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コカ・コーライーストジャパン訪問記

コカ・コーライーストジャパン訪問記

コカ・コーライーストジャパンさんには節電キャンペーンの景品の提供をしていただいたり、E-Action実行委員会メンバーの一員として参加してもらったりと、なにかとお世話になってますね。ピークシフト自販機の話は以前に蔵王工場にお邪魔した際に伺ったのですが、まだまだ環境の話では何かありそう。なので、今回のエコアクションではとうとうやってきましたコカ・コーライーストジャパン株式会社。ちょっと前まで5社だった関東と南東北のボトラー社がひとつに統合し、日本国内最大のボトラーとなって色々とまた会社を取り巻くことが変わったそうです。そこでグローバル企業っていったいどのような環境配慮をしているの?ってことを、営業の小川さん、伊藤さん、広報の梁川さんにお話を聞いてみました。題して「コカ・コーライーストジャパンさん 大きな会社の環境活動ってどんなことがあるの?」。

【たまき】
左から伊藤さん、小川さん、梁川さん左から伊藤さん、小川さん、梁川さんまずは、いつもいつも節電キャンペーンではお世話になってます。 コカ・コーライーストジャパンさんといえば、社員数も工場の数も、そして何より飲料業界をリードする凄く大きな会社ですよね。大きな会社だと一人ひとりの取り組みも積み上げていくと巨大になると思うのですが、例えばどんなことがありますか?
【伊藤さん】
エアコンを冷房時は28度、暖房時で20度に設定まずは私たちの服装を見ていただければ気がつくかもしれませんが、少しカジュアルな印象を受けるかもしれません。こちら「コーク ビズ」と私たちは呼んでいるもので、世に言うクールビズとはちょっと違うんです。 クールビズはネクタイを外しジャケットを着ない、スーツを簡略化した服装のことを言いますよね、基本的には暑い時期に電力量の節約のために簡略化して涼しく過ごそうというものですが、それに比べてコークビズは自由な格好で動きやすく、通気性のいい服も選べるので職場でも過ごし易いです。カジュアルな服装を通年で選べるので、快適さに一歩踏み込んだ服装をしています。エアコンを冷房時は28度、暖房時で20度に設定しても快適に過ごせることを重視しています。清涼飲料水を販売するビジネスにふさわしい範囲で自由な格好であれと全事業所で今年の4月から導入しました。
【たまき】
ちょっとお聞きして思ったのですが、通年実施というのはなかなかいいですね。クールビズだと○月○日からと号令に合わせて実施していますけど、今年の5月みたいに暑い年もありますし。
【伊藤さん】
環境に配慮し服装の簡略化は2013年頃から実施していたのですが、それを2014年から「コーク ビズ」と名付けました。
【たまき】
コーク ビズの考え方は外国から入ったものですか?
【梁川さん】
用途に合わせて動きやすく過ごしやすい服装を選ぶ5社が統合してイーストジャパンが発足した際に、外国人のマネージメントの方が「日本人は真面目に働くのに、暑い時にもネクタイを締めたままと仕事に集中できない服装では良くないよね」と。むしろ服装を少し変えてでも生産性を上げる方がビジネスにも環境にも両方いいという機運が高まったのです。ですので、夏季にネクタイジャケットを取るだけではなく、用途に合わせて動きやすく過ごしやすい服装を選ぶようになりました。
【たまき】
この流れが一般にも広がるといいですね。

