達よ、おさらいができないから、もうちょっと静かにしておくれ~。


外では見つけることができなかった人も、見ることができるように、本物の虫たちもちょっとだけ連れてきました。セスジツユムシは、背中に線が入っているから「セスジ」って言うのかぁ。なるほど。


参加者のみなさんにアンケートを書いてもらいました。大人も子どもも、楽しい時間を過ごすことができたようです。「もっと長い時間、探したかった」と書いてくれた子もいましたよ。
今度は是非、家のまわりで聞いてみてね!


♪虫の声を楽しむ会(岩切の巻)で観察した虫たち♪
セスジツユムシ、クサキリ、スズムシ、カンタン、タンボオカメコオロギ、ハラオカメコオロギ、エンマコオロギ、シバスズ、ショウリョウバッタ、コバネイナゴ、オンブバッタ、ヒシバッタの仲間
(12種類)

カテゴリー: 生きものこぼればなし | コメントする

虫の声を楽しむ会~たまきさんサロンの巻~開催レポート

毎年、お盆が過ぎると、虫の声が聞こえはじめ、秋の気配を感じさせてくれます。8月17日、青葉山にある、たまきさんサロンで、そんな虫の声を楽しむ会を開催しました!



この人、誰か知ってる?自然の美しさを、17文字にまとめあげるプロ、「松尾芭蕉」さんです。現世でも虫の声を楽しみたい!ということで芭蕉さんも一緒に参加です。



まずは、仙台市博物館学芸員の水野さんから、「生きものと人びと~むかしむかしの仙台~」のお話。古い記録をもとに、昔の人々が、どんな風に仙台の自然を楽しんでいたのかを紹介してくれました。宮城野のスズムシの美声は全国でも有名で、なんと、江戸時代は、はるばる江戸(東京)の将軍にも届けたというお話はびっくり。新幹線もない時代、スズムシも長い距離を旅していたんですね~。さらに、8月1日までは、将軍用のスズムシを捕まえるため、スズムシ狩りが禁止されていたそうです。この他にも、仙台と生きものにまつわる沢山のエピソードを紹介してくれました!


お話をきいた後は、太白山自然観察の森のレンジャー、早坂さん、黒川さんと一緒に早速、虫の声をききに外へでかけました。青葉山のたまきさんサロンの近くでは、一体どんな虫の声がきこえるかな?



あ、声がきこえる!どこにいるのかな?懐中電灯で照らしても、虫はあまり逃げないよ、というお話をレンジャーさんに教えてもらったので、みんな懐中電灯も使いながら虫さがしに夢中!



今、ここで「ジー」と鳴いているのはシバスズという虫。うわぁ~小さい!こんな小さな体なのに、人間が聴こえるような大きな音を出すんだね。すごい!


みんなだんだん虫をつかまえるのも上手になってきました。「コロコロコロ…」ときれいな声で鳴くのは、エンマコオロギ。バッタの仲間もいたね!




芝生じゃないところを探すと、また違う種類の虫がいたり。一体全部で何種類の虫が鳴いているのかな?芭蕉さんも楽しそうですね!



最後はスライドを使って、おさらいです。外だとうまく聞こえなかった虫もいたけど、ふむふむ、この虫はこんな声で鳴くんだなぁ。もっと覚えて、自分で聞き分けられるようになりたいなぁ。


参加者のみなさんにどんな虫の声をきいた?ときいてみると、シバスズ、ハラオカメコオロギ、エンマコオロギ、ヒメギス、カンタン、ハヤシノウマオイ(スイッチョン)、アブラゼミ、ミンミンゼミなど、沢山の虫の名前をあげてくれました。
家のまわりでも沢山鳴いているから、今度は家の近くで、どんな種類の虫が鳴いているか聞いてみてね!


♪虫の声を楽しむ会(たまきさんサロンの巻)で観察した虫たち♪
シバスズ、マダラスズ、ハラオカメコオロギ、エンマコオロギ、ハヤシノウマオイ、ヒメクサキリ、ヒメギス、コバネヒメギス、カンタン、ツユムシ(?)、ショウリョウバッタ、オンブバッタ、トノサマバッタ、ツマグロバッタ、ヒナバッタ(?)、ヒシバッタの仲間、アブラゼミ、ミンミンゼミ、ツクツクボウシ、エゾゼミ、ヒグラシ(21種類)

カテゴリー: 生きものこぼればなし | コメントする