省エネ型自販機のことを教えてください。

【たまき】
以前に蔵王工場をお邪魔した際に、日中の電気使用量を減らせるピークシフト自販機のことを耳にしたのですが、さらに深くお話が伺えればと思います。
【小川さん】
ピークシフト自販機ピークシフト自販機は宮城福島山形など仙台市近郊には6200台が設置されており、コカ・コーライーストジャパン管内ではおおよそ4万台が設置されています。
基本的には電気需要の多い昼間(ピーク時間)の冷却を止めることで、日中の電力使用量の95%を削減し、冷却機能が停止したまま待機電力のみでも最大16時間冷えた飲み物を提供できる能力があります。これは、自販機の保温材を従来のウレタン断熱材から断熱効果の高い真空断熱材に切り替えたことや、飲み物そのものを冷媒(冷気を貯める材料)として使用していることが性能に寄与しています。
そして日中の冷却を停止することで作動音も小さくなりまして、実際に冷却停止中は消しゴムで字を消すぐらいの音しか外部に漏れません。
【たまき】
え?消しゴムで字を消す音って、ほとんど聞き取れませんね。
【小川さん】
カタカタって音ぐらいでしょうか?以前より静かになったので設置場所の自由度も高くなりました。さらに省エネ設計では人感センサーを組み込み、人が近づくと照明が点灯するよう工夫されています。
【たまき】
ピークシフト自販機は、いつ頃から開発されていたのですか?
【梁川さん】
もともとは環境への配慮から夏場の電力使用量を削減する目的で試験がされていたのですが、東日本大震災後の電力使用量の削減の流れで開発はさらに進みました。 2012年からは日本で気温が高い地域として有名な多治見市や熊谷市などで実地試験をし、真夏の暑い日でも冷たい商品が提供できたので、これなら大丈夫だと全国に展開することになりました。コカ・コーラカラーの赤地にエコのメッセージ。ポーラーベアのイラストがキャッチーでよく目立ちます。最終的には電気代も節約できるので、自動販売機を導入されるオーナーさんからも好評をいただいています。
【たまき】
それはそれは。。。本当に暑い場所でのテストですね。40度近い気温の中でも一日中冷気が逃げないとは。
【小川さん】
エコ・プロダクツ大賞 節電優秀賞と平成25年の経産省省エネ大賞を受賞魔法瓶みたいな構造なんです。この開発でエコ・プロダクツ大賞 節電優秀賞と平成25年の経産省省エネ大賞を受賞しました。宮城県では勾当台公園の市民広場のそば、グリーンプラザ外壁にあるものが導入第一号なんですよ。このピークシフト自販機の目印のポーラーベアのイラストには何台かに一台、特別な絵が描いてあります。ただ、それはどんな絵柄なのかは私でも解らないし、Webなどでも紹介していないんです。
【たまき】
え?コカ・コーラの自販機は街中でもよく見かけるので、ちょっと探してみるのも楽しいかもしれませんね。

ウォーターニュートラリティ(Water neutrality)で、水環境にも配慮

【梁川さん】
梁川さん清涼飲料水製造会社であるコカ・コーラ社には水は欠かせない存在です。その大切な資源の元である水源を守るため、製品を作るために使った水は環境に戻してあげようという活動を全世界で行っています。「水源を守ろう」「効率良く使おう」「上手に環境に還そう」という3つの大きな取り組みを総称して「ウォーターニュートラリティ」と呼んでいます。
水源を守るでは、各工場周辺の森林保護を地元の森林組合と協働で行っています。環境教育のお手伝いで工場近辺の子供たちと社員が一緒に田植えを行ったり、参加者を抽選で募って地域に植林を行う活動もしており、実際に蔵王工場の周辺の山でも毎年1000本の植樹を行い、今回で9回目の活動でした。
【たまき】
これは世界中で取り組んでいる活動なんですね。日本は水が潤沢にあるので意識が薄いですけど、海外では安全な飲料水の確保は近年では大きな問題になると懸念されていますよね。
【梁川さん】
配送の効率のみで二酸化炭素の削減を図るのではなく2020年には世界の4分の3の地域で安全な飲料水の確保が難しくなると推測されています。そこで、コカ・コーラシステムでは、2020年までに製造で使用した水と同量を自然に戻し、実質的に使用した水をゼロにしようという取り組みを行っています。
さらにコカ・コーラでは2020ビジョンを策定し、世界中でCO2の発生量を2004年から比較して10%削減する目標を立てており、ピークシフト自販機もコークビズもウォーターニュートラリティも全て広い範囲で環境への取り組みの一環をなしています。
もともとボトラー各社は地域ごとに工場を配置し、消費地の近くで製品を製造という形をとっていましたが、今では日本の人口も増え、提供する製品種類も多くなりましたので、配送の効率のみで二酸化炭素の削減を図るのではなく、飲料によって製造を一度止め、ラインを洗浄するといったエネルギー消費も勘案し、まとめて作ったほうが効率のいいものは拠点で集中して生産するなど、輸送と生産のバランスの上で最適な方法を選ぶようにしています。
【たまき】
なるほど、輸送以外にも工場の稼働など、二酸化炭素が排出される要因は色々とあるのですね。
【伊藤さん】
省エネさんせい 節電さんせいそして最後にですが、コークビズが始まり、わたくし自身の服装の変化で感じたことですが、社内外での会話も柔軟になりました。服装を変えることで気分も変わり、働きやすくなったと実感しています。 環境に良いことを目的としていたものが、エコだけではなく仕事環境でもプラスになったですね。
【たまき】
ありがとうございました。エコは結局、会社の中の風通しも良くしたということですね。
たまきさんの感想

世界中ではいま、暮らしに大切なインフラで最も深刻なのは水なんです。安全で衛生的な水を飲めない地域が世界中のあちこちにあるっていう現実は、水に恵まれた日本では考えられないですね。
僕ら日本人は素晴らしい環境に暮らしているのだから、なお一層水と、きれいな水を生み出す森林を大切にしたいなぁ〜って思いました。